場所は山形県酒田市の港南コミュニティセンター。

フォーマットは「スタンダード」。ルール適用度は「競技」レベル。

参加者30名、スイスドロー5回戦+シングルエリミネーション3回戦。

優勝30packs、準優勝20packs、3-4位6packs、5-8位3packs、参加賞1pack

優勝者には、スペインのマドリードで行われるプロツアーの参加権をかけた地域予選への参加権が与えられます。

今回の使用デッキは「エスパードラゴンコントロール(七瀬型)」。ボブボブと完全にデッキリストをシェアしての参戦です。自由枠には、サイドから3枚目の《忌呪の発動》を移動し、空いた枠には《究極の価格》を採用してみました。


3 : 《龍王オジュタイ/Dragonlord Ojutai》
2 : 《漂う死、シルムガル/Silumgar, the Drifting Death》
5 creatures

4 : 《思考囲い/Thoughtseize》
4 : 《シルムガルの嘲笑/Silumgar’s Scorn》
4 : 《時を越えた探索/Dig Through Time》
3 : 《胆汁病/Bile Blight》
3 : 《英雄の破滅/Hero’s Downfall》
3 : 《命運の核心/Crux of Fate》
3 : 《忌呪の発動/Foul-Tongue Invocation》
2 : 《予期/Anticipate》
2 : 《雲散霧消/Dissipate》
1 : 《精霊龍、ウギン/Ugin, the Spirit Dragon》
28 other spells

3 : 《島/Island》
2 : 《沼/Swamp》
2 : 《コイロスの洞窟/Caves of Koilos》
4 : 《啓蒙の神殿/Temple of Enlightenment》
4 : 《欺瞞の神殿/Temple of Deceit》
4 : 《華やかな宮殿/Opulent Palace》
4 : 《汚染された三角州/Polluted Delta》
2 : 《精霊龍の安息地/Haven of the Spirit Dragon》
1 : 《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth 》
26 lands

3 : 《悲哀まみれ/Drown in Sorrow》
2 : 《否認/Negate》
1 : 《忌呪の発動/Foul-Tongue Invocation》
1 : 《究極の価格/Ultimate Price》
2 : 《龍王の大権/Dragonlord’s Prerogative》
2 : 《悪夢の織り手、アショク/Ashiok, Nightmare Weaver》
2 : 《龍王ドロモカ/Dragonlord Dromoka》
2 : 《危険な櫃/Perilous Vault》
15 sideboard cards


Y-Magicからは七瀬、ボブボブ、班長の3名が参加。
まずはベスト8目指して戦います!


●ゲームリプレイ

1回戦 : 白青:クロックパーミッション

1戦目から一番当たってはいけないデッキタイプに遭遇する。勘弁してください^^

1本目 : 《思考囲い》から覗いた相手の手札には、《ヴリンの神童、ジェイス》、《勇敢な姿勢》、《オジュタイの命令》、《搭載歩行機械》、《シルムガルの魔術師》、《層雲の踊り手》、《島》というカードたち。やべぇ、これはクロパじゃねーか!こちらの手札と相談して、ジェイスを落とす。その後、こちらの振るわない手札と対照的に、ガンガン攻めてくる相手。やりたいことやれずに負け。0-1

2本目 : サイドから《龍王ドロモカ》と《龍王の大権》を2枚ずつ。《悲哀まみれ》を3枚投入。これでだいぶマッチアップは改善した気がする。《思考囲い》で相手の《搭載歩行機械》を叩き落とすと、カウンターしかないことをいいことに、《龍王の大権》で4ドロー。更に《龍王ドロモカ》。これには相手もかなり良い反応をしてくれる。これでライフレースは完全にこちらに傾いた。1-1

3本目 : 《思考囲い》から覗いたのは、《意思の激突》、《オジュタイの命令》、《否認》2枚、《搭載歩行機械》、《シルムガルの魔術師》、《時を越えた探索》。ここでもやはり《搭載歩行機械》を落とさざるをえない。困ったことに、相手の引きも強く、《搭載歩行機械》を引き直される。その後、1枚ずつカードを刺し合って、こちらのライフが5まで低下したところで《漂う死、シルムガル》と《龍王オジュタイ》が並ぶ展開をつくりあげることに成功する。相手の場には、PWになった《歴戦の戦士、ギデオン》。ここで試合時間が終了し、エクストラターンに入る。相手のライフは21もあり、決着をつけるならオジュタイの5点とシルムガルの3点を、きっちり3発入れる必要がある。ここではオジュタイの引きに懸けて攻撃。ゴミがめくれる。相手もギデオンで攻撃し、こちらのライフが残り1に。そしてここで場に登場したのが《搭載歩行機械》。これにより、ドラゴンが殴るとトークンが出現し、オジュタイがブロックされてしまうという状況に。これで万事休す。相手の手札には瞬速のクリーチャーが控えており、引き分けに持ち込めたであろう試合を落とすことになってしまった。1-2

今になって思えば、この試合こそが今日のターニングポイントであり、やはり引き分けに持ち込んでおけば良かった、と後悔するのであった。盤面的にもこちらの圧倒的有利であり、あと少し試合時間があれば、というのも悔やまれる。こういうところ、しっかり学んで次に生かすのは大事だな、と思うしかない。


2回戦 : 青赤緑:ティムール中隊

相手の方は競技レベルの大会が初めてのようで、いろいろ不備があり、こっそりアドバイスする。逐一ジャッジを呼んでもいいんだけど(そういうプレイヤーもいるけど)、初めての競技レベル大会で警告ばっかりで、嫌な思い出になるのは、こちらとしてもいたたまれない。トラブルを未然に防ぐのも大事なことだと、七瀬は思うのでした。

1本目 : バイオゴリラこと《凶暴な拳刃》と《雷破の執政》の連打に成す術無し。0-1

2本目 : 丁寧に相手の動きに対処してから《龍王オジュタイ》。1-1

3本目 : 《忌呪の発動》が強くて何度もライフを戻しつつ、《龍王オジュタイ》。2-1

競技レベルの大会では、
簡易のライフカウンターなどを用いず、ペンとメモ帳を用意しましょう。
デッキケースの中には、75枚以外に余計なMTGのカードは入れないようにしましょう。
シャッフルの時はデッキを小分けに切るとカードを落としたりせずに済むかもしれない。
ドローの際は、2枚目のカードを見てしまわないようゆっくり丁寧に引くのがおすすめ。

などということを相手にお伝えして直してもらいました。別にアドバイスしたがりなわけではないのですが、ちょっとした事を気をつけてもらえれば、トラブルは防げるのです。

競技レベルの大会に出たことがない方は、同じくそのようなことに注意していただけるといいかな、と思います。

今日の大会が、楽しい思い出になってくれているといいのですが。


3回戦 : 白黒赤緑:4Cグッドスタッフ

1本目 : 相手のデッキは青以外の4色の強いクリーチャーと強いスペルを集めたグッドスタッフ。こちらが《思考囲い》で手札を確認すると、《はじける破滅》、《棲み家の防御者》、《稲妻の一撃》と土地2枚が明かされる。こちらのデッキは《はじける破滅》が最大の弱点であるので、気にせずに《はじける破滅》を落とす。しかし、3ターン目に相手はこちらの除去を一切恐れることなく《棲み家の防御者》。これにはしてやられた。さすがに除去を警戒して遅らせてくると思ったのだが…。まんまと《はじける破滅》を回収される。遅れてこちらも除去を引き、《棲み家の防御者》に対処する。《稲妻の一撃》を本体に撃たれ、残るライフは11。こちらが展開した《龍王オジュタイ》には当然《はじける破滅》でライフが残り9だが、オジュタイは手札にもう1枚いる。《魂火の大導師》を展開してきたところで、《忌呪の発動》。これでライフを戻し、オジュタイがゲームを決めた。1-0

2本目 : 《思考囲い》で相手の手札を確認すると、《はじける破滅》2枚、《稲妻の一撃》2枚、《先頭に立つ者、アナフェンザ》、《英雄の破滅》という内容。ここでは《はじける破滅》を減らしてこちらのドラゴンを通しやすくしたい。場に展開されたアナフェンザが4点のダメージをこちらに入れるが、これには遅れて《英雄の破滅》。《稲妻の一撃》と《はじける破滅》でこちらの残りライフが11⇒8⇒6まで落ち込むが、これには《忌呪の発動》。しかし再びライフが10⇒8⇒6まで落ち込んだところで、《龍王ドロモカ》。これに対処できなかった相手は、投了を宣言した。2-0


4回戦 : 赤緑:赤緑信心

1本目 : お互いにマリガンスタート。こちらの初手はオール土地という惨憺たるものである。相手の《死霧の猛禽》に対しては《雲散霧消》。更に《世界を食らう者、ポルクラノス》に対しても《雲散霧消》。相手に大きなクロックを立たせない展開を作ることはできたが、《爪鳴らしの神秘家》が2点ずつクロックを刻むとともに、こちらの残る手札が心もとない。こちらがドローカードを引けずにいると、更に《世界を食らう者、ポルクラノス》。こちらのライフを攻め立てて来る。《思考囲い》でライフが12⇒10になるが、手札の《囁き森の精霊》を落とすことに成功。攻撃により残るライフは4。ポルクラノスは除去することができたが、エルフが殴って残り3。そして次ターンに《歓楽者、ゼナゴス》が登場。こちらが場を盛り返す前に、ライフが0になった。0-1

2本目 : こちらは後手を選択。理由としては、練習の結果、そのほうが若干だが分が良かったからである。相手はマリガンスタート。第1ターンに《エルフの神秘家》から動いた相手に対して、こちらはタップインスタート。相手は《死霧の猛禽》でクロックを刻む動き。こちらは《思考囲い》。《世界を目覚めさせる者、ニッサ》、《クルフィックスの狩猟者》、《爪鳴らしの神秘家》という相手の手札が明かされる。ここで土地を置かれないためにも、《クルフィックスの狩猟者》を選択。次のターン、こちらのライフは17⇒14に。《死霧の猛禽》には《胆汁病》で対処し、相手はそこからマナを伸ばすことができない。《龍王オジュタイ》が着地したところで、ゲームが決した。1-1

3本目 : あちらが先手を選択したため、こちらは再び後手スタート。望むところだが、かなり難しい手札。《エルフの神秘家》からスタートした相手に対して、こちらは《思考囲い》。相手の手札は《死霧の猛禽》2枚、《世界を食らう者、ポルクラノス》、《爪鳴らしの神秘家》2枚という激しいもの。ここでは《死霧の猛禽》を選択。相手が展開するクリーチャーを、サイドインした《究極の価格》などで丁寧に除去していく。十分に耐えたところで、《命運の核心》。そして残る変異クリーチャーを《英雄の破滅》で対処し、《死霧の猛禽》が場に戻ることを許さない。《漂う死、シルムガル》を着地させ、3点ずつクロックを刻み、更に追加で《龍王オジュタイ》。《思考囲い》で相手の手札を確認すると、《ガイアの復讐者》と《世界を目覚めさせる者、ニッサ》。ここでニッサを落とすとほぼ安心。残るライフは7⇒5。2体のドラゴンで殴り、ゲームが決着した。2-1


ここまで終わって、3勝1敗の9ポイントで8位。次の対戦相手次第では、IDを選択することによってベスト8がほぼ手中、というところまで来ることができた!


5回戦 : 白黒緑:アブザンコントロール

相手の方が7ポイント。つまり、下当たり。つまり、握手するチャンスを逸する。

1本目 : 先手を取られ、更にこちらはダブルマリガンスタート。挙句、相手の《思考囲い》が3発飛んでくる。特に言うことはない。0-1

2本目 : 後手を選択。そしてやっぱり、こちらのマリガンスタート。更に相手の《思考囲い》が飛んでくる。辛さしかない。相手方は絶好調で、《巨森の予見者、ニッサ》、《包囲サイ》、《英雄の導師、アジャニ》、《太陽の勇者、エルズペス》と連打され、万事休す。思わぬプレインズウォーカーの連打に、《包囲サイ》に《英雄の破滅》は使ってしまったことを若干後悔する(しかし使わなければライフが持たない)。こちらにはまだ、場を盛り返すことができる強力なスイーパー《危険な櫃》というカードが2枚、山札に眠っている。《命運の核心》で場のクリーチャーを流したあと、《危険な櫃》を探しに、《龍王の大権》で4ドロー。更に《命運の核心》から《時を越えた探索》。しかしそれでも手札に櫃は来ない。《英雄の破滅》で《英雄の導師、アジャニ》に対処することは成功したものの、この時点で相手の手札はまだ7枚。こちらは4枚。2発目の《時を越えた探索》でようやく《危険な櫃》をサーチすることができたが、残るライフが4となっており、場には兵士トークンが3体。こちらのエンド前に《アブザンの魔除け》で+1/+1カウンターを乗せようとする動きに対して、これにはしょうがなく《シルムガルの嘲笑》。しかし、《精霊龍、ウギン》の3点火力が、とどめをさした。0-2

握手で終わりかと思っていたところの下当たり。かなり有利なマッチアップだったところにマリガンの嵐。何だかどうにも運が味方してくれない、寂しい終わり方となってしまった。くやしい!


●予選結果

3勝2敗で11位。予選1位は初戦で当たった白青クロックパーミッションの方。

Y-Magic勢は、他の二人は最終戦をそれぞれ握手し、ボブボブが3勝1敗1分で8位、班長が3勝1敗1分で6位に残り、3名で参加して2名がベスト8に残る、という上々の結果に。それだけに俺も残りたかったんや。

ちなみにボブボブの1敗は赤単相手に土地詰まりだったとのこと。まぁ、しょうがないよね。


●決勝SE&結果

予選8位通過のボブボブの「エスパードラゴンコントロール(七瀬型)」は初戦で予選1位の白青クロックパーミッションに当たって0-2で負け。これは当たり運が悪かったとしか言いようもなく、ついでに触れるなら、《龍王の大権》で土地4枚引いて、次のドローでも土地引いてるところがクライマックスだったんじゃないかな!

予選6位通過の班長の「ハンガーバックアブザン」は軽やかに2連勝して決勝進出。
決勝で白青クロックパーミッションとあたり、1本目は普通に勝つも、2戦目3戦目と、土地と手札が噛み合わず、残念な逆転負けでした。準優勝おめでとう!くやしいね!

結局、優勝は白青クロックパーミッションの方でした。おめでとうございます!
次やるときは負けませんよ!^^またよろしくお願いします。

対戦した皆さん、ジャッジの皆様、主催のまる五様、ありがとうございました。

コメント

~Daia~
2015年9月8日0:41

今日はジェイスお譲り頂き、有難う御座いました!

七瀬
2015年9月8日0:46

おや、こちらこそありがとうございました!リンクさせていただきますね!

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