●ぎゃざって遊びは、お金かかるんでしょ?

MTGというカードゲームは、楽しいけれど、それなりにお金がかかる遊びではある。

リミテッドという遊びなら、1回につきドラフトは1000円、シールドは2000円ぐらい。
週末などに、1~2回遊ぶ程度には良い趣味の範囲かなーとは思う。

パックを剥いてレアカードを当てて、欲しいカードを他の人とトレードして集める。
これはトレーディングカードゲームの醍醐味だし、そうあるべきだけれど。

必ず、シングルカードとして、カードをばら売りする「ショップ」の存在があるわけで。

そういうところで足りないカードを買って、スタンダード環境のデッキを組むのは割と普通なことかと思う。

それにしても、最近カードがやたら高いんだよね。困るよね。


●昨日紹介したデッキ、絶対高いと思うんだ。

おそらく一番「いい」お値段のお店で、昨日組んだデッキの総額がどれぐらいになるのか、ちょっと調べてみた。あのデッキ、たぶん現スタンダード環境のデッキの中でも、とりわけ高額なデッキだと思うんだよね。そこで勝負したいわけじゃないんだけどさ。

○れる屋参考価格 (2015/09/13現在)
《ヴリンの神童、ジェイス/Jace, Vryn’s Prodigy》 6800円 x3
《思考囲い/Thoughtseize》 4800円 x4
《精霊龍、ウギン/Ugin, the Spirit Dragon》 4300円 x1
《汚染された三角州/Polluted Delta》 3900円 x4
《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》 3800円 x1
《搭載歩行機械/Hangarback Walker》 3800円 x3
《龍王オジュタイ/Dragonlord Ojutai》 2300円 x3
《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ》 1600円 x1
《時を越えた探索/Dig Through Time》 1200円 x4
ここまで、88,000円

《龍王ドロモカ/Dragonlord Dromoka》 900円 x2
《衰滅/Languish》 800円 x2
《悪夢の織り手、アショク/Ashiok, Nightmare Weaver》 800円 x2
《危険な櫃/Perilous Vault》 800円 x2
《龍王シルムガル/Dragonlord Silumgar》 700円 x2
《啓蒙の神殿/Temple of Enlightenment》 600円 x3
《精霊龍の安息地/Haven of the Spirit Dragon》 550円 x2
《英雄の破滅/Hero’s Downfall》 500円 x3
《命運の核心/Crux of Fate》 450円 x2
《悲哀まみれ/Drown in Sorrow》 400円 x2
《胆汁病/Bile Blight》 350円 x2
《欺瞞の神殿/Temple of Deceit》 250円 x4
《コイロスの洞窟/Caves of Koilos》 200円 x3
ここまで14,900円

総額 102,900円

…嘘だろ、…スタンダードなのに10万超え、だと…?

実際あちこち探して安く揃えても、この約7割はかかる模様。

あ、安いデッキだと1万円もあれば十分組めるよ。そして十分勝てるよ。


●最近のカード価格が高いと思ったんで比較してみる。

その昔、七瀬が使っていた西暦2000年当時のスタンダード最高額デッキ「青茶単」。
うろ覚えな当時の通信販売価格(ゲームぎゃざ巻末)とデッキ採用枚数は以下。

《変異種/Morphling》 約2800円 x3
《マスティコア/Masticore》 約4000円 x3
《厳かなモノリス/Grim Monolith》 約2800円 x4
《火薬樽/Powder Keg》 約2800円 x3
《不実/Treachery》 約1500円 x4
《天才のひらめき/Stroke of Genius 》 約1500円 x3
《黄塵地帯/Dust Bowl》 約1500円 x2
《リシャーダの港/Rishadan Port》 約4000円 x4
《誤った指図/Misdirection》 約3500円 x3

総額 80,000円

ごめん、ぎゃざって昔から大概だったわ…。

― そして七瀬は、価格表を見ることを、やめた。(そっとじ)


●モダンとかレガシーのデッキとなると…

スタンダードよりも昔のカードを集めはじめると、更に事情が違う。

モダンだと、安めのデッキで3~10万円ぐらい、流行のグリクシスで20万円ぐらい、高額レア満載のジャンドだと30万円ぐらいする。

― すごいね、最新のパソコン買ってお釣り来るね。

レガシーだと、オムニテルで20万円ぐらい、ミラクルで40万円ぐらいする。高いやつで50~60万円ぐらい。だいたい「デュアルランド」のせいだけど。

― すごいね、下手すると良い感じの中古車買えるね。

でも、これらのデッキは今までMTGっていうカードゲームを続けてきて、手元にコレクションとして残ったカードで組まれたりするわけなので、実際に入手したときの価格は、今のスタンダードのカードと同じようなもんだったりする。

まぁたしかに、新規参入にはなかなか厳しい環境だよね…。


●1枚10万円するカードがあるって話を聞いたあの日から

時は流れて20年。

気づけば、それらのカードですら数倍の価格になっていたりするから恐ろしい。
その価格に見合う何かが、カードにはあるらしい。

もしカードゲームをはじめたばかりの人は、そういうのはあまり気にしないほうがいい。

もしカードゲームを長く続けている人は、そういうのを気にしないフリをしたほうがいい。

所詮、紙切れ1枚。されど、紙切れ1枚。でもそういうものに株取引のような魅力を見出してしまうのは、本来のカードゲームの楽しみを大きく損ねかねない。

楽しみ方は人それぞれかもしれないけれど、七瀬はそう思うのでした。

…あれ?なんの話だったっけ。


●まとめ

MTGは、リミテッドは1回1000~2000円。映画見に行くようなもん。

もしシングルカードに手を出してデッキを作ると、

スタンダードのデッキは、1~10万円
モダンのデッキは、3~30万円
レガシーのデッキは、5~60万円

ぐらいかかってしまう。

まずは、リミテッドの遊びを覚えよう。

そして気に入ったカードを中心に、スタンダードのデッキを少しずつ作ってみよう。

ずっと続けていると、他のフォーマットのデッキもちょっとずつ組めるようになるから、好きなカードは手元に残しておこう。

だいたいそんな感じ。

趣味っていうのはお金かかるもんだからしょうがない。スポーツやるにも、音楽やるにも、趣味には基本、お金はかかるわけで。でも、それにかけたお金に見合うだけ、その趣味を満喫したい。

…そして何より、その趣味を一緒に楽しめる仲間は、お金では買えない。

……。

はい!なんとなーく、それっぽいことを言ったところで、この話は終わりにします^^

まぁ、下手にソシャゲで課金するよりは、安いかもしれない…。

コメント

ジュンペコ
2015年9月14日13:55

デッキごとの勝率などいつも楽しく読ませてもらってます。
個人的にはパチンコ、洋服なんかよりは全然お金はかからないと思ってますね。
ショップが増えてトレードがなかなか成立しなくなった反面、使わないカードなどを現金化する手段も増えてますし、一度買ったらしばらく遊べるし…あくまで高額カードをあまり買わない自分と立場からするとですが^^

自分もリミテッドはマジックの基礎力も尽くし、カードの収集もできるのでぜひみなさんにやっていただきたいと思いますね^ - ^

minato
2015年9月14日16:16

スタンで10万……(゜Д゜)

中野↑くん↓
2015年9月14日18:35

36万……普通だな!(麻痺の感触/Stupefying Touch)

これもうわかんねぇな……(本音)

株券と呼ばれる所以ですね。

七瀬
2015年9月15日0:17

>ジュンペコさん
雑記をお読みいただきありがとうございます!回せば回すほどアブザンが強くて、そろそろ心が折れそうです^^リミテッドは気軽に遊べる環境づくりが一番難しいですよね。
友人とシールドやドラフトをしまくった結果、一番結果を残せるフォーマットがリミテッドになってしまった七瀬は、もう一度スタンダードで輝きたい一心で名古屋行ってきます^^

>minatoさん
10万もあれば、3EDの《Tundra》なら4枚ぐらい、《Underground Sea》なら3枚ぐらい買えるね、やったね!^^ でも僕黒枠派だから、1枚しか買えないね^^

>中野↑くん↓さん
「目が開いているからといって、目覚めているとは限らないんだ。」

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