まず、これを見てほしい。

新シーズン スタンダード戦績
(使用デッキ : エスパードラゴン)

6月       11勝2敗
FNM (06/05) 3勝1敗
FNM (06/12) 3勝1敗
FNM (06/19) 3勝0敗
FNM (06/26) 2勝0敗

7月       7勝7敗2分
FNM (07/03) 3勝0敗1分
FNM (07/10) 2勝2敗
FNM (07/17) 1勝2敗1分
FNM (07/24) 1勝3敗

ちょっと自慢したくなるぐらい調子が良かったエスパードラゴンだが、ある日を境に戦績が明らかに悪くなっている。

― そう、7月17日はオリジンの発売日である。


前環境で使用していたデッキレシピはこちら。


<メインデッキ>

3 : 《龍王オジュタイ/Dragonlord Ojutai》
1 : 《龍王シルムガル/Dragonlord Silumgar》
1 : 《漂う死、シルムガル/Silumgar, the Drifting Death》

1 : 《精霊龍、ウギン/Ugin, the Spirit Dragon》

4 : 《思考囲い/Thoughtseize》
2 : 《予期/Anticipate》
4 : 《シルムガルの嘲笑/Silumgar’s Scorn》
3 : 《胆汁病/Bile Blight》
3 : 《雲散霧消/Dissipate》
3 : 《英雄の破滅/Hero’s Downfall》
2 : 《忌呪の発動/Foul-Tongue Invocation》
3 : 《命運の核心/Crux of Fate》
4 : 《時を越えた探索/Dig Through Time》

3 : 《島/Island》
2 : 《沼/Swamp》
2 : 《コイロスの洞窟/Caves of Koilos》
4 : 《啓蒙の神殿/Temple of Enlightenment》
4 : 《欺瞞の神殿/Temple of Deceit》
4 : 《華やかな宮殿/Opulent Palace》
4 : 《汚染された三角州/Polluted Delta》
2 : 《精霊龍の安息地/Haven of the Spirit Dragon》
1 : 《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth 》

<サイドボード>

3 : 《悲哀まみれ/Drown in Sorrow》
2 : 《否認/Negate》
2 : 《忌呪の発動/Foul-Tongue Invocation》
1 : 《龍王の大権/Dragonlord’s Prerogative》
1 : 《悪性の疫病/Virulent Plague》
2 : 《悪夢の織り手、アショク/Ashiok, Nightmare Weaver》
2 : 《龍王ドロモカ/Dragonlord Dromoka》
2 : 《危険な櫃/Perilous Vault》


よく見るエスパードラゴンとの違いは、戻ってくるドラゴンクリーチャーたちや《死霧の猛禽》を強く意識して《雲散霧消》を採用している点、《龍王ドロモカ》をサイドインするために緑マナを自然に出せるようにしてある点、サイドボードから《忌呪の発動》を追加し最大4枚積める点、アブザンを意識して《危険な櫃》をサイドに2枚とっている点。

以上の変更で、特に赤単やアブザン、同型に強い構成になっている。元々赤緑には強いので、環境のメタゲームのほとんどをカバーしている。デッキパワーも高く、良い調整だと自分では思っていた。

で、これがどう崩れたかというと。


<メインデッキ>
4 : 《ヴリンの神童、ジェイス/Jace, Vryn’s Prodigy》
3 : 《龍王オジュタイ/Dragonlord Ojutai》
2 : 《龍王シルムガル/Dragonlord Silumgar》

1 : 《精霊龍、ウギン/Ugin, the Spirit Dragon》

4 : 《思考囲い/Thoughtseize》
4 : 《シルムガルの嘲笑/Silumgar’s Scorn》
2 : 《究極の価格/Ultimate Price》
2 : 《英雄の破滅/Hero’s Downfall》
2 : 《忌呪の発動/Foul-Tongue Invocation》
3 : 《オジュタイの命令/Ojutai’s Command》
1 : 《完全なる終わり/Utter End》
2 : 《命運の核心/Crux of Fate》
4 : 《時を越えた探索/Dig Through Time》

3 : 《島/Island》
2 : 《沼/Swamp》
1 : 《平地/Plains》
2 : 《コイロスの洞窟/Caves of Koilos》
4 : 《啓蒙の神殿/Temple of Enlightenment》
4 : 《欺瞞の神殿/Temple of Deceit》
2 : 《静寂の神殿/Temple of Silence》
2 : 《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
4 : 《汚染された三角州/Polluted Delta》
1 : 《精霊龍の安息地/Haven of the Spirit Dragon》
1 : 《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth 》

<サイドボード>

2 : 《無限の抹消/Infinite Obliteration》
1 : 《悲哀まみれ/Drown in Sorrow》
1 : 《衰滅/Languish》
2 : 《強迫/Duress》
2 : 《否認/Negate》
1 : 《胆汁病/Bile Blight》
2 : 《忌呪の発動/Foul-Tongue Invocation》
2 : 《悪夢の織り手、アショク/Ashiok, Nightmare Weaver》
1 : 《異端の輝き/Glare of Heresy》
1 : 《勇敢な姿勢/Valorous Stance》



オリジン発売前から、強い強いと言って憚らなかった《ヴリンの神童、ジェイス》。自身の決意を示すために1枚2200円のを4枚購入したのだが、その後LSVが評価したこともあり、価格はまさに鰻上りで、7月28日現在、晴れる屋価格で5200円まで値上がっている。

で、高いカードを持ってれば使いたくなるのが人というものでして、相性の良い《オジュタイの命令》とセットで、「とりあえずエスパードラゴンに突っ込んでおく」という無茶をしたわけです。

その結果がこれだよ!

FNM (07/17) 1勝2敗1分
FNM (07/24) 1勝3敗

ちなみに2勝のうちの1勝はByeだからな!

元々微妙な調整をして、なんとか勝っていた節があるデッキに、余計なモノを入れるとどうなるか、少し考えればわかるはずなのだけれど…。

ということで、今回は《ヴリンの神童、ジェイス》を使ったコントロールデッキを、まじめに1から再構築する、という内容です。


では、ジェイスくんの能力の詳細を改めて見てみましょう。


Jace, Vryn’s Prodigy / ヴリンの神童、ジェイス (1)(青)
伝説のクリーチャー — 人間(Human) ウィザード(Wizard)

(T):カードを1枚引き、その後カードを1枚捨てる。あなたの墓地にカードが5枚以上あるなら、ヴリンの神童、ジェイスを追放し、その後、これを変身させた状態でオーナーのコントロール下で戦場に戻す。
0/2
Jace, Telepath Unbound / 束縛なきテレパス、ジェイス
〔青〕 プレインズウォーカー — ジェイス(Jace)

[+1]:クリーチャーを最大1体まで対象とする。あなたの次のターンまで、それは-2/-0の修整を受ける。
[-3]:あなたの墓地にある、インスタント・カード1枚かソーサリー・カード1枚を対象とする。このターン、あなたはそれを唱えてもよい。このターンにそのカードがあなたの墓地に置かれるなら、代わりにそれを追放する。
[-9]:あなたは「あなたが呪文を1つ唱えるたび、対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーは自分のライブラリーの一番上から5枚のカードを自分の墓地に置く。」を持つ紋章を得る。
5


引用元 : M:TG WIKIhttp://mtgwiki.com/wiki/%E3%83%B4%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%81%AE%E7%A5%9E%E7%AB%A5%E3%80%81%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%82%A4%E3%82%B9/Jace,_Vryn%27s_Prodigy

いままでのプレインズウォーカーとの最大の違いは、元がクリーチャーであること。

これと相性が良いのが、《オジュタイの命令》と、《コラガンの命令》。

前者は、打ち消されなければ確実にアドバンテージを稼げる優良呪文で、相手のターンエンドに使うことで、場に戻したジェイスの変身までの動きが非常にスムーズ。

後者は、モダンなどの環境で大活躍中のカードで、特に《瞬唱の魔道士》や《黄金牙、タシグル》を手札に戻す動きが強力です。

どうせならこれらのカードと一緒に使いたい、と考えているところ。

で、ルーターとしての表の能力はさておき、裏返ると使用できるのが、ソーサリータイミングでの、ソーサリー呪文かインスタント呪文のフラッシュバックです。このマイナス能力でしっかりとアドバンテージを稼ぐことが、コントロールデッキにおいてジェイスを使用する意味となります。再利用して一番強い呪文は、おそらく《思考囲い》。墓地が豊富なら《時を越えた探索》。あとは確定除去や全体除去かなーと。

プラス能力のほうは地味ながら、《今わの際》の使用対象を増やしたり、《太陽の勇者、エルズペス》のマイナス能力から1体を逃れすことができたり。どちらかというと下の環境で強そうな能力です。

奥義に辿り着くのは稀ですが、そこまでいけばゲームエンドカードとしても機能します。

そんなジェイスくんをフル活用するために、現在考えているデッキが、

・白青系 (オジュタイの命令)
・青黒赤 (コラガンの命令)
・青黒緑
・《先祖の結集》コンボ

の4種類。《先祖の結集》コンボに関しては、ジェイスの能力を表裏完全に使い切れるデッキであり、先日の晴れる屋主催「第4期スタンダード神挑戦者決定戦」で結果を残しています。以前に似たようなのをつくってテストした感触はかなり良かったので(完成度はガタガタ)、早速高い完成度のレシピが出て結果を残したことにも、特に驚きはありませんでした。

使い切れなかった場合、大人しく《先祖の結集》コンボを使うことにして(すでにかなり後向きだが)、コントロールデッキを中心に、考えていきたいと思います。

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