【大会運営】 ジャッジアナウンステンプレート① FNM編

あなたがジャッジを志すなら、店舗に「店舗大会のジャッジ」を任せてもらえるように協力をお願いする必要があります。

マジックの大会運営に関しては、店員さんが全てしてくれるところや、全てジャッジに任されているところ等、店舗により運営形態は様々です。しかし、いきなり大会運営をしようとしても、参考になるものがないと困ってしまいますよね。

ということで、以下にテンプレートを用意してみました。「ジャッジアナウンス」が苦手な人や、これから大会を運営しようと思っている店舗の方には、参考になるかと思いますので一読をオススメします。


＜準備＞

● フライデーナイトマジック（以下、FNM） 参加登録の確認

「FNM、まだ参加登録していない方はいらっしゃいませんか？」

　⇒ 受付を済ませていない人はよくいらっしゃるので、必ず確認を取るようにします。

● ウィザーズイベントレポーター(以下、WER) による大会登録

「プレイヤー」タブよりできること ： プレイヤー登録（※要注意）
「トーナメント」タブよりできること ： ジャッジの登録、大会の開始
（※ ラウンド数の確認画面が出るかと思いますので、店舗に確認をとって決定します）
「ラウンド」タブよりできること ： マッチの作成
以上が済んだら、メニューバーの「印刷」から、対戦結果用紙の印刷を行います。

　⇒ プレイヤー登録の際は、間違いのないよう、繰り返しチェックをしましょう。
WERについての詳しくは、以下の記事が参考になります。実際に触って覚えましょう。

WPN通信 #7：ジャッジの強い味方！ イベントレポーター
http://archive.mtg-jp.com/reading/wpn/006638/#


＜進行＞

● 自己紹介

（※なるべく大きな声で、ハキハキと！）
開始宣言 「FNM参加の皆さん、お待たせ致しました。これよりFNMを始めます」
自己紹介 「本日ジャッジを担当します、○○です」
一言挨拶 「よくわからない事があったら、いつでも気軽にジャッジコールしてください」

　⇒ 特に、初めて参加する人がいる場合には自己紹介はすべきです。

● 大会説明

（※なるべく大きな声で、ハキハキと！）
大会説明① 「本日は、参加者○名、スイスドロー○回戦です」（※必須）
大会説明② 「１ラウンドは、○分です」（※必須）
大会説明③ 「ラウンド時間終了時にマッチが終了していない場合、引き分けを選択するか、エクストラターン5ターンを行ってください」（※省略することが多い）

　⇒ 基本的にはスイスドロー3回戦、1ラウンドは50分かと思います。
（例えばシーガル桜田店さんですと、スイスドロー4回戦、１ラウンドは40分です）
イベントが認定されるためには、8名以上かつ3回戦以上が必要です。
1ラウンドは最短でも40分（推奨は50分）であることを覚えておくとよいでしょう。

● 対戦組み合わせの読み上げ

「では、○回戦の組み合わせを読み上げますので、順に着席してください」
「○○さん、△△さん」……以下略

　⇒ 対戦組み合わせを張り出す形式が主流ですが、FNMでは名前を読み上げて着席してもらったほうがスムーズなことが多いです。

● 対戦の準備と開始

「マリガンチェックまで進めてください／準備のできた卓からゲームを開始してください」
「では、○回戦は○時○分から○時○分までの○分間です。対戦を開始してください」
「よろしくお願いします！」

　⇒ 時間のない場合は準備ができた卓から開始してもらっても構わないと思いますが、できればマリガンチェックまで進めて待機してもらい、一斉に対戦を始めるようにしましょう。また、ジャッジが率先して「よろしくお願いします」と挨拶することで、各テーブルでも挨拶が行われるでしょう。

● 対戦時間の終了

「ラウンド時間終了です。まだマッチが終了していないテーブルは（手を挙げてください）、引き分けを選択するか、現在のターンを０ターンとして最長５ターンまでのエクストラターンに入ってください。ダイスを使ってターンをカウントすることを推奨します」

　⇒ フリー対戦している人も多いかと思いますので、挙手してもらうとわかりやすいでしょう。複数のテーブルが終了していない場合、エクストラターンは、ダイスなどを使って各自カウントしてもらうようにすると良いでしょう。

● 次のラウンドのアナウンス

「すべてのマッチが終了しました。まもなく次のラウンドの対戦組み合わせを発表しますので、サイドボードを元に戻し、移動の準備をしてお待ちください」

対戦結果の入力 ⇒ 次のラウンドのマッチを作成 ⇒ 対戦結果用紙の印刷

　⇒ 移動の準備をしてもらうようアナウンスし、スムーズな進行に協力してもらいましょう。

大会の運営に関しては、本来はジャッジの領分ではありませんが、何事もできるに越したことはありませんよね。ぜひ積極的にチャレンジしてみてください。