シーガル桜田店FNM結果:ジェスカイミッドレンジ
2015年8月14日 Magic: The Gathering大盛況の8月のFNM。参加者30名、スイスドロー4回戦で行われました。
今回持ち込んだのは、前回と同様こちらのデッキ。
●ジェスカイミッドレンジ (調整版)
そもそも完成度が高いデッキだったのであまり変更点はなく、とりあえず《オレスコスの王、ブリマーズ》を試してみた、という感じに。調子も悪くないので、次回もジェスカイの強さに甘えるかもしれない。
●FNMリプレイ
1回戦 赤単アグロ
1本目 : 先手の《稲妻の狂戦士》が先陣を切り、次のターンに打点を上げ3点。こちらが展開するジェイスに対し、《瘡蓋族の狂戦士》が走り高名を達成する。これに火力で対処するが、誘発含め、ライフは17⇒15⇒13まで減少。《魂火の大導師》を送り込むと、これには《乱撃斬》を合される。さて、ここからが粘りのジェスカイ。2体目の《魂火の大導師》には《かき立てる炎》を撃たれるが、対応して《稲妻の一撃》でライフを3点戻す。次のターンに4マナを立たせて構えたところから、《オジュタイの命令》により4点ゲインし更に《魂火の大導師》が戦場に復帰。《龍王オジュタイ》を立たせて、《ジェスカイの魔除け》が絆魂モードで6点回復。ほぼ初期値まで戻ったライフとオジュタイの圧力により、ゲームに決着がついた。1-0
サイドボード : IN 《ニクス毛の雄羊》3枚、《神々の憤怒》2枚、《マグマのしぶき》。OUT 《軽蔑的な一撃》、《勇敢な姿勢》2枚、《ヴリンの神童、ジェイス》4枚。
2本目 : ダブルマリガン。《大歓楽の幻霊》と《瘡蓋族の狂戦士》が相次いで戦場に送り込まれてくるなか、1分かからず投了。1-1
3本目 : お互いマリガンスタート。《僧院の速槍》から走らせてくる相手に対して、こちらは《ニクス毛の雄羊》。ブロッカーというよりはライフゲインの置物である。攻撃宣言はスルーし、羊を大事にする。《魂火の大導師》はあっさり対処されるが、《オジュタイの命令》により再び戦場へ。5ターン目に真っ直ぐ《龍王オジュタイ》が着地して、マナフラッドな相手は投了を宣言した。2-1
MVCは《龍王オジュタイ》。ゲームエンドへ至る速度と、《ジェスカイの魔除け》との相性が非常によかった。もちろん《魂火の大導師》と《オジュタイの命令》も高いパフォーマンスでライフを支えてくれた。
2回戦 青赤ソプター(ハサミ)
ゲームデーでベスト4に残った方との対戦。
1本目 : 《魂火の大導師》が先陣を切り、続いて登場したのは《オレスコスの王、ブリマーズ》。毎ターン打点を上げる強力なクリーチャーである。元気に殴り始めた猫王に対し、《アーティファクトの魂込め》、《飛行機械の諜報網》を展開して戦況を戻そうとするが若干遅い。《勇敢な姿勢》を戦闘前にプレイし、墓地が4枚に増えたところで《ヴリンの神童、ジェイス》のルート能力を起動、反転して火力をフラッシュバック。ブロッカーを減らしたあと、《勇敢な姿勢》で破壊されなくした猫王率いるクリーチャーで総攻撃し、ライフを攻める。続くターンで加えて火力を連打し、勢いでライフを0に落とし込むことに成功した。1-0
サイドボード : IN 《存在の破棄》2枚、《軽蔑的な一撃》2枚。OUT 《勇敢な姿勢》2枚、《オレスコスの王、ブリマーズ》2枚。猫王強いけどマナ拘束厳しい。
2本目 : お互いにマリガンスタート。先手の《ダークスティールの城塞》への《アーティファクトの魂込め》には、《存在の破棄》。そこから後続が続かず、《バネ葉の太鼓》の的となる《羽ばたき飛行機械》へ《稲妻の一撃》。ようやく立ち上がりの《飛行機械技師》へは《オジュタイの命令》。続く《つむじ風のならず者》へは《軽蔑的な一撃》。こちらの《魂火の大導師》と《龍王オジュタイ》は2枚の《引き裂く流弾》によって、反復をもたせた《稲妻の一撃》は《否認》によって、それぞれ対処されるが、満を持して走らせた《カマキリの乗り手》が止まらず、そのままゲームを決めた。2-0
MVCは《存在の破棄》。使う対象を間違えてはいけないが、上手に使えたときのゲームへの影響力は計り知れないものがある。
3回戦 アブザン星座
1本目 : 開幕、《思考囲い》で明かされたこちらの手札は、《カマキリの乗り手》3枚、《龍王オジュタイ》、《軽蔑的な一撃》、《時を越えた探索》。それを見て仰け反る相手が、少し考えて選択したのは《カマキリの乗り手》長男。《カマキリの乗り手》の次男が走り始める。戦場には《万神殿の伝令》が登場し、《消耗する負傷》がそのサイズを3/3から1/1にする。次のターンに《カマキリの乗り手》三男が走り、16⇒12にライフを落とし込む。応じるは《払拭の光》がカマキリを消し去り、カマキリ3兄弟は完全に対処される。こちらの5ターン目に《龍王オジュタイ》が真っ直ぐに着地。対して繰り出されたのは《開花の幻霊》。次のターンに攻撃し、ライフを詰めにかかる。しかしこれにも《払拭の光》が対応。《時を越えた探索》により2体目のオジュタイを着地させるも、相手側のデッキが回り始め、ライフをじわりじわりと戻しながら、いよいよ《空位の玉座の印章》が着地する。
《龍王オジュタイ》で攻撃し、相手の残りライフは3に。誘発で3枚めくり、火力を確保。更に《ヴリンの神童、ジェイス》を展開。対して、再びライフを戻しつつ、《払拭の光》がオジュタイ妹を追放。ジェイスが残り、これでワンチャンスができる。次のターン、しっかりと土地を引き込み、《かき立てる炎》を本体に、そしてジェイス変身でフラッシュバック。これで残るライフ7を削り切ることに成功した。1-0
サイドボード : IN 《軽蔑的な一撃》3枚、《存在の破棄》2枚。 OUT 《オレスコスの王、ブリマーズ》2枚、《勇敢な姿勢》2枚、《稲妻の一撃》1枚
2本目 : 今度は《軽蔑的な一撃》が3枚ある手札でスタート。《クルフィックスの狩猟者》からスタートした相手の4ターン目は、《開花の幻霊》。これには《軽蔑的な一撃》が対応する。こちらも4ターン目に、《軽蔑的な一撃》を構えながらの《魂火の大導師》。6ターン目に土地を伸ばして、同じく構えながらの《カマキリの乗り手》。ここからようやくクロックを刻み始める。《払拭の光》がカマキリを次元の彼方へ消し去るが、《存在の破棄》がカマキリを呼び戻し、再びクロックを刻む。狩猟者の効果で相手の手札が透けて見えるが、いよいよデッキトップに《ニクスの星原》が見える。これだけは通したらアカン。《エレボスの代行者》が召喚されるが、こちらに《軽蔑的な一撃》を撃つ必要はない。墓地は対策されてしまったが、ジェイスくんはルーターとして活躍できる。こちらも《龍王オジュタイ》を展開しながら、なお《軽蔑的な一撃》を構えるマナコストを残す。オジュタイとカマキリが攻撃して、残るライフは12⇒4。誘発で3枚めくって土地だらけだが、ジェイスのルート能力で《ジェスカイの魔除け》にたどり着き決着。2-0
4回戦 エスパードラゴン
3勝は4人いるが、自分がオポ差1位で、相手が2位。上位3名まで《血清の幻視》が確実にもらえるということで、お互い同意し握手。
フリープレイでメイン戦を2本やりましたが、エスパードラゴンという七瀬の大好きなデッキは、リストも動きも、相手の引いたカードさえも知り尽くしてるつもり。その経験の差、などというとちょっと横暴かもしれませんが、細かいケア含めてしっかり勝てました。それぞれのマッチでこういう試合運びができれば、成績が安定するのかもしれません。練習あるのみですね。
皆さん、対戦ありがとうございました。
●結果
3勝1分の10ポイント、2位でフィニッシュ。FNMプロモの《血清の幻視》をいただきました。
●メタゲームブレイクダウン in シーガル桜田店
5 白黒緑:アブザン (コントロール2、アグロ1、星座1、ラリー1)
5 白青赤:ジェスカイ (ミッドレンジ1、テンポ1、ドラゴン1、ナーセット1、英雄的1)
3 青赤緑:ティムール
2 白赤 (ミッドレンジ1、英雄的1)
2 青黒緑:スゥルタイ(コントロール1、ライブラリーアウト1)
2 青赤ソプター
2 黒アグロ
1 赤アグロ
1 緑《硬化した鱗》
1 青信心中隊
1 黒赤緑:ジャンド探査
1 白青黒:エスパードラゴン
1 白青コントロール
1 白黒戦士アグロ
1 白青黒緑:4C《悪魔の契約》
非常に多様なデッキが存在しているのが一目瞭然な現環境スタンダード。安く組めて楽しく遊べるデッキということで様々なアグロ系のデッキが多く持ち込まれた一方、上位では完成度の高いコントロールが存在感を発揮していたと思います。ゲームデーで勝っていた青赤ソプターのお二人はかなり苦戦を強いられていたようで、デッキ選択の難しさを感じます。多様な環境に対応できるデッキが安定しそうな印象。赤緑信心や白緑が一人もいなかったのが気になります。
その中でやはり安定してくるのが、アブザンやジェスカイといった総合力の高い柔軟なデッキ。赤緑信心も悪くない選択だと思うのですが、どうなのでしょう。なお、山形はティムールが多いです。
●おわりに
エスパードラゴンで6~7月を16勝4敗という好成績で走り抜けて調子こいていた今シーズン。オリジンの発売によりジェイスくんをうまく使いこなせず勝てなくなった3週間(2勝6敗4分)を経て、「ジェイスを使ったデッキ構築」というテーマで、調整したスゥルタイで8勝2敗、好調なジェスカイに乗って5勝1敗と、だいぶ成績が安定してきたかと思います。あとはグリクシスコントロールというオリジナルのデッキに挑戦したいところ。
ワールドマジックカップ予選に参加して結果を出す、という目標があるので、それまでに色々なデッキに触れて、現在の多種多様なスタンダード環境を、結果にもこだわりながら、楽しんでいきたいと思っています。
個人的に赤アグロを用意できたので、こちらも調整してみたいところです。
今回持ち込んだのは、前回と同様こちらのデッキ。
●ジェスカイミッドレンジ (調整版)
4 : 《ヴリンの神童、ジェイス/Jace, Vryn’s Prodigy》
4 : 《魂火の大導師/Soulfire Grand Master》
4 : 《カマキリの乗り手/Mantis Rider》
2 : 《オレスコスの王、ブリマーズ/Brimaz, King of Oreskos》
2 : 《龍王オジュタイ/Dragonlord Ojutai》
16 creatures
3 : 《乱撃斬/Wild Slash》
3 : 《稲妻の一撃/Lightning Strike》
2 : 《勇敢な姿勢/Valorous Stance》
1 : 《軽蔑的な一撃/Disdainful Stroke》
2 : 《ジェスカイの魔除け/Jeskai Charm》
3 : 《オジュタイの命令/Ojutai’s Command》
2 : 《かき立てる炎/Stoke the Flames》
1 : 《太陽の勇者、エルズペス/Elspeth, Sun’s Champion》
2 : 《時を越えた探索/Dig Through Time》
19 other spells
2 : 《平地/Plains》
2 : 《島/Island》
2 : 《山/Mountain》
3 : 《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
3 : 《戦場の鍛冶場/Battlefield Forge》
3 : 《シヴの浅瀬/Shivan Reef》
3 : 《凱旋の神殿/Temple of Triumph》
3 : 《天啓の神殿/Temple of Epiphany》
4 : 《神秘の僧院/Mystic Monastery》
25 lands
3 : 《ニクス毛の雄羊/Nyx-Fleece Ram》
3 : 《軽蔑的な一撃/Disdainful Stroke》
3 : 《層雲の踊り手/Stratus Dancer》
3 : 《神々の憤怒/Anger of the Gods》
2 : 《存在の破棄/Revoke Existence》
1 : 《マグマのしぶき/Magma Spray》
15 sideboard cards
そもそも完成度が高いデッキだったのであまり変更点はなく、とりあえず《オレスコスの王、ブリマーズ》を試してみた、という感じに。調子も悪くないので、次回もジェスカイの強さに甘えるかもしれない。
●FNMリプレイ
1回戦 赤単アグロ
1本目 : 先手の《稲妻の狂戦士》が先陣を切り、次のターンに打点を上げ3点。こちらが展開するジェイスに対し、《瘡蓋族の狂戦士》が走り高名を達成する。これに火力で対処するが、誘発含め、ライフは17⇒15⇒13まで減少。《魂火の大導師》を送り込むと、これには《乱撃斬》を合される。さて、ここからが粘りのジェスカイ。2体目の《魂火の大導師》には《かき立てる炎》を撃たれるが、対応して《稲妻の一撃》でライフを3点戻す。次のターンに4マナを立たせて構えたところから、《オジュタイの命令》により4点ゲインし更に《魂火の大導師》が戦場に復帰。《龍王オジュタイ》を立たせて、《ジェスカイの魔除け》が絆魂モードで6点回復。ほぼ初期値まで戻ったライフとオジュタイの圧力により、ゲームに決着がついた。1-0
サイドボード : IN 《ニクス毛の雄羊》3枚、《神々の憤怒》2枚、《マグマのしぶき》。OUT 《軽蔑的な一撃》、《勇敢な姿勢》2枚、《ヴリンの神童、ジェイス》4枚。
2本目 : ダブルマリガン。《大歓楽の幻霊》と《瘡蓋族の狂戦士》が相次いで戦場に送り込まれてくるなか、1分かからず投了。1-1
3本目 : お互いマリガンスタート。《僧院の速槍》から走らせてくる相手に対して、こちらは《ニクス毛の雄羊》。ブロッカーというよりはライフゲインの置物である。攻撃宣言はスルーし、羊を大事にする。《魂火の大導師》はあっさり対処されるが、《オジュタイの命令》により再び戦場へ。5ターン目に真っ直ぐ《龍王オジュタイ》が着地して、マナフラッドな相手は投了を宣言した。2-1
MVCは《龍王オジュタイ》。ゲームエンドへ至る速度と、《ジェスカイの魔除け》との相性が非常によかった。もちろん《魂火の大導師》と《オジュタイの命令》も高いパフォーマンスでライフを支えてくれた。
2回戦 青赤ソプター(ハサミ)
ゲームデーでベスト4に残った方との対戦。
1本目 : 《魂火の大導師》が先陣を切り、続いて登場したのは《オレスコスの王、ブリマーズ》。毎ターン打点を上げる強力なクリーチャーである。元気に殴り始めた猫王に対し、《アーティファクトの魂込め》、《飛行機械の諜報網》を展開して戦況を戻そうとするが若干遅い。《勇敢な姿勢》を戦闘前にプレイし、墓地が4枚に増えたところで《ヴリンの神童、ジェイス》のルート能力を起動、反転して火力をフラッシュバック。ブロッカーを減らしたあと、《勇敢な姿勢》で破壊されなくした猫王率いるクリーチャーで総攻撃し、ライフを攻める。続くターンで加えて火力を連打し、勢いでライフを0に落とし込むことに成功した。1-0
サイドボード : IN 《存在の破棄》2枚、《軽蔑的な一撃》2枚。OUT 《勇敢な姿勢》2枚、《オレスコスの王、ブリマーズ》2枚。猫王強いけどマナ拘束厳しい。
2本目 : お互いにマリガンスタート。先手の《ダークスティールの城塞》への《アーティファクトの魂込め》には、《存在の破棄》。そこから後続が続かず、《バネ葉の太鼓》の的となる《羽ばたき飛行機械》へ《稲妻の一撃》。ようやく立ち上がりの《飛行機械技師》へは《オジュタイの命令》。続く《つむじ風のならず者》へは《軽蔑的な一撃》。こちらの《魂火の大導師》と《龍王オジュタイ》は2枚の《引き裂く流弾》によって、反復をもたせた《稲妻の一撃》は《否認》によって、それぞれ対処されるが、満を持して走らせた《カマキリの乗り手》が止まらず、そのままゲームを決めた。2-0
MVCは《存在の破棄》。使う対象を間違えてはいけないが、上手に使えたときのゲームへの影響力は計り知れないものがある。
3回戦 アブザン星座
1本目 : 開幕、《思考囲い》で明かされたこちらの手札は、《カマキリの乗り手》3枚、《龍王オジュタイ》、《軽蔑的な一撃》、《時を越えた探索》。それを見て仰け反る相手が、少し考えて選択したのは《カマキリの乗り手》長男。《カマキリの乗り手》の次男が走り始める。戦場には《万神殿の伝令》が登場し、《消耗する負傷》がそのサイズを3/3から1/1にする。次のターンに《カマキリの乗り手》三男が走り、16⇒12にライフを落とし込む。応じるは《払拭の光》がカマキリを消し去り、カマキリ3兄弟は完全に対処される。こちらの5ターン目に《龍王オジュタイ》が真っ直ぐに着地。対して繰り出されたのは《開花の幻霊》。次のターンに攻撃し、ライフを詰めにかかる。しかしこれにも《払拭の光》が対応。《時を越えた探索》により2体目のオジュタイを着地させるも、相手側のデッキが回り始め、ライフをじわりじわりと戻しながら、いよいよ《空位の玉座の印章》が着地する。
《龍王オジュタイ》で攻撃し、相手の残りライフは3に。誘発で3枚めくり、火力を確保。更に《ヴリンの神童、ジェイス》を展開。対して、再びライフを戻しつつ、《払拭の光》がオジュタイ妹を追放。ジェイスが残り、これでワンチャンスができる。次のターン、しっかりと土地を引き込み、《かき立てる炎》を本体に、そしてジェイス変身でフラッシュバック。これで残るライフ7を削り切ることに成功した。1-0
サイドボード : IN 《軽蔑的な一撃》3枚、《存在の破棄》2枚。 OUT 《オレスコスの王、ブリマーズ》2枚、《勇敢な姿勢》2枚、《稲妻の一撃》1枚
2本目 : 今度は《軽蔑的な一撃》が3枚ある手札でスタート。《クルフィックスの狩猟者》からスタートした相手の4ターン目は、《開花の幻霊》。これには《軽蔑的な一撃》が対応する。こちらも4ターン目に、《軽蔑的な一撃》を構えながらの《魂火の大導師》。6ターン目に土地を伸ばして、同じく構えながらの《カマキリの乗り手》。ここからようやくクロックを刻み始める。《払拭の光》がカマキリを次元の彼方へ消し去るが、《存在の破棄》がカマキリを呼び戻し、再びクロックを刻む。狩猟者の効果で相手の手札が透けて見えるが、いよいよデッキトップに《ニクスの星原》が見える。これだけは通したらアカン。《エレボスの代行者》が召喚されるが、こちらに《軽蔑的な一撃》を撃つ必要はない。墓地は対策されてしまったが、ジェイスくんはルーターとして活躍できる。こちらも《龍王オジュタイ》を展開しながら、なお《軽蔑的な一撃》を構えるマナコストを残す。オジュタイとカマキリが攻撃して、残るライフは12⇒4。誘発で3枚めくって土地だらけだが、ジェイスのルート能力で《ジェスカイの魔除け》にたどり着き決着。2-0
4回戦 エスパードラゴン
3勝は4人いるが、自分がオポ差1位で、相手が2位。上位3名まで《血清の幻視》が確実にもらえるということで、お互い同意し握手。
フリープレイでメイン戦を2本やりましたが、エスパードラゴンという七瀬の大好きなデッキは、リストも動きも、相手の引いたカードさえも知り尽くしてるつもり。その経験の差、などというとちょっと横暴かもしれませんが、細かいケア含めてしっかり勝てました。それぞれのマッチでこういう試合運びができれば、成績が安定するのかもしれません。練習あるのみですね。
皆さん、対戦ありがとうございました。
●結果
3勝1分の10ポイント、2位でフィニッシュ。FNMプロモの《血清の幻視》をいただきました。
●メタゲームブレイクダウン in シーガル桜田店
5 白黒緑:アブザン (コントロール2、アグロ1、星座1、ラリー1)
5 白青赤:ジェスカイ (ミッドレンジ1、テンポ1、ドラゴン1、ナーセット1、英雄的1)
3 青赤緑:ティムール
2 白赤 (ミッドレンジ1、英雄的1)
2 青黒緑:スゥルタイ(コントロール1、ライブラリーアウト1)
2 青赤ソプター
2 黒アグロ
1 赤アグロ
1 緑《硬化した鱗》
1 青信心中隊
1 黒赤緑:ジャンド探査
1 白青黒:エスパードラゴン
1 白青コントロール
1 白黒戦士アグロ
1 白青黒緑:4C《悪魔の契約》
非常に多様なデッキが存在しているのが一目瞭然な現環境スタンダード。安く組めて楽しく遊べるデッキということで様々なアグロ系のデッキが多く持ち込まれた一方、上位では完成度の高いコントロールが存在感を発揮していたと思います。ゲームデーで勝っていた青赤ソプターのお二人はかなり苦戦を強いられていたようで、デッキ選択の難しさを感じます。多様な環境に対応できるデッキが安定しそうな印象。赤緑信心や白緑が一人もいなかったのが気になります。
その中でやはり安定してくるのが、アブザンやジェスカイといった総合力の高い柔軟なデッキ。赤緑信心も悪くない選択だと思うのですが、どうなのでしょう。なお、山形はティムールが多いです。
●おわりに
エスパードラゴンで6~7月を16勝4敗という好成績で走り抜けて調子こいていた今シーズン。オリジンの発売によりジェイスくんをうまく使いこなせず勝てなくなった3週間(2勝6敗4分)を経て、「ジェイスを使ったデッキ構築」というテーマで、調整したスゥルタイで8勝2敗、好調なジェスカイに乗って5勝1敗と、だいぶ成績が安定してきたかと思います。あとはグリクシスコントロールというオリジナルのデッキに挑戦したいところ。
ワールドマジックカップ予選に参加して結果を出す、という目標があるので、それまでに色々なデッキに触れて、現在の多種多様なスタンダード環境を、結果にもこだわりながら、楽しんでいきたいと思っています。
個人的に赤アグロを用意できたので、こちらも調整してみたいところです。
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