週刊スタンダードデッキ通信:エスパーコントロール
2015年11月8日 Magic: The Gathering環境の王者が「アブザン」で、その好敵手が「ジェスカイ」である。
そこまでは異論もない。
では、そんな環境で一番勝てるデッキは何だろうか。
自信をもって答えよう、「コントロールである」と。
●Shaheen Sooraniの「Esper Control」
彼の名を聞いたことはあるとは思うが、知らない人のために簡単に説明すると、「世界で最もエスパーというカラーを愛しているプロプレイヤー」である。
時として青白、時として青黒を選択することがあるが、彼はほとんどのトーナメントシーンにおいて独自のエスパーデッキを作成し、そして成績を残している。
そのShaheen Sooraniが11月7日のStarCityGames.com Standard Openにて優勝したデッキは、やはり「エスパーコントロール」であった。下のリンクから解説動画を見ることができるので、興味のあるかたはぜひ。全部、英語だけど。
SCG公式サイト
http://www.starcitygames.com/events/coverage/3543_esper_control_with_shaheen_soo.html
●エスパーコントロール
見ていただければお分かりかと思うが、現在の環境のことを非常によく理解した構築となっている。特に目を引くのが《卓絶のナーセット》の採用かと思うが、このカードの強さは、みんなが「過大評価だった」と言って憚らない現在においてもなお、七瀬の中でも変わらぬ好評価である。安くなった時期にこっそりFoilを買っていたので、ついに出番がきたのかもしれない(自分で使うデッキ考えろという話である)。
また、サイドボードの《無限の抹消》もわかりやすい苦手デッキ対策カードである。ランプデッキがまともに機能し始めるまで、しっかり打ち消し呪文を挟むことができれば7ターンほどかかるわけで、その間にジェイスとこのカードの組み合わせで相手を機能不全にすることができる。サイド前は絶望的なマッチアップかもしれないが、サイド後は相手が絶望的なマッチアップになる。アグロ対策の定番も採用されている他は、ミッドレンジ系のデッキには確実に勝ちたいという強い意志が感じられる。
●エスパー好きの七瀬にとって
ここしばらくは、こういったコントロールデッキを封印して、あえて「アタルカレッド」のようなアグロデッキにこだわってプレイしていた。たまに違ったタイプのデッキも使ってみないと、カードを見る視点が偏るからである。
「白黒ミッドレンジ」という環境読みの産物のようなデッキをある程度仕上げた今、個人的に勝つために「エスパーコントロール」のようなデッキも使いたいところではある。
今回のこのデッキレシピを見て、その完成度の高さも含め、久しぶりにコントロール熱に火がついた気がする(前回のFNMのデッキとドローがあまりにゴミだったためブレているだけ)。
使うんだったら、やっぱ青だよ、青。
●追伸
ちなみに「白黒ミッドレンジ」はちゃんとコントロールとも相性が良いように作ってあるので、ボブボブはご安心ください。
そこまでは異論もない。
では、そんな環境で一番勝てるデッキは何だろうか。
自信をもって答えよう、「コントロールである」と。
●Shaheen Sooraniの「Esper Control」
彼の名を聞いたことはあるとは思うが、知らない人のために簡単に説明すると、「世界で最もエスパーというカラーを愛しているプロプレイヤー」である。
時として青白、時として青黒を選択することがあるが、彼はほとんどのトーナメントシーンにおいて独自のエスパーデッキを作成し、そして成績を残している。
そのShaheen Sooraniが11月7日のStarCityGames.com Standard Openにて優勝したデッキは、やはり「エスパーコントロール」であった。下のリンクから解説動画を見ることができるので、興味のあるかたはぜひ。全部、英語だけど。
SCG公式サイト
http://www.starcitygames.com/events/coverage/3543_esper_control_with_shaheen_soo.html
●エスパーコントロール
4 : 《ヴリンの神童、ジェイス/Jace, Vryn’s Prodigy》
1 : 《深水の大喰らい/Fathom Feeder》
5 creatures
2 : 《ゼンディカーの同盟者、ギデオン/Gideon, Ally of Zendikar》
1 : 《卓絶のナーセット/Narset Transcendent》
1 : 《灯の再覚醒、オブ・ニクシリス/Ob Nixilis Reignited》
4 planeswalker
4 : 《時を越えた探索/Dig Through Time》
3 : 《蔑み/Despise》
3 : 《風への散乱/Scatter to the Winds》
3 : 《破滅の道/Ruinous Path》
3 : 《衰滅/Languish》
3 : 《オジュタイの命令/Ojutai’s Command》
3 : 《完全なる終わり/Utter End》
1 : 《残忍な切断/Murderous Cut》
1 : 《絹包み/Silkwrap》
24 other spells
3 : 《島/Island》
3 : 《沼/Swamp》
1 : 《平地/Plains》
4 : 《大草原の川/Prairie Stream》
3 : 《窪み渓谷/Sunken Hollow》
4 : 《乱脈な気孔/Shambling Vent》
4 : 《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
4 : 《汚染された三角州/Polluted Delta》
1 : 《血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire》
27 lands
3 : 《アラシンの僧侶/Arashin Cleric》
1 : 《フェリダーの仔/Felidar Cub》
1 : 《黄金牙、タシグル/Tasigur, the Golden Fang》
1 : 《絹包み/Silkwrap》
2 : 《否認/Negate》
2 : 《究極の価格/Ultimate Price》
2 : 《無限の抹消/Infinite Obliteration》
1 : 《衰滅/Languish》
1 : 《オジュタイの命令/Ojutai’s Command》
1 : 《卓絶のナーセット/Narset Transcendent》
15 sideboard cards
見ていただければお分かりかと思うが、現在の環境のことを非常によく理解した構築となっている。特に目を引くのが《卓絶のナーセット》の採用かと思うが、このカードの強さは、みんなが「過大評価だった」と言って憚らない現在においてもなお、七瀬の中でも変わらぬ好評価である。安くなった時期にこっそりFoilを買っていたので、ついに出番がきたのかもしれない(自分で使うデッキ考えろという話である)。
また、サイドボードの《無限の抹消》もわかりやすい苦手デッキ対策カードである。ランプデッキがまともに機能し始めるまで、しっかり打ち消し呪文を挟むことができれば7ターンほどかかるわけで、その間にジェイスとこのカードの組み合わせで相手を機能不全にすることができる。サイド前は絶望的なマッチアップかもしれないが、サイド後は相手が絶望的なマッチアップになる。アグロ対策の定番も採用されている他は、ミッドレンジ系のデッキには確実に勝ちたいという強い意志が感じられる。
●エスパー好きの七瀬にとって
ここしばらくは、こういったコントロールデッキを封印して、あえて「アタルカレッド」のようなアグロデッキにこだわってプレイしていた。たまに違ったタイプのデッキも使ってみないと、カードを見る視点が偏るからである。
「白黒ミッドレンジ」という環境読みの産物のようなデッキをある程度仕上げた今、個人的に勝つために「エスパーコントロール」のようなデッキも使いたいところではある。
今回のこのデッキレシピを見て、その完成度の高さも含め、久しぶりにコントロール熱に火がついた気がする(前回のFNMのデッキとドローがあまりにゴミだったためブレているだけ)。
使うんだったら、やっぱ青だよ、青。
●追伸
ちなみに「白黒ミッドレンジ」はちゃんとコントロールとも相性が良いように作ってあるので、ボブボブはご安心ください。
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