フライデーナイトマジック、参加してきました。
参加者は20名超、8月はモダンで活躍中のカード 《血清の幻視/Serum Visions》が賞品ということで、たくさんの方が集まっておりました。
デッキは先週のリベンジといえる、青黒緑のスゥルタイコントロール(再調整版)
あれだけ何だかんだ記事を書いているので、しっかり結果を残したいところです。
使用したデッキレシピは以下の通り。
●スゥルタイコントロール(再調整版)
●前回のレシピからの変更点
《サテュロスの道探し》および《棲み家の防御者》の減量。デッキの主軸となるクリーチャーたちではあるが、アグロが極端に速い環境に対応するためには、ここを減らしてでも除去を取るべきだと感じた。《残忍な切断》も不採用するとともに、《究極の価格》を2枚採用。引き合わせが良ければメインボードでもチャンスがある形にしたい。
《アンデッドの大臣、シディシ》の採用。これはサイドボード後を想定したもので、《部族養い》の獰猛を達成するためにはタシグル2枚では足りなかったところから考えた。必要なサイドボードカードを的確に持ってくるシルバーバレット戦術にも対応しており、他に適切なクリーチャーが見つかるまでは、使おうと思う。
《解消》《衰滅》の減量。どちらも3枚から2枚にした。どちらも重要なカードに変わりはないので、できれば3枚取りたいところだが…。
《軽蔑的な一撃》のメイン復帰。だいぶ悩んだが、様子見で2枚メインに戻してみる。
《時を越えた探索》の増量。やはりここが生命線だと強く感じたのでフル搭載。
《頂点捕食者、ガラク》の再採用。使って強いカードだったので、《龍王シルムガル》をサイドに移動したことに伴い、メインに取り直した。《龍王シルムガル》に関しては強いと感じるマッチが多いが、サイドボードからの採用が意表を突く上で妥当と考えた。
《部族養い》と《悪性の疫病》のサイド増量と、《護法の宝珠》の採用。これらによりバーン系やトークン系のデッキに徹底した対策をとった形だ。
《悪夢の織り手、アショク》の不採用。このカードはスゥルタイコントロールで使うには、隙が大きすぎると感じた。もっとダイレクトに効く《龍王シルムガル》が使いやすい。
《精霊龍の安息地》の不採用。マナ・バランスを考えると安定感を出すためにはここを考え直す必要を感じた。代わりに4枚目のフェッチを戻した。
青:黒:緑 = 17:19:13
以上のような変更をしたスゥルタイコントロールは、結果を残せるのでしょうか。
●FNMリプレイ
1回戦 白黒緑:アブザンアグロ
1本目 : 先手スタートしたが、相手の2ターン目に《羊毛髭のライオン》が着地し、開幕早々にクライマックスを迎える。手札の《究極の価格》《スゥルタイの魔除け》が揃って刺さらないのだ。それでも《黄金牙、タシグル》を召喚し、場の膠着を作り出すが、続いて《真面目な訪問者、ソリン》が着地する。これは《英雄の破滅》で対処。その後、こちらのタシグルは対処され、相手もタシグルを召喚。これを《頂点捕食者、ガラク》で処理し、ライフを戻す。その後、ガラクをカウンター呪文で守りつつ、《精霊龍、ウギン》を呼び出し、決着をつけた。1-0
サイドボード : IN 《思考囲い》1枚、《龍王シルムガル》2枚。OUT 《ヴリンの神童、ジェイス》を3枚。アグロ相手の後手番にジェイスくんを出している余裕はないと判断した。
2本目 : 相手は2ターン目にライオンスタート。《胆汁病》でこれに対処するが、おかわりライオンが着地。隙を作らないようにカウンターを構えながら、除去するタイミングを伺うことに。3ターン目の変異クリーチャーには《解消》を当て、次のターンに展開された《クルフィックスの狩猟者》には《衰滅》で盤面をリセット。残るライフは13。その後連続で展開される《クルフィックスの狩猟者》と《責め苦の伝令》を《究極の価格》と《スゥルタイの魔除け》で対処するが、ここで《包囲サイ》が着地し、ライフが10まで落ち込む。《龍王シルムガル》で《包囲サイ》をパクるが、これは《英雄の破滅》で対処される。マナを伸ばして《頂点捕食者、ガラク》が着地し、《包囲サイ》を破壊してライフを15に戻した。そのまま、先ほどのリプレイかのようにウギンが並んでゲームセットとなった。2-0
2回戦 青赤緑:ティムールミッドレンジ(蘇我さん)
1本目 : 《思考囲い》で見ると、土地が怪しい手札でドラゴンだらけ。マナクリーチャーを抜くが、相手の引きが強く、適切な土地引き、適切な除去がジェイスくんを焼き、バイオゴリラこと《凶暴な拳刃》がビートダウンを開始。相変わらず《究極の価格》が刺さらない。残るライフわずかで粘るが、そのまま押し切られてしまった。0-1
サイドボード:IN 《思考囲い》1枚、《龍王シルムガル》2枚、《部族養い》1枚。OUT 《ヴリンの神童、ジェイス》3枚、《棲み家の防御者》1枚。ジェイスくん抜きすぎ問題。
2本目 : 《思考囲い》で相手の手札を見ると、《加護のサテュロス》や《狩猟の統率者、スーラク》、《灰雲のフェニックス》が公開される。相手のマナクリーチャーを落とし、淡々と除去とカウンターをつないでプラン通りに勝利した。1-1
3本目 : 色マナが揃わない間にカウンターを構え、最終的に《龍王シルムガル》が相手の《ゴブリンの熟練扇動者》をパクって一気に決着した。2-1
さっきから龍王シルムガルの活躍っぷりがやばい。
3回戦 赤茶:赤単ソプターバーン(Gガンナーさん)
最近よく会う、このマッチング。俺のデッキは相手にすべてばれている。そして、対策カードまで取られている。たまらん。
1本目 : 《搭載歩行機械》2体に《究極の価格》が刺さらない。そして焼かれる。ひたすら焼かれる。メイン戦は分が悪すぎる。0-1
サイドボード : IN 《部族養い》4枚、《悲哀まみれ》2枚、《悪性の疫病》2枚、《否認》2枚、《護法の宝珠》1枚、《龍王シルムガル》2枚。OUT 《思考囲い》2枚、《ヴリンの神童、ジェイス》3枚、《究極の価格》2枚、《軽蔑的な一撃》2枚、《解消》2枚、プレインズウォーカー2枚。見ろ、これがバーン対策だ。
2本目 : 《大歓楽の幻霊》が3回も登場する激しいライフレースになる。こちらも《部族養い》で再三ライフを戻すが、《衰滅》を引けない。場に《悪性の疫病》と《護法の宝珠》を並べ、ロックに近い展開になるが、《極上の炎技》を自身に打ち込みながら果敢を誘発させてまで殴ってくる。最後まで《衰滅》を引けずに、殴り押し切られた。0-2
少しバーンへのサイドプランを練り直さないといけないと感じた。入れるカードはいいのだが、必要なものを抜きすぎているような気がする。《龍王ドロモカ》のようなぶっ壊れカードが欲しいと心から思う。
4回戦 白赤:白赤バーン
全勝者が3名おり、上当たりすることになった。これはチャンス。
1本目 : 相手の展開する《軍族童の突発》を、《胆汁病》と《解消》で対処する開幕。叩きつけられる火力がじわじわとこちらのライフを削るが、最終的に《精霊龍、ウギン》の奥義が発動して決着。1-0
サイドボード : IN 《部族養い》4枚、《悲哀まみれ》2枚、《悪性の疫病》2枚、《否認》2枚、《護法の宝珠》1枚、《龍王シルムガル》2枚。OUT 《思考囲い》2枚、《棲み家の防御者》3枚、《究極の価格》2枚、《軽蔑的な一撃》2枚、《解消》2枚、プレインズウォーカー2枚。見ろ、これがバーン対策だ(2回目)。
2本目 : 火力を本体に撃ち込みバーンで押し切ろうとする相手に《部族養い》。ライフが初期値に戻る。続いては《護法の宝珠》。相手の心が折れたようだ…。2-0
●結果
3勝1敗の9ポイント、オポ差で3位になり、プロモカード《血清の幻視》をGETしました!とにかく結果を残せて良かった…。ただ、サイドボードプランをもうちょっと練り直す必要があるように思えました。むやみにジェイスくんを抜くだけではいけない、と思った。そんなに抜くなら初めから入れるな、ってな…。
●感想
スゥルタイコントロールは、どっしりと構えて戦えると強いデッキだという印象。特にクリーチャーデッキ相手に強く、サイド後には赤単にも強く構成できると感じました。赤単相手にしっかりと勝ちを拾えるデッキになるならば、かなり安心して使えるデッキなのではないでしょうか。
カード個別の使用感は、《究極の価格》はかなり使いにくく、《胆汁病》のほうが使いやすい印象ですが、赤緑信心との対戦を考えると一長一短かな、と。《軽蔑的な一撃》はかなり腐りやすく、扱いづらい印象。この2枚に関してはメタゲームを読みつつ適切な枚数選択するのがいいかと思います。
また、メインデッキのライフ回復手段がプレインズウォーカーのビックアクションしかないのがかなりの不安要素です。ここを改善することで、更に勝率を高めることができると思われます。《アンデッドの大臣、シディシ》のことを考えると、1枚ぐらい《部族養い》をメインに取るのも悪くないような気がします。
●調整案
ちょっと、メインボードの一部のカードと、サイドボードを見直しましょう。
まず、《サテュロスの道探し》が4枚から3枚に減っている点に疑問を感じる人は多いかと思いますが、これは道探しを重ね引いたときの弱さを感じた七瀬の感覚による調整です。《時を越えた探索》で7枚見て道探しだらけだったら萎えるでしょう?タシグルで道探しが落ちたら萎えるでしょう?だいたいそんな感じ。
《ヴリンの神童、ジェイス》は、赤単相手には《部族養い》を使い回す強い動きがあるため、相手もここに火力を当てないといけないので、抜く必要はないかと思いました。またコントロール相手に《思考囲い》を使い回すのも非常に強力です。むしろビートダウンデッキ対策には除去が一番強いので、そのときは入れ替えるべきかと。
《棲み家の防御者》は立ち上がりが遅いカードなので、ミッドレンジ以上のデッキには強いですが、アグロにはあまり強くありません。最悪、ただの2/1です。しかし赤単相手にはやはり、《部族養い》を再利用する動きがあるので、あまり枚数を減らす必要はないかと感じます。
赤単相手には《軽蔑的な一撃》や《解消》といった打ち消し呪文があまり強くないので、ここを抜きますし、《思考囲い》も自然と抜けます。《部族養い》というダイレクトな回復と《護法の宝珠》というシルバーバレットがあるので、これらは確実に採用したいところ。また、《否認》は火力や《前哨地の包囲》、プレインズウォーカーに対応できるためデッキにとりたい。横に並ぶタイプのアグロには、《悲哀まみれ》がやはり強いですが、《衰滅》でも間に合う気がするので、そろそろサイドからはずしても良いかも。トークン戦術には《悪性の疫病》が非常に強く、これは飛行機械対策にもなります。
《龍王シルムガル》はビッグサイズのクリーチャーを展開してくるデッキ、プレインズウォーカーを出すデッキには鬼のように強いカードです。そういうデッキには《思考囲い》も漏れなく強いので、セットで採用することが多いです。
《自然に帰れ》は星座に劇的に効くカードで、ハサミや諜報網、包囲などを処理できるので1枚はとっておきたいかなと。シルバーバレット戦術ができる形なので、サイドボードの1枚は他のデッキよりも影響力が強いはず。
とりあえず《究極の価格》が腐るマッチが多すぎたので、メインボードには追加の《胆汁病》と《衰滅》にするのが自然で良いかと。《軽蔑的な一撃》はいちばん腐りやすいカードですが、デッキの性質上、「必要な枠なんだろうな」と感じているのでメインに残します。また、ライフが足りなくなるマッチが多かったので、《部族養い》を1枚メインに採用してみます。不要ならばジェイスくんか魔除けで捨てられるのが、このデッキの良いところです。
最後に、《悲哀まみれ》じゃないと間に合わない、というデッキでもないので、その枠に対コントロール用のサイドとして《悪夢の織り手、アショク》を復活させておきます。
●終わりに
明日は仙台のゲームデーにY-Magicのメンバーで遠征してこようと思います!
デッキはこのスゥルタイコントロールで参戦する予定です。
他の候補は調整中のジェスカイコントロールか、いつものエスパードラゴンコントロール。別なゲームデーはどちらかで出ようかな。
最後に最新版のレシピを載せて終わります。
●スゥルタイコントロール(最新版)
参加者は20名超、8月はモダンで活躍中のカード 《血清の幻視/Serum Visions》が賞品ということで、たくさんの方が集まっておりました。
デッキは先週のリベンジといえる、青黒緑のスゥルタイコントロール(再調整版)
あれだけ何だかんだ記事を書いているので、しっかり結果を残したいところです。
使用したデッキレシピは以下の通り。
●スゥルタイコントロール(再調整版)
<メインボード>
3 : 《ヴリンの神童、ジェイス/Jace, Vryn’s Prodigy》
3 : 《サテュロスの道探し/Satyr Wayfinder》
3 : 《棲み家の防御者/Den Protector》
2 : 《黄金牙、タシグル/Tasigur, the Golden Fang》
1 : 《アンデッドの大臣、シディシ/Sidisi, Undead Vizier》
12 creatures
2 : 《思考囲い/Thoughtseize》
2 : 《究極の価格/Ultimate Price》
2 : 《胆汁病/Bile Blight》
2 : 《軽蔑的な一撃/Disdainful Stroke》
2 : 《解消/Dissolve》
3 : 《英雄の破滅/Hero’s Downfall》
2 : 《スゥルタイの魔除け/Sultai Charm》
2 : 《衰滅/Languish》
4 : 《時を越えた探索/Dig Through Time》
1 : 《頂点捕食者、ガラク/Garruk, Apex Predator》
1 : 《精霊龍、ウギン/Ugin, the Spirit Dragon》
23 other spells
2 : 《島/Island》
2 : 《沼/Swamp》
4 : 《汚染された三角州/Polluted Delta》
2 : 《ラノワールの荒原/Llanowar Wastes》
2 : 《ヤヴィマヤの沿岸/Yavimaya Coast》
4 : 《華やかな宮殿/Opulent Palace》
3 : 《欺瞞の神殿/Temple of Deceit》
3 : 《疾病の神殿/Temple of Malady》
2 : 《神秘の神殿/Temple of Mystery》
1 : 《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth》
25 lands
<サイドボード>
2 : 《否認/Negate》
1 : 《思考囲い/Thoughtseize》
4 : 《部族養い/Feed the Clan》
1 : 《自然に帰れ/Back to Nature》
1 : 《護法の宝珠/Orbs of Warding》
2 : 《悪性の疫病/Virulent Plague》
2 : 《悲哀まみれ/Drown in Sorrow》
2 : 《龍王シルムガル/Dragonlord Silumgar》
15 sideboard cards
●前回のレシピからの変更点
《サテュロスの道探し》および《棲み家の防御者》の減量。デッキの主軸となるクリーチャーたちではあるが、アグロが極端に速い環境に対応するためには、ここを減らしてでも除去を取るべきだと感じた。《残忍な切断》も不採用するとともに、《究極の価格》を2枚採用。引き合わせが良ければメインボードでもチャンスがある形にしたい。
《アンデッドの大臣、シディシ》の採用。これはサイドボード後を想定したもので、《部族養い》の獰猛を達成するためにはタシグル2枚では足りなかったところから考えた。必要なサイドボードカードを的確に持ってくるシルバーバレット戦術にも対応しており、他に適切なクリーチャーが見つかるまでは、使おうと思う。
《解消》《衰滅》の減量。どちらも3枚から2枚にした。どちらも重要なカードに変わりはないので、できれば3枚取りたいところだが…。
《軽蔑的な一撃》のメイン復帰。だいぶ悩んだが、様子見で2枚メインに戻してみる。
《時を越えた探索》の増量。やはりここが生命線だと強く感じたのでフル搭載。
《頂点捕食者、ガラク》の再採用。使って強いカードだったので、《龍王シルムガル》をサイドに移動したことに伴い、メインに取り直した。《龍王シルムガル》に関しては強いと感じるマッチが多いが、サイドボードからの採用が意表を突く上で妥当と考えた。
《部族養い》と《悪性の疫病》のサイド増量と、《護法の宝珠》の採用。これらによりバーン系やトークン系のデッキに徹底した対策をとった形だ。
《悪夢の織り手、アショク》の不採用。このカードはスゥルタイコントロールで使うには、隙が大きすぎると感じた。もっとダイレクトに効く《龍王シルムガル》が使いやすい。
《精霊龍の安息地》の不採用。マナ・バランスを考えると安定感を出すためにはここを考え直す必要を感じた。代わりに4枚目のフェッチを戻した。
青:黒:緑 = 17:19:13
以上のような変更をしたスゥルタイコントロールは、結果を残せるのでしょうか。
●FNMリプレイ
1回戦 白黒緑:アブザンアグロ
1本目 : 先手スタートしたが、相手の2ターン目に《羊毛髭のライオン》が着地し、開幕早々にクライマックスを迎える。手札の《究極の価格》《スゥルタイの魔除け》が揃って刺さらないのだ。それでも《黄金牙、タシグル》を召喚し、場の膠着を作り出すが、続いて《真面目な訪問者、ソリン》が着地する。これは《英雄の破滅》で対処。その後、こちらのタシグルは対処され、相手もタシグルを召喚。これを《頂点捕食者、ガラク》で処理し、ライフを戻す。その後、ガラクをカウンター呪文で守りつつ、《精霊龍、ウギン》を呼び出し、決着をつけた。1-0
サイドボード : IN 《思考囲い》1枚、《龍王シルムガル》2枚。OUT 《ヴリンの神童、ジェイス》を3枚。アグロ相手の後手番にジェイスくんを出している余裕はないと判断した。
2本目 : 相手は2ターン目にライオンスタート。《胆汁病》でこれに対処するが、おかわりライオンが着地。隙を作らないようにカウンターを構えながら、除去するタイミングを伺うことに。3ターン目の変異クリーチャーには《解消》を当て、次のターンに展開された《クルフィックスの狩猟者》には《衰滅》で盤面をリセット。残るライフは13。その後連続で展開される《クルフィックスの狩猟者》と《責め苦の伝令》を《究極の価格》と《スゥルタイの魔除け》で対処するが、ここで《包囲サイ》が着地し、ライフが10まで落ち込む。《龍王シルムガル》で《包囲サイ》をパクるが、これは《英雄の破滅》で対処される。マナを伸ばして《頂点捕食者、ガラク》が着地し、《包囲サイ》を破壊してライフを15に戻した。そのまま、先ほどのリプレイかのようにウギンが並んでゲームセットとなった。2-0
2回戦 青赤緑:ティムールミッドレンジ(蘇我さん)
1本目 : 《思考囲い》で見ると、土地が怪しい手札でドラゴンだらけ。マナクリーチャーを抜くが、相手の引きが強く、適切な土地引き、適切な除去がジェイスくんを焼き、バイオゴリラこと《凶暴な拳刃》がビートダウンを開始。相変わらず《究極の価格》が刺さらない。残るライフわずかで粘るが、そのまま押し切られてしまった。0-1
サイドボード:IN 《思考囲い》1枚、《龍王シルムガル》2枚、《部族養い》1枚。OUT 《ヴリンの神童、ジェイス》3枚、《棲み家の防御者》1枚。ジェイスくん抜きすぎ問題。
2本目 : 《思考囲い》で相手の手札を見ると、《加護のサテュロス》や《狩猟の統率者、スーラク》、《灰雲のフェニックス》が公開される。相手のマナクリーチャーを落とし、淡々と除去とカウンターをつないでプラン通りに勝利した。1-1
3本目 : 色マナが揃わない間にカウンターを構え、最終的に《龍王シルムガル》が相手の《ゴブリンの熟練扇動者》をパクって一気に決着した。2-1
さっきから龍王シルムガルの活躍っぷりがやばい。
3回戦 赤茶:赤単ソプターバーン(Gガンナーさん)
最近よく会う、このマッチング。俺のデッキは相手にすべてばれている。そして、対策カードまで取られている。たまらん。
1本目 : 《搭載歩行機械》2体に《究極の価格》が刺さらない。そして焼かれる。ひたすら焼かれる。メイン戦は分が悪すぎる。0-1
サイドボード : IN 《部族養い》4枚、《悲哀まみれ》2枚、《悪性の疫病》2枚、《否認》2枚、《護法の宝珠》1枚、《龍王シルムガル》2枚。OUT 《思考囲い》2枚、《ヴリンの神童、ジェイス》3枚、《究極の価格》2枚、《軽蔑的な一撃》2枚、《解消》2枚、プレインズウォーカー2枚。見ろ、これがバーン対策だ。
2本目 : 《大歓楽の幻霊》が3回も登場する激しいライフレースになる。こちらも《部族養い》で再三ライフを戻すが、《衰滅》を引けない。場に《悪性の疫病》と《護法の宝珠》を並べ、ロックに近い展開になるが、《極上の炎技》を自身に打ち込みながら果敢を誘発させてまで殴ってくる。最後まで《衰滅》を引けずに、殴り押し切られた。0-2
少しバーンへのサイドプランを練り直さないといけないと感じた。入れるカードはいいのだが、必要なものを抜きすぎているような気がする。《龍王ドロモカ》のようなぶっ壊れカードが欲しいと心から思う。
4回戦 白赤:白赤バーン
全勝者が3名おり、上当たりすることになった。これはチャンス。
1本目 : 相手の展開する《軍族童の突発》を、《胆汁病》と《解消》で対処する開幕。叩きつけられる火力がじわじわとこちらのライフを削るが、最終的に《精霊龍、ウギン》の奥義が発動して決着。1-0
サイドボード : IN 《部族養い》4枚、《悲哀まみれ》2枚、《悪性の疫病》2枚、《否認》2枚、《護法の宝珠》1枚、《龍王シルムガル》2枚。OUT 《思考囲い》2枚、《棲み家の防御者》3枚、《究極の価格》2枚、《軽蔑的な一撃》2枚、《解消》2枚、プレインズウォーカー2枚。見ろ、これがバーン対策だ(2回目)。
2本目 : 火力を本体に撃ち込みバーンで押し切ろうとする相手に《部族養い》。ライフが初期値に戻る。続いては《護法の宝珠》。相手の心が折れたようだ…。2-0
●結果
3勝1敗の9ポイント、オポ差で3位になり、プロモカード《血清の幻視》をGETしました!とにかく結果を残せて良かった…。ただ、サイドボードプランをもうちょっと練り直す必要があるように思えました。むやみにジェイスくんを抜くだけではいけない、と思った。そんなに抜くなら初めから入れるな、ってな…。
●感想
スゥルタイコントロールは、どっしりと構えて戦えると強いデッキだという印象。特にクリーチャーデッキ相手に強く、サイド後には赤単にも強く構成できると感じました。赤単相手にしっかりと勝ちを拾えるデッキになるならば、かなり安心して使えるデッキなのではないでしょうか。
カード個別の使用感は、《究極の価格》はかなり使いにくく、《胆汁病》のほうが使いやすい印象ですが、赤緑信心との対戦を考えると一長一短かな、と。《軽蔑的な一撃》はかなり腐りやすく、扱いづらい印象。この2枚に関してはメタゲームを読みつつ適切な枚数選択するのがいいかと思います。
また、メインデッキのライフ回復手段がプレインズウォーカーのビックアクションしかないのがかなりの不安要素です。ここを改善することで、更に勝率を高めることができると思われます。《アンデッドの大臣、シディシ》のことを考えると、1枚ぐらい《部族養い》をメインに取るのも悪くないような気がします。
●調整案
ちょっと、メインボードの一部のカードと、サイドボードを見直しましょう。
まず、《サテュロスの道探し》が4枚から3枚に減っている点に疑問を感じる人は多いかと思いますが、これは道探しを重ね引いたときの弱さを感じた七瀬の感覚による調整です。《時を越えた探索》で7枚見て道探しだらけだったら萎えるでしょう?タシグルで道探しが落ちたら萎えるでしょう?だいたいそんな感じ。
《ヴリンの神童、ジェイス》は、赤単相手には《部族養い》を使い回す強い動きがあるため、相手もここに火力を当てないといけないので、抜く必要はないかと思いました。またコントロール相手に《思考囲い》を使い回すのも非常に強力です。むしろビートダウンデッキ対策には除去が一番強いので、そのときは入れ替えるべきかと。
《棲み家の防御者》は立ち上がりが遅いカードなので、ミッドレンジ以上のデッキには強いですが、アグロにはあまり強くありません。最悪、ただの2/1です。しかし赤単相手にはやはり、《部族養い》を再利用する動きがあるので、あまり枚数を減らす必要はないかと感じます。
赤単相手には《軽蔑的な一撃》や《解消》といった打ち消し呪文があまり強くないので、ここを抜きますし、《思考囲い》も自然と抜けます。《部族養い》というダイレクトな回復と《護法の宝珠》というシルバーバレットがあるので、これらは確実に採用したいところ。また、《否認》は火力や《前哨地の包囲》、プレインズウォーカーに対応できるためデッキにとりたい。横に並ぶタイプのアグロには、《悲哀まみれ》がやはり強いですが、《衰滅》でも間に合う気がするので、そろそろサイドからはずしても良いかも。トークン戦術には《悪性の疫病》が非常に強く、これは飛行機械対策にもなります。
《龍王シルムガル》はビッグサイズのクリーチャーを展開してくるデッキ、プレインズウォーカーを出すデッキには鬼のように強いカードです。そういうデッキには《思考囲い》も漏れなく強いので、セットで採用することが多いです。
《自然に帰れ》は星座に劇的に効くカードで、ハサミや諜報網、包囲などを処理できるので1枚はとっておきたいかなと。シルバーバレット戦術ができる形なので、サイドボードの1枚は他のデッキよりも影響力が強いはず。
とりあえず《究極の価格》が腐るマッチが多すぎたので、メインボードには追加の《胆汁病》と《衰滅》にするのが自然で良いかと。《軽蔑的な一撃》はいちばん腐りやすいカードですが、デッキの性質上、「必要な枠なんだろうな」と感じているのでメインに残します。また、ライフが足りなくなるマッチが多かったので、《部族養い》を1枚メインに採用してみます。不要ならばジェイスくんか魔除けで捨てられるのが、このデッキの良いところです。
最後に、《悲哀まみれ》じゃないと間に合わない、というデッキでもないので、その枠に対コントロール用のサイドとして《悪夢の織り手、アショク》を復活させておきます。
●終わりに
明日は仙台のゲームデーにY-Magicのメンバーで遠征してこようと思います!
デッキはこのスゥルタイコントロールで参戦する予定です。
他の候補は調整中のジェスカイコントロールか、いつものエスパードラゴンコントロール。別なゲームデーはどちらかで出ようかな。
最後に最新版のレシピを載せて終わります。
●スゥルタイコントロール(最新版)
<メインボード>
3 : 《ヴリンの神童、ジェイス/Jace, Vryn’s Prodigy》
3 : 《サテュロスの道探し/Satyr Wayfinder》
3 : 《棲み家の防御者/Den Protector》
2 : 《黄金牙、タシグル/Tasigur, the Golden Fang》
1 : 《アンデッドの大臣、シディシ/Sidisi, Undead Vizier》
12 creatures
2 : 《思考囲い/Thoughtseize》
3 : 《胆汁病/Bile Blight》
1 : 《部族養い/Feed the Clan》
1 : 《軽蔑的な一撃/Disdainful Stroke》
2 : 《解消/Dissolve》
3 : 《英雄の破滅/Hero’s Downfall》
2 : 《スゥルタイの魔除け/Sultai Charm》
3 : 《衰滅/Languish》
4 : 《時を越えた探索/Dig Through Time》
1 : 《頂点捕食者、ガラク/Garruk, Apex Predator》
1 : 《精霊龍、ウギン/Ugin, the Spirit Dragon》
23 other spells
2 : 《島/Island》
2 : 《沼/Swamp》
4 : 《汚染された三角州/Polluted Delta》
2 : 《ラノワールの荒原/Llanowar Wastes》
2 : 《ヤヴィマヤの沿岸/Yavimaya Coast》
4 : 《華やかな宮殿/Opulent Palace》
3 : 《欺瞞の神殿/Temple of Deceit》
3 : 《疾病の神殿/Temple of Malady》
2 : 《神秘の神殿/Temple of Mystery》
1 : 《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth》
25 lands
<サイドボード>
3 : 《部族養い/Feed the Clan》
2 : 《否認/Negate》
1 : 《思考囲い/Thoughtseize》
1 : 《軽蔑的な一撃/Disdainful Stroke》
1 : 《護法の宝珠/Orbs of Warding》
1 : 《自然に帰れ/Back to Nature》
2 : 《悪性の疫病/Virulent Plague》
2 : 《龍王シルムガル/Dragonlord Silumgar》
2 : 《悪夢の織り手、アショク/Ashiok, Nightmare Weaver》
15 sideboard cards
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