一部から要望があったので、DNにて。七瀬独自のものですので、そのつもりで。

プロプレイヤーさんの意見を大事にしたい方は、下記リンクのほうが参考になるかと。

●GW Tokens Deck GuideBy Brian Braun-Duin // 29 Apr, 2016
http://www.channelfireball.com/articles/gw-tokens-deck-guide-2/


では、恐縮ながら。

●デッキリスト「白緑トークン」

4 : 《搭載歩行機械》
4 : 《森の代言者》
2 : 《毅然さの化身》
2 : 《棲み家の防御者》
4 : 《大天使アヴァシン》
16 creatures

3 : 《ゼンディカーの代弁者、ニッサ》
4 : 《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》
7 planewalkers

3 : 《ニッサの誓い》
3 : 《石の宣告》
3 : 《ドロモカの命令》
2 : 《荒野の確保》
1 : 《進化の飛躍》
12 other spells

7 : 《平地》
8 : 《森》
4 : 《梢の眺望》
4 : 《要塞化した村》
2 : 《ウェストヴェイルの修道院》
25 lands

2 : 《ラムホルトの平和主義者》
2 : 《狩りの統率者、スーラク》
2 : 《悲劇的な傲慢》
1 : 《翼切り》
1 : 《進化の飛躍》
1 : 《石の宣告》
1 : 《ドロモカの命令》
1 : 《停滞の罠》
1 : 《隔離の場》
1 : 《龍王ドロモカ》
1 : 《保護者、リンヴァーラ》
1 : 《荒野の確保》
15 sideboard cards


●各カード解説

《搭載歩行機械》は4枚確定枠。対ランプのときは全てサイドアウトしますが、それ以外のマッチアップではほとんどのシーンで非常に強いカードです。2ターン目の動きとして最も優秀ですが、3ターン目に《ゼンディカーの代弁者、ニッサ》を置くことが確定している場合には《森の代言者》から入ったほうが、動きとしては優れています。

《森の代言者》も4枚確定枠。《搭載歩行機械》に続く優秀な2マナ枠です。特にミラーマッチでこれを先に置くことで、《ドロモカの命令》と合わせてテンポで優位に取れることがあります。土地が6枚揃ってからの後半戦はサイズアップするので心強いクリーチャーです。唯一、後手のときは先手のそれよりも明らかに弱いので、1枚減らすことがあります。

《大天使アヴァシン》も4枚確定枠。多くの場合はこのカードの駆け引きで試合が決まる、きわめて大事なクリーチャーです。《搭載歩行機械》をX=0で置くことで反転を急ぐこともできる点は覚えておきたいテクニックです。

《毅然さの化身》はフリー枠。多くのリストでは、ここは《ラムホルトの平和主義者》になっていることでしょう。七瀬はこのクリーチャーを採用することで、次のことを意識しています。

・対ランプ戦のクロックスピード
・対フライヤー戦の到達もち
・対同型の大型クリーチャー

同型との戦いにおいて、序盤ではトランプルが相手のプレインズウォーカーを攻め立て、終盤では特に並んだトークンに+1/+1カウンターをばらまいたあとに出てくるこのクリーチャーのサイズは到底2マナのサイズではありません。緑マナダブルシンボルがネックと思われますが、わりとどうにかなります。2ターン目《搭載歩行機械》からの3ターン目《毅然さの化身》という流れだけでも、明らかな脅威となるでしょう。

《棲み家の防御者》もフリー枠。最近採用数を増してきていますが、特にリソースが重要となる対グリクシスコントロール戦などで、その強さを発揮します。地味ながらアンブロッカブルという能力も、相手のプレインズウォーカーにプレッシャーをかけることができ、除去の少ないデッキ相手なら3ターン目に変異ベタ置きも悪くない選択でしょう。《石の宣告》や《ドロモカの命令》を再利用したり、処理されてしまったプレインズウォーカーを回収したりと、活躍するシーンは多々見られます。

《ゼンディカーの代弁者、ニッサ》は多くの場合は4枚採用ですが、複数枚重ね引いたときのもっさり感が不快なので、3枚にとどめています。基本的に、序盤に出てきたらすぐにトークンを置くほうが有利な盤面を築きやすいでしょう。膠着状態からの奥義や、《荒野の確保》とのシナジーなど、使いどころは多いです。

《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》はこのデッキで最も強力なカードです。ベタ置きからトークンを生成していくことで簡単に盤面の有利を築くだけでなく、遅いデッキでは重クロックとしてプレッシャーを与え、試合を決めることができます。ミシュラランドがないだけに、紋章化を選ぶタイミングは思いのほか限られており、次のギデオンが手札に控えていない限りは紋章化はなるべく避けたいところです。

《ニッサの誓い》はデッキの安定化に非常に貢献している価値の高いカードです。しかし複数枚初手に来ると動きがもっさりしてしまうので、3枚に抑えています。このカードのおかげで土地事故や色事故はかなり減少していることでしょう。4枚採用のリストも増えています。ちなみに七瀬は、後手の場合は、3枚を2枚に減量していることが多いです。

《石の宣告》はふつうはサイドボードに積まれているカードですが、七瀬はメイン3枚採用です。まず、トークンに使うことでデメリットなく使える点が高評価。次に、カリタスのようなクリーチャー1枚で試合が終わらないように必要だと思っています。

《ドロモカの命令》も3枚採用しています。採用しているカードとのシナジーが多く、使い勝手も良いカードです。ギデオンをアクティベートしてからカリタスと格闘すれば、相手にライフを得られることなく除去することができるので、覚えておくとよいかと思います。

《荒野の確保》は強いシーンも弱いシーンもある呪文ですので、2枚採用。場合によっては
《棲み家の防御者》からの再利用で試合を決めることもあるかもしれません。

《進化の飛躍》も強いシーンと弱いシーンがある呪文です。「グリクシスコントロール」の台頭によって七瀬はこれをメインボードに戻したのですが、まず1枚ならどのマッチでもほとんど腐ることなく機能してくれると思います。

土地は《平地》が7枚、《森》が8枚で、《梢の眺望》と《要塞化した村》が4枚ずつ。《ウェストヴェイルの修道院》は2枚です。アンタップインが重要なこのデッキにおいて、おそらくこのバランスが限りなくベストに近いのではないかと思います。実際に試してみるのが一番良いかと思います。ちなみに七瀬の場合、《ウェストヴェイルの修道院》は変身するよりもトークン生成目的の利用がほとんどです。15回戦戦って変身した回数はたしか1回だったかと。


●サイドボード解説

《ラムホルトの平和主義者》は主に、白ウィニーのような速いデッキと、ランプのような早く攻めないといけないデッキと対峙するときにサイドインします。殴れない、という裏目を抱えているカードであることも、よく把握しておかなければなりません。

《狩りの統率者、スーラク》はギデオンなどと合わせて、ランプのような遅いデッキを踏み潰すために使います。また、先手ならば遅いコントロールデッキ相手にサイドインしてみても面白いカードで、そのプランで押し切った試合はかなり多いです。特に狙い目は、《骨読み》しているときでしょうか。

《悲劇的な傲慢》はウィニーや同型、カンパニー系のデッキなどにサイドインするリセット呪文です。最近はメインデッキに採用されることも多くなってきましたが、後向きなカードですので、個人的には推奨しません。同型でも後手ならサイドインしたいですが、先手なら入れないことがほとんどです。それならまだ除去呪文が1枚あったほうが、試合があっさり決まります。

《翼切り》はかなり限定的な除去ですが、特に《龍王オジュタイ》を意識しているカードで、それだけでなく《大天使アヴァシン》や《龍王シルムガル》が採用されるであろうマッチアップには広くサイドインできます。環境に飛行クリーチャーが増えてきた場合は2枚に戻してもよいでしょう。

《進化の飛躍》はグリクシスコントロールのような除去コントロールデッキ相手に抜群の性能です。このカードがあるのとないのとでは別なゲームになるでしょう。個人的には同型では先手はサイドアウト、後手ならメイン1枚で良いと思っています。

《石の宣告》と《ドロモカの命令》の4枚目は、微妙な枚数バランス調整をする枠です。《ドロモカの命令》は先手だと強い呪文ですが、後手ではそれほどでもないシーンが多く、1枚差し替えることが多いです。逆に先手だと強いので、先ほどの《進化の飛躍》をサイドアウトして追加の《ドロモカの命令》を採用しています。

《停滞の罠》は柔軟な除去です。1枚はユーティリティとして採用してよいでしょう。《隔離の場》は特に置き物、プレインズウォーカー相手にも強いので、サイドインする機会が多いカードです。

《龍王ドロモカ》や《保護者、リンヴァーラ》は、トークン戦術をあきらめた際の追加のフィニッシャーとなります。ライフを回復してくれるところが優秀です。同型では《優雅な鷺、シガルダ》のほうが優秀なシーンもあります。メタ読みや好みの問題で変えてよいかと。

追加の《荒野の確保》は、それが決定打になりうるマッチほぼすべてにサイドインしています。逆に、黒いデッキでは減量するカードです。先手後手でもその強さは変わるでしょう。

また、いまのところ七瀬は採用していませんが、《天使の粛清》は優秀な除去です。特に《ニッサの誓い》や《搭載歩行機械》を生け贄にすることでそのデメリットを感じさせない運用ができます。複数枚引くとストレスなので、1枚ぐらい採用したいカードではあります。

次回、サイドボードIN/OUTについて解説していきます。

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