●やはり、アブザンコントロールは強いようだ

まぁ、今更ですが…。

前回、およそ10戦の対戦の結果として、エスパードラゴンにとって勝率が最も良かったと紹介した「アブザンコントロール」ですが、実際に大会で対戦した結果として、さすがにそう簡単にはいかないようです。

想定していたアブザンコントロールは、世界選手権で優勝したデッキリストです。

まずそこから見ていきましょう。


3 《棲み家の防御者》
4 《クルフィックスの狩猟者》
2 《巨森の予見者、ニッサ》
4 《包囲サイ》
1 《黄金牙、タシグル》
-クリーチャー(14)-

4 《思考囲い》
1 《胆汁病》
1 《究極の価格》
4 《アブザンの魔除け》
3 《英雄の破滅》
2 《衰滅》
1 《信者の沈黙》
1 《悲劇的な傲慢》
3 《太陽の勇者、エルズペス》
-呪文(20)-

3 《森》
2 《平地》
4 《吹きさらしの荒野》
4 《砂草原の城塞》
2 《ラノワールの荒原》
4 《疾病の神殿》
2 《コイロスの洞窟》
4 《静寂の神殿》
1 《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ》
-土地(26)-

2 《羊毛鬣のライオン》
1 《霊気のほころび》
1 《強迫》
2 《異端の輝き》
1 《胆汁病》
1 《ドロモカの命令》
1 《究極の価格》
2 《悲哀まみれ》
1 《悲劇的な傲慢》
1 《真面目な訪問者、ソリン》
1 《英雄の導師、アジャニ》
1 《精霊龍、ウギン》
-サイドボード(15)-


引用元:MTG公式HP世界選手権2015イベントカバレージ
http://coverage.mtg-jp.com/mtgwc15/decklist/015658/#


●リストの疑問点

何度見ても非常によくできたリストですが、その細かい調整により、いくつかの欠点が生じています。それにより、メインデッキのエスパードラゴンに対する勝率が大幅に下がってしまっていたように思えます。特に、《漂う死、シルムガル》に対する対抗手段に乏しい点が致命的です。一度場に出てしまうと、本当にどうしようもないのです。

《胆汁病》、《究極の価格》、《信者の沈黙》、《悲劇的な傲慢》の4枚はクリーチャーデッキにとても強い除去カードであり、これらを上手に散らして、《棲み家の防御者》で再利用するというのは、理想的な動きではあります。しかしそのような調整のデッキを相手に良い勝率を出せても、参考にはならないのも、たしか。


●リストの微調整

《棲み家の防御者》を、3枚⇒4枚に増量。《信者の沈黙》、《悲劇的な傲慢》の両カードを減らして、《精霊龍、ウギン》のメイン採用。

たった、これだけ。《胆汁病》、《究極の価格》も腐るのですが、まぁメインデッキなのでそれぐらいは残してもいいかな、と…。サイドボードではこの2枚が、《強迫》と《英雄の導師、アジャニ》に代わるのかと思われます。

さて、この結果として、どのような勝率に落ち着くのでしょうか。

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