「山形には霊気池がいない!」ということで、地域のメタゲームの正常化に貢献するぎゃざキチの七瀬です。

■ イベント / Event
イベント名 : Friday Night Magic Ranked
フォーマット : スタンダード / Standard
種別 : Friday Night Magic (PWP x 1)
場所 : シーガル桜田店
人数 : 12
形式 : スイスドロー 4回戦
REL : 一般 / Regular

■ 結果 / Results
Round 1 ○○- グリクシスコントロール(セロハンさん)
Round 2 ○○- スゥルタイ現出昂揚(少佐)
Round 3 ○○- 白青フラッシュ(青さん)
Round 4 ○○- ティムールエネルギー(イトゥさん)
1st Place (4-0)

■ デッキリスト / Deck List
赤緑霊気池/RG Marvel 1st Place (4-0) at FNM on 12/2/2016

4 《導路の召使い/Servant of the Conduit》 [KLD]
3 《墓後家蜘蛛、イシュカナ/Ishkanah, Grafwidow》 [EMN]
3 《世界を壊すもの/World Breaker》 [OGW]
3 《約束された終末、エムラクール/Emrakul, the Promised End》 [EMN]
―― Creatures (13)

3 《反逆の先導者、チャンドラ/Chandra, Torch of Defiance》 [KLD]
―― Planeswalkers (3)

4 《発生の器/Vessel of Nascency》 [SOI]
4 《霊気との調和/Attune with Aether》 [KLD]
4 《蓄霊稲妻/Harnessed Lightning》 [KLD]
4 《織木師の組細工/Woodweaver’s Puzzleknot》 [KLD]
2 《コジレックの帰還/Kozilek’s Return》 [OGW]
4 《霊気池の驚異/Aetherworks Marvel》 [KLD]
―― Spells (22)

4 《山/Mountain》
6 《森/Forest》
4 《獲物道/Game Trail》 [SOI]
4 《霊気拠点/Aether Hub》 [KLD]
4 《進化する未開地/Evolving Wilds》 [BFZ]
―― Lands (22)

2 《自然のままに/Natural State》 [OGW]
2 《ヴァラクートの涙/Tears of Valakut》 [OGW]
2 《光輝の炎/Radiant Flames》 [BFZ] (※《コジレックの帰還》足りなかった)
3 《不屈の追跡者/Tireless Tracker》 [SOI]
3 《通電の喧嘩屋/Voltaic Brawler》 [KLD]
3 《逆毛ハイドラ/Bristling Hydra》 [KLD]
――  Sideboard (15)

■ デッキコンセプト / Deck Concept
● vs 「白青瞬速/UW Flash」を意識したメインボード/Mainboard
「赤緑霊気池」は、メインが「黒緑昂揚」に有利なのは素晴らしいですが、「白青瞬速」に不利なのはいただけません。ということで、「白青瞬速」を意識したメインボードです。よくサイドに取られている《世界を壊すもの/World Breaker》をメインから3枚フル投入しています。これにより、《コジレックの帰還》も幾分、気軽かつ強力に使えるようになりました。先手4ターン目ギデオンの展開だけはかなり苦しいですが、返しに《霊気池の驚異/Aetherworks Marvel》を叩きつけるか、昂揚達成からの《墓後家蜘蛛、イシュカナ/Ishkanah, Grafwidow》が間に合えば、どうにかやり過ごせます。

● vs 「コントロール/Control」を意識したサイドボード/Sideboard
青系のデッキにカウンターを取られるとどうしてもキツイので、サイドボードで「赤緑エネルギー/RG Energy」に変化するオプションつきです。《静電気式打撃体/Electrostatic Pummeler》による一撃必殺プランこそ取れませんが、除去を減らした相手に対する《通電の喧嘩屋/Voltaic Brawler》のクロックは速く、《逆毛ハイドラ/Bristling Hydra》は除去をメインとした「コントロール」相手には非常に強力で、PWへの対抗策にもなります。

■ リプレイ / Replay
● 1回戦 vs 「グリクシスコントロール/Grixis Control」 (セロハンさん)
デッキは黒赤をメインに青をタッチした形の除去コントロール。
Game1 《霊気池の驚異/Aetherworks Marvel》がどうにもならず、すんなり勝利。
サイドは、除去されそうな《導路の召使い/Servant of the Conduit》と、無駄になりそうな《コジレックの帰還/Kozilek’s Return》をoutして、代わりに《不屈の追跡者/Tireless Tracker》と《逆毛ハイドラ/Bristling Hydra》をin。
Game2 《逆毛ハイドラ/Bristling Hydra》がどうにもならず、そのまま勝利。

● 2回戦 vs 「スゥルタイ現出昂揚/Sultai Emerge&Delirium」 (少佐)
デッキは黒緑昂揚にタッチ青で《老いたる深海鬼/Elder Deep-Fiend》を入れたタイプ。
Game1 《霊気池の驚異/Aetherworks Marvel》がどうにもならず、《約束された終末、エムラクール/Emrakul, the Promised End》で相手のコントロールを奪い、《首絞め/Noose Constrictor》に全部手札捨てさせて勝利。
サイドは、《光輝の炎/Radiant Flames》をin。
Game2 《知恵の拝借/Pick the Brain》で全除去抜かれるけど、3ターン目に《霊気池の驚異/Aetherworks Marvel》が通っていてどうにもならず、《世界を壊すもの/World Breaker》で足止めするこちらに対して《老いたる深海鬼/Elder Deep-Fiend》で粘る相手を後目に、そのうち《約束された終末、エムラクール/Emrakul, the Promised End》がひょっこり出てきて勝ち。

● 3回戦 vs 「白青瞬速/UW Flash」 (青さん)
ぎゃざキチ対決。デッキはオーソドックスなタイプの白青フラッシュ。
Game1 先手3ターン目に《霊気池の驚異/Aetherworks Marvel》置いて、4ターン目に《約束された終末、エムラクール/Emrakul, the Promised End》で勝ち。《密輸人の回転翼機/Smuggler’s Copter》のルート能力で手札の《停滞の罠/Stasis Snare》を捨てさせるのが板。
サイドは、13枚変更して「赤緑エネルギー/RG Energy」に。
Game2 相手の攻めが遅くなったところを《通電の喧嘩屋/Voltaic Brawler》と《逆毛ハイドラ/Bristling Hydra》で殴って勝ち。《世界を壊すもの/World Breaker》は打ち消されたけど、唱えた時点で仕事してるのであまり気にならない。

● 4回戦 vs 「ティムールエネルギー/Temur Energy」 (イトゥさん)
デッキは赤緑エネルギービートダウンに青をタッチして《つむじ風の巨匠/Whirler Virtuoso》を採用した《新緑の機械巨人/Verdurous Gearhulk》入りミッドレンジ。
Game1 《墓後家蜘蛛、イシュカナ/Ishkanah, Grafwidow》で時間稼いで《世界を壊すもの/World Breaker》と《約束された終末、エムラクール/Emrakul, the Promised End》を手札から連打して勝ち。
サイドは、《光輝の炎/Radiant Flames》をin。
Game2 残りライフ6で、相手の場に《反逆の先導者、チャンドラ/Chandra, Torch of Defiance》と8/8の《新緑の機械巨人/Verdurous Gearhulk》、《つむじ風の巨匠/Whirler Virtuoso》が並ぶ苦しい展開から、《約束された終末、エムラクール/Emrakul, the Promised End》で相手のコントロールを奪い、チャンドラ-3能力で4点を機械巨人、手札から6マナチャンドラを場に替えて-4能力で場を一掃して勝ち。

■ 考察 / Discussion
● 《苦しめる声/Tormenting Voice》について
メインボードに2枚ほど採用される小回りのきく呪文ですが、どのマッチでもサイドアウトされていることを考えると、あまり有効なカードには思えません。理由は、以下の通り。
① 《霊気池の驚異/Aetherworks Marvel》で「当たり」を増やしたほうが良い
② 手札が重くても結局全部手札から唱えられる
③ 《呪文捕らえ/Spell Queller》に弱い
デッキの弱点を補うため、この枠に《世界を壊すもの/World Breaker》を投入しました。最速で4ターン目に7マナを出すことが可能なデッキですので、マナ・コストの重さもあまり気になりません。

● 《コジレックの帰還/Kozilek’s Return》について
《世界を壊すもの/World Breaker》を採用したことにより、7マナ以上のエルドラージが6枚になったため、かなり強力になりました。わざわざ工夫して墓地に送らなくても普通に3マナでキャストすれば良いので、《スレイベンの検査官》や2/2トークン1体に対しても気軽に使ってしまうのが良いでしょう。昂揚達成条件を緩和してくれます。

● サイドボード後の戦術について
カウンターを多めに採用した「コントロール」には不利な戦いになりますので、「赤緑エネルギー/RG Energy」に戦術をチェンジする「アグレッシブ・サイドボーディング」を試しました。特に《通電の喧嘩屋/Voltaic Brawler》の打点の高さはバカにできない強さで、トランプルもあるためPWに対処しやすいのが好印象です。《逆毛ハイドラ/Bristling Hydra》は相手にしてみればかなり対処が難しいクリーチャーで、使っていて頼もしい存在でした。

■ 課題 / Problem
vs 「機体/Vehicle」等のアグロデッキへの対策カードが少なすぎる点と、同型への対策が甘い点。その点を考えれば、《人工物への興味/Appetite for the Unnatural》といったカードも採用を検討したいです。《不屈の追跡者/Tireless Tracker》は屈指の強カードですので適当に突っ込んでおきましたが、今回のデッキ構成上は疑問が残りました。あとは、《進化する未開地/Evolving Wilds》をフル搭載することでデッキの圧縮と昂揚達成を狙ったのですが、やはりタップインが気になりました。

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