追記:直前に何枚か変更したので、その変更を適用しています。

●サイドボード答え合わせ編

水曜会では、ラリー対策にチカラが入ったみたいだけど、どちらかといえばTier2のデッキより、Tier1のデッキにしっかり勝つことが大事。

GP神戸でこのデッキを使うボブボブと、そのサポートをしてくれているこばゆいに、主要サイドボードのIn/Outについて決める課題を出しておいたんだけれど、どうなっただろうか?

もちろん、「七瀬のIn/Outが絶対的に正しい!」なんて言わないけれど、デッキつくった本人だし、1枚1枚意味を込めて選んでいるつもり。少なくとも参考にはなるはず…。

さて、どれぐらいイメージと合っているだろうか?さっそくいってみよう!

●メインデッキリスト

4 : 《搭載歩行機械/Hangarback Walker》
3 : 《僧院の導師/Monastery Mentor》
3 : 《風番いのロック/Wingmate Roc》

4 : 《ゼンディカーの同盟者、ギデオン/Gideon, Ally of Zendikar》
2 : 《真面目な訪問者、ソリン/Sorin, Solemn Visitor》
1 : 《灯の再覚醒、オブ・ニクシリス/Ob Nixilis Reignited》

2 : 《強迫/Duress》
2 : 《絹包み/Silkwrap》
2 : 《究極の価格/Ultimate Price》
2 : 《破滅の道/Ruinous Path》
2 : 《苦い真理/Painful Truths》
2 : 《完全なる終わり/Utter End》
2 : 《残忍な切断/Murderous Cut》
3 : 《荒野の確保/Secure the Wastes》

3 : 《平地/Plains》
3 : 《沼/Swamp》
3 : 《コイロスの洞窟/Caves of Koilos》
4 : 《乱脈な気孔/Shambling Vent》
4 : 《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
4 : 《汚染された三角州/Polluted Delta》
2 : 《大草原の川/Prairie Stream》
1 : 《窪み渓谷/Sunken Hollow》
2 : 《荒廃した湿原/Blighted Fen》
26 lands

2 : 《正義のうねり/Surge of Righteousness》
2 : 《精神背信/Transgress the Mind》
2 : 《衰滅/Languish》
1 : 《アラシンの僧侶/Arashin Cleric》
1 : 《光輝の粛清/Radiant Purge》
1 : 《自傷疵/Self-Inflicted Wound》
1 : 《苦い真理/Painful Truths》
1 : 《命運の核心/Crux of Fate》
1 : 《灯の再覚醒、オブ・ニクシリス/Ob Nixilis Reignited》
1 : 《徴税の大天使/Archangel of Tithes》
1 : 《龍王シルムガル/Dragonlord Silumgar》 NEW!
1 : 《黄金牙、タシグル/Tasigur, the Golden Fang》

なんだか重いカードがやたらと増えたけど、まぁなるようになるでしょう。


●対アブザン

☆OUT候補について考える

《搭載歩行機械》は、対アブザンではあまり強くないカードだ。成長すれば《アブザンの魔除け》で追放され、何もしなければ《先頭に立つ者、アナフェンザ》が邪魔すぎる。しかし考え方によっては《アブザンの魔除け》と1対1交換とれれば優秀だし、アナフェンザさえ処理できれば働いてくれるので、序盤を支える貴重なクリーチャーとしてあまりサイドアウトはしたくない。

《強迫》は手札確認および《アブザンの魔除け》、《ドロモカの命令》、《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》、サイドインされた手札破壊などに対策を取る意味では重要な役割を担っている。しかし外れを引くときついので、より確実なカードに変更したい。

《絹包み》は《搭載歩行機械》対策の筆頭だが、《ドロモカの命令》が取られているデッキ相手にわざわざ裏目を引きそうなカードは採用したくない。

《究極の価格》はアブザン相手に裏目が多そうなカードではあるが、たしかに《始まりの木の管理人》ぐらいしか確実に処理できるクリーチャーがいない。他に当たりそうなカードがデッキに入っているようなら、わざわざサイドアウトする必要もないだろう。

《荒野の確保》はトランプル持ちの《包囲サイ》相手には役不足感が否めず、《悪性の疫病》にひっかかる可能性もあるので不安がある。裏目を引きづらいように、数枚を別なカードに変更するといいだろう。

☆IN候補について考える

《精神背信》は、《強迫》にかえて採用したいカード。2~3ターン目に使えば、外れることはほとんどない。

《命運の核心》は、厳しい状況を覆す可能性がある全体除去。

《自傷疵》《光輝の粛清》は、序盤の《先頭に立つ者、アナフェンザ》《包囲サイ》を綺麗に処理できる除去であり、サイドボードに採用しているなら、入れておきたい。

《黄金牙、タシグル》は、《衰滅》をサイドインされた場合に流せないカードとして強そうに見えるが、《アブザンの魔除け》に引っかかるため、採用は慎重にしたい。

《灯の再覚醒、オブ・ニクシリス》は、アブザン相手に非常に有効な1枚。最低でも5マナ除去なので、ぜひ2枚目を採用したいところ。


<Out>
2 : 《強迫/Duress》
1 : 《究極の価格/Ultimate Price》
1 : 《絹包み/Silkwrap》
2 : 《搭載歩行機械/Hangarback Walker》
3 : 《荒野の確保/Secure the Wastes》

1 : 後手時《ゼンディカーの同盟者、ギデオン/Gideon, Ally of Zendikar》

<In>
2 : 《精神背信/Transgress the Mind》
1 : 《光輝の粛清/Radiant Purge》
1 : 《自傷疵/Self-Inflicted Wound》
2 : 《正義のうねり/Surge of Righteousness》
(※以下、荒野の確保と入れ替え枠)
1 : 《龍王シルムガル/Dragonlord Silumgar》
1 : 《黄金牙、タシグル/Tasigur, the Golden Fang》
1 : 《灯の再覚醒、オブ・ニクシリス/Ob Nixilis Reignited》

1 : 後手時《命運の核心/Crux of Fate》


ポイントとしては、あまりデッキのバランスを崩さないようにすること。重いカードでアブザンに強いカードはたくさんあるが、あまりそれを増やしても、何もできないまま殴りきられるケースのほうが圧倒的に多いので注意すること。


●対ダークジェスカイ

☆OUT候補について考える

《僧院の導師》は、あまりに簡単に対処されてしまうので、対処しづらいクリーチャーなどに変更すべきだろう。しかしここを外した場合はデッキ内のクリーチャーが減りすぎてしまうので、上手にバランスをとりたいところだが。

《灯の再覚醒、オブ・ニクシリス》も対処が容易であるので5マナのする仕事ではない。できれば外したい。

《絹包み》は便利なシーンもあるが、《完全なる終わり》によって不意を突かれたりするとゲームプランが崩れてしまう。上手に使いたい。

《荒野の確保》はやはり《悪性の疫病》《光輝の炎》に弱いため、裏目を引かないように若干枚数を減らすべきだろう。

☆IN候補について考える

《正義のうねり》は《カマキリの乗り手》や《黄金牙、タシグル》にしっかりと対処できるカードであり、2枚は取っておきたい。

《精神背信》は追放効果が有効。《コラガンの命令》やジェイスでクリーチャーや呪文を使いまわせないようにするには効果的なカードだ。

《黄金牙、タシグル》は単体除去がサイドアウトされた後なら、かなり有効に思える。


<Out>
3 : 《荒野の確保/Secure the Wastes》
1 : 《灯の再覚醒、オブ・ニクシリス/Ob Nixilis Reignited》

3 : 《僧院の導師/Monastery Mentor》

<In>
2 : 《正義のうねり/Surge of Righteousness》
2 : 《精神背信/Transgress the Mind》

(以下3枚、《僧院の導師》と入れ替え枠)
1 : 《徴税の大天使/Archangel of Tithes》
1 : 《龍王シルムガル/Dragonlord Silumgar》
1 : 《黄金牙、タシグル/Tasigur, the Golden Fang》


《僧院の導師》が外れると若干攻め手が細い気がするので、サイドに2枚目の《黄金牙、タシグル》や《徴税の大天使》などを検討すべきだろう ⇒ シルムガルさんも加わりました。


●対エスパーコントロール

☆OUT候補について考える

《絹包み》または《究極の価格》どちらかはサイドアウトすべき。ジェイス対策になるようで一長一短があり、いっそのこと全部サイドアウトしても良いのではないかというぐらいである。

《完全なる終わり》はプレインズウォーカーをはじめ、なんでも処理できる強いカードではあるものの、唯一ミシュラランドに対処できないのが不安材料。

《荒野の確保》はやはり少し枚数を減らして、トークン戦術をぶらすのがいいだろう。


☆IN候補について考える

《精神背信》は有効なカードなのでぜひ取りたい。

《苦い真理》も追加で取ることで、手札差で有利に戦えるといいだろう。

《黄金牙、タシグル》、《灯の再覚醒、オブ・ニクシリス》のどちらもアドバンテージを取りやすいカードであるので、採用したいところ。


<Out>
2 : 《絹包み/Silkwrap》か《究極の価格/Ultimate Price》
1 : 《完全なる終わり/Utter End》
2 : 《荒野の確保/Secure the Wastes》 または 《風番いのロック/Wingmate Roc》

<In>
2 : 《精神背信/Transgress the Mind》
1 : 《苦い真理/Painful Truths》
1 : 《黄金牙、タシグル/Tasigur, the Golden Fang》
1 : 《灯の再覚醒、オブ・ニクシリス/Ob Nixilis Reignited》


エスパーコントロールは思うほどカウンター呪文は入っておらず、ジェイスを中心としてじわじわアドバンテージを稼いでいくデッキである。プレインズウォーカーを中心に、相手が嫌がるムーヴを繰り返せば、自然と優位が取れるはず。

追記・ロックか確保、どっちをOutするか考え直した方がいいかもしれない。《悪性の疫病》のことを考えれば、確保を外すほうが裏目は少ないかと思われる。

●対エスパードラゴン

☆OUT候補について考える

《灯の再覚醒、オブ・ニクシリス》は《龍王シルムガル》奪われるときついカードなので、

《絹包み》、《究極の価格》はどちらも外してよさそう。ジェイス対策は残しておきたいが、そのために除去を残すのも怪しいので、クリーチャーで殴って倒すのがいいだろう。

《破滅の道》のようなソーサリー除去は無駄になりやすいので、2枚はいらないだろう。

《荒野の確保》はいつもの理由で枚数を減らすべき。

☆IN候補について考える

《精神背信》はドラゴンを狙い撃ちできると大きいので、ぜひ取りたい。
《苦い真理》も追加で取ることで、手札差で有利に戦えるといいだろう。

《命運の核心》、《光輝の粛清》、《自傷疵》の3枚はドラゴン対策としてわかりやすく、《光輝の粛清》についてはミシュラランドにも対応可能。


<Out>
2 : 《絹包み/Silkwrap》
2 : 《究極の価格/Ultimate Price》
1 : 《破滅の道/Ruinous Path》
2 : 《荒野の確保/Secure the Wastes》

<In>
2 : 《精神背信/Transgress the Mind》
1 : 《苦い真理/Painful Truths》
1 : 《命運の核心/Crux of Fate》
1 : 《苦い真理/Painful Truths》
1 : 《光輝の粛清/Radiant Purge》
1 : 《自傷疵/Self-Inflicted Wound》


龍王に対策を取れれば、俄然戦いやすくなる。《精神背信》で龍王を落とせば再利用されないだけでなく、関連呪文も一気に弱まる。一度場に出ると対処しづらいが、オジュタイに仕事をさせなければ間違いなく勝てるマッチアップかと思う。

以下、Tier2に対するサイドボード案

●対アタルカレッド

<Out>
1 : 《僧院の導師/Monastery Mentor》
2 : 《苦い真理/Painful Truths》
2 : 《完全なる終わり/Utter End》
1 : 《破滅の道/Ruinous Path》
1 : 《灯の再覚醒、オブ・ニクシリス/Ob Nixilis Reignited》

<In>
1 : 《アラシンの僧侶/Arashin Cleric》
2 : 《正義のうねり/Surge of Righteousness》
2 : 《衰滅/Languish》
1 : 《徴税の大天使/Archangel of Tithes》
1 : 《黄金牙、タシグル/Tasigur, the Golden Fang》


隙を減らすために《風番いのロック》を外すパターンも多いが、しっかりどっしり、手札破壊を含めて攻略するのがよいかと。このデッキに対する対策には非常に不安が残る。より安定して戦いたいなら、《アラシンの僧侶》のような軽いタップアウトカードを増やすべきかと。


●対ランプ

<Out>
2 : 《搭載歩行機械/Hangarback Walker》
1 : 《残忍な切断/Murderous Cut》
1 : 《真面目な訪問者、ソリン/Sorin, Solemn Visitor》
1 : 《灯の再覚醒、オブ・ニクシリス/Ob Nixilis Reignited》

<In>
2 : 《精神背信/Transgress the Mind》
1 : 《自傷疵/Self-Inflicted Wound》
1 : 《龍王シルムガル/Dragonlord Silumgar》
1 : 《黄金牙、タシグル/Tasigur, the Golden Fang》


手札破壊で、ランパンもしくはデカブツを落としてプランを決めたら、あとは全力でライフを削りにいくだけ。下手に対策を凝りすぎると、デッキ本来の動きができなくなる。

追記・こばゆいが《自傷疵》使うと書いたのを見て、たしかにそうだと思った。

●対ラリー


<Out>
1 : 《搭載歩行機械/Hangarback Walker》
3 : 《荒野の確保/Secure the Wastes》
1 : 《灯の再覚醒、オブ・ニクシリス/Ob Nixilis Reignited》

<In>
2 : 《精神背信/Transgress the Mind》
1 : 《苦い真理/Painful Truths》
1 : 《徴税の大天使/Archangel of Tithes》
1 : 《黄金牙、タシグル/Tasigur, the Golden Fang》


《僧院の導師》を中心に、ゴリゴリ攻めるのみ。除去と手札破壊でしっかりと相手のキーカードを落とせるかどうかが重要。対ランプ同様、とにかく相手のライフを削りきるプランでいったほうが勝率が高いだろうと思われる。なお、《衰滅》に関しては方針が大きくぶれるので、決して取るべきではない。


●おわりに

正直、サイドボードの細かいところっていうのは最善手が見つかりづらいので難しい。その場、その相手、その状況に合わせて適切なサイドボードをするのが腕の見せ所、というものだろう。ただし、ある程度サイドボードプランを準備しておくことで、本番で焦って変なミスをしなくなることが多い。

その人によってサイドボードプランは若干異なるとは思いますが、以上、「七瀬だったらこうするかなぁ」、というサイドボードプラン例でした。

ボブボブはこれを読んで、本番の参考にしてくださいな!

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