今回も引き続き、デッキ調整の話です。あまり興味のない人には申し訳ないです。


●再評価からの枚数調整その1

《マラキールの解放者、ドラーナ》 3枚 ⇒ 0枚:ひとまず、全部抜いてみよう!

《搭載歩行機械》 4枚維持:デッキの主軸。ここは変える必要は特にないかと。

《僧院の導師》 3枚維持:デッキの動きを考えても非常に強いカードだと評価したい。

《風番いのロック》 3枚維持:カードの強力さを考えれば重ね引いても問題なく、4枚入れるべきカード。ドラーナを抜いたため飛行生物が減ったのも理由。天敵と呼べるカードが少なく、環境で猛威を振るう。しかしまぁ、初手に3枚来てもさすがに困るので、一応3枚に抑えて、その代わりにギデオンを増やそう。

《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》 3枚 ⇒ 4枚:強いカードは4枚積むべき。ロックを増やすかギデオンを増やすか考えて、より対処が難しいギデオンを選んだ。正直手札に3枚とか来られても困るとは思うんだけれど。うーん。

《真面目な訪問者、ソリン》 3枚 ⇒ 2枚:ギデオン増やしたぶんだけ減量。しかし相性が良いカードが多いだけに、やはり3枚欲しい場面も多いかもしれない。要検討。

《荒野の確保》 3枚維持:ゲームを決めるチカラが大きいカード。

土地 26枚維持:ここは特にいじる必要がない部分。これ以上増やす意味もないし、減らす余裕もない。

とりあえず、ここまでは確定したい。ロックやソリンの枚数が不安だけど、確定。

●自由枠の候補カード

ドラーナさんが抜けたことにより、自由枠が3枚ほどできました。

いまデッキにほしいのは、特に2マナのクリーチャー。ドローカードもちょっと欲しいかなと思うのだけれど、とにかく序盤の安定感を上げないと成績を残しにくいデッキになってしまう。

① 《白蘭の騎士/Knight of the White Orchid》
現在考えているカードの中では第一候補。序盤のブロッカーとして働くだけでなく、土地事故も解消してくれることでしょう。結果を残したデッキでも4枚採用されており、再度テストする価値は十分にあります。もし採用するなら、土地のバランスを少しいじっておきたいです。

② 《道の探求者/Seeker of the Way》
2マナクロックとしてはスタンダードで最高クラス。打点が高くライフレースで差をつけることができるカードです。2ターン目に《搭載歩行機械》を出した場合、3ターン目には3マナクリーチャーを出すよりも2マナクリーチャーを出して+1/+1カウンターを乗せたいという気持ちもあります。逆に2ターン目にこれを出して、3ターン目から除去&ビートダウンというプランも悪くありません。欠点としては、手札が尽きると急激に弱くなるところでしょうか。

③ 《捕らわれの宿主/Carrier Thrall》
2マナクリーチャーとして出しておきながら、エルドラージ・末裔トークンが出れば、3ターン目に《衰滅》撃ったり、4ターン目に《風番いのロック》を出せる面白いカード。これを《絹包み》されるとやはり悲しいので、《搭載歩行機械》と同系統のカードはあまり使いたくはないのだけれど。うーむ、もう一度試してみる価値はあるのだろうか。

④ 《急報/Raise the Alarm》
これが現スタンダードで使えれば、こんなに悩む必要もなかったのに。

⑤ もはや2マナクリーチャーは入れない
だからといって1マナや3マナに他に良いクリーチャーがいるわけでもない。

⑥ 《ヴリンの神童、ジェイス/Jace, Vryn’s Prodigy》
なんかもう裏技みたいだけど、青マナ出るならエスパーにしてしまえばいいじゃんという投げやりな感じでジェイス投入プラン。手札破壊を使い回せればかなり相性が改善されるマッチも多そう。エスパーってカラーは好きだけど、今回は白黒でどうにかまとめたかったんだけどね…。

●再評価からの枚数調整その2

問題は、ここから。

《強迫》 2枚維持:増やしたいカードではあるが、バランスを考えると2枚が限界か。

《蔑み》 2枚維持:《絹包み》を減らしている理由がここにある。よって減らせなかった。

《絹包み》 2枚維持:最近は4枚取るレシピをよく見かけるが、さすがに裏目が多すぎると思う。軽い除去は重要で《搭載歩行機械》を対処しやすい点も評価できるが。

《破滅の道》 2枚維持:ソーサリーという弱さはあるが、相手のギデオンを簡単に対処できるという点で非常に優れた除去。

《完全なる終わり》 2枚維持:万能除去だが4マナという重さがネックで、他の4マナ域とのバランスを考えてもやはり2枚が限度か。アグロに対して、これとサイドボードの《衰滅》を入れ替えるプランは明確だと思う。

《残忍な切断》 2枚維持:3枚目を取りたいシーンも確かに多いが、複数枚引いてきて強い除去ではないことも確か。フェッチ2枚切って手札破壊1枚使ってはじめて2マナで撃てる。うーむ。

手札破壊が4枚、除去が8枚というバランスだが、プレインズウォーカーが多い現環境では手札破壊は実質除去として働く。この12枚の選び方などを工夫することで、よりデッキとしての完成度が高まると七瀬は思っている。メタゲーム等に合わせて更なる調整が必要だとしたら、この12枚を徹底的に考えなければならない。

…あれ?結局ほとんど変更点なしだけど、大丈夫だろうか!?


●手札破壊と除去の再検討

《強迫》はコントロールやランプデッキに有効で、「アタルカレッド」にも効果的。
《蔑み》は「ジェスカイ」「アブザン」に有効で、《搭載歩行機械》入りデッキに効果的。
《絹包み》は《搭載歩行機械》を処理するだけでなく、《カマキリの乗り手》や《先頭に立つ者、アナフェンザ》といったマルチカラーの生物にも対処できる貴重な2マナ除去。《究極の価格》で対処できないところをきっちり落とせる。

ここのバランスを変えることで、デッキの当たりはずれが大きく出てしまう可能性がある。一番怖いのはやっぱり、使ったけどスカること。《絹包み》が無駄カードになる確率と、これらの手札破壊がスカる確率、どっちのほうが高いんだろう、という不毛なことまで考えたくなる。正直、わからないので全部2枚ずつでお茶を濁してしまう。

《破滅の道》は個人的に評価が高いカードで、場に出てしまったプレインズウォーカーへの対処が容易となる。最低1枚はデッキに入れるとして、2枚目の採用をどうするか。

2~3マナの除去はライバルとなるカードが、《究極の価格》、《完全無視》、《停滞の罠》といったところ。アブザンの勢力を考えると、《ドロモカの命令》が有効に働く可能性の高い《停滞の罠》はあまり使用したくない。《完全無視》は除去できる対象が限られており、《究極の価格》も同様。そういった意味でも、ほぼ腐らずに使える《破滅の道》は個人的に評価が高い。

《完全なる終わり》は万能さがウリだが、4マナ域にギデオン、ソリンとデッキの核といえるカードとマナ域が思いっきり被る。最低1枚はデッキに入れるとして、《搭載歩行機械》にも気軽に対処できるから2枚入れても良いか。

《残忍な切断》はフェッチを8枚入れているので使いやすいはず。2枚は問題ないかと。

●現在のデッキレシピ

4 : 《搭載歩行機械/Hangarback Walker》
3 : 《自由枠/Free Space》
3 : 《僧院の導師/Monastery Mentor》
: 《風番いのロック/Wingmate Roc》
13 creatures

: 《ゼンディカーの同盟者、ギデオン/Gideon, Ally of Zendikar》
: 《真面目な訪問者、ソリン/Sorin, Solemn Visitor》
6 planeswalker

: 《強迫/Duress》
: 《蔑み/Despise》
: 《絹包み/Silkwrap》
2 : 《破滅の道/Ruinous Path》
2 : 《完全なる終わり/Utter End》
2 : 《残忍な切断/Murderous Cut》
3 : 《荒野の確保/Secure the Wastes》
15 other spells

3 : 《平地/Plains》
3 : 《沼/Swamp》
4 : 《コイロスの洞窟/Caves of Koilos》
4 : 《乱脈な気孔/Shambling Vent》
4 : 《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
4 : 《汚染された三角州/Polluted Delta》
1 : 《大草原の川/Prairie Stream》
1 : 《窪み渓谷/Sunken Hollow》
2 : 《荒廃した湿原/Blighted Fen》
26 lands

青い文字が、まだ検討が足りていないと感じている部分。サイドボードに関してはメインボードが完成してから詰めていきたい。

自由枠に関しては、① 《白蘭の騎士》 もしくは、② 《道の探求者》のどちらかをひとまず試してみよう。

続く…

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