どうも、手持ちがネタデッキしかなくなってしまった七瀬です。

青黒ソプターという、おしゃれでシュールなデッキの調整をしている最中ですが、とりあえず夏の自由研究のほうを済ませておきましょう。

それが、いま最先端の搭載歩行機械入りアブザンアグロ、です。

●アブザンアグロ (GPロンドン優勝)

1 : 《始まりの木の管理人/Warden of the First Tree》
4 : 《搭載歩行機械/Hangarback Walker》
4 : 《羊毛鬣のライオン/Fleecemane Lion》
4 : 《先頭に立つもの、アナフェンザ/Anafenza, the Foremost》
4 : 《包囲サイ/Siege Rhino》
4 : 《棲み家の防御者/Den Protector》
21 creatures

1 : 《真面目な訪問者、ソリン/Sorin, Solemn Visitor》
1 : 《英雄の導師、アジャニ/Ajani, Mentor of Heroes》
4 : 《ドロモカの命令/Dromoka’s Command》
2 : 《究極の価格/Ultimate Price》
4 : 《アブザンの魔除け/Abzan Charm》
1 : 《英雄の破滅/Hero’s Downfall》
13 other spells

3 : 《森/Forest》
2 : 《平地/Plains》
4 : 《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》
3 : 《ラノワールの荒原/Llanowar Wastes》
3 : 《コイロスの洞窟/Caves of Koilos》
4 : 《砂草原の城塞/Sandsteppe Citadel》
4 : 《疾病の神殿/Temple of Malady》
1 : 《静寂の神殿/Temple of Silence》
1 : 《マナの合流点/Mana Confluence》
1 : 《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth》
26 lands

1 : 《究極の価格/Ultimate Price》
4 : 《思考囲い/Thoughtseize》
2 : 《自傷疵/Self-Inflicted Wound》
2 : 《悲劇的な傲慢/Tragic Arrogance》
2 : 《太陽の勇者、エルズペス/Elspeth, Sun’s Champion》
1 : 《アラシンの僧侶/Arashin Cleric》
1 : 《正義のうねり/Surge of Righteousness》
1 : 《異端の輝き/Glare of Heresy》
1 : 《黄金牙、タシグル/Tasigur, the Golden Fang》
15 sideboard cards



●デッキの特徴

2ターン目最強生物である《羊毛鬣のライオン》
3ターン目最強生物である《先頭に立つもの、アナフェンザ》
4ターン目最強生物である《包囲サイ》
5ターン目以降登場するアドの塊《棲み家の防御者》

この4種類の生物を中心に、いつ引いても強いと噂の《搭載歩行機械》を4枚採用。

そしてそれらと相性の良い《ドロモカの命令》と《アブザンの魔除け》が強力にバックアップする、というデッキです。どこを引いても強い、というのがアブザンのデッキコンセプトであり、《ラクシャーサの死与え》の枠にすっぽりと《搭載歩行機械》が収まったというところは、まさにデッキとしての完成度を大きく高めたといえます。


●デッキの動き

1ターン目は占術などのタップインランドから入ることが多く、2ターン目の《羊毛鬣のライオン》または《搭載歩行機械》からスタートします。

3ターン目には《先頭に立つ者、アナフェンザ》を着地させる動きが最もポピュラーですが、そうでない場合は、除去呪文や《ドロモカの命令》で睨みを効かせながら、《搭載歩行機械》の育成に動くことも多いです。《アブザンの魔除け》で2ドローすることも考えられますが、実際この動きはアドバンテージを取っているようで、あまり推奨される動きではありません。なぜなら、大きな隙を作ってしまうとともに、貴重な除去呪文を捨ててしまうことに等しいからです。

4ターン目には《包囲サイ》をプレイするのが素直に強いですが、相手が何かしらの構えをみせているときにはこれは推奨される動きではありません。考えられるのが、《軽蔑的な一撃》や《オジュタイの命令》といった呪文での対処。一番強いと思われる動きは、サイドボード後ではありますが、ここで《思考囲い》を撃つことでしょうか。前方確認ができるため、次ターンに《包囲サイ》を安全に展開することができ、ゲームを決めに行くことができる動きと言えます。

《搭載歩行機械》の扱いですが、注意しなければならないのがミラーマッチのときです。相手の場に《先頭に立つ者、アナフェンザ》がいる場合には飛行機械トークンを生み出すことができず、また3/3以上のサイズになった場合は《アブザンの魔除け》の良い的となってしまいます。そして不用意に相手の空中に歩行機械トークンを展開させてしまうと、そこからの《真面目な訪問者、ソリン》がライフレースを逆転させかねません。

相手がアブザンでない場合は、搭載歩行機械のサイズは3/3にしておくのがベストだと思います。相手の《衰滅》に対応するのは《アブザンの魔除け》による5/5へのサイズアップです。もちろん気にせずに1/1トークンを3体展開するのも良いのですが、これは相手の2枚目の《衰滅》や《胆汁病》を考えた場合に、最もいやらしい動きです。ちなみにタップによるサイズアップは、できるだけ自分のターンのうちに済ませておくとよいでしょう(ブロックする必要がないとき)。


●デッキの疑問点

《搭載歩行機械》の採用により、アグロというほどのデッキの速度が出せなくなっています。コントロールに強いことで名高い《搭載歩行機械》ですが、この生物の登場のおかげで、コントロール側は一気にライフを詰められることなく、万全の準備の上でこのカードに対処できるようになっています。つまり、コントロールに強いというのは「まやかし」のようなものです。ここがふつうの2マナ生物であるほうが、コントロール側にとってどれだけ脅威であることでしょうか。

そして、マナ基盤を安定させるための土地26枚が、「どこを引いても強い」というデッキコンセプトを大きく阻害しているように感じます。実際、何度も回してみたのですが、負けるシーンは揃ってマナフラッドでした。もちろんマナが豊富なら《棲み家の防御者》を使い回す動きができるので、さして悪いことではないのですが。

エンチャント対策の厳しさから抜けていった《クルフィックスの狩猟者》の不在は、カードアドバンテージを得ながらライフを回復する、というアブザン特有の強い動きの消失であり、《ドロモカの命令》の獲得以上の損失に思えます。


●デッキにひと工夫加えるなら

じっくりとアドバンテージを稼ぎながら戦っていくスタイルのデッキですので、個人的にはメインデッキから《風番いのロック》のようなわかりやすいアドバンテージ源を用意したいかと。また、《黄金牙、タシグル》のような生物も、採用を考えても良いかと思います。つまりは少し生物を増やしておきたい、という感じです。

サイドボードに関しては、同型はもちろん、ジェスカイ相手に有利がつくようにカードを選択したいところです。また赤緑信心が圧倒的に苦手なので、サイドボードから工夫していくことで勝率を上げていきたいです。

コメント

TAKA
2015年8月24日15:45

はじめまして、TAKAと申します。
リンクさせて頂きました。
宜しくお願い致しますm(__)m

七瀬
2015年8月24日16:37

TAKAさんはじめまして。よろしくお願いします!

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