「枠だけ」取っていて目障りだったらすみません。ブログ系の日付順が入れ替わるのが気になる七瀬のクセです。数枠溜まりましたので、少しずつ小話でも。

元々は、プロツアーチャンピオンの翻訳記事でも作ろうかと思っていたのですが、それほど時間もなく、断念しました。みんなマジックの英語なら読めるから大丈夫だよね。

さて、小話というのは、グランプリ静岡について。今シーズンの国内GPで唯一のスタンダード開催ですので、できることなら参加したかったのですが、なかなかそういうわけにもいかず。つまり、サークルメンバー向きの小話になります。


グランプリ静岡の前に、禁止改訂が待っていますが、ここでひとつ。

「コピーキャットは禁止される」

こんな根も葉もないこと言っても仕方がありませんが、七瀬の個人的な見解です。この予想が当たっても外れても、あくまで雑記に殴り書きで記したものです。

「根拠のないことを言わないでください」などと苦情が来そうなので、こう書き直しておきます。

個人的にはコピーキャットは禁止されるように思います

これでいいでしょうか。そういえば、以前に色々とコメントから質問をいただいたので頑張ってたくさんお返事したのですが、そのお返事をいただいていないので、ずっと気になっています。

コピーキャットが禁止される理由としては、開発で想定されていなかった点と、対処可能なカードが限定的すぎるためです。2枚即死コンボはそれだけでマズイものです。プロツアーでは対策されて目立つことはありませんでしたが、それでも環境に大きな影響を与えていることは間違いありません。

ちなみに、このアーキタイプがもし環境を去ることになれば、「黒緑」と「機体」の2強になってしまうかといえば、そんなことはありません。

例えば、白青緑のような、インスタント除去に乏しいデッキや、タップアウトを基本戦術にするデッキは息を吹き返すでしょう。特に「緑白」といったアーキタイプが挙げられます。今インスタント呪文でコピーキャットに対処できる基本的なものといえば、《ショック》や《闇の掌握》《無許可の分解》といった黒赤系の呪文です。黒緑のようなビートダウン系デッキに本来強いはずの《燻蒸》や《バラルの巧技》といったソーサリーをメインに据えたデッキは、コピーキャット相手では完全に無駄牌となっており、サイドボードに積むのが妥協点といった様子。《鑽火の輝き》といったインスタントもそんな感じです。

「機体」に関しては、メタられるとかなり苦しい部類のデッキです。白には《断片化》、青には《儀礼的拒否》、黒には《致命的な一押し》、赤には《グレムリン解放》、緑には《自然のままに》といったように、アーティファクト対策は軽くて種類も豊富です。いくら《キランの真意号》が強いといっても、これだけ対策カードに溢れていれば抑えることは容易です。どっちかというと、機体対策で頭を悩ませるのはギデオンさんのほうでしょう。

「黒緑」に関しては、今このアグロ寄りミットレンジに勝てるアグロはほとんどありません。「ミッドレンジはアグロに強い」という法則そのものです。つまり、コントロール寄りミッドレンジや、コントロールが厳しい印象。先に挙げた《燻蒸》や《バラルの巧技》といったリセット系ソーサリーには弱く、特に《燻蒸》で流されたあとの立て直しは難しいでしょう。タミヨウさんなんかも面白そうですね。禁止改訂後も、このアーキタイプが他の同型デッキを阻む強さを維持するのであれば、あの《反射魔道士》の解禁が視野になってくるようにも思えます。

《約束された終末、エムラクール》に関しては、おそらく帰ってこないでしょう。彼女は月に封印されたので、ストーリー的にもBANです。

《密輸人の回転翼機》に関しては、帰ってきてもおかしくはありません。シナジーの起点となるカードであり、マッドネスはこのカードの禁止を受けてかなり厳しくなってしまいました。「機体」というアーキタイプを更に強化するかどうかで言えば、「機体」の多様化が考えられます。どういうことかというと、白黒赤のカラーリングに限定されている現在の構築に幅ができる、という意味です。「白青フラッシュ」が消えた最大の理由は《密輸人の回転翼機》の禁止です。解禁されれば、また戻ってくる可能性があります。マッドネス系のデッキもまた息を吹き返しそうに思えますし、《致命的な一押し》があるのでコントロールにとっても対処できるカードのはずです。まぁどのデッキにも入りすぎるので、禁止のままでもいいです。

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