アブザンアグロの詳しい解説記事があがっています。
Hangarback Abzan PrimerBy Andrea Mengucci // 19 Aug, 2015
http://www.channelfireball.com/articles/hangarback-abzan-primer/
MTG 海外の監視者/Oversears (和訳)
http://mtgoversears.com/post-1668/
手持ちのデッキがなくなった、とはいえ、まだこの最新のデッキが組めるわけです。
なんだかんだ語るよりもやはり実戦が大事。今週のFNMはこれを実際に使ってみましょう。
とりあえずは優勝者のリストを使うことに。持ち込んだデッキは以下。やや変更点あり。
●Hangarback Abzan
●変更点
ロック鳥がジェスカイと同型相手に強そうだったので、土地1枚減らして入れてみた。
思考囲いが1枚足りなかったので、なんとなく強迫で妥協してみた。
アジャにゃん手元になかったからソリンで代用しといた。
あんまり速くないのでアグロと呼ぶのをやめた。
だいたいそんな感じ。
●今週のFNM
参加者32名、時間の都合で1ラウンド40分、スイスドロー4回戦。上位3名に与えられる賞品目指して、みんな気合が入ります。狭き門すぎるぜ。
ところで、シーガル桜田店もついに1大会32名の大台に!FNMで32名集めるのは、ちょっとすごい事なのではないでしょうか。これで店舗レベルの必要条件もほぼ満たしたと思いますので、今後の発展にも期待ですね。
●FNMリプレイ
1回戦 青赤ソプター
1本目 : 先手2ターン目、《ファイレクシアの破棄者》が戦場に登場する。宣言は《世界を目覚めさせる者、ニッサ》。どうやらこちらの土地からアブザンコントロールを想定したようだが、メインボードでニッサをとっているデッキは少数だと思われる。返すターンで《羊毛鬣のライオン》を送り込むと、3ターン目のアクションは《ダークスティールの城塞》へ《アーティファクトの魂込め》。これには《アブザンの魔除け》で対処するが、ライフを大きく削られてしまう。続いて2体目の《ファイレクシアの破棄者》が《羊毛鬣のライオン》を宣言。こちらの《先頭に立つ者、アナフェンザ》は《爆片破》で対処され、続くターンで《つむじ風のならず者》を展開、ライフが残り10を切る。相手の手札は残り1枚であり、2枚目の《爆片破》を想定して動かなければならない。《ドロモカの命令》を構えて動かなければならない。こちらの手札には《真面目な訪問者、ソリン》がいるのでライフを盛り返したいところではあるのだが。続いて展開されたのが《鋳造所の隊長》。飛行トークンを強化してくる相手だが、手札は1枚。「さすがにこれで《爆片破》まで持たれていたらテンパイすぎる」と思い、意を決して《ドロモカの命令》で《つむじ風のならず者》に対処しようとする。しかし、相手の手札はまさに《爆片破》だったのであった。0-1
2本目 : お互い《搭載歩行機械》を置きあう序盤、《ファイレクシアの破棄者》を展開。こちらはキャストに対応して+1/+1カウンターを載せる。宣言は《搭載歩行機械》。これは相手側のプレイミスで、お互いの《搭載歩行機械》は機能しなくなってしまう(相手側だけだと思っていたらしい)。今度は展開に余裕があり、《強迫》から《アーティファクトの魂込め》を、《思考囲い》から《爆片破》を、それぞれ落とす。《先頭に立つ者、アナフェンザ》と《包囲サイ》を並べる。《包囲サイ》は引き直した《爆片破》で対処されてしまうが、《真面目な訪問者、ソリン》が着地したことによりライフレースは一方的なものになった。1-1
3本目 : 《羽ばたき飛行機械》《バネ葉の太鼓》と展開し、《幽霊火の刃》をつけて殴ってくる2ターン目の動き。3ターン目は何もなかったため、こちらは土地からダメージを受けながらクリーチャーを展開する。そして4ターン目、トップから引き込んだという《アーティファクトの魂込め》が飛行機械を7/9というサイズにして攻撃してくる。残りライフは一気に14⇒7。こちらには《ドロモカの命令》が手札に3枚あるが、4枚目の土地を引き込めず、1枚目の命令は《頑固な否認》で防がれ、テンパイハンドを前にあっけなく試合終了。1-2
切ない。やはり、《霊気のほころび》も1枚はサイドに積むべきだったか。というかそれでもどうにもならなかった気がする。今週のプロモは早くもここで望みを絶たれる。そして七瀬の脳内記憶装置はここらへんでほとんどの機能を停止したのであった。
2回戦 ジャンド探査
1本目 : 《先頭に立つ者、アナフェンザ》が着地し、相手の墓地肥やしの動きが大幅に制限される。1体は処理されるが2体目が登場。用意されたブロッカーを丁寧に除去してそのまま殴り切った。1-0
2本目 : マリガンから、除去何も引かないで負け。1-1
3本目 : 《羊毛鬣のライオン》から《ドロモカの命令》でブロッカーを排除しつつ突撃。《包囲サイ》が更にライフを詰めて、速やかに決着した。2-1
3回戦 ティムール
1本目 : お互いマリガンスタート。相手は何も引けなかったらしい。1-0
2本目 : 相手の土地が2枚で止まる。2-0
4回戦 ジェスカイテンポ (ボブボブ)
1本目 : 《羊毛鬣のライオン》は怪物化で、破壊不可だけでなく呪禁も持ちます。1-0
2本目 : 焦点は《ドロモカの命令》で火力を軽減できるかどうか。みたいな感じに牽制しあった結果、その+1/+1カウンターによってライフがちょうど0になるというオチ。2-0
●結果
3勝1敗の6位だか7位だかで終了。おつかれさまでした。
対戦してくださった皆さんありがとうございました!
ちなみに優勝は3勝1分でGガンナーさんでした。おめでとうございます!
●感想
新型の「搭載歩行機械入りアブザンアグロ」というデッキは、前評判として聞いていたのが「以前は苦手としていた赤単に強くなったが、赤緑信心に弱い。それ以外のデッキには互角かそれ以上に戦えるデッキ」というものです。デッキレシピを見ても、強いカードが《アブザンの魔除け》と《ドロモカの命令》という潤滑油によってバランスが取れている印象でした。実際、1回戦でハサミの勢いに押し切られたものの、他のマッチでは危なげなく戦えていた印象はあります。しかし、どことなくしっくり来ない感じはありました。
特に土地の多さと、アグロというわりに感じるもっさり感。どうせならミッドレンジにチューンすべきなのではないか、という印象すらあります。現在のレシピで結果を残せたのはメタゲームに合った結果なのかもしれませんが、これに対策をとったアブザンコントロール相手に勝てるゲームプランを、あまり考えることができません。いま、自分がアブザンを使うなら、できればコントロールのほうに乗りたいですね。
●余談
七瀬がデッキを提供した2人はどうだったかというと。
ボブボブのジェスカイは、こばゆいのスゥルタイと七瀬のアブザンに負けて2勝2敗。
こばゆいのスゥルタイも、2勝2敗だったらしい。
当たり運を言い訳にする前に、サイドプラン、キープ判断からじっくり反省しよう。
別に偉そうなこと言える立場でもないけれど、もっと練習してお互い上達していきましょう。
●シーガル桜田店今週のFNM「メタゲームブレイクダウン」
5 アブザン(アグロ2、大変異2、ウィップ1)
4 赤アグロ(アブロ2、ゴブリン1、オーラ1)
3 スゥルタイ(コントロール1、シディシウィップ2)
3 ティムール
2 青赤ソプター
2 ジャンド探査
1 ジェスカイテンポ
1 マルドゥ
1 白単トークン
1 白青コントロール
1 青赤ライブラリーアウト
1 黒単コントロール
1 黒赤ドラゴン
1 黒緑エルフ
1 赤緑(赤緑信心1、ミッドレンジ1)
1 緑単信心
多種多様なデッキがみられる中、最大勢力はやはりアブザンとなりました。続いて赤アグロ。しかしアブザンや赤単といっても、大きな括りで語って良いのかわからないようなバリエーションで、見ていても、対戦しても楽しい環境なのではないでしょうか。
ジェスカイや赤緑信心がやや少ない印象。
ジェスカイは単純に、ジェイスくん集めるのがハードルになっている印象。
山形は赤緑勢が独自の進化を遂げてティムールになってしまっているようです。
あと、白緑大変異という美しい2色デッキを使うプレイヤーがいないですね。
Hangarback Abzan PrimerBy Andrea Mengucci // 19 Aug, 2015
http://www.channelfireball.com/articles/hangarback-abzan-primer/
MTG 海外の監視者/Oversears (和訳)
http://mtgoversears.com/post-1668/
手持ちのデッキがなくなった、とはいえ、まだこの最新のデッキが組めるわけです。
なんだかんだ語るよりもやはり実戦が大事。今週のFNMはこれを実際に使ってみましょう。
とりあえずは優勝者のリストを使うことに。持ち込んだデッキは以下。やや変更点あり。
●Hangarback Abzan
1 : 《始まりの木の管理人/Warden of the First Tree》
4 : 《搭載歩行機械/Hangarback Walker》
4 : 《羊毛鬣のライオン/Fleecemane Lion》
4 : 《先頭に立つもの、アナフェンザ/Anafenza, the Foremost》
4 : 《包囲サイ/Siege Rhino》
4 : 《棲み家の防御者/Den Protector》
1 : 《風番いのロック/Wingmate Roc》
22 creatures
2 : 《真面目な訪問者、ソリン/Sorin, Solemn Visitor》
4 : 《ドロモカの命令/Dromoka’s Command》
2 : 《究極の価格/Ultimate Price》
4 : 《アブザンの魔除け/Abzan Charm》
1 : 《英雄の破滅/Hero’s Downfall》
13 other spells
3 : 《森/Forest》
2 : 《平地/Plains》
4 : 《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》
3 : 《ラノワールの荒原/Llanowar Wastes》
3 : 《コイロスの洞窟/Caves of Koilos》
4 : 《砂草原の城塞/Sandsteppe Citadel》
4 : 《疾病の神殿/Temple of Malady》
1 : 《静寂の神殿/Temple of Silence》
1 : 《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth》
25 lands
1 : 《究極の価格/Ultimate Price》
1 : 《強迫/Duress》
3 : 《思考囲い/Thoughtseize》
2 : 《自傷疵/Self-Inflicted Wound》
2 : 《悲劇的な傲慢/Tragic Arrogance》
2 : 《太陽の勇者、エルズペス/Elspeth, Sun’s Champion》
1 : 《アラシンの僧侶/Arashin Cleric》
1 : 《正義のうねり/Surge of Righteousness》
1 : 《異端の輝き/Glare of Heresy》
1 : 《黄金牙、タシグル/Tasigur, the Golden Fang》
15 sideboard cards
●変更点
ロック鳥がジェスカイと同型相手に強そうだったので、土地1枚減らして入れてみた。
思考囲いが1枚足りなかったので、なんとなく強迫で妥協してみた。
アジャにゃん手元になかったからソリンで代用しといた。
あんまり速くないのでアグロと呼ぶのをやめた。
だいたいそんな感じ。
●今週のFNM
参加者32名、時間の都合で1ラウンド40分、スイスドロー4回戦。上位3名に与えられる賞品目指して、みんな気合が入ります。狭き門すぎるぜ。
ところで、シーガル桜田店もついに1大会32名の大台に!FNMで32名集めるのは、ちょっとすごい事なのではないでしょうか。これで店舗レベルの必要条件もほぼ満たしたと思いますので、今後の発展にも期待ですね。
●FNMリプレイ
1回戦 青赤ソプター
1本目 : 先手2ターン目、《ファイレクシアの破棄者》が戦場に登場する。宣言は《世界を目覚めさせる者、ニッサ》。どうやらこちらの土地からアブザンコントロールを想定したようだが、メインボードでニッサをとっているデッキは少数だと思われる。返すターンで《羊毛鬣のライオン》を送り込むと、3ターン目のアクションは《ダークスティールの城塞》へ《アーティファクトの魂込め》。これには《アブザンの魔除け》で対処するが、ライフを大きく削られてしまう。続いて2体目の《ファイレクシアの破棄者》が《羊毛鬣のライオン》を宣言。こちらの《先頭に立つ者、アナフェンザ》は《爆片破》で対処され、続くターンで《つむじ風のならず者》を展開、ライフが残り10を切る。相手の手札は残り1枚であり、2枚目の《爆片破》を想定して動かなければならない。《ドロモカの命令》を構えて動かなければならない。こちらの手札には《真面目な訪問者、ソリン》がいるのでライフを盛り返したいところではあるのだが。続いて展開されたのが《鋳造所の隊長》。飛行トークンを強化してくる相手だが、手札は1枚。「さすがにこれで《爆片破》まで持たれていたらテンパイすぎる」と思い、意を決して《ドロモカの命令》で《つむじ風のならず者》に対処しようとする。しかし、相手の手札はまさに《爆片破》だったのであった。0-1
2本目 : お互い《搭載歩行機械》を置きあう序盤、《ファイレクシアの破棄者》を展開。こちらはキャストに対応して+1/+1カウンターを載せる。宣言は《搭載歩行機械》。これは相手側のプレイミスで、お互いの《搭載歩行機械》は機能しなくなってしまう(相手側だけだと思っていたらしい)。今度は展開に余裕があり、《強迫》から《アーティファクトの魂込め》を、《思考囲い》から《爆片破》を、それぞれ落とす。《先頭に立つ者、アナフェンザ》と《包囲サイ》を並べる。《包囲サイ》は引き直した《爆片破》で対処されてしまうが、《真面目な訪問者、ソリン》が着地したことによりライフレースは一方的なものになった。1-1
3本目 : 《羽ばたき飛行機械》《バネ葉の太鼓》と展開し、《幽霊火の刃》をつけて殴ってくる2ターン目の動き。3ターン目は何もなかったため、こちらは土地からダメージを受けながらクリーチャーを展開する。そして4ターン目、トップから引き込んだという《アーティファクトの魂込め》が飛行機械を7/9というサイズにして攻撃してくる。残りライフは一気に14⇒7。こちらには《ドロモカの命令》が手札に3枚あるが、4枚目の土地を引き込めず、1枚目の命令は《頑固な否認》で防がれ、テンパイハンドを前にあっけなく試合終了。1-2
切ない。やはり、《霊気のほころび》も1枚はサイドに積むべきだったか。というかそれでもどうにもならなかった気がする。今週のプロモは早くもここで望みを絶たれる。そして七瀬の脳内記憶装置はここらへんでほとんどの機能を停止したのであった。
2回戦 ジャンド探査
1本目 : 《先頭に立つ者、アナフェンザ》が着地し、相手の墓地肥やしの動きが大幅に制限される。1体は処理されるが2体目が登場。用意されたブロッカーを丁寧に除去してそのまま殴り切った。1-0
2本目 : マリガンから、除去何も引かないで負け。1-1
3本目 : 《羊毛鬣のライオン》から《ドロモカの命令》でブロッカーを排除しつつ突撃。《包囲サイ》が更にライフを詰めて、速やかに決着した。2-1
3回戦 ティムール
1本目 : お互いマリガンスタート。相手は何も引けなかったらしい。1-0
2本目 : 相手の土地が2枚で止まる。2-0
4回戦 ジェスカイテンポ (ボブボブ)
1本目 : 《羊毛鬣のライオン》は怪物化で、破壊不可だけでなく呪禁も持ちます。1-0
2本目 : 焦点は《ドロモカの命令》で火力を軽減できるかどうか。みたいな感じに牽制しあった結果、その+1/+1カウンターによってライフがちょうど0になるというオチ。2-0
●結果
3勝1敗の6位だか7位だかで終了。おつかれさまでした。
対戦してくださった皆さんありがとうございました!
ちなみに優勝は3勝1分でGガンナーさんでした。おめでとうございます!
●感想
新型の「搭載歩行機械入りアブザンアグロ」というデッキは、前評判として聞いていたのが「以前は苦手としていた赤単に強くなったが、赤緑信心に弱い。それ以外のデッキには互角かそれ以上に戦えるデッキ」というものです。デッキレシピを見ても、強いカードが《アブザンの魔除け》と《ドロモカの命令》という潤滑油によってバランスが取れている印象でした。実際、1回戦でハサミの勢いに押し切られたものの、他のマッチでは危なげなく戦えていた印象はあります。しかし、どことなくしっくり来ない感じはありました。
特に土地の多さと、アグロというわりに感じるもっさり感。どうせならミッドレンジにチューンすべきなのではないか、という印象すらあります。現在のレシピで結果を残せたのはメタゲームに合った結果なのかもしれませんが、これに対策をとったアブザンコントロール相手に勝てるゲームプランを、あまり考えることができません。いま、自分がアブザンを使うなら、できればコントロールのほうに乗りたいですね。
●余談
七瀬がデッキを提供した2人はどうだったかというと。
ボブボブのジェスカイは、こばゆいのスゥルタイと七瀬のアブザンに負けて2勝2敗。
こばゆいのスゥルタイも、2勝2敗だったらしい。
当たり運を言い訳にする前に、サイドプラン、キープ判断からじっくり反省しよう。
別に偉そうなこと言える立場でもないけれど、もっと練習してお互い上達していきましょう。
●シーガル桜田店今週のFNM「メタゲームブレイクダウン」
5 アブザン(アグロ2、大変異2、ウィップ1)
4 赤アグロ(アブロ2、ゴブリン1、オーラ1)
3 スゥルタイ(コントロール1、シディシウィップ2)
3 ティムール
2 青赤ソプター
2 ジャンド探査
1 ジェスカイテンポ
1 マルドゥ
1 白単トークン
1 白青コントロール
1 青赤ライブラリーアウト
1 黒単コントロール
1 黒赤ドラゴン
1 黒緑エルフ
1 赤緑(赤緑信心1、ミッドレンジ1)
1 緑単信心
多種多様なデッキがみられる中、最大勢力はやはりアブザンとなりました。続いて赤アグロ。しかしアブザンや赤単といっても、大きな括りで語って良いのかわからないようなバリエーションで、見ていても、対戦しても楽しい環境なのではないでしょうか。
ジェスカイや赤緑信心がやや少ない印象。
ジェスカイは単純に、ジェイスくん集めるのがハードルになっている印象。
山形は赤緑勢が独自の進化を遂げてティムールになってしまっているようです。
あと、白緑大変異という美しい2色デッキを使うプレイヤーがいないですね。
コメント
SB:正義のうねり 4
ここからSBすればいいんですね!