新環境のスタンダードデッキ調整④ 答え合わせ編
2015年8月15日 Magic: The Gatheringここ2~3週間は、《ヴリンの神童、ジェイス》を使っていかに勝つか、というテーマでデッキを構築、調整し、ゲームデーやFNMに持ち込むという内容でした。
その過程は、以下の日記からご覧ください。
新環境のスタンダードデッキ調整① ジェイス編 (7月28日)
http://infiniteblue.diarynote.jp/201507281327345970/
新環境のスタンダードデッキ調整② 白青編 (7月29日)
http://infiniteblue.diarynote.jp/201507300908171444/
新環境のスタンダードデッキ調整③ 青黒編 (7月30日)
http://infiniteblue.diarynote.jp/201507311822478043/
ジェイスくんを使いこなす上で、3種類のデッキを提案しました。
・白青系 (オジュタイの命令)
・青黒赤 (コラガンの命令)
・青黒緑 (棲み家の防御者など)
さて、答え合わせ編といきましょう。原案レシピと、成績が残せるようになったレシピではどのような相違があるのでしょうか。
白青系
●白青系コントロール原案 (叩き台)
●ジェスカイミッドレンジ (調整版)
●相違点
・ 《ヴリンの神童、ジェイス》4枚、2マナクリーチャー4枚、《オジュタイの命令》3枚
このパッケージは原案通り、そのまま生きています。特にジェスカイにおいて、《ヴリンの神童、ジェイス》と《魂火の大導師》を4枚ずつ採用していますが、この2枚の強さを最大限に発揮できているデッキが、現在のジェスカイミッドレンジだといえるでしょう。
・ 単体除去8枚
《乱撃斬》3枚、《稲妻の一撃》3枚、《勇敢な姿勢》2枚、という構成に生きています。《ジェスカイの魔除け》と《かき立てる炎》が2枚ずつ取られているため、それ以上の枚数という計算になりますが、これはカウンター呪文を減らして火力呪文をとった、というところでしょう。現在の環境のカウンター呪文はメインボードからはあまり強くはなく、盤面に出たものに対処できるカードのほうが強い、というのは間違いなさそうです。
・ 《対立の終結》3枚
コントロールを前提にしているので全体除去を3枚積んでいましたが、ミッドレンジになり、《カマキリの乗り手》で攻めるほうがよいため、自然と抜けていきました。
・ 《龍王オジュタイ》、《太陽の勇者、エルズペス》
強いカードは強い。それはミッドレンジの構成上、最終マナ域に存在するラスボスとしてもふさわしいようです。枚数は1~2枚あれば十分でしょう。
・ 《時を越えた探索》
コントロールなら4枚採用でしたが、ミッドレンジだと2~3枚が適正枚数のようです。1枚も採用しないのは、青を使う上ではありえないかな、と思います。
●つまり、まとめると…
パッケージはやはり強かったが、それを上手に扱えるのはコントロールよりもミッドレンジだった模様。なんでもコントロールデッキにしようとしてしまうのは悪い癖です。まぁコントロールにしてもそれなりには勝てそうですが…。
青黒緑
●青黒緑コントロール原案
●スゥルタイコントロール(最新版)
●相違点
まず原案レシピが、リッチモンドSCGオープンのスタンダード部門でRobert Vaughanさんが5位入賞していた「青黒緑コントロール」なのですが、調整の結果どうなったかというと。メインボードは《黄金牙、タシグル》のメイン採用と、《部族養い》1枚挿し以外は、ほとんど変更がありません。現在使っているデッキレシピは、紆余曲折を経てたどり着いたものなのですが、原案となったデッキレシピの完成度の高さには感服です。
紆余曲折の内容については、過去の日記をご覧いただけると幸いです。
●…あれ、ひとつ足りないよね?
さて、こうなると当初の予定にあって、まだ実行されてないプランがひとつ残っています。それが、青黒赤のグリクシスカラーです。
《コラガンの命令》で《ヴリンの神童、ジェイス》を使いまわす
というデッキは結果を残せるのでしょうか。
このデッキが最後になってしまったのは、直前に《コラガンの命令》を放出してしまっていたことによります。ちょっとずつ買い戻しているところなので、集まり次第、デッキを組み上げていこうと思います。
その過程は、以下の日記からご覧ください。
新環境のスタンダードデッキ調整① ジェイス編 (7月28日)
http://infiniteblue.diarynote.jp/201507281327345970/
新環境のスタンダードデッキ調整② 白青編 (7月29日)
http://infiniteblue.diarynote.jp/201507300908171444/
新環境のスタンダードデッキ調整③ 青黒編 (7月30日)
http://infiniteblue.diarynote.jp/201507311822478043/
ジェイスくんを使いこなす上で、3種類のデッキを提案しました。
・白青系 (オジュタイの命令)
・青黒赤 (コラガンの命令)
・青黒緑 (棲み家の防御者など)
さて、答え合わせ編といきましょう。原案レシピと、成績が残せるようになったレシピではどのような相違があるのでしょうか。
白青系
●白青系コントロール原案 (叩き台)
4 : 《ヴリンの神童、ジェイス/Jace, Vryn’s Prodigy》
2 : 2マナクリーチャー
2 : 2マナクリーチャー
1 : 《龍王オジュタイ/Dragonlord Ojutai》
3 : 《解消/Dissolve》
2 : 《意思の激突/Clash of Wills》
4 : 単体除去
2 : 単体除去
2 : 単体除去
3 : 《対立の終結/End Hostilities》
3 : 《オジュタイの命令/Ojutai’s Command》
4 : 《時を越えた探索/Dig Through Time》
or 《宝船の巡航/Treasure Cruise》
1 : 《太陽の勇者、エルズペス/Elspeth, Sun’s Champion》
1 : 《精霊龍、ウギン/Ugin, the Spirit Dragon》
その他、土地 26枚
●ジェスカイミッドレンジ (調整版)
4 : 《ヴリンの神童、ジェイス/Jace, Vryn’s Prodigy》
4 : 《魂火の大導師/Soulfire Grand Master》
4 : 《カマキリの乗り手/Mantis Rider》
2 : 《オレスコスの王、ブリマーズ/Brimaz, King of Oreskos》
2 : 《龍王オジュタイ/Dragonlord Ojutai》
16 creatures
3 : 《乱撃斬/Wild Slash》
3 : 《稲妻の一撃/Lightning Strike》
2 : 《勇敢な姿勢/Valorous Stance》
1 : 《軽蔑的な一撃/Disdainful Stroke》
2 : 《ジェスカイの魔除け/Jeskai Charm》
3 : 《オジュタイの命令/Ojutai’s Command》
2 : 《かき立てる炎/Stoke the Flames》
1 : 《太陽の勇者、エルズペス/Elspeth, Sun’s Champion》
2 : 《時を越えた探索/Dig Through Time》
19 other spells
2 : 《平地/Plains》
2 : 《島/Island》
2 : 《山/Mountain》
3 : 《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
3 : 《戦場の鍛冶場/Battlefield Forge》
3 : 《シヴの浅瀬/Shivan Reef》
3 : 《凱旋の神殿/Temple of Triumph》
3 : 《天啓の神殿/Temple of Epiphany》
4 : 《神秘の僧院/Mystic Monastery》
25 lands
3 : 《ニクス毛の雄羊/Nyx-Fleece Ram》
3 : 《軽蔑的な一撃/Disdainful Stroke》
3 : 《層雲の踊り手/Stratus Dancer》
3 : 《神々の憤怒/Anger of the Gods》
2 : 《存在の破棄/Revoke Existence》
1 : 《マグマのしぶき/Magma Spray》
15 sideboard cards
●相違点
・ 《ヴリンの神童、ジェイス》4枚、2マナクリーチャー4枚、《オジュタイの命令》3枚
このパッケージは原案通り、そのまま生きています。特にジェスカイにおいて、《ヴリンの神童、ジェイス》と《魂火の大導師》を4枚ずつ採用していますが、この2枚の強さを最大限に発揮できているデッキが、現在のジェスカイミッドレンジだといえるでしょう。
・ 単体除去8枚
《乱撃斬》3枚、《稲妻の一撃》3枚、《勇敢な姿勢》2枚、という構成に生きています。《ジェスカイの魔除け》と《かき立てる炎》が2枚ずつ取られているため、それ以上の枚数という計算になりますが、これはカウンター呪文を減らして火力呪文をとった、というところでしょう。現在の環境のカウンター呪文はメインボードからはあまり強くはなく、盤面に出たものに対処できるカードのほうが強い、というのは間違いなさそうです。
・ 《対立の終結》3枚
コントロールを前提にしているので全体除去を3枚積んでいましたが、ミッドレンジになり、《カマキリの乗り手》で攻めるほうがよいため、自然と抜けていきました。
・ 《龍王オジュタイ》、《太陽の勇者、エルズペス》
強いカードは強い。それはミッドレンジの構成上、最終マナ域に存在するラスボスとしてもふさわしいようです。枚数は1~2枚あれば十分でしょう。
・ 《時を越えた探索》
コントロールなら4枚採用でしたが、ミッドレンジだと2~3枚が適正枚数のようです。1枚も採用しないのは、青を使う上ではありえないかな、と思います。
●つまり、まとめると…
パッケージはやはり強かったが、それを上手に扱えるのはコントロールよりもミッドレンジだった模様。なんでもコントロールデッキにしようとしてしまうのは悪い癖です。まぁコントロールにしてもそれなりには勝てそうですが…。
青黒緑
●青黒緑コントロール原案
3 : 《ヴリンの神童、ジェイス/Jace, Vryn’s Prodigy》
4 : 《サテュロスの道探し/Satyr Wayfinder》
4 : 《棲み家の防御者/Den Protector》
11 creature
2 : 《解消/Dissolve》
2 : 《軽蔑的な一撃/Disdainful Stroke》
2 : 《思考囲い/Thoughtseize》
2 : 《胆汁病/Bile Blight》
4 : 《英雄の破滅/Hero’s Downfall》
2 : 《スゥルタイの魔除け/Sultai Charm》
1 : 《残忍な切断/Murderous Cut》
3 : 《衰滅/Languish》
4 : 《時を越えた探索/Dig Through Time》
1 : 《頂点捕食者、ガラク/Garruk, Apex Predator》
1 : 《精霊龍、ウギン/Ugin, the Spirit Dragon》
24 other spells
2 : 《島/Island》
2 : 《沼/Swamp》
4 : 《汚染された三角州/Polluted Delta》
2 : 《ラノワールの荒原/Llanowar Wastes》
2 : 《ヤヴィマヤの沿岸/Yavimaya Coast》
4 : 《華やかな宮殿/Opulent Palace》
1 : 《欺瞞の神殿/Temple of Deceit》
3 : 《疾病の神殿/Temple of Malady》
3 : 《神秘の神殿/Temple of Mystery》
1 : 《精霊龍の安息地/Haven of the Spirit Dragon》
1 : 《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth》
25 lands
2:《否認/Negate》
1:《胆汁病/Bile Blight》
1:《思考囲い/Thoughtseize》
3:《部族養い/Feed the Clan》
2:《悲哀まみれ/Drown in Sorrow》
1:《軽蔑的な一撃/Disdainful Stroke》
2:《黄金牙、タシグル/Tasigur, the Golden Fang》
1:《漂う死、シルムガル/Silumgar, the Drifting Death》
2:《悪夢の織り手、アショク/Ashiok, Nightmare Weaver》
15 sideboard cards
●スゥルタイコントロール(最新版)
<メインボード>
3 : 《ヴリンの神童、ジェイス/Jace, Vryn’s Prodigy》
3 : 《サテュロスの道探し/Satyr Wayfinder》
3 : 《棲み家の防御者/Den Protector》
2 : 《黄金牙、タシグル/Tasigur, the Golden Fang》
1 : 《アンデッドの大臣、シディシ/Sidisi, Undead Vizier》
12 creatures
2 : 《思考囲い/Thoughtseize》
3 : 《胆汁病/Bile Blight》
1 : 《部族養い/Feed the Clan》
1 : 《軽蔑的な一撃/Disdainful Stroke》
2 : 《解消/Dissolve》
3 : 《英雄の破滅/Hero’s Downfall》
2 : 《スゥルタイの魔除け/Sultai Charm》
3 : 《衰滅/Languish》
4 : 《時を越えた探索/Dig Through Time》
1 : 《頂点捕食者、ガラク/Garruk, Apex Predator》
1 : 《精霊龍、ウギン/Ugin, the Spirit Dragon》
23 other spells
2 : 《島/Island》
2 : 《沼/Swamp》
4 : 《汚染された三角州/Polluted Delta》
2 : 《ラノワールの荒原/Llanowar Wastes》
2 : 《ヤヴィマヤの沿岸/Yavimaya Coast》
4 : 《華やかな宮殿/Opulent Palace》
3 : 《欺瞞の神殿/Temple of Deceit》
3 : 《疾病の神殿/Temple of Malady》
2 : 《神秘の神殿/Temple of Mystery》
1 : 《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth》
25 lands
<サイドボード>
3 : 《部族養い/Feed the Clan》
2 : 《否認/Negate》
1 : 《思考囲い/Thoughtseize》
1 : 《軽蔑的な一撃/Disdainful Stroke》
1 : 《護法の宝珠/Orbs of Warding》
1 : 《自然に帰れ/Back to Nature》
1 : 《霊気のほころび/Unravel the AEther》
1 : 《悪性の疫病/Virulent Plague》
2 : 《龍王シルムガル/Dragonlord Silumgar》
2 : 《悪夢の織り手、アショク/Ashiok, Nightmare Weaver》
15 sideboard cards
●相違点
まず原案レシピが、リッチモンドSCGオープンのスタンダード部門でRobert Vaughanさんが5位入賞していた「青黒緑コントロール」なのですが、調整の結果どうなったかというと。メインボードは《黄金牙、タシグル》のメイン採用と、《部族養い》1枚挿し以外は、ほとんど変更がありません。現在使っているデッキレシピは、紆余曲折を経てたどり着いたものなのですが、原案となったデッキレシピの完成度の高さには感服です。
紆余曲折の内容については、過去の日記をご覧いただけると幸いです。
●…あれ、ひとつ足りないよね?
さて、こうなると当初の予定にあって、まだ実行されてないプランがひとつ残っています。それが、青黒赤のグリクシスカラーです。
《コラガンの命令》で《ヴリンの神童、ジェイス》を使いまわす
というデッキは結果を残せるのでしょうか。
このデッキが最後になってしまったのは、直前に《コラガンの命令》を放出してしまっていたことによります。ちょっとずつ買い戻しているところなので、集まり次第、デッキを組み上げていこうと思います。
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