スタンダード対抗色検討①白黒

新環境は２色推奨環境と言われていますが、有力デッキは３色の「バントカンパニー」だったりするから不思議なんだけれど、ひとつ言いたいことがあるとすれば、

「ミシュラランドの差は勝敗を大きく左右する」

ということ。消耗戦の末に活躍する彼らを採用できるかどうかは、デッキの総合力的には非常に重要なファクターだと七瀬は思っているのです。

現行スタンダードのミシュラランドは、すべて対抗色。

つまり２色デッキを考えるならその色のデッキを考えるべきである。

前環境で特に活躍が目立ったのは、白黒の《乱脈な気孔》。「エスパー」や「アブザン」で採用されていました。

ということで、まずはその白黒からデッキを考えるのが順当かな、と。

●白黒

《永代巡礼者、アイリ》
《苦渋の破棄》 NEW！
《死の宿敵、ソリン》 NEW！
《乱脈な気孔》

新カードで特に際立つのが、《苦渋の破棄》と《死の宿敵、ソリン》。

《苦渋の破棄》はライフロス３点がかなり大きいものの、土地以外のパーマネントならなんでもインスタントタイミングで追放できる優れた呪文。複数枚採用は厳しそうだけれど、２枚ぐらいなら運用にも余裕があるのではないかな、と。

《死の宿敵、ソリン》は失ったライフを大きく戻すことができるうえに、そのままフィニッシャーとして機能できる重量級ＰＷ。白黒というカラーリングは全体除去も単体除去も豊富なので、数枚の採用は十分に考えられます。

白のカードでは《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》というパワーカードが、黒のカードでは《ゲトの裏切り者、カリタス》というパワーカードがそれぞれ使えるので、両者を強く使えるようなミッドレンジが構築として考えられます。《衰滅》もあるのでコントロールでも良さそうですが、個人的にはミッドレンジ推奨。

そんな雑感ですが、新しいデッキを考えるには十分な戦力のある白黒というカラーリング、いかがでしょう。