新環境アーキタイプ展望 ① 友好色
2017年1月24日 Magic: The Gathering新環境のアーキタイプはどのようなものがあるか、色の組み合わせごとにふんわり考察してデッキの原案リストを考えてみました。何かの参考になれば幸いです。
<白青>
前環境の王者というべき「白青フラッシュ」は《密輸人の回転翼機》と《反射魔道士》というツートップの禁止を受け、大きく弱体化することに。しかしその戦い方は健在で、《呪文捕らえ》や《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》といったパワーカードを失ったわけではありません。
《金属の叱責》の登場により、打消呪文に関しては強化されています。また、《キランの真意号》はこのアーキタイプでは使いこなせない機体と思われますが、《異端聖戦士、サリア》や《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》などで乗りこなせますし、《模範的な造り手》や《屑鉄場のたかり屋》などを採用することにより問題を解消できることでしょう。
アーティファクト・シナジーを活用した形で、トーナメントシーンでもしばらく見ることになりそうです。リストとしてはこんな感じでいかがでしょうか?
■ デッキリスト / Deck List
<青黒>
前環境では《機械医学的召喚》を使ったデッキをたまに見かけましたが、一大勢力を築くまでには至らなかった青黒。環境の変化によってコントロールデッキに出番が回ってくるようなら、チャンスがありそうに見えます。
《策謀家テゼレット》を軸にしたデッキも面白そうですが、純粋なコントロールデッキということで、個人的に高く評価していた《遵法長、バラル》を軸にしたデッキを組んでみました。対戦相手の《逆毛ハイドラ》には触れられないので要注意!
■ デッキリスト / Deck List
<黒赤>
ちょくちょく見かけていた「黒赤アグロ」は《密輸人の回転翼機》を失ったことでマッドネスシナジーが難しくなってしまいました。それでも新たな機体《キランの真意号》を得たことで一定の戦績は残せるのではないでしょうか。
土曜日の記事で試作したデッキの現状がこちらになります。
■ デッキリスト / Deck List
<赤緑>
手軽に組めて強いビートダウンデッキ、として前環境でちょいちょい見かけていた「赤緑エネルギー」は、そのクリーチャーのスペックの高さをそのままに、新戦力が加わっています。《静電気式打撃体》によるいわゆる「ワンショットキル」を採用するかどうかは好みでしょうが(採用している場合が多い)、個人的にはこんな感じになりました(そして手軽に組めない内容になった)。
■ デッキリスト / Deck List
<緑白>
昨年のグランプリ東京の頃にトップメタの座につき、空中戦の弱さなどから姿を消していった「緑白トークン」は、最大の弱点が《密輸人の回転翼機》でした。その退場と同時に、PWが搭乗できる《キランの真意号》が加わって、再び注目を浴びるときがきたように思えます。今考えているのは《スラムの巧技》をどう融合させていくかですが、とりあえずその前段階のリストはこんな感じに落ち着きました。
■ デッキリスト / Deck List
次回は対抗色のアーキタイプについて考えてみます。
<白青>
前環境の王者というべき「白青フラッシュ」は《密輸人の回転翼機》と《反射魔道士》というツートップの禁止を受け、大きく弱体化することに。しかしその戦い方は健在で、《呪文捕らえ》や《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》といったパワーカードを失ったわけではありません。
《金属の叱責》の登場により、打消呪文に関しては強化されています。また、《キランの真意号》はこのアーキタイプでは使いこなせない機体と思われますが、《異端聖戦士、サリア》や《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》などで乗りこなせますし、《模範的な造り手》や《屑鉄場のたかり屋》などを採用することにより問題を解消できることでしょう。
アーティファクト・シナジーを活用した形で、トーナメントシーンでもしばらく見ることになりそうです。リストとしてはこんな感じでいかがでしょうか?
■ デッキリスト / Deck List
「白青フラッシュ(タッチ黒)」(試作版)
4 《模範的な造り手/Toolcraft Exemplar》 [KLD]
4 《スレイベンの検査官/Thraben Inspector》 [SOI]
4 《屑鉄場のたかり屋/Scrapheap Scrounger》 [KLD]
4 《呪文捕らえ/Spell Queller》 [EMN]
2 《異端聖戦士、サリア/Thalia, Heretic Cathar》 [EMN]
2 《大天使、アヴァシン/Archangel Avacyn》 [SOI]
―― Creatures (20)
4 《ゼンディカーの同盟者、ギデオン/Gideon, Ally of Zendikar》 [BFZ]
―― Planeswalkers (4)
3 《キランの真意号/Heart of Kiran》 [AER]
2 《石の宣告/Declaration in Stone》 [SOI]
3 《金属の叱責/Metallic Rebuke》 [AER]
4 《停滞の罠/Stasis Snare》 [BFZ]
―― Spells (12)
6 《平地/Plains》
6 《島/Island》
4 《秘密の中庭/Concealed Courtyard》 [KLD]
4 《港町/Port Town》 [SOI]
3 《大草原の川/Prairie Stream》 [BFZ]
1 《ウェストヴェイルの修道院/Westvale Abbey》 [SOI]
―― Lands (24)
1 《領事の権限/Authority of the Consuls》 [KLD]
1 《断片化/Fragmentize》 [KLD]
1 《儀礼的拒否/Ceremonious Rejection》 [KLD]
1 《石の宣告/Declaration in Stone》 [SOI]
2 《神聖な協力/Blessed Alliance》 [EMN]
2 《無私の霊魂/Selfless Spirit》 [EMN]
2 《否認/Negate》 [OGW]
2 《燻蒸/Fumigate》 [KLD]
2 《大天使アヴァシン/Archangel Avacyn》 [SOI]
1 《保護者、リンヴァーラ/Linvala, the Preserver》 [OGW]
―― Sideboard (15)
<青黒>
前環境では《機械医学的召喚》を使ったデッキをたまに見かけましたが、一大勢力を築くまでには至らなかった青黒。環境の変化によってコントロールデッキに出番が回ってくるようなら、チャンスがありそうに見えます。
《策謀家テゼレット》を軸にしたデッキも面白そうですが、純粋なコントロールデッキということで、個人的に高く評価していた《遵法長、バラル》を軸にしたデッキを組んでみました。対戦相手の《逆毛ハイドラ》には触れられないので要注意!
■ デッキリスト / Deck List
「青黒バラルコントロール」(試作版)
4 《遵法長、バラル/Baral, Chief of Compliance》 [AER]
2 《奔流の機械巨人/Torrential Gearhulk》 [KLD]
―― Creatures (6)
3 《致命的な一押し/Fatal Push》 [AER]
3 《闇の掌握/Grasp of Darkness》 [OGW]
2 《予期/Anticipate》 [BFZ]
3 《否認/Negate》 [OGW]/[AER]
3 《革命的拒絶/Revolutionary Rebuff》 [KLD]
3 《虚空の粉砕/Void Shatter》 [OGW]
3 《破滅の道/Ruinous Path》 [BFZ]
1 《風への散乱/Scatter to the Winds》 [BFZ]
1 《殺害/Murder》 [EMN]
4 《天才の片鱗/Glimmer of Genius》 [KLD]
2 《疑惑の裏付け/Confirm Suspicions》 [SOI]
―― Spells (28)
8 《島/Island》
8 《沼/Swamp》
4 《窪み渓谷/Sunken Hollow》 [BFZ]
4 《詰まった河口/Choked Estuary》 [SOI]
2 《水没した骨塚/Submerged Boneyard》 [OGW]
―― Lands (26)
1 《払拭/Dispel》 [BFZ]
1 《儀礼的拒否/Ceremonious Rejection》 [KLD]
1 《致命的な一押し/Fatal Push》 [AER]
1 《否認/Negate》 [OGW]/[AER]
2 《手酷い失敗/Horribly Awry》 [BFZ]
2 《完全無視/Complete Disregard》 [BFZ]
1 《餌食/To the Slaughter》 [SOI]
2 《ゲトの裏切り者、カリタス/Kalitas, Traitor of Ghet》 [OGW]
2 《慮外な押収/Confiscation Coup》 [KLD]
1 《終止符のスフィンクス/Sphinx of the Final Word》 [OGW]
1 《荒廃した湿原/Blighted Fen》 [BFZ]
―― Sideboard (15)
<黒赤>
ちょくちょく見かけていた「黒赤アグロ」は《密輸人の回転翼機》を失ったことでマッドネスシナジーが難しくなってしまいました。それでも新たな機体《キランの真意号》を得たことで一定の戦績は残せるのではないでしょうか。
土曜日の記事で試作したデッキの現状がこちらになります。
■ デッキリスト / Deck List
「黒赤機体アグロ」(試作版)
4 《発明者の見習い/Inventor’s Apprentice》 [KLD]
4 《屑鉄場のたかり屋/Scrapheap Scrounger》 [KLD]
3 《殺戮の先陣/Forerunner of Slaughter》 [BFZ]
4 《速接会の技師/Weldfast Engineer》 [AER]
2 《ピア・ナラー/Pia Nalaar》 [KLD]
―― Creatures (17)
3 《反逆の先導者、チャンドラ/Chandra, Torch of Defiance》 [KLD]
―― Planeswalkers (3)
4 《致命的な一押し/Fatal Push》 [AER]
3 《ショック/Shock》 [AER]
3 《キランの真意号/Heart of Kiran》 [AER]
4 《無許可の分解/Unlicensed Disintegration》 [KLD]
3 《高速警備車/Fleetwheel Cruiser》 [KLD]
―― Spells (17)
7 《沼/Swamp》
9 《山/Mountain》
3 《燻る湿地/Smoldering Marsh》 [BFZ]
4 《凶兆の廃墟/Foreboding Ruins》 [SOI]
―― lands (23)
3 《精神背信/Transgress the Mind》 [BFZ]
3 《焼夷流/Incendiary Flow》 [EMN]
3 《カーリ・ゼヴの巧技/Kari Zev’s Expertise》 [AER]
3 《精神壊しの悪魔/Mindwrack Demon》 [SOI]
3 《ゴブリンの闇住まい/Goblin Dark-Dwellers》 [OGW]
―― Sideboard (15)
<赤緑>
手軽に組めて強いビートダウンデッキ、として前環境でちょいちょい見かけていた「赤緑エネルギー」は、そのクリーチャーのスペックの高さをそのままに、新戦力が加わっています。《静電気式打撃体》によるいわゆる「ワンショットキル」を採用するかどうかは好みでしょうが(採用している場合が多い)、個人的にはこんな感じになりました(そして手軽に組めない内容になった)。
■ デッキリスト / Deck List
「赤緑エネルギー」(試作版)
3 《緑地帯の暴れ者/Greenbelt Rampager》 [AER]
または《牙長獣の仔/Longtusk Cub》 [KLD]
4 《導路の召使い/Servant of the Conduit》 [KLD]
4 《通電の喧嘩屋/Voltaic Brawler》 [KLD]
3 《ピーマの改革派、リシュカー/Rishkar, Peema Renegade》 [AER]
3 《不屈の追跡者/Tireless Tracker》 [SOI]
または 《ラスヌーのヘリオン/Lathnu Hellion》 [KLD]
4 《逆毛ハイドラ/Bristling Hydra》 [KLD]
3 《新緑の機械巨人/Verdurous Gearhulk》 [KLD]
―― Creatures (24)
4 《霊気との調和/Attune with Aether》 [KLD]
4 《蓄霊稲妻/Harnessed Lightning》 [KLD]
3 《暴力の激励/Invigorated Rampage》[AER]
3 《キランの真意号/Heart of Kiran》 [AER]
―― Spells (14)
4 《山/Mountain》
8 《森/Forest》
2 《燃えがらの林間地/Cinder Glade》 [BFZ]
4 《獲物道/Game Trail》 [SOI]
4 《霊気拠点/Aether Hub》 [KLD]
―― lands (22)
3 《ショック/Shock》 [AER]
3 《自然のままに/Natural State》 [OGW]
1 《ヴァラクートの涙/Tears of Valakut》 [OGW]
1 《英雄的介入/Heroic Intervention》 [AER]
2 《カーリ・ゼヴの巧技/Kari Zev’s Expertise》 [AER]
1 《霊気圏の収集艇/Aethersphere Harvester》 [AER]
2 《反逆の先導者、チャンドラ/Chandra, Torch of Defiance》 [KLD]
2 《生命の力、ニッサ/Nissa, Vital Force》 [KLD]
―― Sideboard (15)
<緑白>
昨年のグランプリ東京の頃にトップメタの座につき、空中戦の弱さなどから姿を消していった「緑白トークン」は、最大の弱点が《密輸人の回転翼機》でした。その退場と同時に、PWが搭乗できる《キランの真意号》が加わって、再び注目を浴びるときがきたように思えます。今考えているのは《スラムの巧技》をどう融合させていくかですが、とりあえずその前段階のリストはこんな感じに落ち着きました。
■ デッキリスト / Deck List
「緑白トークン」(試作版)
3 《スレイベンの検査官/Thraben Inspector》 [SOI]
3 《森の代言者/Sylvan Advocate》 [OGW]
3 《ラムホルトの平和主義者/Lambholt Pacifist》 [SOI]
または 《導路の召使い/Servant of the Conduit》 [KLD]
3 《ピーマの改革派、リシュカー/Rishkar, Peema Renegade》 [AER]
3 《大天使アヴァシン/Archangel Avacyn》 [SOI]
もしくは《新緑の機械巨人/Verdurous Gearhulk》 [KLD]
―― Creatures (15)
3 《ゼンディカーの代弁者、ニッサ/Nissa, Voice of Zendikar》 [BFZ]
4 《ゼンディカーの同盟者、ギデオン/Gideon, Ally of Zendikar》 [OGW]
―― Planeswalkers (7)
4 《ニッサの誓い/Oath of Nissa》 [OGW]
3 《石の宣告/Declaration in Stone》 [SOI]
3 《停滞の罠/Stasis Snare》 [BFZ]
3 《キランの真意号/Heart of Kiran》 [AER]
―― Spells (13)
8 《平地/Plains》
8 《森/Forest》
4 《梢の眺望/Canopy Vista》 [BFZ]
4 《要塞化した村/Fortified Village》 [SOI]
1 《ウェストヴェイルの修道院/Westvale Abbey》 [SOI]
―― lands (25)
1 《領事の権限/Authority of the Consuls》 [KLD]
1 《断片化/Fragmentize》 [KLD]
2 《自然のままに/Natural State》 [OGW]
1 《祝祭の開幕/Commencement of Festivities》 [KLD]
1 《神聖な協力/Blessed Alliance》 [EMN]
1 《集団的努力/Collective Effort》 [EMN]
1 《異端聖戦士、サリア/Thalia, Heretic Cathar》 [EMN]
2 《不屈の追跡者/Tireless Tracker》 [SOI]
2 《燻蒸/Fumigate》 [KLD]
1 《保護者、リンヴァーラ/Linvala, the Preserver》 [OGW]
1 《不撓のアジャニ/Ajani Unyielding》 [AER]
1 《隔離の場/Quarantine Field》 [BFZ]
―― Sideboard (15)
次回は対抗色のアーキタイプについて考えてみます。
コメント