フライデーナイトマジック、参加してきました。
参加者は20名超、8月はモダンで活躍中のカード 《血清の幻視/Serum Visions》が賞品ということで、たくさんの方が集まっておりました。
デッキは先週のリベンジといえる、青黒緑のスゥルタイコントロール(再調整版)
あれだけ何だかんだ記事を書いているので、しっかり結果を残したいところです。
使用したデッキレシピは以下の通り。
●スゥルタイコントロール(再調整版)
●前回のレシピからの変更点
《サテュロスの道探し》および《棲み家の防御者》の減量。デッキの主軸となるクリーチャーたちではあるが、アグロが極端に速い環境に対応するためには、ここを減らしてでも除去を取るべきだと感じた。《残忍な切断》も不採用するとともに、《究極の価格》を2枚採用。引き合わせが良ければメインボードでもチャンスがある形にしたい。
《アンデッドの大臣、シディシ》の採用。これはサイドボード後を想定したもので、《部族養い》の獰猛を達成するためにはタシグル2枚では足りなかったところから考えた。必要なサイドボードカードを的確に持ってくるシルバーバレット戦術にも対応しており、他に適切なクリーチャーが見つかるまでは、使おうと思う。
《解消》《衰滅》の減量。どちらも3枚から2枚にした。どちらも重要なカードに変わりはないので、できれば3枚取りたいところだが…。
《軽蔑的な一撃》のメイン復帰。だいぶ悩んだが、様子見で2枚メインに戻してみる。
《時を越えた探索》の増量。やはりここが生命線だと強く感じたのでフル搭載。
《頂点捕食者、ガラク》の再採用。使って強いカードだったので、《龍王シルムガル》をサイドに移動したことに伴い、メインに取り直した。《龍王シルムガル》に関しては強いと感じるマッチが多いが、サイドボードからの採用が意表を突く上で妥当と考えた。
《部族養い》と《悪性の疫病》のサイド増量と、《護法の宝珠》の採用。これらによりバーン系やトークン系のデッキに徹底した対策をとった形だ。
《悪夢の織り手、アショク》の不採用。このカードはスゥルタイコントロールで使うには、隙が大きすぎると感じた。もっとダイレクトに効く《龍王シルムガル》が使いやすい。
《精霊龍の安息地》の不採用。マナ・バランスを考えると安定感を出すためにはここを考え直す必要を感じた。代わりに4枚目のフェッチを戻した。
青:黒:緑 = 17:19:13
以上のような変更をしたスゥルタイコントロールは、結果を残せるのでしょうか。
●FNMリプレイ
1回戦 白黒緑:アブザンアグロ
1本目 : 先手スタートしたが、相手の2ターン目に《羊毛髭のライオン》が着地し、開幕早々にクライマックスを迎える。手札の《究極の価格》《スゥルタイの魔除け》が揃って刺さらないのだ。それでも《黄金牙、タシグル》を召喚し、場の膠着を作り出すが、続いて《真面目な訪問者、ソリン》が着地する。これは《英雄の破滅》で対処。その後、こちらのタシグルは対処され、相手もタシグルを召喚。これを《頂点捕食者、ガラク》で処理し、ライフを戻す。その後、ガラクをカウンター呪文で守りつつ、《精霊龍、ウギン》を呼び出し、決着をつけた。1-0
サイドボード : IN 《思考囲い》1枚、《龍王シルムガル》2枚。OUT 《ヴリンの神童、ジェイス》を3枚。アグロ相手の後手番にジェイスくんを出している余裕はないと判断した。
2本目 : 相手は2ターン目にライオンスタート。《胆汁病》でこれに対処するが、おかわりライオンが着地。隙を作らないようにカウンターを構えながら、除去するタイミングを伺うことに。3ターン目の変異クリーチャーには《解消》を当て、次のターンに展開された《クルフィックスの狩猟者》には《衰滅》で盤面をリセット。残るライフは13。その後連続で展開される《クルフィックスの狩猟者》と《責め苦の伝令》を《究極の価格》と《スゥルタイの魔除け》で対処するが、ここで《包囲サイ》が着地し、ライフが10まで落ち込む。《龍王シルムガル》で《包囲サイ》をパクるが、これは《英雄の破滅》で対処される。マナを伸ばして《頂点捕食者、ガラク》が着地し、《包囲サイ》を破壊してライフを15に戻した。そのまま、先ほどのリプレイかのようにウギンが並んでゲームセットとなった。2-0
2回戦 青赤緑:ティムールミッドレンジ(蘇我さん)
1本目 : 《思考囲い》で見ると、土地が怪しい手札でドラゴンだらけ。マナクリーチャーを抜くが、相手の引きが強く、適切な土地引き、適切な除去がジェイスくんを焼き、バイオゴリラこと《凶暴な拳刃》がビートダウンを開始。相変わらず《究極の価格》が刺さらない。残るライフわずかで粘るが、そのまま押し切られてしまった。0-1
サイドボード:IN 《思考囲い》1枚、《龍王シルムガル》2枚、《部族養い》1枚。OUT 《ヴリンの神童、ジェイス》3枚、《棲み家の防御者》1枚。ジェイスくん抜きすぎ問題。
2本目 : 《思考囲い》で相手の手札を見ると、《加護のサテュロス》や《狩猟の統率者、スーラク》、《灰雲のフェニックス》が公開される。相手のマナクリーチャーを落とし、淡々と除去とカウンターをつないでプラン通りに勝利した。1-1
3本目 : 色マナが揃わない間にカウンターを構え、最終的に《龍王シルムガル》が相手の《ゴブリンの熟練扇動者》をパクって一気に決着した。2-1
さっきから龍王シルムガルの活躍っぷりがやばい。
3回戦 赤茶:赤単ソプターバーン(Gガンナーさん)
最近よく会う、このマッチング。俺のデッキは相手にすべてばれている。そして、対策カードまで取られている。たまらん。
1本目 : 《搭載歩行機械》2体に《究極の価格》が刺さらない。そして焼かれる。ひたすら焼かれる。メイン戦は分が悪すぎる。0-1
サイドボード : IN 《部族養い》4枚、《悲哀まみれ》2枚、《悪性の疫病》2枚、《否認》2枚、《護法の宝珠》1枚、《龍王シルムガル》2枚。OUT 《思考囲い》2枚、《ヴリンの神童、ジェイス》3枚、《究極の価格》2枚、《軽蔑的な一撃》2枚、《解消》2枚、プレインズウォーカー2枚。見ろ、これがバーン対策だ。
2本目 : 《大歓楽の幻霊》が3回も登場する激しいライフレースになる。こちらも《部族養い》で再三ライフを戻すが、《衰滅》を引けない。場に《悪性の疫病》と《護法の宝珠》を並べ、ロックに近い展開になるが、《極上の炎技》を自身に打ち込みながら果敢を誘発させてまで殴ってくる。最後まで《衰滅》を引けずに、殴り押し切られた。0-2
少しバーンへのサイドプランを練り直さないといけないと感じた。入れるカードはいいのだが、必要なものを抜きすぎているような気がする。《龍王ドロモカ》のようなぶっ壊れカードが欲しいと心から思う。
4回戦 白赤:白赤バーン
全勝者が3名おり、上当たりすることになった。これはチャンス。
1本目 : 相手の展開する《軍族童の突発》を、《胆汁病》と《解消》で対処する開幕。叩きつけられる火力がじわじわとこちらのライフを削るが、最終的に《精霊龍、ウギン》の奥義が発動して決着。1-0
サイドボード : IN 《部族養い》4枚、《悲哀まみれ》2枚、《悪性の疫病》2枚、《否認》2枚、《護法の宝珠》1枚、《龍王シルムガル》2枚。OUT 《思考囲い》2枚、《棲み家の防御者》3枚、《究極の価格》2枚、《軽蔑的な一撃》2枚、《解消》2枚、プレインズウォーカー2枚。見ろ、これがバーン対策だ(2回目)。
2本目 : 火力を本体に撃ち込みバーンで押し切ろうとする相手に《部族養い》。ライフが初期値に戻る。続いては《護法の宝珠》。相手の心が折れたようだ…。2-0
●結果
3勝1敗の9ポイント、オポ差で3位になり、プロモカード《血清の幻視》をGETしました!とにかく結果を残せて良かった…。ただ、サイドボードプランをもうちょっと練り直す必要があるように思えました。むやみにジェイスくんを抜くだけではいけない、と思った。そんなに抜くなら初めから入れるな、ってな…。
●感想
スゥルタイコントロールは、どっしりと構えて戦えると強いデッキだという印象。特にクリーチャーデッキ相手に強く、サイド後には赤単にも強く構成できると感じました。赤単相手にしっかりと勝ちを拾えるデッキになるならば、かなり安心して使えるデッキなのではないでしょうか。
カード個別の使用感は、《究極の価格》はかなり使いにくく、《胆汁病》のほうが使いやすい印象ですが、赤緑信心との対戦を考えると一長一短かな、と。《軽蔑的な一撃》はかなり腐りやすく、扱いづらい印象。この2枚に関してはメタゲームを読みつつ適切な枚数選択するのがいいかと思います。
また、メインデッキのライフ回復手段がプレインズウォーカーのビックアクションしかないのがかなりの不安要素です。ここを改善することで、更に勝率を高めることができると思われます。《アンデッドの大臣、シディシ》のことを考えると、1枚ぐらい《部族養い》をメインに取るのも悪くないような気がします。
●調整案
ちょっと、メインボードの一部のカードと、サイドボードを見直しましょう。
まず、《サテュロスの道探し》が4枚から3枚に減っている点に疑問を感じる人は多いかと思いますが、これは道探しを重ね引いたときの弱さを感じた七瀬の感覚による調整です。《時を越えた探索》で7枚見て道探しだらけだったら萎えるでしょう?タシグルで道探しが落ちたら萎えるでしょう?だいたいそんな感じ。
《ヴリンの神童、ジェイス》は、赤単相手には《部族養い》を使い回す強い動きがあるため、相手もここに火力を当てないといけないので、抜く必要はないかと思いました。またコントロール相手に《思考囲い》を使い回すのも非常に強力です。むしろビートダウンデッキ対策には除去が一番強いので、そのときは入れ替えるべきかと。
《棲み家の防御者》は立ち上がりが遅いカードなので、ミッドレンジ以上のデッキには強いですが、アグロにはあまり強くありません。最悪、ただの2/1です。しかし赤単相手にはやはり、《部族養い》を再利用する動きがあるので、あまり枚数を減らす必要はないかと感じます。
赤単相手には《軽蔑的な一撃》や《解消》といった打ち消し呪文があまり強くないので、ここを抜きますし、《思考囲い》も自然と抜けます。《部族養い》というダイレクトな回復と《護法の宝珠》というシルバーバレットがあるので、これらは確実に採用したいところ。また、《否認》は火力や《前哨地の包囲》、プレインズウォーカーに対応できるためデッキにとりたい。横に並ぶタイプのアグロには、《悲哀まみれ》がやはり強いですが、《衰滅》でも間に合う気がするので、そろそろサイドからはずしても良いかも。トークン戦術には《悪性の疫病》が非常に強く、これは飛行機械対策にもなります。
《龍王シルムガル》はビッグサイズのクリーチャーを展開してくるデッキ、プレインズウォーカーを出すデッキには鬼のように強いカードです。そういうデッキには《思考囲い》も漏れなく強いので、セットで採用することが多いです。
《自然に帰れ》は星座に劇的に効くカードで、ハサミや諜報網、包囲などを処理できるので1枚はとっておきたいかなと。シルバーバレット戦術ができる形なので、サイドボードの1枚は他のデッキよりも影響力が強いはず。
とりあえず《究極の価格》が腐るマッチが多すぎたので、メインボードには追加の《胆汁病》と《衰滅》にするのが自然で良いかと。《軽蔑的な一撃》はいちばん腐りやすいカードですが、デッキの性質上、「必要な枠なんだろうな」と感じているのでメインに残します。また、ライフが足りなくなるマッチが多かったので、《部族養い》を1枚メインに採用してみます。不要ならばジェイスくんか魔除けで捨てられるのが、このデッキの良いところです。
最後に、《悲哀まみれ》じゃないと間に合わない、というデッキでもないので、その枠に対コントロール用のサイドとして《悪夢の織り手、アショク》を復活させておきます。
●終わりに
明日は仙台のゲームデーにY-Magicのメンバーで遠征してこようと思います!
デッキはこのスゥルタイコントロールで参戦する予定です。
他の候補は調整中のジェスカイコントロールか、いつものエスパードラゴンコントロール。別なゲームデーはどちらかで出ようかな。
最後に最新版のレシピを載せて終わります。
●スゥルタイコントロール(最新版)
参加者は20名超、8月はモダンで活躍中のカード 《血清の幻視/Serum Visions》が賞品ということで、たくさんの方が集まっておりました。
デッキは先週のリベンジといえる、青黒緑のスゥルタイコントロール(再調整版)
あれだけ何だかんだ記事を書いているので、しっかり結果を残したいところです。
使用したデッキレシピは以下の通り。
●スゥルタイコントロール(再調整版)
<メインボード>
3 : 《ヴリンの神童、ジェイス/Jace, Vryn’s Prodigy》
3 : 《サテュロスの道探し/Satyr Wayfinder》
3 : 《棲み家の防御者/Den Protector》
2 : 《黄金牙、タシグル/Tasigur, the Golden Fang》
1 : 《アンデッドの大臣、シディシ/Sidisi, Undead Vizier》
12 creatures
2 : 《思考囲い/Thoughtseize》
2 : 《究極の価格/Ultimate Price》
2 : 《胆汁病/Bile Blight》
2 : 《軽蔑的な一撃/Disdainful Stroke》
2 : 《解消/Dissolve》
3 : 《英雄の破滅/Hero’s Downfall》
2 : 《スゥルタイの魔除け/Sultai Charm》
2 : 《衰滅/Languish》
4 : 《時を越えた探索/Dig Through Time》
1 : 《頂点捕食者、ガラク/Garruk, Apex Predator》
1 : 《精霊龍、ウギン/Ugin, the Spirit Dragon》
23 other spells
2 : 《島/Island》
2 : 《沼/Swamp》
4 : 《汚染された三角州/Polluted Delta》
2 : 《ラノワールの荒原/Llanowar Wastes》
2 : 《ヤヴィマヤの沿岸/Yavimaya Coast》
4 : 《華やかな宮殿/Opulent Palace》
3 : 《欺瞞の神殿/Temple of Deceit》
3 : 《疾病の神殿/Temple of Malady》
2 : 《神秘の神殿/Temple of Mystery》
1 : 《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth》
25 lands
<サイドボード>
2 : 《否認/Negate》
1 : 《思考囲い/Thoughtseize》
4 : 《部族養い/Feed the Clan》
1 : 《自然に帰れ/Back to Nature》
1 : 《護法の宝珠/Orbs of Warding》
2 : 《悪性の疫病/Virulent Plague》
2 : 《悲哀まみれ/Drown in Sorrow》
2 : 《龍王シルムガル/Dragonlord Silumgar》
15 sideboard cards
●前回のレシピからの変更点
《サテュロスの道探し》および《棲み家の防御者》の減量。デッキの主軸となるクリーチャーたちではあるが、アグロが極端に速い環境に対応するためには、ここを減らしてでも除去を取るべきだと感じた。《残忍な切断》も不採用するとともに、《究極の価格》を2枚採用。引き合わせが良ければメインボードでもチャンスがある形にしたい。
《アンデッドの大臣、シディシ》の採用。これはサイドボード後を想定したもので、《部族養い》の獰猛を達成するためにはタシグル2枚では足りなかったところから考えた。必要なサイドボードカードを的確に持ってくるシルバーバレット戦術にも対応しており、他に適切なクリーチャーが見つかるまでは、使おうと思う。
《解消》《衰滅》の減量。どちらも3枚から2枚にした。どちらも重要なカードに変わりはないので、できれば3枚取りたいところだが…。
《軽蔑的な一撃》のメイン復帰。だいぶ悩んだが、様子見で2枚メインに戻してみる。
《時を越えた探索》の増量。やはりここが生命線だと強く感じたのでフル搭載。
《頂点捕食者、ガラク》の再採用。使って強いカードだったので、《龍王シルムガル》をサイドに移動したことに伴い、メインに取り直した。《龍王シルムガル》に関しては強いと感じるマッチが多いが、サイドボードからの採用が意表を突く上で妥当と考えた。
《部族養い》と《悪性の疫病》のサイド増量と、《護法の宝珠》の採用。これらによりバーン系やトークン系のデッキに徹底した対策をとった形だ。
《悪夢の織り手、アショク》の不採用。このカードはスゥルタイコントロールで使うには、隙が大きすぎると感じた。もっとダイレクトに効く《龍王シルムガル》が使いやすい。
《精霊龍の安息地》の不採用。マナ・バランスを考えると安定感を出すためにはここを考え直す必要を感じた。代わりに4枚目のフェッチを戻した。
青:黒:緑 = 17:19:13
以上のような変更をしたスゥルタイコントロールは、結果を残せるのでしょうか。
●FNMリプレイ
1回戦 白黒緑:アブザンアグロ
1本目 : 先手スタートしたが、相手の2ターン目に《羊毛髭のライオン》が着地し、開幕早々にクライマックスを迎える。手札の《究極の価格》《スゥルタイの魔除け》が揃って刺さらないのだ。それでも《黄金牙、タシグル》を召喚し、場の膠着を作り出すが、続いて《真面目な訪問者、ソリン》が着地する。これは《英雄の破滅》で対処。その後、こちらのタシグルは対処され、相手もタシグルを召喚。これを《頂点捕食者、ガラク》で処理し、ライフを戻す。その後、ガラクをカウンター呪文で守りつつ、《精霊龍、ウギン》を呼び出し、決着をつけた。1-0
サイドボード : IN 《思考囲い》1枚、《龍王シルムガル》2枚。OUT 《ヴリンの神童、ジェイス》を3枚。アグロ相手の後手番にジェイスくんを出している余裕はないと判断した。
2本目 : 相手は2ターン目にライオンスタート。《胆汁病》でこれに対処するが、おかわりライオンが着地。隙を作らないようにカウンターを構えながら、除去するタイミングを伺うことに。3ターン目の変異クリーチャーには《解消》を当て、次のターンに展開された《クルフィックスの狩猟者》には《衰滅》で盤面をリセット。残るライフは13。その後連続で展開される《クルフィックスの狩猟者》と《責め苦の伝令》を《究極の価格》と《スゥルタイの魔除け》で対処するが、ここで《包囲サイ》が着地し、ライフが10まで落ち込む。《龍王シルムガル》で《包囲サイ》をパクるが、これは《英雄の破滅》で対処される。マナを伸ばして《頂点捕食者、ガラク》が着地し、《包囲サイ》を破壊してライフを15に戻した。そのまま、先ほどのリプレイかのようにウギンが並んでゲームセットとなった。2-0
2回戦 青赤緑:ティムールミッドレンジ(蘇我さん)
1本目 : 《思考囲い》で見ると、土地が怪しい手札でドラゴンだらけ。マナクリーチャーを抜くが、相手の引きが強く、適切な土地引き、適切な除去がジェイスくんを焼き、バイオゴリラこと《凶暴な拳刃》がビートダウンを開始。相変わらず《究極の価格》が刺さらない。残るライフわずかで粘るが、そのまま押し切られてしまった。0-1
サイドボード:IN 《思考囲い》1枚、《龍王シルムガル》2枚、《部族養い》1枚。OUT 《ヴリンの神童、ジェイス》3枚、《棲み家の防御者》1枚。ジェイスくん抜きすぎ問題。
2本目 : 《思考囲い》で相手の手札を見ると、《加護のサテュロス》や《狩猟の統率者、スーラク》、《灰雲のフェニックス》が公開される。相手のマナクリーチャーを落とし、淡々と除去とカウンターをつないでプラン通りに勝利した。1-1
3本目 : 色マナが揃わない間にカウンターを構え、最終的に《龍王シルムガル》が相手の《ゴブリンの熟練扇動者》をパクって一気に決着した。2-1
さっきから龍王シルムガルの活躍っぷりがやばい。
3回戦 赤茶:赤単ソプターバーン(Gガンナーさん)
最近よく会う、このマッチング。俺のデッキは相手にすべてばれている。そして、対策カードまで取られている。たまらん。
1本目 : 《搭載歩行機械》2体に《究極の価格》が刺さらない。そして焼かれる。ひたすら焼かれる。メイン戦は分が悪すぎる。0-1
サイドボード : IN 《部族養い》4枚、《悲哀まみれ》2枚、《悪性の疫病》2枚、《否認》2枚、《護法の宝珠》1枚、《龍王シルムガル》2枚。OUT 《思考囲い》2枚、《ヴリンの神童、ジェイス》3枚、《究極の価格》2枚、《軽蔑的な一撃》2枚、《解消》2枚、プレインズウォーカー2枚。見ろ、これがバーン対策だ。
2本目 : 《大歓楽の幻霊》が3回も登場する激しいライフレースになる。こちらも《部族養い》で再三ライフを戻すが、《衰滅》を引けない。場に《悪性の疫病》と《護法の宝珠》を並べ、ロックに近い展開になるが、《極上の炎技》を自身に打ち込みながら果敢を誘発させてまで殴ってくる。最後まで《衰滅》を引けずに、殴り押し切られた。0-2
少しバーンへのサイドプランを練り直さないといけないと感じた。入れるカードはいいのだが、必要なものを抜きすぎているような気がする。《龍王ドロモカ》のようなぶっ壊れカードが欲しいと心から思う。
4回戦 白赤:白赤バーン
全勝者が3名おり、上当たりすることになった。これはチャンス。
1本目 : 相手の展開する《軍族童の突発》を、《胆汁病》と《解消》で対処する開幕。叩きつけられる火力がじわじわとこちらのライフを削るが、最終的に《精霊龍、ウギン》の奥義が発動して決着。1-0
サイドボード : IN 《部族養い》4枚、《悲哀まみれ》2枚、《悪性の疫病》2枚、《否認》2枚、《護法の宝珠》1枚、《龍王シルムガル》2枚。OUT 《思考囲い》2枚、《棲み家の防御者》3枚、《究極の価格》2枚、《軽蔑的な一撃》2枚、《解消》2枚、プレインズウォーカー2枚。見ろ、これがバーン対策だ(2回目)。
2本目 : 火力を本体に撃ち込みバーンで押し切ろうとする相手に《部族養い》。ライフが初期値に戻る。続いては《護法の宝珠》。相手の心が折れたようだ…。2-0
●結果
3勝1敗の9ポイント、オポ差で3位になり、プロモカード《血清の幻視》をGETしました!とにかく結果を残せて良かった…。ただ、サイドボードプランをもうちょっと練り直す必要があるように思えました。むやみにジェイスくんを抜くだけではいけない、と思った。そんなに抜くなら初めから入れるな、ってな…。
●感想
スゥルタイコントロールは、どっしりと構えて戦えると強いデッキだという印象。特にクリーチャーデッキ相手に強く、サイド後には赤単にも強く構成できると感じました。赤単相手にしっかりと勝ちを拾えるデッキになるならば、かなり安心して使えるデッキなのではないでしょうか。
カード個別の使用感は、《究極の価格》はかなり使いにくく、《胆汁病》のほうが使いやすい印象ですが、赤緑信心との対戦を考えると一長一短かな、と。《軽蔑的な一撃》はかなり腐りやすく、扱いづらい印象。この2枚に関してはメタゲームを読みつつ適切な枚数選択するのがいいかと思います。
また、メインデッキのライフ回復手段がプレインズウォーカーのビックアクションしかないのがかなりの不安要素です。ここを改善することで、更に勝率を高めることができると思われます。《アンデッドの大臣、シディシ》のことを考えると、1枚ぐらい《部族養い》をメインに取るのも悪くないような気がします。
●調整案
ちょっと、メインボードの一部のカードと、サイドボードを見直しましょう。
まず、《サテュロスの道探し》が4枚から3枚に減っている点に疑問を感じる人は多いかと思いますが、これは道探しを重ね引いたときの弱さを感じた七瀬の感覚による調整です。《時を越えた探索》で7枚見て道探しだらけだったら萎えるでしょう?タシグルで道探しが落ちたら萎えるでしょう?だいたいそんな感じ。
《ヴリンの神童、ジェイス》は、赤単相手には《部族養い》を使い回す強い動きがあるため、相手もここに火力を当てないといけないので、抜く必要はないかと思いました。またコントロール相手に《思考囲い》を使い回すのも非常に強力です。むしろビートダウンデッキ対策には除去が一番強いので、そのときは入れ替えるべきかと。
《棲み家の防御者》は立ち上がりが遅いカードなので、ミッドレンジ以上のデッキには強いですが、アグロにはあまり強くありません。最悪、ただの2/1です。しかし赤単相手にはやはり、《部族養い》を再利用する動きがあるので、あまり枚数を減らす必要はないかと感じます。
赤単相手には《軽蔑的な一撃》や《解消》といった打ち消し呪文があまり強くないので、ここを抜きますし、《思考囲い》も自然と抜けます。《部族養い》というダイレクトな回復と《護法の宝珠》というシルバーバレットがあるので、これらは確実に採用したいところ。また、《否認》は火力や《前哨地の包囲》、プレインズウォーカーに対応できるためデッキにとりたい。横に並ぶタイプのアグロには、《悲哀まみれ》がやはり強いですが、《衰滅》でも間に合う気がするので、そろそろサイドからはずしても良いかも。トークン戦術には《悪性の疫病》が非常に強く、これは飛行機械対策にもなります。
《龍王シルムガル》はビッグサイズのクリーチャーを展開してくるデッキ、プレインズウォーカーを出すデッキには鬼のように強いカードです。そういうデッキには《思考囲い》も漏れなく強いので、セットで採用することが多いです。
《自然に帰れ》は星座に劇的に効くカードで、ハサミや諜報網、包囲などを処理できるので1枚はとっておきたいかなと。シルバーバレット戦術ができる形なので、サイドボードの1枚は他のデッキよりも影響力が強いはず。
とりあえず《究極の価格》が腐るマッチが多すぎたので、メインボードには追加の《胆汁病》と《衰滅》にするのが自然で良いかと。《軽蔑的な一撃》はいちばん腐りやすいカードですが、デッキの性質上、「必要な枠なんだろうな」と感じているのでメインに残します。また、ライフが足りなくなるマッチが多かったので、《部族養い》を1枚メインに採用してみます。不要ならばジェイスくんか魔除けで捨てられるのが、このデッキの良いところです。
最後に、《悲哀まみれ》じゃないと間に合わない、というデッキでもないので、その枠に対コントロール用のサイドとして《悪夢の織り手、アショク》を復活させておきます。
●終わりに
明日は仙台のゲームデーにY-Magicのメンバーで遠征してこようと思います!
デッキはこのスゥルタイコントロールで参戦する予定です。
他の候補は調整中のジェスカイコントロールか、いつものエスパードラゴンコントロール。別なゲームデーはどちらかで出ようかな。
最後に最新版のレシピを載せて終わります。
●スゥルタイコントロール(最新版)
<メインボード>
3 : 《ヴリンの神童、ジェイス/Jace, Vryn’s Prodigy》
3 : 《サテュロスの道探し/Satyr Wayfinder》
3 : 《棲み家の防御者/Den Protector》
2 : 《黄金牙、タシグル/Tasigur, the Golden Fang》
1 : 《アンデッドの大臣、シディシ/Sidisi, Undead Vizier》
12 creatures
2 : 《思考囲い/Thoughtseize》
3 : 《胆汁病/Bile Blight》
1 : 《部族養い/Feed the Clan》
1 : 《軽蔑的な一撃/Disdainful Stroke》
2 : 《解消/Dissolve》
3 : 《英雄の破滅/Hero’s Downfall》
2 : 《スゥルタイの魔除け/Sultai Charm》
3 : 《衰滅/Languish》
4 : 《時を越えた探索/Dig Through Time》
1 : 《頂点捕食者、ガラク/Garruk, Apex Predator》
1 : 《精霊龍、ウギン/Ugin, the Spirit Dragon》
23 other spells
2 : 《島/Island》
2 : 《沼/Swamp》
4 : 《汚染された三角州/Polluted Delta》
2 : 《ラノワールの荒原/Llanowar Wastes》
2 : 《ヤヴィマヤの沿岸/Yavimaya Coast》
4 : 《華やかな宮殿/Opulent Palace》
3 : 《欺瞞の神殿/Temple of Deceit》
3 : 《疾病の神殿/Temple of Malady》
2 : 《神秘の神殿/Temple of Mystery》
1 : 《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth》
25 lands
<サイドボード>
3 : 《部族養い/Feed the Clan》
2 : 《否認/Negate》
1 : 《思考囲い/Thoughtseize》
1 : 《軽蔑的な一撃/Disdainful Stroke》
1 : 《護法の宝珠/Orbs of Warding》
1 : 《自然に帰れ/Back to Nature》
2 : 《悪性の疫病/Virulent Plague》
2 : 《龍王シルムガル/Dragonlord Silumgar》
2 : 《悪夢の織り手、アショク/Ashiok, Nightmare Weaver》
15 sideboard cards
スタンダードEDHという遊び
2015年8月6日 Magic: The GatheringEDHという多人数戦がありますが、使えるカードが多すぎて、なんだか難しい、と思った方はいませんか?七瀬もその一人です。
山形というコミュニティ限定にはなりますが、スタンダードのカードだけで構成したEDHのデッキで遊ぼう、という活動を提唱、推進しようと思っております。
EDHの詳しいルールなどはいろいろなサイトに書いてあるのでそちらを参考にしてください。ここで簡単に説明しますと、だいたいこんな感じ。
① 1枚の統率者と呼ばれるカードを、伝説のクリーチャーから1枚選びます。
② 統率者と共通の色だけで構成された99枚のデッキを用意します。
③ 基本地形以外は、同名のカードは1枚までしかデッキに入れることができません。
④ 初期ライフ40点で、4人でワイワイと対戦する遊びです。
通常のEDHですと、コンボデッキがかなりの比重を占めており、クリーチャーで殴るふつうの楽しいほのぼのマジックが生き残れない感じですが、スタンダードならいける。
さあ、手持ちのカードから好きなカードを選んでデッキをつくってみませんか?
●スタンダードのジェネラル一覧
白青赤:《悟った達人、ナーセット》《沈黙の大嵐、シュー・ユン》
白黒緑:《先頭に立つもの、アナフェンザ》《不屈のダガタール》
白黒赤:《兜砕きのズルゴ》《死に微笑むもの、アリーシャ》
青黒緑:《血の暴君、シディシ》《黄金牙、タシグル》
青赤緑:《龍爪のスーラク》《龍爪のヤソヴァ》
白青:《冬魂のオジュタイ》《龍王オジュタイ》《都市国家の神、エファラ》《メレティスのダクソス》《老いざるメドマイ》
青黒:《漂う死、シルムガル》《龍王シルムガル》《欺瞞の神、フィナックス》
黒赤:《嵐の憤怒、コラガン》《龍王コラガン》《殺戮の神、モーギス》《殺人王、ティマレット》
赤緑:《世界を溶かすもの、アタルカ》《龍王アタルカ》《歓楽の神、ゼナゴス》
緑白:《永遠のドロモカ》《龍王ドロモカ》《収穫の神、ケイラメトラ》
白黒:《通行の神、エイスリオス》《運命の三人組》
白赤:《勝利の神、イロアス》《アナックスとサイミーディ》
青赤:《嵐の神、ケラノス》
青緑:《彼方の神、クルフィックス》
黒緑:《苦悶の神、ファリカ》
白:《太陽の神、ヘリオッド》《族樹の精霊、アナフェンザ》《牢獄の管理人、ヒクサス》《アクロスの英雄、キテオン》《守護天使アヴァシン》《オレスコスの王、ブリマーズ》
青:《海の神、タッサ》《高位調停者、アルハマレット》《ヴリンの神童、ジェイス》《練達の変身術士、ジャリラ》《トロモクラティス》
黒:《死者の神、エレボス》《残酷なハイソニア》《アンデッドの大臣、シディシ》《魂の貯蔵者、コソフェッド》《異端の癒し手、リリアナ》《解き放たれし者、オブ・ニクシリス》
赤:《鍛冶の神、パーフォロス》《鐘突きのズルゴ》《カラデシュの火、チャンドラ》《ピア・ナラーとキラン・ナラー》《オナッケの古きもの、クルケッシュ》
緑:《セテッサの英雄、アンソーザ》《狩猟の神、ナイレア》《世界を喰らう者、ポルクラノス》《狩猟の統率者、スーラク》《光り葉の将帥、ドゥイネン》《巨森の予見者、ニッサ》《放浪の吟遊詩人、イーサーン》
全色:《巣主スリヴァー》
山形というコミュニティ限定にはなりますが、スタンダードのカードだけで構成したEDHのデッキで遊ぼう、という活動を提唱、推進しようと思っております。
EDHの詳しいルールなどはいろいろなサイトに書いてあるのでそちらを参考にしてください。ここで簡単に説明しますと、だいたいこんな感じ。
① 1枚の統率者と呼ばれるカードを、伝説のクリーチャーから1枚選びます。
② 統率者と共通の色だけで構成された99枚のデッキを用意します。
③ 基本地形以外は、同名のカードは1枚までしかデッキに入れることができません。
④ 初期ライフ40点で、4人でワイワイと対戦する遊びです。
通常のEDHですと、コンボデッキがかなりの比重を占めており、クリーチャーで殴るふつうの楽しいほのぼのマジックが生き残れない感じですが、スタンダードならいける。
さあ、手持ちのカードから好きなカードを選んでデッキをつくってみませんか?
●スタンダードのジェネラル一覧
白青赤:《悟った達人、ナーセット》《沈黙の大嵐、シュー・ユン》
白黒緑:《先頭に立つもの、アナフェンザ》《不屈のダガタール》
白黒赤:《兜砕きのズルゴ》《死に微笑むもの、アリーシャ》
青黒緑:《血の暴君、シディシ》《黄金牙、タシグル》
青赤緑:《龍爪のスーラク》《龍爪のヤソヴァ》
白青:《冬魂のオジュタイ》《龍王オジュタイ》《都市国家の神、エファラ》《メレティスのダクソス》《老いざるメドマイ》
青黒:《漂う死、シルムガル》《龍王シルムガル》《欺瞞の神、フィナックス》
黒赤:《嵐の憤怒、コラガン》《龍王コラガン》《殺戮の神、モーギス》《殺人王、ティマレット》
赤緑:《世界を溶かすもの、アタルカ》《龍王アタルカ》《歓楽の神、ゼナゴス》
緑白:《永遠のドロモカ》《龍王ドロモカ》《収穫の神、ケイラメトラ》
白黒:《通行の神、エイスリオス》《運命の三人組》
白赤:《勝利の神、イロアス》《アナックスとサイミーディ》
青赤:《嵐の神、ケラノス》
青緑:《彼方の神、クルフィックス》
黒緑:《苦悶の神、ファリカ》
白:《太陽の神、ヘリオッド》《族樹の精霊、アナフェンザ》《牢獄の管理人、ヒクサス》《アクロスの英雄、キテオン》《守護天使アヴァシン》《オレスコスの王、ブリマーズ》
青:《海の神、タッサ》《高位調停者、アルハマレット》《ヴリンの神童、ジェイス》《練達の変身術士、ジャリラ》《トロモクラティス》
黒:《死者の神、エレボス》《残酷なハイソニア》《アンデッドの大臣、シディシ》《魂の貯蔵者、コソフェッド》《異端の癒し手、リリアナ》《解き放たれし者、オブ・ニクシリス》
赤:《鍛冶の神、パーフォロス》《鐘突きのズルゴ》《カラデシュの火、チャンドラ》《ピア・ナラーとキラン・ナラー》《オナッケの古きもの、クルケッシュ》
緑:《セテッサの英雄、アンソーザ》《狩猟の神、ナイレア》《世界を喰らう者、ポルクラノス》《狩猟の統率者、スーラク》《光り葉の将帥、ドゥイネン》《巨森の予見者、ニッサ》《放浪の吟遊詩人、イーサーン》
全色:《巣主スリヴァー》
オリジナル:黒単信心
2015年8月5日 Magic: The Gathering コメント (2)編集の都合上、記事を分割します。
●ボブボブことロリ悪魔大使(仮)の「黒信心コントロール『黒猫』」
●ボブボブことロリ悪魔大使(仮)の「黒信心コントロール『黒猫』」
4 : 《黒猫/Black Cat》
3 : 《異端の癒し手、リリアナ/Liliana, Heretical Healer》
2 : 《肉袋の匪賊/Fleshbag Marauder》
2 : 《無慈悲な処刑人/Merciless Executioner》
4 : 《エレボスのタイタン/Erebos’s Titan》
2 : 《血の儀式の司祭/Priest of the Blood Rite》
2 : 《アスフォデルの灰色商人/Gray Merchant of Asphodel》
19 creatures
3 : 《思考囲い/Thoughtseize》
3 : 《胆汁病/Bile Blight》
3 : 《血の署名/Sign in Blood》
3 : 《英雄の破滅/Hero’s Downfall》
3 : 《衰滅/Languish》
1 : 《エレボスの鞭/Whip of Erebos》
16 other spells
16 : 《沼/Swanp》
2 : 《光輝の泉/Radiant Fountain》
4 : 《欺瞞の神殿/Temple of Deceit》
3 : 《ニクスの祭殿、ニクソス/Nykthos, Shrine to Nyx》
25 lands
オリジナル:白信心タッチ青
2015年8月5日 Magic: The Gathering今週の水曜会は、なんだか大盛況の1室7名様。所狭しとぎゃざに熱が入ります。
今日遊びに来てくれたTさんは赤緑信心、minatoさんは赤単。K・Sさんは白信心。
Y-MagicのメンバーであるGガンナーさんは赤緑信心、こばゆいはジェスカイバーン、ボブボブことロリ悪魔大使(仮)は黒信心、七瀬はスゥルタイコントロールと赤単を用意してそれぞれ練習に勤しみます。
楽しい時間はあっという間に過ぎるもので、気づけば時間はもう0時。そろそろ解散、というところからいつものやつが始まります。
それが、「居残りデッキ調整」です。
ここのところ、徹底的に調整されてきたのが、白信心と黒信心という謎のアーキタイプ。世間では青赤ソプターなんていうおしゃれなデッキが流行の兆しを見せるなか、我が道を行くこのデッキたちをどう調整して実戦レベルに引き上げるか。それを検討していました。
朝近くまで続いた調整の結果、仕上がったデッキがこちら。
●K・Sの「白信心タッチ青」
<デッキの基本的な動き>
クリーチャーとエンチャントで信心をかせぎ、マナを《太陽の勇者、エルズペス》や《荒野の確保》に充てることでゲームを決定づける。中でも《徴税の大天使》の盤面制圧力は非常に高く、デッキのキーカードとなっている。
土地バランスに関しては本人がもっている土地でやりくりした結果である。
今日遊びに来てくれたTさんは赤緑信心、minatoさんは赤単。K・Sさんは白信心。
Y-MagicのメンバーであるGガンナーさんは赤緑信心、こばゆいはジェスカイバーン、ボブボブことロリ悪魔大使(仮)は黒信心、七瀬はスゥルタイコントロールと赤単を用意してそれぞれ練習に勤しみます。
楽しい時間はあっという間に過ぎるもので、気づけば時間はもう0時。そろそろ解散、というところからいつものやつが始まります。
それが、「居残りデッキ調整」です。
ここのところ、徹底的に調整されてきたのが、白信心と黒信心という謎のアーキタイプ。世間では青赤ソプターなんていうおしゃれなデッキが流行の兆しを見せるなか、我が道を行くこのデッキたちをどう調整して実戦レベルに引き上げるか。それを検討していました。
朝近くまで続いた調整の結果、仕上がったデッキがこちら。
●K・Sの「白信心タッチ青」
4 : 《領事補佐官 / Consul’s Lieutenant》
4 : 《白蘭の騎士/Knight of the White Orchid》
2 : 《オレスコスの王、ブリマーズ/Brimaz, King of Oreskos》
4 : 《徴税の大天使/Archangel of Tithes》
2 : 《龍王オジュタイ/Dragonlord Ojutai》
1 : 《テーロスの魂/Soul of Theros》
17 creatures
2 : 《絹包み/Silkwrap》
2 : 《勇敢な姿勢/Valorous Stance》
2 : 《軽蔑的な一撃/Disdainful Stroke》
3 : 《払拭の光/Banishing Light》
1 : 《ヘリオッドの槍/Spear of Heliod》
2 : 《オジュタイの命令/Ojutai’s Command》
3 : 《太陽の勇者、エルズペス/Elspeth, Sun’s Champion》
3 : 《荒野の確保/Secure the Wastes》
18 other spells
12 : 《平地/Plains》
1 : 《島/Island》
3 : 《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
3 : 《啓蒙の神殿/Temple of Enlightenment》
3 : 《平穏な入り江/Tranquil Cove》
3 : 《ニクスの祭殿、ニクソス/Nykthos, Shrine to Nyx》
25 lands
3 : 《アラシンの僧侶/Arashin Cleric》
2 : 《正義のうねり/Surge of Righteousness》
2 : 《存在の破棄/Revoke Existence》
1 : 《異端の輝き/Glare of Heresy》
1 : 《軽蔑的な一撃/Disdainful Stroke》
2 : 《否認/Negate》
1 : 《見えざるものの熟達/Mastery of the Unseen》
1 : 《払拭の光/Banishing Light》
2 : 《対立の終結/End Hostilities》
15 sideboard cards
<デッキの基本的な動き>
クリーチャーとエンチャントで信心をかせぎ、マナを《太陽の勇者、エルズペス》や《荒野の確保》に充てることでゲームを決定づける。中でも《徴税の大天使》の盤面制圧力は非常に高く、デッキのキーカードとなっている。
土地バランスに関しては本人がもっている土地でやりくりした結果である。
メタゲームを制する②
2015年8月4日 Magic: The Gathering前回の流れから、理想的なデッキを組み上げるなら、目標はこのようになります。
・ アブザンコントロールと互角に戦える。
・ 赤緑信心に強い構成。
・ 赤単の勢いに負けないサイドボードプラン。
・ 流行の青赤ソプターに負けないカード選択。
なかなかハードルは高いですが、これを満たすデッキ構築を考えてみましょう。
今回のテーマは「ジェスカイ」。先週水曜日(7/29)の日記で書いていた原案を元に、デッキを再構築していきます。
http://infiniteblue.diarynote.jp/?day=20150729
●ジェスカイ原案
<デッキとしての問題点>
① 《ジェスカイの隆盛》というカードに頼りすぎている。
② 赤緑信心との相性があまりに悪すぎる。
③ メタゲーム的に、青赤ソプターへのトークン対策カードがこちらにも刺さる。
①に関しては当初から言われていることで、ジェスカイトークンを使い続けているプレイヤーは、それに頼らない構成を上手に考えながら戦っています。今回は悔しいですが、メタゲーム的には思い切ってはずしてしまうのが良いでしょう。
②③に関してはトークン戦術が仇となっており、ここを変えないと根本的には勝てません。
以上より、トークン戦術を捨て、ミッドレンジかコントロールプランで構成を考えていきます。
・ アブザンコントロールと互角に戦える。
アブザンコントロールの強さを支えているのは間違いなく、《思考囲い》と《包囲サイ》、そして《アブザンの魔除け》です。いかなる対策カードも、《思考囲い》1枚でつぶされてしまうわけで、他のコントロールでアブザンに対抗できるのは、同様に《思考囲い》を採用しているデッキぐらいです。それらのデッキと大きな差を生んでいるのが攻守の要である《包囲サイ》。この存在により失ったライフを戻しながら、相手にプレッシャーをかけることができます。そして《アブザンの魔除け》は使うだけでアドバンテージを稼げるカード。弱い要素がありません。《クルフィックスの狩猟者》はそれらの中間の動きをします。そしてこれらへの対抗策を考えたときに、より厄介な存在となるのが《棲み家の防御者》と《死霧の猛禽》です。
《思考囲い》と《アブザンの魔除け》への対策カード : 直接攻撃とドロー
自らのライフを削りながら動いてくるわけで、直接ライフを狙うのがわかりやすい解答になります。このことを考えると、《クルフィックスの狩猟者》および《包囲サイ》によるライフゲインをどうにか止めないといけません。また、失った以上のカードを引けば良いので、《ジェイスの創意》や《時を越えた探索》といったカードが対抗馬になります。
《棲み家の防御者》と《包囲サイ》への対策カード : 《オジュタイの命令》
これはダイレクトに効く1枚です。アブザン側が先手だと間に合いませんが、《棲み家の防御者》をはっきりと打ち消してアドバンテージを稼げるのは非常に強力です。
《死霧の猛禽》への対策カード : 《神聖なる月光》、《神々の憤怒》
他には《無限の抹消》や《危険な櫃》などが思いつきますが。前者はデッキに自然に組み込んでいて損はなく、後者は環境で最強に近い軽量スイーパーです。
アブザンは一般的なスタンダードの大会では最も勢力が大きいデッキだと思われるので、このデッキとどこまで勝負できるかが、ひとつのデッキの判断基準になります。
・ 赤緑信心に強い構成。
赤緑信心に最も有効な対抗手段は、打ち消しとドローです。しかしメインに《起源のハイドラ》、サイド後は《ガイアの復讐者》がおり、油断なりません。そのあたりにしっかりと対応できるなら、コントロールが最も有効なプランではあります。
もしビートダウンで勝負にいく場合は、《カマキリの乗り手》といったカードが猛威をふるうのですが、その返しに《囁きの森の精霊》などを出されるとプランは相当厳しいものになります。《勇敢な姿勢》でさばきつつ《軽蔑的な一撃》を構える、といったアクションが要求されます。
・ 赤単の勢いに負けないサイドボードプラン。
赤単は軽い火力が揃っていればメインボードからでも十分に対処できます。しかしサイドボード後の2本を絶対に落とさないよう、サイドボードから有効な対策を考えておかなければなりません。《アラシンの僧侶》は対アグロにわかりやすく強いカードで、《オジュタイの命令》で使い回す動きは、相手からすると悪夢です。《神々の憤怒》も強力なスイーパーで、横並びになるアグロ相手には有効です。
・ 流行の青赤ソプターに負けないカード選択。
肝心のハサミに対処できるカードは、例えば《天界のほとばしり》だったり、《存在の破棄》だったり、《無効》だったり。トークンには《神聖なる月光》が地味に強く、《神々の憤怒》はほとんどすべてのクリーチャーを流してくれます。応じ手はそこそこ選択できるので、対策は怠らないようしっかりしておきたいところ。
さて、以上のことを踏まえて叩き台となる原案をつくってみましょう。
●ジェスカイコントロール原案
さて、とりあえず寄せ集めてみたこのデッキ。調整して完成度を高めていきましょう。
●カードの再評価
《ヴリンの神童、ジェイス/Jace, Vryn’s Prodigy》 4枚 ⇒ 3枚
赤単や青赤ソプターに対しては悠長すぎる感じはあるものの、《オジュタイの命令》との噛み合わせや、メインで尖ったカード(相手を選ぶカード)を多く採用しているため、少なくとも3枚採用するデッキにします。サイドボードで入れ替えるカードです。
《魂火の大導師/Soulfire Grand Master》 2枚 ⇒ 0枚
貴重な2マナ枠ですが、デッキと噛み合いがそこまで良くないのでとりあえずメインには不採用。
《龍王オジュタイ/Dragonlord Ojutai》 1枚 ⇒ 0枚
ゲームを終わらせる速度を考えたときに1枚取っておいていいかと思いましたが、ここでは不採用。このカラーリングだとアブザン相手に使い切れないことが多いです。
《解消/Dissolve》 3枚 ⇒ 《雲散霧消/Dissipate》 2枚
どちらが良いのかは時々議論されることがあるカードですが、プロプレイヤーの間では《解消》を推す声のほうが多いように思えます。しかし自身の感想なのですが、《死霧の猛禽》対策以外にも追放効果は非常に用途が多いです。赤緑信心相手には、《龍王アタルカ》を打ち消すことで《精霊龍の安息地》により戻ってくることを防ぐことがあり、アブザン相手には《棲み家の防御者》の選択肢を狭めることができます。環境に《ヴリンの神童、ジェイス》といった墓地を参照するカードが増加したことを考えると、地味ながら大きな存在であると考えています。しかしアグロ戦術が多いため、枚数は減らしておきたいですね。
《意思の激突/Clash of Wills》 2枚 ⇒ 4枚
2ターン目から打ち消しを構えることができる、というのはどれだけ強いことか、多くのプレイヤーが知っていると思います。ゆえに4枚採用。アグロも多いので、まず問題はないでしょう。
《神聖なる月光/Hallowed Moonlight》 2枚採用
「2マナ1ドロー」と考えれば、コントロールデッキにはメイン採用して問題のないカードです。それでいて、《死霧の猛禽》や、《つむじ風のならず者》《搭載歩行機械》のトークン対策、更には《ドラゴンの餌》《軍族童の突発》《集合した中隊》《召喚の調べ》《囁き森の精霊》の予示にまで及ぶ、活躍どころの多いカード。ひとまずメインに2枚入れて様子を見ましょう。
《乱撃斬/Wild Slash》 3枚 ⇒ 《マグマのしぶき/Magma Spray》 3枚
1マナ2点火力というのは相手を選ぶカードですが、アグロには滅法強いカード。コントロールデッキもジェイスくんを採用していることが多くなったため、以前よりは腐りにくくなったかと。似たようなカードはいくつかありますが、
メタゲーム的には《マグマのしぶき》が一歩リードした感じを受けます。いずれにせよ、もちろんアブザン相手にはサイドアウトします。
《稲妻の一撃/Lightning Strike》 3枚維持
環境的には採用に迷うカード。しかし環境を読んだジェスカイテンポが《カマキリの乗り手》を主軸にすることを考えると、3枚は抜けないかと思います。《歓楽者ゼナゴス》にも一応対処できるので、無駄にはなりにくいです。
《神々の憤怒/Anger of the Gods》 2枚 ⇒ 3枚
現環境で特に強いスイーパー。メタゲームの結果として3枚入れとけ、というのが個人的な感想です。コントロールデッキ相手に無駄になったらジェイスくんで捨てればよいだけと考えれば、気持ちも楽になります。
《対立の終結/End Hostilities》 2枚採用
《神々の憤怒》と役割が被るので2枚。しかしどうしても減らせないし増やせない枠。
《オジュタイの命令/Ojutai’s Command》 3枚採用
現環境の強いカード、と信じているので3枚。
《時を越えた探索/Dig Through Time》 4枚
《太陽の勇者、エルズペス/Elspeth, Sun’s Champion》 2枚 ⇒ 3枚
デッキの数少ないフィニッシャー。赤緑信心相手には全体除去呪文と考えて使えば弱くはない。アグロ相手にはゲームエンドカードであり、採用数を減らす意味はない。オジュタイを減らしたぶん、増量しても良いだろう。
《精霊龍、ウギン/Ugin, the Spirit Dragon》 1枚
おまもり。
●採用したいカード
《嵐の神、ケラノス/Keranos, God of Storms》 1枚採用
特にモダンで活躍しているカードですが、その強さはスタンダードでも変わりません。相手が赤緑信心のようなデッキではやや霞むカードですが、特にアグロ系のデッキに対する制圧力は特筆すべきものがあり、コントロール戦でもかなり厄介な存在です。対処しづらさからも1枚取っておきたいカードです。
●ジェスカイコントロール (暫定版)
ジェスカイコントロールに関してはまだ調整不足なので、時間を見つけてもう少し完成度を高めていきたいと思います。
・ アブザンコントロールと互角に戦える。
・ 赤緑信心に強い構成。
・ 赤単の勢いに負けないサイドボードプラン。
・ 流行の青赤ソプターに負けないカード選択。
なかなかハードルは高いですが、これを満たすデッキ構築を考えてみましょう。
今回のテーマは「ジェスカイ」。先週水曜日(7/29)の日記で書いていた原案を元に、デッキを再構築していきます。
http://infiniteblue.diarynote.jp/?day=20150729
●ジェスカイ原案
4 : 《ヴリンの神童、ジェイス/Jace, Vryn’s Prodigy》
2 : 《魂火の大導師/Soulfire Grand Master》
2 : 《道の探求者/Seeker of the Way》
8 Creatures
4 : 《ジェスカイの隆盛/Jeskai Ascendancy》
2 : 《ドラゴンの餌/Dragon Fodder》
2 : 《急報/Raise the Alarm》
4 : 《かき立てる炎/Stoke the Flames》
2 : 《乱撃斬/Wild Slash》
2 : 《稲妻の一撃/Lightning Strike》
4 : 《軍族童の突発/Hordeling Outburst》
2 : 《オジュタイの命令/Ojutai’s Command》
4 : 《宝船の巡航/Treasure Cruise》
1 : 《荒野の確保/Secure the Wastes》
27 other spells
2 : 《平地/Plains》
2 : 《島/Island》
2 : 《山/Mountain》
3 : 《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
3 : 《シヴの浅瀬/Shivan Reef》
3 : 《戦場の鍛冶場/Battlefield Forge》
3 : 《天啓の神殿/Temple of Epiphany》
3 : 《凱旋の神殿/Temple of Triumph》
4 : 《神秘の僧院/Mystic Monastery》
25 lands
<デッキとしての問題点>
① 《ジェスカイの隆盛》というカードに頼りすぎている。
② 赤緑信心との相性があまりに悪すぎる。
③ メタゲーム的に、青赤ソプターへのトークン対策カードがこちらにも刺さる。
①に関しては当初から言われていることで、ジェスカイトークンを使い続けているプレイヤーは、それに頼らない構成を上手に考えながら戦っています。今回は悔しいですが、メタゲーム的には思い切ってはずしてしまうのが良いでしょう。
②③に関してはトークン戦術が仇となっており、ここを変えないと根本的には勝てません。
以上より、トークン戦術を捨て、ミッドレンジかコントロールプランで構成を考えていきます。
・ アブザンコントロールと互角に戦える。
アブザンコントロールの強さを支えているのは間違いなく、《思考囲い》と《包囲サイ》、そして《アブザンの魔除け》です。いかなる対策カードも、《思考囲い》1枚でつぶされてしまうわけで、他のコントロールでアブザンに対抗できるのは、同様に《思考囲い》を採用しているデッキぐらいです。それらのデッキと大きな差を生んでいるのが攻守の要である《包囲サイ》。この存在により失ったライフを戻しながら、相手にプレッシャーをかけることができます。そして《アブザンの魔除け》は使うだけでアドバンテージを稼げるカード。弱い要素がありません。《クルフィックスの狩猟者》はそれらの中間の動きをします。そしてこれらへの対抗策を考えたときに、より厄介な存在となるのが《棲み家の防御者》と《死霧の猛禽》です。
《思考囲い》と《アブザンの魔除け》への対策カード : 直接攻撃とドロー
自らのライフを削りながら動いてくるわけで、直接ライフを狙うのがわかりやすい解答になります。このことを考えると、《クルフィックスの狩猟者》および《包囲サイ》によるライフゲインをどうにか止めないといけません。また、失った以上のカードを引けば良いので、《ジェイスの創意》や《時を越えた探索》といったカードが対抗馬になります。
《棲み家の防御者》と《包囲サイ》への対策カード : 《オジュタイの命令》
これはダイレクトに効く1枚です。アブザン側が先手だと間に合いませんが、《棲み家の防御者》をはっきりと打ち消してアドバンテージを稼げるのは非常に強力です。
《死霧の猛禽》への対策カード : 《神聖なる月光》、《神々の憤怒》
他には《無限の抹消》や《危険な櫃》などが思いつきますが。前者はデッキに自然に組み込んでいて損はなく、後者は環境で最強に近い軽量スイーパーです。
アブザンは一般的なスタンダードの大会では最も勢力が大きいデッキだと思われるので、このデッキとどこまで勝負できるかが、ひとつのデッキの判断基準になります。
・ 赤緑信心に強い構成。
赤緑信心に最も有効な対抗手段は、打ち消しとドローです。しかしメインに《起源のハイドラ》、サイド後は《ガイアの復讐者》がおり、油断なりません。そのあたりにしっかりと対応できるなら、コントロールが最も有効なプランではあります。
もしビートダウンで勝負にいく場合は、《カマキリの乗り手》といったカードが猛威をふるうのですが、その返しに《囁きの森の精霊》などを出されるとプランは相当厳しいものになります。《勇敢な姿勢》でさばきつつ《軽蔑的な一撃》を構える、といったアクションが要求されます。
・ 赤単の勢いに負けないサイドボードプラン。
赤単は軽い火力が揃っていればメインボードからでも十分に対処できます。しかしサイドボード後の2本を絶対に落とさないよう、サイドボードから有効な対策を考えておかなければなりません。《アラシンの僧侶》は対アグロにわかりやすく強いカードで、《オジュタイの命令》で使い回す動きは、相手からすると悪夢です。《神々の憤怒》も強力なスイーパーで、横並びになるアグロ相手には有効です。
・ 流行の青赤ソプターに負けないカード選択。
肝心のハサミに対処できるカードは、例えば《天界のほとばしり》だったり、《存在の破棄》だったり、《無効》だったり。トークンには《神聖なる月光》が地味に強く、《神々の憤怒》はほとんどすべてのクリーチャーを流してくれます。応じ手はそこそこ選択できるので、対策は怠らないようしっかりしておきたいところ。
さて、以上のことを踏まえて叩き台となる原案をつくってみましょう。
●ジェスカイコントロール原案
4 : 《ヴリンの神童、ジェイス/Jace, Vryn’s Prodigy》
2 : 《魂火の大導師/Soulfire Grand Master》
1 : 《龍王オジュタイ/Dragonlord Ojutai》
7 Creatures
3 : 《解消/Dissolve》
2 : 《意思の激突/Clash of Wills》
2 : 《神聖なる月光/Hallowed Moonlight》
3 : 《乱撃斬/Wild Slash》
3 : 《稲妻の一撃/Lightning Strike》
2 : 《神々の憤怒/Anger of the Gods》
2 : 《対立の終結/End Hostilities》
3 : 《オジュタイの命令/Ojutai’s Command》
4 : 《時を越えた探索/Dig Through Time》
2 : 《太陽の勇者、エルズペス/Elspeth, Sun’s Champion》
1 : 《精霊龍、ウギン/Ugin, the Spirit Dragon》
27 other spells
2 : 《平地/Plains》
2 : 《島/Island》
1 : 《山/Mountain》
3 : 《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
3 : 《シヴの浅瀬/Shivan Reef》
3 : 《戦場の鍛冶場/Battlefield Forge》
4 : 《天啓の神殿/Temple of Epiphany》
4 : 《凱旋の神殿/Temple of Triumph》
4 : 《神秘の僧院/Mystic Monastery》
26 lands
さて、とりあえず寄せ集めてみたこのデッキ。調整して完成度を高めていきましょう。
●カードの再評価
《ヴリンの神童、ジェイス/Jace, Vryn’s Prodigy》 4枚 ⇒ 3枚
赤単や青赤ソプターに対しては悠長すぎる感じはあるものの、《オジュタイの命令》との噛み合わせや、メインで尖ったカード(相手を選ぶカード)を多く採用しているため、少なくとも3枚採用するデッキにします。サイドボードで入れ替えるカードです。
《魂火の大導師/Soulfire Grand Master》 2枚 ⇒ 0枚
貴重な2マナ枠ですが、デッキと噛み合いがそこまで良くないのでとりあえずメインには不採用。
《龍王オジュタイ/Dragonlord Ojutai》 1枚 ⇒ 0枚
ゲームを終わらせる速度を考えたときに1枚取っておいていいかと思いましたが、ここでは不採用。このカラーリングだとアブザン相手に使い切れないことが多いです。
《解消/Dissolve》 3枚 ⇒ 《雲散霧消/Dissipate》 2枚
どちらが良いのかは時々議論されることがあるカードですが、プロプレイヤーの間では《解消》を推す声のほうが多いように思えます。しかし自身の感想なのですが、《死霧の猛禽》対策以外にも追放効果は非常に用途が多いです。赤緑信心相手には、《龍王アタルカ》を打ち消すことで《精霊龍の安息地》により戻ってくることを防ぐことがあり、アブザン相手には《棲み家の防御者》の選択肢を狭めることができます。環境に《ヴリンの神童、ジェイス》といった墓地を参照するカードが増加したことを考えると、地味ながら大きな存在であると考えています。しかしアグロ戦術が多いため、枚数は減らしておきたいですね。
《意思の激突/Clash of Wills》 2枚 ⇒ 4枚
2ターン目から打ち消しを構えることができる、というのはどれだけ強いことか、多くのプレイヤーが知っていると思います。ゆえに4枚採用。アグロも多いので、まず問題はないでしょう。
《神聖なる月光/Hallowed Moonlight》 2枚採用
「2マナ1ドロー」と考えれば、コントロールデッキにはメイン採用して問題のないカードです。それでいて、《死霧の猛禽》や、《つむじ風のならず者》《搭載歩行機械》のトークン対策、更には《ドラゴンの餌》《軍族童の突発》《集合した中隊》《召喚の調べ》《囁き森の精霊》の予示にまで及ぶ、活躍どころの多いカード。ひとまずメインに2枚入れて様子を見ましょう。
《乱撃斬/Wild Slash》 3枚 ⇒ 《マグマのしぶき/Magma Spray》 3枚
1マナ2点火力というのは相手を選ぶカードですが、アグロには滅法強いカード。コントロールデッキもジェイスくんを採用していることが多くなったため、以前よりは腐りにくくなったかと。似たようなカードはいくつかありますが、
《乱撃斬》 : プレイヤーに撃てる。
《焦熱の衝動》 : 魔巧で3点火力になる。
《マグマのしぶき》 : 《搭載歩行機械》対策にもなる。
メタゲーム的には《マグマのしぶき》が一歩リードした感じを受けます。いずれにせよ、もちろんアブザン相手にはサイドアウトします。
《稲妻の一撃/Lightning Strike》 3枚維持
環境的には採用に迷うカード。しかし環境を読んだジェスカイテンポが《カマキリの乗り手》を主軸にすることを考えると、3枚は抜けないかと思います。《歓楽者ゼナゴス》にも一応対処できるので、無駄にはなりにくいです。
《神々の憤怒/Anger of the Gods》 2枚 ⇒ 3枚
現環境で特に強いスイーパー。メタゲームの結果として3枚入れとけ、というのが個人的な感想です。コントロールデッキ相手に無駄になったらジェイスくんで捨てればよいだけと考えれば、気持ちも楽になります。
《対立の終結/End Hostilities》 2枚採用
《神々の憤怒》と役割が被るので2枚。しかしどうしても減らせないし増やせない枠。
《オジュタイの命令/Ojutai’s Command》 3枚採用
現環境の強いカード、と信じているので3枚。
《時を越えた探索/Dig Through Time》 4枚
《太陽の勇者、エルズペス/Elspeth, Sun’s Champion》 2枚 ⇒ 3枚
デッキの数少ないフィニッシャー。赤緑信心相手には全体除去呪文と考えて使えば弱くはない。アグロ相手にはゲームエンドカードであり、採用数を減らす意味はない。オジュタイを減らしたぶん、増量しても良いだろう。
《精霊龍、ウギン/Ugin, the Spirit Dragon》 1枚
おまもり。
●採用したいカード
《嵐の神、ケラノス/Keranos, God of Storms》 1枚採用
特にモダンで活躍しているカードですが、その強さはスタンダードでも変わりません。相手が赤緑信心のようなデッキではやや霞むカードですが、特にアグロ系のデッキに対する制圧力は特筆すべきものがあり、コントロール戦でもかなり厄介な存在です。対処しづらさからも1枚取っておきたいカードです。
●ジェスカイコントロール (暫定版)
3 : 《ヴリンの神童、ジェイス/Jace, Vryn’s Prodigy》
1 : 《嵐の神、ケラノス/Keranos, God of Storms》
4 Creatures
2 : 《雲散霧消/Dissipate》
4 : 《意思の激突/Clash of Wills》
2 : 《神聖なる月光/Hallowed Moonlight》
3 : 《マグマのしぶき/Magma Spray》
3 : 《稲妻の一撃/Lightning Strike》
3 : 《神々の憤怒/Anger of the Gods》
2 : 《対立の終結/End Hostilities》
3 : 《オジュタイの命令/Ojutai’s Command》
4 : 《時を越えた探索/Dig Through Time》
3 : 《太陽の勇者、エルズペス/Elspeth, Sun’s Champion》
1 : 《精霊龍、ウギン/Ugin, the Spirit Dragon》
30 other spells
2 : 《平地/Plains》
2 : 《島/Island》
4 : 《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
3 : 《シヴの浅瀬/Shivan Reef》
3 : 《戦場の鍛冶場/Battlefield Forge》
4 : 《天啓の神殿/Temple of Epiphany》
4 : 《凱旋の神殿/Temple of Triumph》
4 : 《神秘の僧院/Mystic Monastery》
26 lands
(※サイドボードは適当)
3 : 《龍王オジュタイ/Dragonlord Ojutai》
3 : 《アラシンの僧侶/Arashin Cleric》
2 : 《魂火の大導師/Soulfire Grand Master》
1 : 《神聖なる月光》
2 : 《無効/Annul》
2 : 《否認/Negate》
2 : 《軽蔑的な一撃/Disdainful Stroke》
15 sideboard cards
ジェスカイコントロールに関してはまだ調整不足なので、時間を見つけてもう少し完成度を高めていきたいと思います。
メタゲームを制する①
2015年8月3日 Magic: The Gatheringコントロールデッキというのは、よほどのコントロール向きなパワーカードがない限りは
「相手のデッキを想定して対策を考えた」
というカードの山です。以下、どのような対策を取ればいいかを書き出し、どういうカードを採用するのがコントロールデッキとして良い選択なのか、考えてみます。
また、コントロールデッキを扱う人以外でも、自分のデッキだとどこまで対応できるか、サイドボードを考えるときに役に立つかもしれません。勝つためには自分のデッキも大事ですが、とにかく相手を知ること。「彼を知りて己を知らば、百戦して殆ふからず」ってやつですね。今回は、青黒系コントロールを除いたTier1デッキおよび流行の青赤ソプターを見ていきます。
・ アブザンコントロール
・ 赤緑信心
・ 赤単アグロ
・ 青赤ソプター
●アブザンコントロール
プロツアー『マジック・オリジン』スタンダード 8勝1敗1分
プレイヤー:山本賢太郎 (他、高橋優太)
引用元:公式カバレージ http://coverage.mtg-jp.com/ptori15/decklist/015450/#
<注目すべき点>
タルキール覇王譚の登場からずっとトップメタに君臨し続ける強力なデッキ。その強さはデッキに採用されているカードパワーの高さはもちろん、多様なカードと差し替えることで環境に対応できる柔軟性です。サイドボードに《悪性の疫病》さえ取っていれば、青赤ソプターにも優勢であり、今後も見続けるアーキタイプといえるでしょう。とにかくスタンダードのデッキを考える上ですべての基準というべきデッキなので、これに不利なデッキはあまり選択したくはないところ。
<対戦時の注意点>
対戦相手の技量によってそのデッキの運用、強さに差が出るデッキ。相手にするときに心がけたいのが、できるだけカードアドバンテージを取らせないこと。一番マズイのは5マナで出てくる《棲み家の防衛者》と、戻ってくる《死霧の猛禽》。他に、《クルフィックスの狩猟者》の継続的なアドバンテージ。最終的に出てくるゲームエンドカード《太陽の勇者、エルズペス》。対戦を重ねて経験を積みたい。
●赤緑信心
プロツアー『マジック・オリジン』スタンダード 7勝2敗1分
プレイヤー:Paul Jackson (他Brad Nelsonら7名が7勝3敗)
引用元:公式カバレージ http://coverage.mtg-jp.com/ptori15/decklist/015451/#
<基本的な動き>
序盤からマナクリーチャーを積極的に展開し、生み出す膨大なマナをもとに、強力なクリーチャーを召喚する。引いたカードを叩きつける系のデッキ。
<対戦時の注意点>
想定されるマナの計算をして、相手の次の動きをしっかりと読む。
プロツアーでも最大勢力となった赤緑信心は、必ずしも勝ち組とは言えない成績でしたが、3ターン目に4~6マナを捻出してくる動きは強力です。コントロール側とすると、捌きを考えたときに応じ手をうっかり1手間違えると「死ぬ」、これが赤緑のカードパワーのプレッシャー。プレイング上のミスを極力減らす上でも、デッキの把握が大事な相手です。
●赤単アグロ
プロツアー『マジック・オリジン』スタンダード 9勝1敗
プレイヤー:Stephen Neal (他、Rich Hoaen)
引用元:公式カバレージ http://coverage.mtg-jp.com/ptori15/decklist/015450/#
<基本的な動き>
1~2マナのクリーチャーを中心に、豊富な火力で相手のライフを削りきるデッキ。いくつかバリエーションがあるが、トークン戦術よりもバーン戦術を選んでいるのが特徴。以前の赤単も大概な強さだったが、新しいリストの赤単は《ケラル砦の修道院長》により息切れしにくい。瞬発力は落ちたが消耗戦に強くなっている。上のリストはメインにチャンドラ、サイドに雷破や山を積んでおり、徹底した調整の跡が伺えます。
<対戦時の注意点>
メイン戦はしっかり回った赤単に対処できるデッキは少ないはず。サイド戦後にしっかりと2本とって勝ちたいが、そのサイドボードプランが本当に有効かどうかは、十分に確認しておくべき(「コーの悲劇」の教訓)。個人的には、サイド後8割ぐらい勝てないと赤単には勝てないと思っている。《護法の宝珠》が強いが、メタゲーム次第では《粉々》が採用されそうなので、安心できる対策カードではない。
●青赤ソプター
プロツアー『マジック・オリジン』スタンダード 8勝1敗1分
プレイヤー:Eric Froehlich (他、Josh McClain)
引用元:公式カバレージ http://coverage.mtg-jp.com/ptori15/decklist/015450/#
<基本的な動き>
ソプターとは、飛行機械のこと。《羽ばたき飛行機械》や《ダークスティールの城塞》に、《アーティファクトの魂込め》をつけて殴る、いわゆるハサミデッキはマイナーデッキとして存在していたものの、オリジンの新カード《搭載歩行機械》、《鋳造所の隊長》、《つむじ風のならず者》がデッキとしての完成度を大きく高めて、プロツアーにてトップメタへと躍り出る活躍をした。ハサミで殴る以外に、飛行機械トークンがライフを削り、《爆片破》が止めを刺すのがデッキの流れ。M15のカードに大きく依存しているので期間限定ではあるが、しばらくこの活躍は続くのではないだろうか。
<注目すべき点>
サイドボードの潔いカード選択を見てほしい。《焙り焼き》はアブザン対策、《軽蔑的な一撃》は赤緑信心対策、《大地の断裂》は赤アグロ対策、《飛行機械の諜報網》はコントロール対策、というのが一目瞭然である。自分が大人に混じってMTGに打ち込んでいた時期のスタンダードのサイドボードも、これぐらい潔いものだった(カードプールにだいぶ差はあるが)。初見殺しともいうべき青赤のデッキとしての勢いと、徹底した対策カードの山が、勝ち組としての地位を得たのは言うまでもない。
<対戦時の注意点>
① 最速は2ターン目の5/5破壊不能ハサミで、3回殴って5点火力で終わり。
② 《つむじ風のならず者》がハサミにアンブロッカブルを付与してくる。
③ 《爆片破》が2枚あれば、ライフ10を一気に削ることができる。
最も効果的な対策カードは《悪性の疫病》で、次点で《神々の憤怒》。こちらは横並びになるトークンに対応したカードであり、《頑固な否認》をかわして唱えたい。そして何より、破壊不能の5/5ハサミをどうにかしなければいけないが、《アブザンの魔除け》は最もナチュラルにハサミに対処できるカードと言える。ソーサリーではあるが、《存在の破棄》も対策としては間違ってはいない。
いかがだったでしょうか。
以上のデッキを念頭に、次回はコントロールデッキを組み上げていこうと思います。
「相手のデッキを想定して対策を考えた」
というカードの山です。以下、どのような対策を取ればいいかを書き出し、どういうカードを採用するのがコントロールデッキとして良い選択なのか、考えてみます。
また、コントロールデッキを扱う人以外でも、自分のデッキだとどこまで対応できるか、サイドボードを考えるときに役に立つかもしれません。勝つためには自分のデッキも大事ですが、とにかく相手を知ること。「彼を知りて己を知らば、百戦して殆ふからず」ってやつですね。今回は、青黒系コントロールを除いたTier1デッキおよび流行の青赤ソプターを見ていきます。
・ アブザンコントロール
・ 赤緑信心
・ 赤単アグロ
・ 青赤ソプター
●アブザンコントロール
プロツアー『マジック・オリジン』スタンダード 8勝1敗1分
プレイヤー:山本賢太郎 (他、高橋優太)
4 : 《棲み家の防御者》
4 : 《サテュロスの道探し》
4 : 《クルフィックスの狩猟者》
4 : 《死霧の猛禽》
4 : 《包囲サイ》
20 creatures
2 : 《衰滅》
4 : 《思考囲い》
2 : 《究極の価格》
2 : 《英雄の破滅》
4 : 《アブザンの魔除け》
2 : 《太陽の勇者、エルズペス》
16 other spells
2 : 《森》
2 : 《平地》
4 : 《吹きさらしの荒野》
4 : 《ラノワールの荒原》
4 : 《砂草原の城塞》
4 : 《疾病の神殿》
3 : 《静寂の神殿》
1 : 《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ》
24 lands
1 : 《強迫》
2 : 《ドロモカの命令》
2 : 《ニクス毛の雄羊》
2 : 《究極の価格》
3 : 《先頭に立つもの、アナフェンザ》
2 : 《責め苦の伝令》
1 : 《衰滅》
2 : 《風番いのロック》
15sideboard cards
引用元:公式カバレージ http://coverage.mtg-jp.com/ptori15/decklist/015450/#
<注目すべき点>
タルキール覇王譚の登場からずっとトップメタに君臨し続ける強力なデッキ。その強さはデッキに採用されているカードパワーの高さはもちろん、多様なカードと差し替えることで環境に対応できる柔軟性です。サイドボードに《悪性の疫病》さえ取っていれば、青赤ソプターにも優勢であり、今後も見続けるアーキタイプといえるでしょう。とにかくスタンダードのデッキを考える上ですべての基準というべきデッキなので、これに不利なデッキはあまり選択したくはないところ。
<対戦時の注意点>
対戦相手の技量によってそのデッキの運用、強さに差が出るデッキ。相手にするときに心がけたいのが、できるだけカードアドバンテージを取らせないこと。一番マズイのは5マナで出てくる《棲み家の防衛者》と、戻ってくる《死霧の猛禽》。他に、《クルフィックスの狩猟者》の継続的なアドバンテージ。最終的に出てくるゲームエンドカード《太陽の勇者、エルズペス》。対戦を重ねて経験を積みたい。
●赤緑信心
プロツアー『マジック・オリジン』スタンダード 7勝2敗1分
プレイヤー:Paul Jackson (他Brad Nelsonら7名が7勝3敗)
4 : 《エルフの神秘家》
4 : 《爪鳴らしの神秘家》
4 : 《森の女人像》
4 : 《クルフィックスの狩猟者》
2 : 《巨森の予見者、ニッサ》
3 : 《世界を喰らう者、ポルクラノス》
4 : 《囁きの森の精霊》
4 : 《龍王アタルカ》
3 : 《起源のハイドラ》
32 creatures
4 : 《歓楽者ゼナゴス》
4 other spells
10 : 《森》
1 : 《山》
4 : 《樹木茂る山麓》
4 : 《ニクスの祭殿、ニクソス》
4 : 《奔放の神殿》
1 : 《岩だらけの高地》
24 lands
3 : 《霧裂きのハイドラ》
3 : 《大地の断裂》
3 : 《ナイレアの信奉者》
2 : 《高木の巨人》
2 : 《ガイアの復讐者》
2 : 《精霊龍、ウギン》
15 sideboard cards
引用元:公式カバレージ http://coverage.mtg-jp.com/ptori15/decklist/015451/#
<基本的な動き>
序盤からマナクリーチャーを積極的に展開し、生み出す膨大なマナをもとに、強力なクリーチャーを召喚する。引いたカードを叩きつける系のデッキ。
<対戦時の注意点>
想定されるマナの計算をして、相手の次の動きをしっかりと読む。
① 変異で出た《爪鳴らしの神秘家》を残すと次ターンに2マナを4マナで利用される。
② 《クルフィックスの狩猟者》《死霧の猛禽》は信心2。信心4で捻出マナが1増える。
③ 上記を考えた上で、次のターンの相手の最大の手を考える。
4マナ⇒《世界を喰らう者、ポルクラノス》、《歓楽者ゼナゴス》
5マナ⇒《囁きの森の精霊》
7マナ⇒《龍王アタルカ》、《起源のハイドラ》(X=5)
プロツアーでも最大勢力となった赤緑信心は、必ずしも勝ち組とは言えない成績でしたが、3ターン目に4~6マナを捻出してくる動きは強力です。コントロール側とすると、捌きを考えたときに応じ手をうっかり1手間違えると「死ぬ」、これが赤緑のカードパワーのプレッシャー。プレイング上のミスを極力減らす上でも、デッキの把握が大事な相手です。
●赤単アグロ
プロツアー『マジック・オリジン』スタンダード 9勝1敗
プレイヤー:Stephen Neal (他、Rich Hoaen)
4 : 《僧院の速槍》
2 : 《稲妻の狂戦士》
3 : 《鐘突きのズルゴ》
4 : 《大歓楽の幻霊》
4 : 《ケラル砦の修道院長》
2 : 《カラデシュの火、チャンドラ》
1 : 《ゴブリンの踵裂き》
20 creatures
4 : 《乱撃斬》
4 : 《稲妻の一撃》
3 : 《灼熱の血》
4 : 《極上の炎技》
4 : 《かき立てる炎》
19 other spells
21 : 《山》
21 lands
1 : 《マグマのしぶき》
1 : 《溶鉄の渦》
1 : 《灼熱の血》
2 : 《焙り焼き》
2 : 《洗い流す砂》
2 : 《力による操縦》
1 : 《弧状の稲妻》
3 : 《雷破の執政》
1 : 《前哨地の包囲》
1 : 《山》
15sideboard cards
引用元:公式カバレージ http://coverage.mtg-jp.com/ptori15/decklist/015450/#
<基本的な動き>
1~2マナのクリーチャーを中心に、豊富な火力で相手のライフを削りきるデッキ。いくつかバリエーションがあるが、トークン戦術よりもバーン戦術を選んでいるのが特徴。以前の赤単も大概な強さだったが、新しいリストの赤単は《ケラル砦の修道院長》により息切れしにくい。瞬発力は落ちたが消耗戦に強くなっている。上のリストはメインにチャンドラ、サイドに雷破や山を積んでおり、徹底した調整の跡が伺えます。
<対戦時の注意点>
メイン戦はしっかり回った赤単に対処できるデッキは少ないはず。サイド戦後にしっかりと2本とって勝ちたいが、そのサイドボードプランが本当に有効かどうかは、十分に確認しておくべき(「コーの悲劇」の教訓)。個人的には、サイド後8割ぐらい勝てないと赤単には勝てないと思っている。《護法の宝珠》が強いが、メタゲーム次第では《粉々》が採用されそうなので、安心できる対策カードではない。
●青赤ソプター
プロツアー『マジック・オリジン』スタンダード 8勝1敗1分
プレイヤー:Eric Froehlich (他、Josh McClain)
4 : 《羽ばたき飛行機械》
4 : 《ファイレクシアの破棄者》
4 : 《鋳造所の隊長》
4 : 《搭載歩行機械》
4 : 《つむじ風のならず者》
20 creatures
4 : 《幽霊火の刃》
4 : 《頑固な否認》
3 : 《バネ葉の太鼓》
4 : 《アーティファクトの魂込め》
4 : 《爆片破》
19 other spells
7 : 《島》
1 : 《山》
4 : 《ダークスティールの城塞》
4 : 《シヴの浅瀬》
4 : 《天啓の神殿》
1 : 《マナの合流点》
21 lands
1 : 《引き裂く流弾》
4 : 《焙り焼き》
3 : 《軽蔑的な一撃》
3 : 《大地の断裂》
4 : 《飛行機械の諜報網》
15sideboard cards
引用元:公式カバレージ http://coverage.mtg-jp.com/ptori15/decklist/015450/#
<基本的な動き>
ソプターとは、飛行機械のこと。《羽ばたき飛行機械》や《ダークスティールの城塞》に、《アーティファクトの魂込め》をつけて殴る、いわゆるハサミデッキはマイナーデッキとして存在していたものの、オリジンの新カード《搭載歩行機械》、《鋳造所の隊長》、《つむじ風のならず者》がデッキとしての完成度を大きく高めて、プロツアーにてトップメタへと躍り出る活躍をした。ハサミで殴る以外に、飛行機械トークンがライフを削り、《爆片破》が止めを刺すのがデッキの流れ。M15のカードに大きく依存しているので期間限定ではあるが、しばらくこの活躍は続くのではないだろうか。
<注目すべき点>
サイドボードの潔いカード選択を見てほしい。《焙り焼き》はアブザン対策、《軽蔑的な一撃》は赤緑信心対策、《大地の断裂》は赤アグロ対策、《飛行機械の諜報網》はコントロール対策、というのが一目瞭然である。自分が大人に混じってMTGに打ち込んでいた時期のスタンダードのサイドボードも、これぐらい潔いものだった(カードプールにだいぶ差はあるが)。初見殺しともいうべき青赤のデッキとしての勢いと、徹底した対策カードの山が、勝ち組としての地位を得たのは言うまでもない。
<対戦時の注意点>
① 最速は2ターン目の5/5破壊不能ハサミで、3回殴って5点火力で終わり。
② 《つむじ風のならず者》がハサミにアンブロッカブルを付与してくる。
③ 《爆片破》が2枚あれば、ライフ10を一気に削ることができる。
最も効果的な対策カードは《悪性の疫病》で、次点で《神々の憤怒》。こちらは横並びになるトークンに対応したカードであり、《頑固な否認》をかわして唱えたい。そして何より、破壊不能の5/5ハサミをどうにかしなければいけないが、《アブザンの魔除け》は最もナチュラルにハサミに対処できるカードと言える。ソーサリーではあるが、《存在の破棄》も対策としては間違ってはいない。
いかがだったでしょうか。
以上のデッキを念頭に、次回はコントロールデッキを組み上げていこうと思います。
この土日、カナダでは熱戦が繰り広げられています。
特にスタンダードは新環境のプロツアーということで、注目のプロプレイヤーたちがどのようなデッキ選択をしてくるのか、気になるところです。
公式のカバレージはこちらから。
http://coverage.mtg-jp.com/ptori15/#
メタゲーム・ブレイクダウンが出ていますが、少し括りを大きくしてまとめるとこうなる。
引用元:http://coverage.mtg-jp.com/ptori15/article/015371/#
マイナーどころでは、アブザンアグロ、ヒロイック、エスパードラゴン、シディシウィップ、マルドゥなどがそれにつづく(なんだかマルドゥだけ切ない)。
分類するなら上4つがTier1、ソプターとラリーとジェスカイがTier2、それ以外のデッキがTier3という感じでしょうか。Tier2で今後可能性があると思うのがソプターとジェスカイ。どちらもまだデッキが荒削りなところがあるので、これから完成度が上がってくれば、十分にチャンスがあるデッキかと思います。
引用元 : http://coverage.mtg-jp.com/ptori15/article/015430/#
ちなみに、勝ち組を探すとこうなるようです。青赤ソプターは今後対策が進む可能性が高いですね。アブザンアグロはメタ的に正解という感じだと思います。自分が調整していたスゥルタイ・コントロールは「25名中10名しか2日目に進出できなかった」と書いてあるのですが、ソプターに喰われたんじゃないかと勝手に思ってます。せっかく調整終わったと思ったけど、もう一度見直しかな…。
大きく取り上げられていないデッキでも、例えば松本さんのシディシウィップや、行弘さんの緑白≪硬化した鱗≫など、面白いシナジーを独自に調整したデッキで結果(もしくはインパクト)を残したプロも多く、一味違ったデッキがお好みの方にも注目点が多いプロツアーかと思います。カードプールが豊富な環境はデッキビルダーの腕の見せ所。自分も、自称・デッキビルダーとして楽しくて強いデッキを構築して紹介していきたいところです(まぁそのうちね…)。
アブザンコントロールを操る山本賢太郎選手が予選1位通過という素晴らしい成績でベスト8入りを決めているので、気になる人はニコニコ生放送で応援しましょう。
決勝プレイオフは日本時間で日曜日の深夜25時(月曜1時)からです!
マジック:ザ・ギャザリング プロツアー『マジック・オリジン』 in バンクーバー 3日目
http://live.nicovideo.jp/watch/lv227602145
なお、放送が終了した、ここまでの戦いぶりはこちらから。
マジック:ザ・ギャザリング プロツアー『マジック・オリジン』 in バンクーバー 2日目
http://live.nicovideo.jp/watch/lv227601982
マジック:ザ・ギャザリング プロツアー『マジック・オリジン』 in バンクーバー 1日目
http://live.nicovideo.jp/watch/lv227601145
来週はジェスカイの可能性を信じて、デッキ調整でもしてみたいと思います。
特にスタンダードは新環境のプロツアーということで、注目のプロプレイヤーたちがどのようなデッキ選択をしてくるのか、気になるところです。
公式のカバレージはこちらから。
http://coverage.mtg-jp.com/ptori15/#
メタゲーム・ブレイクダウンが出ていますが、少し括りを大きくしてまとめるとこうなる。
<1日目>
Tier 1
1位:赤緑信心 59名
1位:赤アグロ(ゴブリン含) 59名
3位:青黒系コントロール 56名
4位:アブザンコントロール 47名
Tier 2
5位:青赤ソプター 33名
6位:多色ラリー 28名
7位:ジェスカイ 24名
引用元:http://coverage.mtg-jp.com/ptori15/article/015371/#
マイナーどころでは、アブザンアグロ、ヒロイック、エスパードラゴン、シディシウィップ、マルドゥなどがそれにつづく(なんだかマルドゥだけ切ない)。
分類するなら上4つがTier1、ソプターとラリーとジェスカイがTier2、それ以外のデッキがTier3という感じでしょうか。Tier2で今後可能性があると思うのがソプターとジェスカイ。どちらもまだデッキが荒削りなところがあるので、これから完成度が上がってくれば、十分にチャンスがあるデッキかと思います。
<2日目進出率順>
1位:青赤ソプター 85%
2位:アブザンアグロ 78%
3位:赤アグロ 65%
4位:青黒コントロール65%
5位:赤緑信心 64%
6位:アブザンコントロール 63%
7位:ジェスカイ 59%
8位:アブザンラリー 59%
9位:スゥルタイコン 40%
10位:アタルカレッド 33%
引用元 : http://coverage.mtg-jp.com/ptori15/article/015430/#
ちなみに、勝ち組を探すとこうなるようです。青赤ソプターは今後対策が進む可能性が高いですね。アブザンアグロはメタ的に正解という感じだと思います。自分が調整していたスゥルタイ・コントロールは「25名中10名しか2日目に進出できなかった」と書いてあるのですが、ソプターに喰われたんじゃないかと勝手に思ってます。せっかく調整終わったと思ったけど、もう一度見直しかな…。
大きく取り上げられていないデッキでも、例えば松本さんのシディシウィップや、行弘さんの緑白≪硬化した鱗≫など、面白いシナジーを独自に調整したデッキで結果(もしくはインパクト)を残したプロも多く、一味違ったデッキがお好みの方にも注目点が多いプロツアーかと思います。カードプールが豊富な環境はデッキビルダーの腕の見せ所。自分も、自称・デッキビルダーとして楽しくて強いデッキを構築して紹介していきたいところです(まぁそのうちね…)。
アブザンコントロールを操る山本賢太郎選手が予選1位通過という素晴らしい成績でベスト8入りを決めているので、気になる人はニコニコ生放送で応援しましょう。
決勝プレイオフは日本時間で日曜日の深夜25時(月曜1時)からです!
マジック:ザ・ギャザリング プロツアー『マジック・オリジン』 in バンクーバー 3日目
http://live.nicovideo.jp/watch/lv227602145
なお、放送が終了した、ここまでの戦いぶりはこちらから。
マジック:ザ・ギャザリング プロツアー『マジック・オリジン』 in バンクーバー 2日目
http://live.nicovideo.jp/watch/lv227601982
マジック:ザ・ギャザリング プロツアー『マジック・オリジン』 in バンクーバー 1日目
http://live.nicovideo.jp/watch/lv227601145
来週はジェスカイの可能性を信じて、デッキ調整でもしてみたいと思います。
さて、重要なのは反省会です(キリッ)
青黒緑のスゥルタイコントロールは、純正の青黒コントロールの弱点を上手に補ったデッキです。自分の思う、現環境の青黒コントロールの弱点というのは、以下。
① 探査の強いカードを使えるだけの墓地を肥やすカードがない。
② エンチャントとアーティファクトに触れるカードが極端に少ない。
③ 迅速にゲームを終わらせるカードが少ない。
これらの弱点を緑を足すことでどう補うのかといえば、
《サテュロスの道探し》で墓地を肥やす ⇒ 探査カードが非常に使いやすくなる。
《スゥルタイの魔除け》で柔軟性を増す ⇒ 弱点である《ガイアの復讐者》もケアできる。
《棲み家の防衛者》で重要カードを再利用する ⇒ ジェイスくんと共にアドバンテージを稼ぐ
現環境スタンダードで最も強力なコントロールデッキであることは間違いなく、実際にFNMでは1敗しかしていないのです!3分1敗です!(真顔)
選択肢も多く、ワンミスで試合が決しやすいデッキですから練習で使い込んでプレイスピードをあげることもそうですが、迅速にゲームを終わらせる手段をデッキに組み込むこともかなり重要なのは間違いないでしょう。
ちょうど酒田からゴリラがウホウホ遊びにきていたので、今日は反省点を含めてみっちりとデッキ調整をしようではありませんか。
●デッキ調整会
ゴリラさんの使用デッキは、赤緑信心。現環境で、アブザンコントロールや赤単アグロに並び、Tier1に位置する強力なデッキです。七瀬の使用デッキは、同じくTier1のスゥルタイコントロールとTier2のジェスカイトークン。それぞれ10本以上ずつ回して、相性差や、感じた問題点を挙げていきます。(ちなみにTier1は他にバントヒロイックとアブザンラリーと言われているが、個人的にはTier1.5かなと。)
まずは、赤緑信心 vs スゥルタイコントロール。
メイン戦の勝率は4:6ぐらいでスゥルタイ有利と感じました。赤緑信心は先手ブン回りすれば一気に押し切ることが可能ですが、ちょっとでも遅れると、マナクリーチャーは《衰滅》に呑み込まれ、引きが弱いと除去に抑え込まれ、相性は決して良いとは言えません。逆にスゥルタイコントロール側は、今回は使用しませんでしたが、《龍王シルムガル》をメインデッキに採用することで、よりマッチ相性を良くすることができそうです。
次に、赤緑信心 vs ジェスカイトークン。
メイン戦の勝率は7:3ぐらいで赤緑信心有利です。特に《囁きの森の精霊》と《龍王アタルカ》への対処は困難を極め、どちらかがスムーズに場に出ることで、ゲームは一方的なものへと変わってしまいます。赤緑信心側は《大地の断裂》などでサイドからもトークンやアグロへの対策に余念なし。ジェスカイ側は《軽蔑的な一撃》や《勇敢な姿勢》の採用でどこまでマッチ相性を改善できるか。いずれにせよ、厳しいマッチアップになることに違いはありません。ひとまずジェスカイは次回調整したいと思います。
さて、今回は「スゥルタイコントロールはどこが悪かったのか」。改めてカードを評価しなおし、デッキの完成度を高めていきましょう。
●採用カードの再評価
《ヴリンの神童、ジェイス/Jace, Vryn’s Prodigy》 4枚 ⇒ 3枚
現在、これを使おうとテーマにしているカード。スゥルタイコントロールにおけるジェイスくんの働きは、墓地を肥やしながらコントロールカードを再利用することです。デッキとも噛み合っており、2ターン目の動きとしては秀逸なのは違いないですが、相手のデッキ次第ではその動きが大きな隙になるシーンが目立ちました。道探しとも動きが被るため、枚数は抑えてよさそうです。
《サテュロスの道探し/Satyr Wayfinder》 4枚維持
デッキの動きの柱。土地がめくれないことも多々あるが、墓地を肥やすことでビックアクションがとりやすく、そのためにも重要な存在です。場に出た道探しをしっかり使い切ることも考えたいですね。《アンデッドの大臣、シディシ》は出番を待っています。
《棲み家の防御者/Den Protector》 3枚 ⇒ 4枚
単純に強い。ブロッカーとして強い。攻め手としても強い。わかりやすくアドバンテージを稼いでくれるカード。後半に引いてうれしいカードという意味では多めに採用したい。
《解消/Dissolve》 2枚 ⇒ 3枚
2枚目の《スゥルタイの魔除け》のために直前に1枚減らしたものの、このカードを握っているかどうかがデッキの強さを変えるといってもいいぐらい重要なカードだと思いました。ジェイスくんとのシナジーは無く、アグロに対しては無駄カードになりやすいため、「現環境ではカウンターは弱い」というのが定説です。しかし《棲み家の防御者》で《解消》を戻すという動きがコントロール盤面を支える上で最も強力な動きであり、3枚は取りたいと思います。特に先手なら強いカード。
《軽蔑的な一撃/Disdainful Stroke》 2枚 ⇒ サイドボード
対緑信心やコントロールには強く、対アグロにはゴミというカードですが、これは正直なくてもよいかと感じました。ピンポイントで強いカードであることには違いないので、サイドボードとの兼ね合いを考えて1枚ぐらいの採用は許容かと。メインで2枚採用されている理由は、4ターン目、5ターン目に2マナ3マナのカードを展開しながら残り2マナで睨みをきかせたいのでしょうが、こういうカードのメイン採用は慎重に考えたいです。
《思考囲い/Thoughtseize》 4枚 ⇒ 2枚
これをジェイスくんで使い回せば勝てる、と思っていたのですが、トップにはどうにも勝てない模様(ニッコリ)。しかしコントロール相手には非常に強力な動きなので、サイドに《強迫》を積むことで解決したほうがライフも減らず良いかと感じました。
《胆汁病/Bile Blight》 2枚維持
色々なシーンで活躍できるカード。腐るシーンも多々見られるカードだが、クリーチャー・プレインズウォーカーが増えている現環境においては無駄になりにくく、トークン戦術にも効果的であり、2枚は取っておいてよいかと。
《英雄の破滅/Hero’s Downfall》 2枚 ⇒ 3枚
デカブツやプレインズウォーカーを確定で落とせるカードの貴重さがひしひしと感じられる現環境。4枚採用も考えたいが、呪文の種類を増やしたい気持ちから3枚で抑えてみる。
《スゥルタイの魔除け/Sultai Charm》 2枚維持
《解呪》と思えば2枚は採用して良いカード。ルーターモードも搭載しており、《ガイアの復讐者》に対処できる重要なカードなので、ここを動かす必要はないかと思います。特に最近はジェスカイトークンや星座といったデッキが流行の兆しを見せているので、これに対応できるところも評価ポイントです。
《残忍な切断/Murderous Cut》 1枚維持
ツームーブしたいときには強いカードだと感じましたが、貴重な墓地をここに費やすのは勿体ない。重ね引くとあまり強くないので、1枚のままでいいかと。
《衰滅/Languish》 3枚維持
クリーチャーデッキに対する強さはさすがといった印象。相手もそれを想定して動いてくるため、持っていないと期待はずれのまま、普通に押し切られることになります。ジェイスくんとも相性が良いので、ここも減らす必要はないかと思います。
《時を越えた探索/Dig Through Time》 4枚 ⇒ 3枚
コントロールデッキだったら4枚入って当然、というカード。しかしデッキを使っていて思うのは、重ね引いても使い切れず、墓地から再利用したいというタイミングも少ない、ということ。再利用手段がとにかく多いため、メインから4枚積むのは違うかな、と感じました。
《頂点捕食者、ガラク/Garruk, Apex Predator》 1枚 ⇒ 0枚
頼りになるシーンしかなかった!といっても違いないカード。ウギン大先生と比較しても強烈なカードパワーであり、ライフ回復手段としても活躍できるカードでした。しかし、《精霊龍の安息地》での再利用を考えた場合に難あり。素直にウギンを2枚入れたほうがいいと思う。
《精霊龍、ウギン/Ugin, the Spirit Dragon》 1枚維持
ゲームエンドカード。リセット効果は強力であり、2枚取りたい、と思う機会も多かった。ガラクと比較して好みでの採用になると思うが、青黒コントロールを長く使っている感想としてはウギン2枚は悪い選択肢ではないと思う。しかし、ここでは別な選択肢を示したい。
●新たに採用したいカード
コントロールをより攻撃的にシフトしたいという意識から、以下の変更を考える。
《黄金牙、タシグル/Tasigur, the Golden Fang》 サイド2枚 ⇒ メイン2枚
サイドボードからアグレッシブに動くための手段として、また《部族養い》の獰猛を達成するためのパワー4として使われるカードだが、元々のスペックが非常に高い。メインから採用して何ら問題のないカード。実際にプレイしてみて、デッキの動きを邪魔することもなく、タシグルの心強さは際立っていると感じました。
《龍王シルムガル/Dragonlord Silumgar》 メイン2枚
デッキに《精霊龍の安息地》を採用している以上、ウギンだけでなくドラゴン・クリーチャーも入れて損はない。特にシルムガルは、《龍王アタルカ》、《太陽の勇者、エルズペス》への解答となるスペックの高さ。ウギンは8マナだがこちらは6マナであるため、使いやすさを考えるとこちらを2枚採用するのが適切かと思われる。
●枚数最終調整
1マナ枠 : 《思考囲い》2枚
2マナ枠 : 《胆汁病》2枚、《ジェイス》3枚、《サテュロスの道探し》4枚
3マナ枠 : 《解消》3枚、《英雄の破滅》3枚、《スゥルタイの魔除け》2枚
4マナ枠 : 《衰滅》3枚
5マナ枠 : 《棲み家の防御者》4枚
6マナ枠 : 《龍王シルムガル》2枚
8マナ枠 : 《精霊龍、ウギン》1枚
探査枠 : 《時を越えた探索》3枚、《黄金牙、タシグル》2枚、《残忍な切断》1枚
(※《棲み家の防御者》は実際にプレイするのが5マナ圏であるので。)
立ち上がりは遅いが、バランスとしては悪くないかな、と。3ターン目にきっちり3マナ使える状態にしたい。ここから土地のバランスを調整していきます。理想的なマナの展開は、
2ターン目:黒黒、黒青、黒緑
3ターン目:青青、黒青緑
5ターン目:緑緑
ですので、優先度としては黒>青>緑。ただ、《サテュロスの道探し》から土地を引っ張ってくることを考えると、緑マナをあまり軽視できない。18>16>14ぐらいが理想か。
2 : 《島/Island》
2 : 《沼/Swamp》
3 : 《汚染された三角州/Polluted Delta》
2 : 《ラノワールの荒原/Llanowar Wastes》
2 : 《ヤヴィマヤの沿岸/Yavimaya Coast》
4 : 《華やかな宮殿/Opulent Palace》
3 : 《欺瞞の神殿/Temple of Deceit》
3 : 《疾病の神殿/Temple of Malady》
2 : 《神秘の神殿/Temple of Mystery》
1 : 《精霊龍の安息地/Haven of the Spirit Dragon》
1 : 《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth》
青:黒:緑=16:18:13。ちょっと足りないけど、まぁこんなところで。フェッチはよく無駄になるタイミングがあったので、1枚減量しました。
●サイドボード調整
対Tier1デッキに対する基本的なサイドボードプランは、以下の通り。
対アブザンコントロール
《胆汁病》2枚 ⇒ 《思考囲い》1枚、《漂う死、シルムガル》1枚
《衰滅》 3枚 ⇒ 《軽蔑的な一撃》3枚
《スゥルタイの魔除け》2枚 ⇒ 《悪夢の織り手、アショク》2枚
対赤緑信心
《棲み家の防衛者》4枚 ⇒ 《軽蔑的な一撃》3枚、《思考囲い》1枚
対赤単アグロ
《ヴリンの神童、ジェイス》3枚 ⇒ 《部族養い》3枚
《解消》3枚 ⇒ 《悲哀まみれ》2枚、《胆汁病》1枚
《龍王シルムガル》2枚 ⇒ 《否認》2枚
《精霊龍、ウギン》1枚 ⇒ 《漂う死、シルムガル》1枚
対青黒系コントロール(ミラー)
《胆汁病》2枚 ⇒ 《否認》2枚
《衰滅》 3枚 ⇒ 《軽蔑的な一撃》2枚、《漂う死、シルムガル》1枚
《スゥルタイの魔除け》2枚 ⇒ 《悪夢の織り手、アショク》2枚
《残忍な切断》1枚 ⇒ 《思考囲い》1枚
ということで、入れ替え候補を絞っていくとこんなところか。
《否認》2枚
《胆汁病》1枚
《思考囲い》1枚
《部族養い》3枚
《悲哀まみれ》2枚
《軽蔑的な一撃》3枚
《漂う死、シルムガル》1枚
《悪夢の織り手、アショク》2枚
少し考えて、追加で取りたいカードがあるなら、この2枚だろうか。
《悪性の疫病》
《自然に帰れ》
前者はジェスカイトークンに強いだけでなく、流行の青赤ソプターに対しても効果的な1枚。後者はその2つのデッキに対応し、特に星座系のデッキ相手に猛威を振るう。効果が絶大であるこれらのカードはサイドボードとして相応しい。
《部族養い》を1枚減らして《悪性の疫病》を、《軽蔑的な一撃》を1枚減らして《自然に帰れ》を、それぞれ追加してみることにしよう。
以上、デッキ調整が終わりまして、リストはこのようになりました。
●スゥルタイコントロール(調整版)
結果を残しているデッキリストと比較すると、大きな違いは、
① 《黄金牙、タシグル》のメイン採用。
② 《龍王シルムガル》のメイン採用。
③ 《軽蔑的な一撃》のサイドアウト。
④ 青黒に比重を置いた土地バランス。
という感じです。サイドボードに採用するカードは、検討を重ねた結果、似たような感じになってしまいました。メタゲームを考えると、当然の結果なのかもしれません。《強迫》も採用したかったのですが、刺さるデッキの幅を考えて。おそらく《龍王シルムガル》のおかげで、アブザンや赤緑信心に対する相性は良くなっていると思います。
青黒緑のスゥルタイコントロールは、純正の青黒コントロールの弱点を上手に補ったデッキです。自分の思う、現環境の青黒コントロールの弱点というのは、以下。
① 探査の強いカードを使えるだけの墓地を肥やすカードがない。
② エンチャントとアーティファクトに触れるカードが極端に少ない。
③ 迅速にゲームを終わらせるカードが少ない。
これらの弱点を緑を足すことでどう補うのかといえば、
《サテュロスの道探し》で墓地を肥やす ⇒ 探査カードが非常に使いやすくなる。
《スゥルタイの魔除け》で柔軟性を増す ⇒ 弱点である《ガイアの復讐者》もケアできる。
《棲み家の防衛者》で重要カードを再利用する ⇒ ジェイスくんと共にアドバンテージを稼ぐ
現環境スタンダードで最も強力なコントロールデッキであることは間違いなく、実際にFNMでは1敗しかしていないのです!3分1敗です!(真顔)
選択肢も多く、ワンミスで試合が決しやすいデッキですから練習で使い込んでプレイスピードをあげることもそうですが、迅速にゲームを終わらせる手段をデッキに組み込むこともかなり重要なのは間違いないでしょう。
ちょうど酒田からゴリラがウホウホ遊びにきていたので、今日は反省点を含めてみっちりとデッキ調整をしようではありませんか。
●デッキ調整会
ゴリラさんの使用デッキは、赤緑信心。現環境で、アブザンコントロールや赤単アグロに並び、Tier1に位置する強力なデッキです。七瀬の使用デッキは、同じくTier1のスゥルタイコントロールとTier2のジェスカイトークン。それぞれ10本以上ずつ回して、相性差や、感じた問題点を挙げていきます。(ちなみにTier1は他にバントヒロイックとアブザンラリーと言われているが、個人的にはTier1.5かなと。)
まずは、赤緑信心 vs スゥルタイコントロール。
メイン戦の勝率は4:6ぐらいでスゥルタイ有利と感じました。赤緑信心は先手ブン回りすれば一気に押し切ることが可能ですが、ちょっとでも遅れると、マナクリーチャーは《衰滅》に呑み込まれ、引きが弱いと除去に抑え込まれ、相性は決して良いとは言えません。逆にスゥルタイコントロール側は、今回は使用しませんでしたが、《龍王シルムガル》をメインデッキに採用することで、よりマッチ相性を良くすることができそうです。
次に、赤緑信心 vs ジェスカイトークン。
メイン戦の勝率は7:3ぐらいで赤緑信心有利です。特に《囁きの森の精霊》と《龍王アタルカ》への対処は困難を極め、どちらかがスムーズに場に出ることで、ゲームは一方的なものへと変わってしまいます。赤緑信心側は《大地の断裂》などでサイドからもトークンやアグロへの対策に余念なし。ジェスカイ側は《軽蔑的な一撃》や《勇敢な姿勢》の採用でどこまでマッチ相性を改善できるか。いずれにせよ、厳しいマッチアップになることに違いはありません。ひとまずジェスカイは次回調整したいと思います。
さて、今回は「スゥルタイコントロールはどこが悪かったのか」。改めてカードを評価しなおし、デッキの完成度を高めていきましょう。
●採用カードの再評価
《ヴリンの神童、ジェイス/Jace, Vryn’s Prodigy》 4枚 ⇒ 3枚
現在、これを使おうとテーマにしているカード。スゥルタイコントロールにおけるジェイスくんの働きは、墓地を肥やしながらコントロールカードを再利用することです。デッキとも噛み合っており、2ターン目の動きとしては秀逸なのは違いないですが、相手のデッキ次第ではその動きが大きな隙になるシーンが目立ちました。道探しとも動きが被るため、枚数は抑えてよさそうです。
《サテュロスの道探し/Satyr Wayfinder》 4枚維持
デッキの動きの柱。土地がめくれないことも多々あるが、墓地を肥やすことでビックアクションがとりやすく、そのためにも重要な存在です。場に出た道探しをしっかり使い切ることも考えたいですね。《アンデッドの大臣、シディシ》は出番を待っています。
《棲み家の防御者/Den Protector》 3枚 ⇒ 4枚
単純に強い。ブロッカーとして強い。攻め手としても強い。わかりやすくアドバンテージを稼いでくれるカード。後半に引いてうれしいカードという意味では多めに採用したい。
《解消/Dissolve》 2枚 ⇒ 3枚
2枚目の《スゥルタイの魔除け》のために直前に1枚減らしたものの、このカードを握っているかどうかがデッキの強さを変えるといってもいいぐらい重要なカードだと思いました。ジェイスくんとのシナジーは無く、アグロに対しては無駄カードになりやすいため、「現環境ではカウンターは弱い」というのが定説です。しかし《棲み家の防御者》で《解消》を戻すという動きがコントロール盤面を支える上で最も強力な動きであり、3枚は取りたいと思います。特に先手なら強いカード。
《軽蔑的な一撃/Disdainful Stroke》 2枚 ⇒ サイドボード
対緑信心やコントロールには強く、対アグロにはゴミというカードですが、これは正直なくてもよいかと感じました。ピンポイントで強いカードであることには違いないので、サイドボードとの兼ね合いを考えて1枚ぐらいの採用は許容かと。メインで2枚採用されている理由は、4ターン目、5ターン目に2マナ3マナのカードを展開しながら残り2マナで睨みをきかせたいのでしょうが、こういうカードのメイン採用は慎重に考えたいです。
《思考囲い/Thoughtseize》 4枚 ⇒ 2枚
これをジェイスくんで使い回せば勝てる、と思っていたのですが、トップにはどうにも勝てない模様(ニッコリ)。しかしコントロール相手には非常に強力な動きなので、サイドに《強迫》を積むことで解決したほうがライフも減らず良いかと感じました。
《胆汁病/Bile Blight》 2枚維持
色々なシーンで活躍できるカード。腐るシーンも多々見られるカードだが、クリーチャー・プレインズウォーカーが増えている現環境においては無駄になりにくく、トークン戦術にも効果的であり、2枚は取っておいてよいかと。
《英雄の破滅/Hero’s Downfall》 2枚 ⇒ 3枚
デカブツやプレインズウォーカーを確定で落とせるカードの貴重さがひしひしと感じられる現環境。4枚採用も考えたいが、呪文の種類を増やしたい気持ちから3枚で抑えてみる。
《スゥルタイの魔除け/Sultai Charm》 2枚維持
《解呪》と思えば2枚は採用して良いカード。ルーターモードも搭載しており、《ガイアの復讐者》に対処できる重要なカードなので、ここを動かす必要はないかと思います。特に最近はジェスカイトークンや星座といったデッキが流行の兆しを見せているので、これに対応できるところも評価ポイントです。
《残忍な切断/Murderous Cut》 1枚維持
ツームーブしたいときには強いカードだと感じましたが、貴重な墓地をここに費やすのは勿体ない。重ね引くとあまり強くないので、1枚のままでいいかと。
《衰滅/Languish》 3枚維持
クリーチャーデッキに対する強さはさすがといった印象。相手もそれを想定して動いてくるため、持っていないと期待はずれのまま、普通に押し切られることになります。ジェイスくんとも相性が良いので、ここも減らす必要はないかと思います。
《時を越えた探索/Dig Through Time》 4枚 ⇒ 3枚
コントロールデッキだったら4枚入って当然、というカード。しかしデッキを使っていて思うのは、重ね引いても使い切れず、墓地から再利用したいというタイミングも少ない、ということ。再利用手段がとにかく多いため、メインから4枚積むのは違うかな、と感じました。
《頂点捕食者、ガラク/Garruk, Apex Predator》 1枚 ⇒ 0枚
頼りになるシーンしかなかった!といっても違いないカード。ウギン大先生と比較しても強烈なカードパワーであり、ライフ回復手段としても活躍できるカードでした。しかし、《精霊龍の安息地》での再利用を考えた場合に難あり。素直にウギンを2枚入れたほうがいいと思う。
《精霊龍、ウギン/Ugin, the Spirit Dragon》 1枚維持
ゲームエンドカード。リセット効果は強力であり、2枚取りたい、と思う機会も多かった。ガラクと比較して好みでの採用になると思うが、青黒コントロールを長く使っている感想としてはウギン2枚は悪い選択肢ではないと思う。しかし、ここでは別な選択肢を示したい。
●新たに採用したいカード
コントロールをより攻撃的にシフトしたいという意識から、以下の変更を考える。
《黄金牙、タシグル/Tasigur, the Golden Fang》 サイド2枚 ⇒ メイン2枚
サイドボードからアグレッシブに動くための手段として、また《部族養い》の獰猛を達成するためのパワー4として使われるカードだが、元々のスペックが非常に高い。メインから採用して何ら問題のないカード。実際にプレイしてみて、デッキの動きを邪魔することもなく、タシグルの心強さは際立っていると感じました。
《龍王シルムガル/Dragonlord Silumgar》 メイン2枚
デッキに《精霊龍の安息地》を採用している以上、ウギンだけでなくドラゴン・クリーチャーも入れて損はない。特にシルムガルは、《龍王アタルカ》、《太陽の勇者、エルズペス》への解答となるスペックの高さ。ウギンは8マナだがこちらは6マナであるため、使いやすさを考えるとこちらを2枚採用するのが適切かと思われる。
●枚数最終調整
1マナ枠 : 《思考囲い》2枚
2マナ枠 : 《胆汁病》2枚、《ジェイス》3枚、《サテュロスの道探し》4枚
3マナ枠 : 《解消》3枚、《英雄の破滅》3枚、《スゥルタイの魔除け》2枚
4マナ枠 : 《衰滅》3枚
5マナ枠 : 《棲み家の防御者》4枚
6マナ枠 : 《龍王シルムガル》2枚
8マナ枠 : 《精霊龍、ウギン》1枚
探査枠 : 《時を越えた探索》3枚、《黄金牙、タシグル》2枚、《残忍な切断》1枚
(※《棲み家の防御者》は実際にプレイするのが5マナ圏であるので。)
立ち上がりは遅いが、バランスとしては悪くないかな、と。3ターン目にきっちり3マナ使える状態にしたい。ここから土地のバランスを調整していきます。理想的なマナの展開は、
2ターン目:黒黒、黒青、黒緑
3ターン目:青青、黒青緑
5ターン目:緑緑
ですので、優先度としては黒>青>緑。ただ、《サテュロスの道探し》から土地を引っ張ってくることを考えると、緑マナをあまり軽視できない。18>16>14ぐらいが理想か。
2 : 《島/Island》
2 : 《沼/Swamp》
3 : 《汚染された三角州/Polluted Delta》
2 : 《ラノワールの荒原/Llanowar Wastes》
2 : 《ヤヴィマヤの沿岸/Yavimaya Coast》
4 : 《華やかな宮殿/Opulent Palace》
3 : 《欺瞞の神殿/Temple of Deceit》
3 : 《疾病の神殿/Temple of Malady》
2 : 《神秘の神殿/Temple of Mystery》
1 : 《精霊龍の安息地/Haven of the Spirit Dragon》
1 : 《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth》
青:黒:緑=16:18:13。ちょっと足りないけど、まぁこんなところで。フェッチはよく無駄になるタイミングがあったので、1枚減量しました。
●サイドボード調整
対Tier1デッキに対する基本的なサイドボードプランは、以下の通り。
対アブザンコントロール
《胆汁病》2枚 ⇒ 《思考囲い》1枚、《漂う死、シルムガル》1枚
《衰滅》 3枚 ⇒ 《軽蔑的な一撃》3枚
《スゥルタイの魔除け》2枚 ⇒ 《悪夢の織り手、アショク》2枚
対赤緑信心
《棲み家の防衛者》4枚 ⇒ 《軽蔑的な一撃》3枚、《思考囲い》1枚
対赤単アグロ
《ヴリンの神童、ジェイス》3枚 ⇒ 《部族養い》3枚
《解消》3枚 ⇒ 《悲哀まみれ》2枚、《胆汁病》1枚
《龍王シルムガル》2枚 ⇒ 《否認》2枚
《精霊龍、ウギン》1枚 ⇒ 《漂う死、シルムガル》1枚
対青黒系コントロール(ミラー)
《胆汁病》2枚 ⇒ 《否認》2枚
《衰滅》 3枚 ⇒ 《軽蔑的な一撃》2枚、《漂う死、シルムガル》1枚
《スゥルタイの魔除け》2枚 ⇒ 《悪夢の織り手、アショク》2枚
《残忍な切断》1枚 ⇒ 《思考囲い》1枚
ということで、入れ替え候補を絞っていくとこんなところか。
《否認》2枚
《胆汁病》1枚
《思考囲い》1枚
《部族養い》3枚
《悲哀まみれ》2枚
《軽蔑的な一撃》3枚
《漂う死、シルムガル》1枚
《悪夢の織り手、アショク》2枚
少し考えて、追加で取りたいカードがあるなら、この2枚だろうか。
《悪性の疫病》
《自然に帰れ》
前者はジェスカイトークンに強いだけでなく、流行の青赤ソプターに対しても効果的な1枚。後者はその2つのデッキに対応し、特に星座系のデッキ相手に猛威を振るう。効果が絶大であるこれらのカードはサイドボードとして相応しい。
《部族養い》を1枚減らして《悪性の疫病》を、《軽蔑的な一撃》を1枚減らして《自然に帰れ》を、それぞれ追加してみることにしよう。
以上、デッキ調整が終わりまして、リストはこのようになりました。
●スゥルタイコントロール(調整版)
<メインボード>
3 : 《ヴリンの神童、ジェイス/Jace, Vryn’s Prodigy》
4 : 《サテュロスの道探し/Satyr Wayfinder》
4 : 《棲み家の防御者/Den Protector》
2 : 《黄金牙、タシグル/Tasigur, the Golden Fang》
2 : 《龍王シルムガル/Dragonlord Silumgar》
15 creatures
2 : 《思考囲い/Thoughtseize》
2 : 《胆汁病/Bile Blight》
3 : 《解消/Dissolve》
3 : 《英雄の破滅/Hero’s Downfall》
2 : 《スゥルタイの魔除け/Sultai Charm》
1 : 《残忍な切断/Murderous Cut》
3 : 《衰滅/Languish》
3 : 《時を越えた探索/Dig Through Time》
1 : 《精霊龍、ウギン/Ugin, the Spirit Dragon》
20 other spells
2 : 《島/Island》
2 : 《沼/Swamp》
3 : 《汚染された三角州/Polluted Delta》
2 : 《ラノワールの荒原/Llanowar Wastes》
2 : 《ヤヴィマヤの沿岸/Yavimaya Coast》
4 : 《華やかな宮殿/Opulent Palace》
3 : 《欺瞞の神殿/Temple of Deceit》
3 : 《疾病の神殿/Temple of Malady》
2 : 《神秘の神殿/Temple of Mystery》
1 : 《精霊龍の安息地/Haven of the Spirit Dragon》
1 : 《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth》
25 lands
<サイドボード>
2 : 《否認/Negate》
1 : 《思考囲い/Thoughtseize》
3 : 《部族養い/Feed the Clan》
1 : 《自然に帰れ/Back to Nature》
1 : 《悪性の疫病/Virulent Plague》
2 : 《悲哀まみれ/Drown in Sorrow》
2 : 《軽蔑的な一撃/Disdainful Stroke》
1 : 《漂う死、シルムガル/Silumgar, the Drifting Death》
2 : 《悪夢の織り手、アショク/Ashiok, Nightmare Weaver》
15 sideboard cards
結果を残しているデッキリストと比較すると、大きな違いは、
① 《黄金牙、タシグル》のメイン採用。
② 《龍王シルムガル》のメイン採用。
③ 《軽蔑的な一撃》のサイドアウト。
④ 青黒に比重を置いた土地バランス。
という感じです。サイドボードに採用するカードは、検討を重ねた結果、似たような感じになってしまいました。メタゲームを考えると、当然の結果なのかもしれません。《強迫》も採用したかったのですが、刺さるデッキの幅を考えて。おそらく《龍王シルムガル》のおかげで、アブザンや赤緑信心に対する相性は良くなっていると思います。
シーガル桜田店FNM結果:スゥルタイコントロール
2015年7月31日 Magic: The Gathering《流刑の道》をかけた最後のフライデー。参加人数は13名です。
使用したデッキは、白青赤のジェスカイトークンと悩みながら、
青黒緑の「スゥルタイコントロール」
を選択。コントロール好きに一番応えてくれるデッキかと思いました。
最初に言っておくと、プレイミスさえなければたぶん無敗でした!
では、簡単にリプレイ。
1回戦 青黒緑:スゥルタイコントロール
いきなりのミラーマッチ。SCGオープンリッチモンドで同型のデッキが上位入賞していたため、自分を含めたコントロール好きがこぞって選択していたようです。
1本目 : 《思考囲い》→《ヴリンの神童、ジェイス》→《サテュロスの道探し》とつないでジェイスくんを最速変身。その後、奥義からのライブラリーアウトで勝利。《英雄の破滅》を引いていないと対応できない理不尽さは、アショクに似た何かを感じる。1-0
2本目 : 《思考囲い》でみえた相手の手札には《悪夢の織り手、アショク》が2枚…。こちらも返しにアショクを展開してライブラリーを削りあうが、さすがにその差は大きく敗北。アショクを相手よりも多い3枚も取っていただけに、かなり悔しい敗戦。運量の差はともかく、サイドボードプランの難しさを改めて感じました。1-1
そして時間切れ。1-1-1
2回戦 赤緑:赤緑信心 (Gガンナーさん)
お互い引き分け同士のマッチ。やっぱり40分で試合を終わらせるのは難しいようで。
1本目 : 序盤から《思考囲い》で順調に手札を削り、土地詰まりに《衰滅》でマナクリ流して、コントロールしきって勝ち。しかし勝利条件にいくまで時間がかかる。1-0
2本目 : 思考囲いと全除去で完全にすっきりしたあとで《龍王アタルカ》をトップされ行かれる。赤緑はこういうデッキなのでしょうがないが、《英雄の破滅》のメイン枚数を減らした俺が悪いんや。1-1
3本目 : 混戦のなか、なんとか場を掌握して《棲み家の防衛者》が2体で殴りはじめたところでエクストラターン突入。そのまま引き分け。1-1-1
ここでようやく気づいた。
「やっぱり40分じゃ終わらないぞこれは!」
3回戦 赤緑:赤緑信心
1本目 : 4ターン目に《龍王アタルカ》が降臨。ゲロ吐きながらなんとか処理するが、その後も《龍王アタルカ》、《女王スズメバチ》、《女王スズメバチ》と連打されてもはや打つ手なし。引きつよすぎぃ!0-1
2本目 : こちらは土地が2枚から伸びず《サテュロスの道探し》でも土地がめくれない。相手もマナクリーチャーは出るが強いカードが引けない。そんな出だしから、徐々にお互い展開しあい、最終的に《龍王アタルカ》を《精霊龍、ウギン》で対処し、どちらの手札も場もすっからかんになったところで、残り3分を切る。ここで、プレイミスに気づく。なぜかウギンが追放されていて《精霊龍の安息地》が役に立たねぇ!何のためにいれてるんだよこれ…。こういうところはちゃんとしようね、俺。その後、《クルフィックスの狩猟者》が残るライフを削り落とし、決着。ちゃんとしてたらたぶん引き分けだったよ!0-2
4回戦 白黒:白黒星座
1本目 : 《思考囲い》をジェイスが使い回し、更に《スゥルタイの魔除け》が刺さる刺さる。しかしそこから決め手を引くまで時間がかかるが何とか勝利。1-0
2本目 : 毎ターン戻ってくる《脳蛆》がこちらのウギンを封じ続け、決定打を打つことができない。長期戦からエクストラに入り、最終的にこちらのライフがゼロになって敗戦。1-1
そしてやはり引き分け。1-1-1
結果は0勝1敗3分で最下位でした!いたたまれねぇな!
今回使用したデッキリストはこちら。
青黒緑 スゥルタイコントロール
さて、あれだけデッキを色々考えたうえでこれは惨憺たる結果ではありますが、ここからが大事。失敗を次回に生かすため、明日は反省会をします。します…。
使用したデッキは、白青赤のジェスカイトークンと悩みながら、
青黒緑の「スゥルタイコントロール」
を選択。コントロール好きに一番応えてくれるデッキかと思いました。
最初に言っておくと、プレイミスさえなければたぶん無敗でした!
では、簡単にリプレイ。
1回戦 青黒緑:スゥルタイコントロール
いきなりのミラーマッチ。SCGオープンリッチモンドで同型のデッキが上位入賞していたため、自分を含めたコントロール好きがこぞって選択していたようです。
1本目 : 《思考囲い》→《ヴリンの神童、ジェイス》→《サテュロスの道探し》とつないでジェイスくんを最速変身。その後、奥義からのライブラリーアウトで勝利。《英雄の破滅》を引いていないと対応できない理不尽さは、アショクに似た何かを感じる。1-0
2本目 : 《思考囲い》でみえた相手の手札には《悪夢の織り手、アショク》が2枚…。こちらも返しにアショクを展開してライブラリーを削りあうが、さすがにその差は大きく敗北。アショクを相手よりも多い3枚も取っていただけに、かなり悔しい敗戦。運量の差はともかく、サイドボードプランの難しさを改めて感じました。1-1
そして時間切れ。1-1-1
2回戦 赤緑:赤緑信心 (Gガンナーさん)
お互い引き分け同士のマッチ。やっぱり40分で試合を終わらせるのは難しいようで。
1本目 : 序盤から《思考囲い》で順調に手札を削り、土地詰まりに《衰滅》でマナクリ流して、コントロールしきって勝ち。しかし勝利条件にいくまで時間がかかる。1-0
2本目 : 思考囲いと全除去で完全にすっきりしたあとで《龍王アタルカ》をトップされ行かれる。赤緑はこういうデッキなのでしょうがないが、《英雄の破滅》のメイン枚数を減らした俺が悪いんや。1-1
3本目 : 混戦のなか、なんとか場を掌握して《棲み家の防衛者》が2体で殴りはじめたところでエクストラターン突入。そのまま引き分け。1-1-1
ここでようやく気づいた。
「やっぱり40分じゃ終わらないぞこれは!」
3回戦 赤緑:赤緑信心
1本目 : 4ターン目に《龍王アタルカ》が降臨。ゲロ吐きながらなんとか処理するが、その後も《龍王アタルカ》、《女王スズメバチ》、《女王スズメバチ》と連打されてもはや打つ手なし。引きつよすぎぃ!0-1
2本目 : こちらは土地が2枚から伸びず《サテュロスの道探し》でも土地がめくれない。相手もマナクリーチャーは出るが強いカードが引けない。そんな出だしから、徐々にお互い展開しあい、最終的に《龍王アタルカ》を《精霊龍、ウギン》で対処し、どちらの手札も場もすっからかんになったところで、残り3分を切る。ここで、プレイミスに気づく。なぜかウギンが追放されていて《精霊龍の安息地》が役に立たねぇ!何のためにいれてるんだよこれ…。こういうところはちゃんとしようね、俺。その後、《クルフィックスの狩猟者》が残るライフを削り落とし、決着。ちゃんとしてたらたぶん引き分けだったよ!0-2
4回戦 白黒:白黒星座
1本目 : 《思考囲い》をジェイスが使い回し、更に《スゥルタイの魔除け》が刺さる刺さる。しかしそこから決め手を引くまで時間がかかるが何とか勝利。1-0
2本目 : 毎ターン戻ってくる《脳蛆》がこちらのウギンを封じ続け、決定打を打つことができない。長期戦からエクストラに入り、最終的にこちらのライフがゼロになって敗戦。1-1
そしてやはり引き分け。1-1-1
結果は0勝1敗3分で最下位でした!いたたまれねぇな!
今回使用したデッキリストはこちら。
青黒緑 スゥルタイコントロール
<メインボード>
4 : 《ヴリンの神童、ジェイス/Jace, Vryn’s Prodigy》
4 : 《サテュロスの道探し/Satyr Wayfinder》
3 : 《棲み家の防御者/Den Protector》
11 creature
2 : 《解消/Dissolve》
2 : 《軽蔑的な一撃/Disdainful Stroke》
4 : 《思考囲い/Thoughtseize》
2 : 《胆汁病/Bile Blight》
2 : 《英雄の破滅/Hero’s Downfall》
2 : 《スゥルタイの魔除け/Sultai Charm》
1 : 《残忍な切断/Murderous Cut》
3 : 《衰滅/Languish》
4 : 《時を越えた探索/Dig Through Time》
1 : 《頂点捕食者、ガラク/Garruk, Apex Predator》
1 : 《精霊龍、ウギン/Ugin, the Spirit Dragon》
24 other spells
2 : 《島/Island》
2 : 《沼/Swamp》
3 : 《汚染された三角州/Polluted Delta》
2 : 《ラノワールの荒原/Llanowar Wastes》
2 : 《ヤヴィマヤの沿岸/Yavimaya Coast》
4 : 《華やかな宮殿/Opulent Palace》
4 : 《疾病の神殿/Temple of Malady》
4 : 《神秘の神殿/Temple of Mystery》
1 : 《精霊龍の安息地/Haven of the Spirit Dragon》
1 : 《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth》
25 lands
<サイドボード>
3 : 《悪夢の織り手、アショク/Ashiok, Nightmare Weaver》
2 : 《黄金牙、タシグル/Tasigur, the Golden Fang》
2 : 《部族養い/Feed the Clan》
2 : 《胆汁病/Bile Blight》
2 : 《悲哀まみれ/Drown in Sorrow》
2 : 《否認/Negate》
1 : 《悪性の疫病/Virulent Plague》
1 : 《漂う死、シルムガル/Silumgar, the Drifting Death》
さて、あれだけデッキを色々考えたうえでこれは惨憺たる結果ではありますが、ここからが大事。失敗を次回に生かすため、明日は反省会をします。します…。
新環境のスタンダードデッキ調整③ 青黒編
2015年7月30日 Magic: The Gathering前回は白青系のデッキについて考えていきましたが、今回は青黒系のデッキについて、ジェイスくんを使った2つのパターンで考えていきたいと思います。1つ目は《コラガンの命令》を活用するデッキ、2つ目は探査を活用するデッキです。
時間なかったので、とりあえず原案レシピだけでも。
② 青黒赤 (調整前)
このリストは、《コラガンの命令》をどうにかうまく使えないかと、七瀬がぼんやりと調整しているオリジナルのものです。《ヴリンの神童、ジェイス》を《コラガンの命令》で回収するのが狙いですが、フィニッシャーである《黄金牙、タシグル》や《嵐の神、ケラノス》も拾いなおせるのが良いところかと。《悪魔の契約》などのカードも使ってみたいので、まだまだ検討の余地があります。
③ 青黒緑
このデッキリストは、2015年7月25~26日、リッチモンドで行われたSCGオープンのスタンダード部門でRobert Vaughanさんが5位入賞していた「青黒緑コントロール」。青黒の強力な探査カードを、緑のカードで墓地を肥やすことで使いやすくしたもの。《ヴリンの神童、ジェイス》と《棲み家の防衛者》が着実にアドバンテージを生み出します。サイドボードも非常に良い調整がしてあり、コントロール使いに特に期待されるデッキです。
今週のFNMでは、いずれかのデッキを更に調整して持ち込みたいと思っています。
時間なかったので、とりあえず原案レシピだけでも。
② 青黒赤 (調整前)
4 : 《ヴリンの神童、ジェイス/Jace, Vryn’s Prodigy》
2 : 《黄金牙、タシグル/Tasigur, the Golden Fang》
2 : 《嵐の神、ケラノス/Keranos, God of Storms》
8 Creatures
3 : 《解消/Dissolve》
3 : 《意思の激突/Clash of Wills》
2 : 《思考囲い/Thoughtseize》
2 : 《乱撃斬/Wild Slash》
3 : 《英雄の破滅/Hero’s Downfall》
3 : 《衰滅/Languish》
1 : 《神々の憤怒/Anger of the Gods》
3 : 《コラガンの命令/Kolaghan’s Command》
1 : 《シルムガルの命令/Silumgar’s Command》
4 : 《時を越えた探索/Dig Through Time》
1 : 《精霊龍、ウギン/Ugin, the Spirit Dragon》
26 Other spells
2 : 《島/Island》
2 : 《沼/Swamp》
2 : 《山/Mountain》
3 : 《汚染された三角州/Polluted Delta》
3 : 《血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire》
4 : 《欺瞞の神殿/Temple of Deceit》
4 : 《悪意の神殿/Temple of Malice》
4 : 《天啓の神殿/Temple of Epiphany》
1 : 《精霊龍の安息地/Haven of the Spirit Dragon》
1 : 《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth》
26 lands
このリストは、《コラガンの命令》をどうにかうまく使えないかと、七瀬がぼんやりと調整しているオリジナルのものです。《ヴリンの神童、ジェイス》を《コラガンの命令》で回収するのが狙いですが、フィニッシャーである《黄金牙、タシグル》や《嵐の神、ケラノス》も拾いなおせるのが良いところかと。《悪魔の契約》などのカードも使ってみたいので、まだまだ検討の余地があります。
③ 青黒緑
3 : 《ヴリンの神童、ジェイス/Jace, Vryn’s Prodigy》
4 : 《サテュロスの道探し/Satyr Wayfinder》
4 : 《棲み家の防御者/Den Protector》
11 creature
2 : 《解消/Dissolve》
2 : 《軽蔑的な一撃/Disdainful Stroke》
2 : 《思考囲い/Thoughtseize》
2 : 《胆汁病/Bile Blight》
4 : 《英雄の破滅/Hero’s Downfall》
2 : 《スゥルタイの魔除け/Sultai Charm》
1 : 《残忍な切断/Murderous Cut》
3 : 《衰滅/Languish》
4 : 《時を越えた探索/Dig Through Time》
1 : 《頂点捕食者、ガラク/Garruk, Apex Predator》
1 : 《精霊龍、ウギン/Ugin, the Spirit Dragon》
24 other spells
2 : 《島/Island》
2 : 《沼/Swamp》
4 : 《汚染された三角州/Polluted Delta》
2 : 《ラノワールの荒原/Llanowar Wastes》
2 : 《ヤヴィマヤの沿岸/Yavimaya Coast》
4 : 《華やかな宮殿/Opulent Palace》
1 : 《欺瞞の神殿/Temple of Deceit》
3 : 《疾病の神殿/Temple of Malady》
3 : 《神秘の神殿/Temple of Mystery》
1 : 《精霊龍の安息地/Haven of the Spirit Dragon》
1 : 《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth》
25 lands
2:《否認/Negate》
1:《胆汁病/Bile Blight》
1:《思考囲い/Thoughtseize》
3:《部族養い/Feed the Clan》
2:《悲哀まみれ/Drown in Sorrow》
1:《軽蔑的な一撃/Disdainful Stroke》
2:《黄金牙、タシグル/Tasigur, the Golden Fang》
1:《漂う死、シルムガル/Silumgar, the Drifting Death》
2:《悪夢の織り手、アショク/Ashiok, Nightmare Weaver》
15 sideboard cards
このデッキリストは、2015年7月25~26日、リッチモンドで行われたSCGオープンのスタンダード部門でRobert Vaughanさんが5位入賞していた「青黒緑コントロール」。青黒の強力な探査カードを、緑のカードで墓地を肥やすことで使いやすくしたもの。《ヴリンの神童、ジェイス》と《棲み家の防衛者》が着実にアドバンテージを生み出します。サイドボードも非常に良い調整がしてあり、コントロール使いに特に期待されるデッキです。
今週のFNMでは、いずれかのデッキを更に調整して持ち込みたいと思っています。
新環境のスタンダードデッキ調整② 白青編
2015年7月29日 Magic: The Gathering今回はジェイスくんをしっかり使うデッキを考えるので、まずは白青で相性の良い《オジュタイの命令》との組合せを中心に考えていきましょう。
① 白青系
新環境では、《飛行機械の諜報網》などのアーティファクト・シナジーをコンセプトにした白青コントロールが結果を残し、注目を浴びています。また、ジェイスくんを使ったデッキでは、ジェスカイトークンが徐々に結果を残しており、Tier1に入ってきそうな勢いです。
まずは、白青の理由づけとなる《オジュタイの命令》。元々、命令系のカードの中ではスペックの高さと実績の無さのギャップが顕著なカードでした。特に強いのは、中速~低速のクリーチャーデッキに対して。また、ライフゲインモードもあるので、高速のデッキにも多少耐性があります。弱い点は、盤面に触れることができないところ。4マナというコストも考えると、採用は2~3枚といったところ。また、クリーチャーを場に戻すモードをより活用するため、2マナクリーチャーは多少採用しておくべき。
次に、ドローカード。《時を越えた探索》または《宝船の巡航》はモダンで禁止カードに指定されるほど強力なドローカードであり、墓地を肥やし、呪文を再利用するジェイスとの組合せは悪くない。特にソーサリータイミングであることを考えると、《宝船の巡航》との相性はかなり良さそうに思えます。ただ、再利用の際には墓地を肥やし直さないといけないので、気軽に使える呪文でもない。
そして、除去カード。再利用して強いのは効果が高いカードなので、使い勝手の良い単体除去や全体除去は必ず採用しておきたい。ここで3色目を取るなら、黒なら生物除去、赤なら火力が取れる。緑または2色の場合は、白の単体除去や《対立の終結/End Hostilities》が有力。
最後に、白や青というカラーリングで単純に強いカード。真っ先に思いつくのが《龍王オジュタイ》だが、《衰滅》の採用数を考えるとあまり数は取れない。白なら《太陽の勇者、エルズペス》、あとはみんな大好き《精霊龍、ウギン》も色を選ばず単純なパワーカード。青なら《解消》や《軽蔑的な一撃》、《意思の激突》といったカウンターは採用したいところだが、ジェイスのマイナス能力とシナジーがあるわけではない。
で、叩き台となる原案がこちら。
このテンプレートを元に、適切なカードを採用したり、枚数の調整をしたりしていきます。
パターン1:白青
利点 : 2色の良いところは、デッキとしての安定感です。カードプールが広い今だからこそ、無理に3色目を取らなくてもデッキが成立しやすいのです。
欠点 : 白青というカラーリングがトークン戦術などの横並びに弱い。これは現行スタンダードを戦い抜く上で致命的欠陥といえます。対アグロでも取りこぼさないデッキづくりを考える必要があるため、デッキとしてはクリーチャー多めの構成も止むを得ないでしょう。
白青でぜひ使いたいカードは、まず《潮流の先駆け》です。ダブルシンボルという使いにくさも2色デッキなら十分カバーでき、何より《オジュタイの命令》との組み合わせが面白い1枚です。そして《徴税の大天使》も同様に色拘束が厳しいがトークン戦術に強く、《衰滅》で死なず、エルズペスとの相性も良いという1枚。また、《太陽の勇者、エルズペス》はわかりやすく強いカードなので増量。 《龍王オジュタイ》はマークが厳しいので不採用。
●白青コントロール原案
パターン2:白青黒
利点 : 除去を軸にできるので一番コントロールに向いているところ。特に強力なのが《思考囲い》に代表される手札破壊で、これをジェイスくんで使い回すのは非常に強力な動きと言えます。《衰滅》といった新しいスイーパーも自然にデッキに入れることができ、コントロールの形としては理想形でしょう。フェッチを2種類取れるのも評価できます。
欠点 : あえてこの3色にする理由が見つからない、マナ基盤の不安定さ(白白青青黒黒を出さなければならない)、そして信頼できる2マナ除去が《胆汁病》しかない。特に2マナ除去の不安定さがデッキの存在を全否定しています。《究極の価格》がワンチャンスあるのですが、各種龍王を倒せないなど、ここぞというときに悔しい思いをすることになります。
ところで、エスパードラゴンが流行する前のエスパーコントロールというのは、《悪夢の織り手、アショク》、《真面目な訪問者、ソリン》、《太陽の勇者、エルズペス》の3種類のプレインズウォーカーを活用するデッキでした。少数派なデッキでしたが、アブザンやジェスカイ、マルドゥカラーが流行し始める中、十分対抗するデッキパワーはあったものです。そんなデッキが姿を消していったのは、《命運の核心》の登場により、デッキに白を取る必要がなくなったことが最大の理由。その後も《シルムガルの嘲笑》によって2マナのカウンターを構える序盤の強さを手に入れた青黒系コントロールが主流となり、白を取ってまで3色に行く理由が見つからないまま、オリジンが加入しました。
《意思の激突》という2ターン目から構えられるカウンターと《ヴリンの神童、ジェイス》の登場により、序盤から多少は動けるようになったエスパー。《衰滅》によりリセットが1ターン早くなり、スタンダード環境の強烈なクリーチャーデッキに対抗できるだけの速度を手に入れることができたのでしょうか。
●エスパーコントロール原案
パターン3:白青赤
利点 : 火力を軸にできるのでアグレッシブに攻める動きもできるというところ。火力を使うデッキは手札が無くなりやすく、ジリ貧に陥ると苦しいですが、ジェイスくんによりドローと火力の両方を再利用することが期待できます。また、《ジェスカイの隆盛》という強力なエンチャントがこのジェイスくんと相性ばっちりで、空いていた2ターン目の動きをしっかり埋めてくれるのは、デッキとしての完成度を飛躍的に高めています。
欠点 : 《ジェスカイの隆盛》デッキの場合、その依存度が高く、3ターン目に出せたときとそうじゃないときの差が激しい。また、当然ながら色拘束が厳しく、ペインランドからのダメージもバカにならない。
ジェスカイカラーのデッキにはいくつかバリエーションがあるが、今回はジェイスくんと相性が良い《ジェスカイの隆盛》を中心とした、いわゆるジェスカイトークンを構築したい。
●ジェスカイトークン原案
パターン4:白青緑
利点 : 緑の呪文で墓地をしっかり肥やせるので、《時を越えた探索》や《宝船の巡航》といった強力なドローカードをスムーズに使うことができ、《棲み家の防衛者》と《死霧の猛禽》のパッケージをナチュラルに組み込めるところ。フェッチも2種類とれるのは評価点。
欠点 : 圧倒的除去不足。
●バントコントロール原案
次回は、青黒赤と青黒緑のデッキについて考えていきたいと思います。
① 白青系
新環境では、《飛行機械の諜報網》などのアーティファクト・シナジーをコンセプトにした白青コントロールが結果を残し、注目を浴びています。また、ジェイスくんを使ったデッキでは、ジェスカイトークンが徐々に結果を残しており、Tier1に入ってきそうな勢いです。
まずは、白青の理由づけとなる《オジュタイの命令》。元々、命令系のカードの中ではスペックの高さと実績の無さのギャップが顕著なカードでした。特に強いのは、中速~低速のクリーチャーデッキに対して。また、ライフゲインモードもあるので、高速のデッキにも多少耐性があります。弱い点は、盤面に触れることができないところ。4マナというコストも考えると、採用は2~3枚といったところ。また、クリーチャーを場に戻すモードをより活用するため、2マナクリーチャーは多少採用しておくべき。
次に、ドローカード。《時を越えた探索》または《宝船の巡航》はモダンで禁止カードに指定されるほど強力なドローカードであり、墓地を肥やし、呪文を再利用するジェイスとの組合せは悪くない。特にソーサリータイミングであることを考えると、《宝船の巡航》との相性はかなり良さそうに思えます。ただ、再利用の際には墓地を肥やし直さないといけないので、気軽に使える呪文でもない。
そして、除去カード。再利用して強いのは効果が高いカードなので、使い勝手の良い単体除去や全体除去は必ず採用しておきたい。ここで3色目を取るなら、黒なら生物除去、赤なら火力が取れる。緑または2色の場合は、白の単体除去や《対立の終結/End Hostilities》が有力。
最後に、白や青というカラーリングで単純に強いカード。真っ先に思いつくのが《龍王オジュタイ》だが、《衰滅》の採用数を考えるとあまり数は取れない。白なら《太陽の勇者、エルズペス》、あとはみんな大好き《精霊龍、ウギン》も色を選ばず単純なパワーカード。青なら《解消》や《軽蔑的な一撃》、《意思の激突》といったカウンターは採用したいところだが、ジェイスのマイナス能力とシナジーがあるわけではない。
で、叩き台となる原案がこちら。
4 : 《ヴリンの神童、ジェイス/Jace, Vryn’s Prodigy》
2 : 2マナクリーチャー
2 : 2マナクリーチャー
1 : 《龍王オジュタイ/Dragonlord Ojutai》
3 : 《解消/Dissolve》
2 : 《意思の激突/Clash of Wills 》
4 : 単体除去
2 : 単体除去
2 : 単体除去
3 : 《対立の終結/End Hostilities》
3 : 《オジュタイの命令/Ojutai’s Command》
4 : 《時を越えた探索/Dig Through Time》
or 《宝船の巡航/Treasure Cruise》
1 : 《太陽の勇者、エルズペス/Elspeth, Sun’s Champion》
1 : 《精霊龍、ウギン/Ugin, the Spirit Dragon》
その他、土地 26枚
このテンプレートを元に、適切なカードを採用したり、枚数の調整をしたりしていきます。
パターン1:白青
利点 : 2色の良いところは、デッキとしての安定感です。カードプールが広い今だからこそ、無理に3色目を取らなくてもデッキが成立しやすいのです。
欠点 : 白青というカラーリングがトークン戦術などの横並びに弱い。これは現行スタンダードを戦い抜く上で致命的欠陥といえます。対アグロでも取りこぼさないデッキづくりを考える必要があるため、デッキとしてはクリーチャー多めの構成も止むを得ないでしょう。
白青でぜひ使いたいカードは、まず《潮流の先駆け》です。ダブルシンボルという使いにくさも2色デッキなら十分カバーでき、何より《オジュタイの命令》との組み合わせが面白い1枚です。そして《徴税の大天使》も同様に色拘束が厳しいがトークン戦術に強く、《衰滅》で死なず、エルズペスとの相性も良いという1枚。また、《太陽の勇者、エルズペス》はわかりやすく強いカードなので増量。 《龍王オジュタイ》はマークが厳しいので不採用。
●白青コントロール原案
4 : 《ヴリンの神童、ジェイス/Jace, Vryn’s Prodigy》
2 : 《潮流の先駆け/Harbinger of the Tides》
3 : 《徴税の大天使/Archangel of Tithes》
9 creatures
3 : 《解消/Dissolve》
2 : 《意思の激突/Clash of Wills》
2 : 《今わの際/Last Breath》
2 : 《迅速な報い/Swift Reckoning》
2 : 《勇敢な姿勢/Valorous Stance》
2 : 《払拭の光/Banishing Light》
3 : 《対立の終結/End Hostilities》
3 : 《オジュタイの命令/Ojutai’s Command》
3 : 《時を越えた探索/Dig Through Time》
3 : 《太陽の勇者、エルズペス/Elspeth, Sun’s Champion》
25 other spells
5 : 《島/Island》
5 : 《平地/Plains》
4 : 《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
4 : 《啓蒙の神殿/Temple of Enlightenment》
4 : 《平穏な入り江/Tranquil Cove》
2 : 《神秘の僧院/Mystic Monastery》
3 : 《光輝の泉/Radiant Fountain》
26 lands
パターン2:白青黒
利点 : 除去を軸にできるので一番コントロールに向いているところ。特に強力なのが《思考囲い》に代表される手札破壊で、これをジェイスくんで使い回すのは非常に強力な動きと言えます。《衰滅》といった新しいスイーパーも自然にデッキに入れることができ、コントロールの形としては理想形でしょう。フェッチを2種類取れるのも評価できます。
欠点 : あえてこの3色にする理由が見つからない、マナ基盤の不安定さ(白白青青黒黒を出さなければならない)、そして信頼できる2マナ除去が《胆汁病》しかない。特に2マナ除去の不安定さがデッキの存在を全否定しています。《究極の価格》がワンチャンスあるのですが、各種龍王を倒せないなど、ここぞというときに悔しい思いをすることになります。
ところで、エスパードラゴンが流行する前のエスパーコントロールというのは、《悪夢の織り手、アショク》、《真面目な訪問者、ソリン》、《太陽の勇者、エルズペス》の3種類のプレインズウォーカーを活用するデッキでした。少数派なデッキでしたが、アブザンやジェスカイ、マルドゥカラーが流行し始める中、十分対抗するデッキパワーはあったものです。そんなデッキが姿を消していったのは、《命運の核心》の登場により、デッキに白を取る必要がなくなったことが最大の理由。その後も《シルムガルの嘲笑》によって2マナのカウンターを構える序盤の強さを手に入れた青黒系コントロールが主流となり、白を取ってまで3色に行く理由が見つからないまま、オリジンが加入しました。
《意思の激突》という2ターン目から構えられるカウンターと《ヴリンの神童、ジェイス》の登場により、序盤から多少は動けるようになったエスパー。《衰滅》によりリセットが1ターン早くなり、スタンダード環境の強烈なクリーチャーデッキに対抗できるだけの速度を手に入れることができたのでしょうか。
●エスパーコントロール原案
4 : 《ヴリンの神童、ジェイス/Jace, Vryn’s Prodigy》
4 creatures
3 : 《解消/Dissolve》
3 : 《意思の激突/Clash of Wills 》
4 : 《思考囲い/Thoughtseize》
3 : 《究極の価格/Ultimate Price》
2 : 《英雄の破滅/Hero’s Downfall》
2 : 《衰滅/Languish》
2 : 《対立の終結/End Hostilities》
3 : 《オジュタイの命令/Ojutai’s Command》
4 : 《時を越えた探索/Dig Through Time》
3 : 《太陽の勇者、エルズペス/Elspeth, Sun’s Champion》
1 : 《精霊龍、ウギン/Ugin, the Spirit Dragon》
30 other spells
2 : 《平地/Plains》
2 : 《島/Island》
1 : 《沼/swanp》
3 : 《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
3 : 《汚染された三角州/Polluted Delta》
2 : 《コイロスの洞窟/Caves of Koilos》
4 : 《啓蒙の神殿/Temple of Enlightenment》
4 : 《欺瞞の神殿/Temple of Deceit》
4 : 《静寂の神殿/Temple of Silence》
1 : 《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth 》
26 lands
パターン3:白青赤
利点 : 火力を軸にできるのでアグレッシブに攻める動きもできるというところ。火力を使うデッキは手札が無くなりやすく、ジリ貧に陥ると苦しいですが、ジェイスくんによりドローと火力の両方を再利用することが期待できます。また、《ジェスカイの隆盛》という強力なエンチャントがこのジェイスくんと相性ばっちりで、空いていた2ターン目の動きをしっかり埋めてくれるのは、デッキとしての完成度を飛躍的に高めています。
欠点 : 《ジェスカイの隆盛》デッキの場合、その依存度が高く、3ターン目に出せたときとそうじゃないときの差が激しい。また、当然ながら色拘束が厳しく、ペインランドからのダメージもバカにならない。
ジェスカイカラーのデッキにはいくつかバリエーションがあるが、今回はジェイスくんと相性が良い《ジェスカイの隆盛》を中心とした、いわゆるジェスカイトークンを構築したい。
●ジェスカイトークン原案
4 : 《ヴリンの神童、ジェイス/Jace, Vryn’s Prodigy》
2 : 《魂火の大導師/Soulfire Grand Master 》
2 : 《道の探求者/Seeker of the Way》
8 Creatures
4 : 《ジェスカイの隆盛/Jeskai Ascendancy》
2 : 《ドラゴンの餌/Dragon Fodder》
2 : 《急報/Raise the Alarm》
4 : 《かき立てる炎/Stoke the Flames》
2 : 《乱撃斬/Wild Slash》
2 : 《稲妻の一撃/Lightning Strike》
4 : 《軍族童の突発/Hordeling Outburst》
2 : 《オジュタイの命令/Ojutai’s Command》
4 : 《宝船の巡航/Treasure Cruise》
1 : 《荒野の確保/Secure the Wastes》
27 other spells
2 : 《平地/Plains》
2 : 《島/Island》
2 : 《山/Mountain》
3 : 《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
3 : 《シヴの浅瀬/Shivan Reef》
3 : 《戦場の鍛冶場/Battlefield Forge》
3 : 《天啓の神殿/Temple of Epiphany》
3 : 《凱旋の神殿/Temple of Triumph》
4 : 《神秘の僧院/Mystic Monastery》
25 lands
パターン4:白青緑
利点 : 緑の呪文で墓地をしっかり肥やせるので、《時を越えた探索》や《宝船の巡航》といった強力なドローカードをスムーズに使うことができ、《棲み家の防衛者》と《死霧の猛禽》のパッケージをナチュラルに組み込めるところ。フェッチも2種類とれるのは評価点。
欠点 : 圧倒的除去不足。
●バントコントロール原案
4 : 《ヴリンの神童、ジェイス/Jace, Vryn’s Prodigy》
4 : 《サテュロスの道探し/Satyr Wayfinder》
4 : 《棲み家の防御者/Den Protector》
3 : 《クルフィックスの狩猟者/Courser of Kruphix》
3 : 《巨森の予見者、ニッサ/Nissa, Vastwood Seer》
1 : 《龍王オジュタイ/Dragonlord Ojutai》
1 : 《龍王ドロモカ/Dragonlord Dromoka》
20 Creatures
4 : 《群れの結集/Gather the Pack 》
2 : 《勇敢な姿勢/Valorous Stance》
2 : 《対立の終結/End Hostilities》
1 : 《ドロモカの命令/Dromoka’s Command》
2 : 《オジュタイの命令/Ojutai’s Command》
4 : 《宝船の巡航/Treasure Cruise》
1 : 《精霊龍、ウギン/Ugin, the Spirit Dragon》
16 Other spells
5 : 《森/Forest》
1 : 《平地/Plains》
1 : 《島/Island》
1 : 《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
4 : 《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》
4 : 《ヤヴィマヤの沿岸/Yavimaya Coast》
1 : 《啓蒙の神殿/Temple of Enlightenment》
1 : 《豊潤の神殿/Temple of Plenty》
4 : 《神秘の神殿/Temple of Mystery》
2 : 《精霊龍の安息地/Haven of the Spirit Dragon》
24 lands
次回は、青黒赤と青黒緑のデッキについて考えていきたいと思います。
新環境のスタンダードデッキ調整① ジェイス編
2015年7月28日 Magic: The Gatheringまず、これを見てほしい。
新シーズン スタンダード戦績
(使用デッキ : エスパードラゴン)
6月 11勝2敗
FNM (06/05) 3勝1敗
FNM (06/12) 3勝1敗
FNM (06/19) 3勝0敗
FNM (06/26) 2勝0敗
7月 7勝7敗2分
FNM (07/03) 3勝0敗1分
FNM (07/10) 2勝2敗
FNM (07/17) 1勝2敗1分
FNM (07/24) 1勝3敗
ちょっと自慢したくなるぐらい調子が良かったエスパードラゴンだが、ある日を境に戦績が明らかに悪くなっている。
― そう、7月17日はオリジンの発売日である。
前環境で使用していたデッキレシピはこちら。
よく見るエスパードラゴンとの違いは、戻ってくるドラゴンクリーチャーたちや《死霧の猛禽》を強く意識して《雲散霧消》を採用している点、《龍王ドロモカ》をサイドインするために緑マナを自然に出せるようにしてある点、サイドボードから《忌呪の発動》を追加し最大4枚積める点、アブザンを意識して《危険な櫃》をサイドに2枚とっている点。
以上の変更で、特に赤単やアブザン、同型に強い構成になっている。元々赤緑には強いので、環境のメタゲームのほとんどをカバーしている。デッキパワーも高く、良い調整だと自分では思っていた。
で、これがどう崩れたかというと。
オリジン発売前から、強い強いと言って憚らなかった《ヴリンの神童、ジェイス》。自身の決意を示すために1枚2200円のを4枚購入したのだが、その後LSVが評価したこともあり、価格はまさに鰻上りで、7月28日現在、晴れる屋価格で5200円まで値上がっている。
で、高いカードを持ってれば使いたくなるのが人というものでして、相性の良い《オジュタイの命令》とセットで、「とりあえずエスパードラゴンに突っ込んでおく」という無茶をしたわけです。
その結果がこれだよ!
FNM (07/17) 1勝2敗1分
FNM (07/24) 1勝3敗
ちなみに2勝のうちの1勝はByeだからな!
元々微妙な調整をして、なんとか勝っていた節があるデッキに、余計なモノを入れるとどうなるか、少し考えればわかるはずなのだけれど…。
ということで、今回は《ヴリンの神童、ジェイス》を使ったコントロールデッキを、まじめに1から再構築する、という内容です。
では、ジェイスくんの能力の詳細を改めて見てみましょう。
引用元 : M:TG WIKIhttp://mtgwiki.com/wiki/%E3%83%B4%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%81%AE%E7%A5%9E%E7%AB%A5%E3%80%81%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%82%A4%E3%82%B9/Jace,_Vryn%27s_Prodigy
いままでのプレインズウォーカーとの最大の違いは、元がクリーチャーであること。
これと相性が良いのが、《オジュタイの命令》と、《コラガンの命令》。
前者は、打ち消されなければ確実にアドバンテージを稼げる優良呪文で、相手のターンエンドに使うことで、場に戻したジェイスの変身までの動きが非常にスムーズ。
後者は、モダンなどの環境で大活躍中のカードで、特に《瞬唱の魔道士》や《黄金牙、タシグル》を手札に戻す動きが強力です。
どうせならこれらのカードと一緒に使いたい、と考えているところ。
で、ルーターとしての表の能力はさておき、裏返ると使用できるのが、ソーサリータイミングでの、ソーサリー呪文かインスタント呪文のフラッシュバックです。このマイナス能力でしっかりとアドバンテージを稼ぐことが、コントロールデッキにおいてジェイスを使用する意味となります。再利用して一番強い呪文は、おそらく《思考囲い》。墓地が豊富なら《時を越えた探索》。あとは確定除去や全体除去かなーと。
プラス能力のほうは地味ながら、《今わの際》の使用対象を増やしたり、《太陽の勇者、エルズペス》のマイナス能力から1体を逃れすことができたり。どちらかというと下の環境で強そうな能力です。
奥義に辿り着くのは稀ですが、そこまでいけばゲームエンドカードとしても機能します。
そんなジェイスくんをフル活用するために、現在考えているデッキが、
・白青系 (オジュタイの命令)
・青黒赤 (コラガンの命令)
・青黒緑
・《先祖の結集》コンボ
の4種類。《先祖の結集》コンボに関しては、ジェイスの能力を表裏完全に使い切れるデッキであり、先日の晴れる屋主催「第4期スタンダード神挑戦者決定戦」で結果を残しています。以前に似たようなのをつくってテストした感触はかなり良かったので(完成度はガタガタ)、早速高い完成度のレシピが出て結果を残したことにも、特に驚きはありませんでした。
使い切れなかった場合、大人しく《先祖の結集》コンボを使うことにして(すでにかなり後向きだが)、コントロールデッキを中心に、考えていきたいと思います。
新シーズン スタンダード戦績
(使用デッキ : エスパードラゴン)
6月 11勝2敗
FNM (06/05) 3勝1敗
FNM (06/12) 3勝1敗
FNM (06/19) 3勝0敗
FNM (06/26) 2勝0敗
7月 7勝7敗2分
FNM (07/03) 3勝0敗1分
FNM (07/10) 2勝2敗
FNM (07/17) 1勝2敗1分
FNM (07/24) 1勝3敗
ちょっと自慢したくなるぐらい調子が良かったエスパードラゴンだが、ある日を境に戦績が明らかに悪くなっている。
― そう、7月17日はオリジンの発売日である。
前環境で使用していたデッキレシピはこちら。
<メインデッキ>
3 : 《龍王オジュタイ/Dragonlord Ojutai》
1 : 《龍王シルムガル/Dragonlord Silumgar》
1 : 《漂う死、シルムガル/Silumgar, the Drifting Death》
1 : 《精霊龍、ウギン/Ugin, the Spirit Dragon》
4 : 《思考囲い/Thoughtseize》
2 : 《予期/Anticipate》
4 : 《シルムガルの嘲笑/Silumgar’s Scorn》
3 : 《胆汁病/Bile Blight》
3 : 《雲散霧消/Dissipate》
3 : 《英雄の破滅/Hero’s Downfall》
2 : 《忌呪の発動/Foul-Tongue Invocation》
3 : 《命運の核心/Crux of Fate》
4 : 《時を越えた探索/Dig Through Time》
3 : 《島/Island》
2 : 《沼/Swamp》
2 : 《コイロスの洞窟/Caves of Koilos》
4 : 《啓蒙の神殿/Temple of Enlightenment》
4 : 《欺瞞の神殿/Temple of Deceit》
4 : 《華やかな宮殿/Opulent Palace》
4 : 《汚染された三角州/Polluted Delta》
2 : 《精霊龍の安息地/Haven of the Spirit Dragon》
1 : 《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth 》
<サイドボード>
3 : 《悲哀まみれ/Drown in Sorrow》
2 : 《否認/Negate》
2 : 《忌呪の発動/Foul-Tongue Invocation》
1 : 《龍王の大権/Dragonlord’s Prerogative》
1 : 《悪性の疫病/Virulent Plague》
2 : 《悪夢の織り手、アショク/Ashiok, Nightmare Weaver》
2 : 《龍王ドロモカ/Dragonlord Dromoka》
2 : 《危険な櫃/Perilous Vault》
よく見るエスパードラゴンとの違いは、戻ってくるドラゴンクリーチャーたちや《死霧の猛禽》を強く意識して《雲散霧消》を採用している点、《龍王ドロモカ》をサイドインするために緑マナを自然に出せるようにしてある点、サイドボードから《忌呪の発動》を追加し最大4枚積める点、アブザンを意識して《危険な櫃》をサイドに2枚とっている点。
以上の変更で、特に赤単やアブザン、同型に強い構成になっている。元々赤緑には強いので、環境のメタゲームのほとんどをカバーしている。デッキパワーも高く、良い調整だと自分では思っていた。
で、これがどう崩れたかというと。
<メインデッキ>
4 : 《ヴリンの神童、ジェイス/Jace, Vryn’s Prodigy》
3 : 《龍王オジュタイ/Dragonlord Ojutai》
2 : 《龍王シルムガル/Dragonlord Silumgar》
1 : 《精霊龍、ウギン/Ugin, the Spirit Dragon》
4 : 《思考囲い/Thoughtseize》
4 : 《シルムガルの嘲笑/Silumgar’s Scorn》
2 : 《究極の価格/Ultimate Price》
2 : 《英雄の破滅/Hero’s Downfall》
2 : 《忌呪の発動/Foul-Tongue Invocation》
3 : 《オジュタイの命令/Ojutai’s Command》
1 : 《完全なる終わり/Utter End》
2 : 《命運の核心/Crux of Fate》
4 : 《時を越えた探索/Dig Through Time》
3 : 《島/Island》
2 : 《沼/Swamp》
1 : 《平地/Plains》
2 : 《コイロスの洞窟/Caves of Koilos》
4 : 《啓蒙の神殿/Temple of Enlightenment》
4 : 《欺瞞の神殿/Temple of Deceit》
2 : 《静寂の神殿/Temple of Silence》
2 : 《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
4 : 《汚染された三角州/Polluted Delta》
1 : 《精霊龍の安息地/Haven of the Spirit Dragon》
1 : 《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth 》
<サイドボード>
2 : 《無限の抹消/Infinite Obliteration》
1 : 《悲哀まみれ/Drown in Sorrow》
1 : 《衰滅/Languish》
2 : 《強迫/Duress》
2 : 《否認/Negate》
1 : 《胆汁病/Bile Blight》
2 : 《忌呪の発動/Foul-Tongue Invocation》
2 : 《悪夢の織り手、アショク/Ashiok, Nightmare Weaver》
1 : 《異端の輝き/Glare of Heresy》
1 : 《勇敢な姿勢/Valorous Stance》
オリジン発売前から、強い強いと言って憚らなかった《ヴリンの神童、ジェイス》。自身の決意を示すために1枚2200円のを4枚購入したのだが、その後LSVが評価したこともあり、価格はまさに鰻上りで、7月28日現在、晴れる屋価格で5200円まで値上がっている。
で、高いカードを持ってれば使いたくなるのが人というものでして、相性の良い《オジュタイの命令》とセットで、「とりあえずエスパードラゴンに突っ込んでおく」という無茶をしたわけです。
その結果がこれだよ!
FNM (07/17) 1勝2敗1分
FNM (07/24) 1勝3敗
ちなみに2勝のうちの1勝はByeだからな!
元々微妙な調整をして、なんとか勝っていた節があるデッキに、余計なモノを入れるとどうなるか、少し考えればわかるはずなのだけれど…。
ということで、今回は《ヴリンの神童、ジェイス》を使ったコントロールデッキを、まじめに1から再構築する、という内容です。
では、ジェイスくんの能力の詳細を改めて見てみましょう。
Jace, Vryn’s Prodigy / ヴリンの神童、ジェイス (1)(青)
伝説のクリーチャー — 人間(Human) ウィザード(Wizard)
(T):カードを1枚引き、その後カードを1枚捨てる。あなたの墓地にカードが5枚以上あるなら、ヴリンの神童、ジェイスを追放し、その後、これを変身させた状態でオーナーのコントロール下で戦場に戻す。
0/2
Jace, Telepath Unbound / 束縛なきテレパス、ジェイス
〔青〕 プレインズウォーカー — ジェイス(Jace)
[+1]:クリーチャーを最大1体まで対象とする。あなたの次のターンまで、それは-2/-0の修整を受ける。
[-3]:あなたの墓地にある、インスタント・カード1枚かソーサリー・カード1枚を対象とする。このターン、あなたはそれを唱えてもよい。このターンにそのカードがあなたの墓地に置かれるなら、代わりにそれを追放する。
[-9]:あなたは「あなたが呪文を1つ唱えるたび、対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーは自分のライブラリーの一番上から5枚のカードを自分の墓地に置く。」を持つ紋章を得る。
5
引用元 : M:TG WIKIhttp://mtgwiki.com/wiki/%E3%83%B4%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%81%AE%E7%A5%9E%E7%AB%A5%E3%80%81%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%82%A4%E3%82%B9/Jace,_Vryn%27s_Prodigy
いままでのプレインズウォーカーとの最大の違いは、元がクリーチャーであること。
これと相性が良いのが、《オジュタイの命令》と、《コラガンの命令》。
前者は、打ち消されなければ確実にアドバンテージを稼げる優良呪文で、相手のターンエンドに使うことで、場に戻したジェイスの変身までの動きが非常にスムーズ。
後者は、モダンなどの環境で大活躍中のカードで、特に《瞬唱の魔道士》や《黄金牙、タシグル》を手札に戻す動きが強力です。
どうせならこれらのカードと一緒に使いたい、と考えているところ。
で、ルーターとしての表の能力はさておき、裏返ると使用できるのが、ソーサリータイミングでの、ソーサリー呪文かインスタント呪文のフラッシュバックです。このマイナス能力でしっかりとアドバンテージを稼ぐことが、コントロールデッキにおいてジェイスを使用する意味となります。再利用して一番強い呪文は、おそらく《思考囲い》。墓地が豊富なら《時を越えた探索》。あとは確定除去や全体除去かなーと。
プラス能力のほうは地味ながら、《今わの際》の使用対象を増やしたり、《太陽の勇者、エルズペス》のマイナス能力から1体を逃れすことができたり。どちらかというと下の環境で強そうな能力です。
奥義に辿り着くのは稀ですが、そこまでいけばゲームエンドカードとしても機能します。
そんなジェイスくんをフル活用するために、現在考えているデッキが、
・白青系 (オジュタイの命令)
・青黒赤 (コラガンの命令)
・青黒緑
・《先祖の結集》コンボ
の4種類。《先祖の結集》コンボに関しては、ジェイスの能力を表裏完全に使い切れるデッキであり、先日の晴れる屋主催「第4期スタンダード神挑戦者決定戦」で結果を残しています。以前に似たようなのをつくってテストした感触はかなり良かったので(完成度はガタガタ)、早速高い完成度のレシピが出て結果を残したことにも、特に驚きはありませんでした。
使い切れなかった場合、大人しく《先祖の結集》コンボを使うことにして(すでにかなり後向きだが)、コントロールデッキを中心に、考えていきたいと思います。
月曜はシーガル桜田店へ!
2015年7月27日 Magic: The Gathering コメント (1)フリープレイを求めて、モダンやEDHのプレイヤーが夕方から集まっているようです。もちろんスタンダードやレガシーのプレイヤーさんもいますので、山形でMTGの対戦をしたい方はぜひお越しください。自分はスタンダードとモダンならお相手できます!
さて、今日は19時ぐらいにデュエルスペースを覗きに行くと、minatoさんが隅っこのほうでひとり、ポツーンと座っていました。赤単をよく使うプレイヤーさんで、今日はモダンの相手をしてもらうことに。
使用デッキはエスパーメンター。正直なところ、相性は最悪です(´・ω・`)
ひたすら焼き払われていると、aretiさんやこばゆいさん、たすくさんなど合計で5名ほどがぞろぞろとやってきて、後ろでEDHをはじめる。
その後、6連敗ぐらいしたところで俺の心がブレイクダウンしました。
以前は、赤単対策に《コーの火歩き》を4枚も取っていたキチガイですが、やつらが去ってから再びこの悪夢が始まろうとしていました。(ちなみに、4積みした上でPPTQで赤単に2回も0-2したのは、さすがというべきでしょう。)
せっかくなので、もうちょっとサイドを含めて考え直したいですね。minatoさん対戦ありがとう!
スタンダードのデッキは調整中で、また今度。
明日は、水曜会に向けたスタンダードのデッキ調整について、詳しく書きたいと思います。
さて、今日は19時ぐらいにデュエルスペースを覗きに行くと、minatoさんが隅っこのほうでひとり、ポツーンと座っていました。赤単をよく使うプレイヤーさんで、今日はモダンの相手をしてもらうことに。
使用デッキはエスパーメンター。正直なところ、相性は最悪です(´・ω・`)
ひたすら焼き払われていると、aretiさんやこばゆいさん、たすくさんなど合計で5名ほどがぞろぞろとやってきて、後ろでEDHをはじめる。
その後、6連敗ぐらいしたところで俺の心がブレイクダウンしました。
以前は、赤単対策に《コーの火歩き》を4枚も取っていたキチガイですが、やつらが去ってから再びこの悪夢が始まろうとしていました。(ちなみに、4積みした上でPPTQで赤単に2回も0-2したのは、さすがというべきでしょう。)
せっかくなので、もうちょっとサイドを含めて考え直したいですね。minatoさん対戦ありがとう!
スタンダードのデッキは調整中で、また今度。
明日は、水曜会に向けたスタンダードのデッキ調整について、詳しく書きたいと思います。
PPTQ2016 #1 in 酒田
2015年7月26日 Magic: The Gathering酒田のまる五さん主催のプロツアー予備予選PPTQ2016#1に参加してまいりました。
山形市のいつものメンバー、Y-Magic(山形MTG)からは7名が参加。
皆さん熱心で、楽しくやらせてもらっています。
今回のフォーマットは、マジックオリジンのリミテッド。
参加者36名によるシールド6回戦、ベスト8によるドラフトとなります。
● パックチェック
わいわいパックチェックをやっていると、自分が記入したプールには、
《魂の貯蔵者、コソフェッド》や、《血の儀式の司祭》、《悪魔の契約》、《衰滅》という黒の強力なカードが集中しており、「うおおお、なんでこれを俺が使えないんじゃあああ!」という感じ。
気を取り直して、自分に回ってきたカードプールを確認してみると…?
白 : 《白蘭の騎士》、《悲劇的な過ち》
青 : 《潮流の先駆け》、《変位の波》、《高位調停者、アルハマレット》、《意志を砕く者》
「なんだ、白青の構築済みデッキじゃないか…!」
カードプールを確認し終わって、白青以外に選択肢は無いというカードプールを再確認。
ちょっとダブルシンボルが多くて不安だけど、ご丁寧にも2種類もスイーパーがある。
そして、ルンルン気分で組んだシールドデッキは、以下の通り。
基本的には、白青の良さであるテンポの良いカードを中心としたフライヤービートダウン。
2種類のスイーパーに加えて重いクリーチャーを多く採用しており、もつれた場合はカードパワーで押し切る戦術に。
サイドボードプランは、先手後手や相手の色にあわせて、生物を
《突進するグリフィン》 ⇔ 《飛空士志願者》
《屑肌のドレイク》 ⇔ 《護衛する自動機械》
《重歩兵》 ⇔ 《意志を砕く者》または《結束した構築物》
のように入れ替えたり、《包み込む霧》、《秘儀術師の掌握》をどちらか2枚にしたり、火力対策に《否認》、トークン戦術に《水撃》、到達対策に《眠りへの誘い》に呪文を差し替えたり。
いつになく恵まれたカードパワーを十分に生かしてベスト8入りを狙います!
● スイスドロー6回戦
1回戦 赤緑
1本目 : 幸先よくダイスに勝利し、先手スタート。2ターン目に《ルーンの苦役者》が先陣を切る。その後も後続を並べて淡々とクロックを刻み、相手のライフを20→18→16→14と削っていく。その後も攻め手を絶やさずに殴り切った。1-0
2本目 : 先ほどとは立場が逆転、快調に生物を展開していく相手に対し、ひたすら粘って盤面を整えていく。《悲劇的な傲慢》をプレイし、なんとか場を整えることに成功したが、残り7まで減ったライフを、《極上の炎技》と《残虐無道の猛火》が一気に削っていった。1-1
3本目 : 初動は相手の《森林の群れの狼》。対するこちらは《ジェスの盗人》を展開。ここから、カードアドバンテージを稼ぐこちらと、ライフレースを挑む相手の戦いになる。こちらが残りライフ9まで削られたところで、またも《悲劇的な傲慢》。そして《高位調停者、アルハマレット》で相手の虎の子の《極上の炎技》を封印することに成功し、相手は投了を宣言した。レアパワーの非常に高いデッキであることがよくわかった。2-1
2回戦 白赤 (Gガンナーさん)
順調なスタートを切った身内同士のマッチング。直前にお互いのデッキを見ていただけに、お互いスッと手が伸びた。仲良く握手。残り3勝すればいいだけの話である。ID
3回戦 白赤
1本目 : 相手の《ボガードの粗暴者》が止まらない。なんだかどうにも止まらない。0-1
2本目 : 気を取り直してビートダウンを開始。地上は《族霊導きの鹿羚羊》などで止めつつ、飛行クリーチャーたちで殴り続ける。1-1
3本目 : 相手は《山》1枚のキープから連続で土地を引き込んだようで、出てきた《ボガードの粗暴者》が止まらない。クリーチャーを2体にしても、火力で捌かれ止まらない。いよいよヤツが止まったところで、場に現れたのは《ピア・ナラーとキラン・ナラー》。こちらの残りライフは7まで減っており、これは厳しい展開。一縷の望みをかけて《高位調停者、アルハマレット》をプレイ、相手の手札が公開されると、《タイタンの力》、《極上の炎技》、《アンプリンの戦術家》、他1枚という強烈な4枚。飛行機械トークンを《高位調停者、アルハマレット》でブロックしないとこちらがやられてしまうが、ブロックすると《高位調停者、アルハマレット》がやられて封印が解けてしまうという、最悪の組み合わせの手札であり、期待を込めたワンチャンスはノーチャンスになった。1-2
3回戦終わったところで、1勝1敗1分。早くも崖っぷちである。残り3連勝にかける。
4回戦 白黒
1本目 : こちらの展開する生物を、1枚ずつ遅れながら処理していく相手という構図。しかし結局2点クロックは維持され、相手のライフは20→18→16→14→12→10→8とじわじわ減り続ける。快調にクロックを刻み続けていると、相手のプレイした《悲劇的な傲慢》がこちらの安心感を崩壊させる。こちらも負けじと《高位調停者、アルハマレット》。相手の残りライフを3まで減らす。ここで相手のトップは《不浄な飢え》。魔巧を達成しており、ライフを5まで戻す。お互いクリーチャーを展開させ、拮抗しなおした場に、相手は首をひねりながら、《魂の貯蔵者、コソフェッド》を召喚。しかしこの悪魔は、主人の残り3のライフを持っていくことになった。1-0
2本目 : お互いにクリーチャーを展開しあい、ライフレースがはじまる中、相手の《永遠警備の歩哨》が戦況を一方的なものにする。更には《悲劇的な傲慢》、《魂の貯蔵者、コソフェッド》と連打され、残り8まで削ったライフを詰めることはできなかった。1-1
3本目 : スローな展開からライフを削りあうが、再び《魂の貯蔵者、コソフェッド》が立ちはだかる。これに対して、こちらの《悲劇的な傲慢》。これは相手も予想していなかったようだ。場はリセットされるが、相手もライフを失いながらカードをドローする。再び横に並べる展開となり、長期戦に。こちらは《スカーブの大巨人》、相手は《永遠警備の歩哨》。渋々、《閉所恐怖症》を使うことになる。ギャラリーが集まってくる中、魔巧を達成した《屍術的召喚》から8/8サイズの《魂の貯蔵者、コソフェッド》が再来する。これを魔巧つきの《眠りへの誘い》で寝かせ、飛行クリーチャーで大きく削りにいく。残り時間は1分。《高位調停者、アルハマレット》を召喚し、手札には《変位する波》。次のターンにX=6で勝利できそうな場になるが、ここで相手が投了を宣言した。2-1
5回戦 黒緑 → 黒赤
1本目 : デッキチェックを受けることになり、のんびりと対戦相手と一緒にお手洗いに。談笑しながらダイスで先手後手だけ決めておく。先手が取れて喜ぶなか、「デッキリストの不備でこのダイスロールが無駄になったりしてねw」などと言った俺に、天罰が下る。ジャッジに呼び出され、先手に2枚の《進化する未開地》と1枚の《領事の鋳造所》のチェックし忘れを指摘されたのであった。日頃ジャッジを担当する人間として、大変恥ずかしい初歩的ミスであった。
デッキリストの不備によるゲームの敗北。浮かれる人間には落とし穴が待っている。0-1
2本目 : もう負けられないマッチのゲーム1本目を落として崖っぷち。失意の中、手札は見事なノーランド。先手マリガンからゲーム開始する。2ターン目に展開した《ルーンの苦役者》に、《秘儀術師の掌握》をつけて決死の思いでビートダウンを開始。展開されるブロッカーを避けながら20→17→14と来たところで地上のクロックが止まる。そこからはこちらの飛行クリーチャーが2点ずつ削り、土地が伸びて《族霊導きの鹿羚羊》。《閉所恐怖症》を手札に入れ、次ターン、飛行に対するブロッカーを寝かせる。そのまま順調にクロックを刻んでいき、ライフが11-4まで来たところで、《悲劇的な傲慢》をプレイ。残るライフを何とか削り切ることに成功する。1-1
3本目 : 相手が黒緑から構築しなおしたという黒赤にデッキを変更。後手となった手札には速いクロックがいないが、《進化する未開地》からスタート。2ターン目のドローで運良く《トーパの自由刃》を引き入れ、即展開。3ターン目には高名を達成し、立ち上がりの遅い相手のライフを20→18→15と削っていく。次ターンに、《秘儀術師の掌握》をつけて残り11。相手は《ギラプールの歯車造り》でブロッカーを展開、こちらのクロックを止めながら飛行機械トークンを生贄に、《焦熱の結末》で《トーパの自由刃》をオーラごと除去する。ここで一旦落ち着いた場だが、こちらも負けじと《族霊導きの鹿羚羊》から《閉所恐怖症》を入手。その後引き入れた《勇者の守護神》を展開し、攻撃宣言で相手ライフは9→5。相手の引きが思わしくないうちに、《雷鳴のワイヴァーン》で強化された天使が勝利を掴んだ。《族霊導きの鹿羚羊》が強く感じたマッチだった。2-1
5回戦終了時点で、上位6名の決勝進出が確定。7-8位には2回戦で握手したGガンナーさんと自分の2人が、3勝1敗1分の10ポイント。どちらも勝てばベスト8が確定するバブルマッチとなった。
6回戦 赤緑
1本目 : 相手はマリガンスタートから、《溶鉄の渦》。こちらが展開した《コーパの自由刃》は《森》を捨てることで難なく対処される。しかし、手札の土地を消費する葛藤があるはずなので、こちらは積極的に仕掛けていく。《屑肌のドレイク》から、《雷鳴のワイヴァーン》で3点攻撃。対する相手は《ボガードの粗暴者》から、火力でワイヴァーンを処理し、更に《野性の本能》でこちらの重要なクロックを処理しながら5点攻撃をしてくる。ライフは12-13。ここから、《族霊導きの鹿羚羊》からの《閉所恐怖症》で相手のクロックを封じる。こちらの残ったドレイクが上空を駆ける優位な状況にも、《光り葉の将帥、ドゥイネン》の到達が行く手を阻み、雲行きが怪しい。手札の《悲劇的な傲慢》は出来れば見せたくはなかったカードだが、ここまで来ると雲行きは怪しい。惜しみなくプレイし、決着した。1-0
2本目 : 今度はお互いにマリガンスタート。こちらの手札は土地に溢れているが、《高位調停者、アルハマレット》が異様な存在感を放っている。こいつはやってくれるに違いない。ゲームは、再び《溶鉄の渦》からはじまり、遅れて登場した《ヴァレロンの管理人》がプレッシャーをかける。こちらの初動は《塔の霊》と、出遅れ気味。土地を捨ててあっさりと処理され、《ヴァレロンの管理人》が高名を達成、ドローされる。《塔の霊》で引き込んだ《天界のほとばしり》で対処はできたが、相手も《ギラプールの歯車造り》で増援を図る。こちらも続くターンに《飛空士志願者》でブロッカーを増やすが、6ターン目、相手の場に続けて展開されたクリーチャーは、《光り葉の将帥、ドゥイネン》。こちらは《領事の鋳造所》をセットし、チャンプブロックを2回するだけの余裕はまだある。そしてひたすら土地を並べていた成果、最速の7ターン目に、《高位調停者、アルハマレット》を展開することに成功する。ここで見えた相手の手札は、なんと2体目の《光り葉の将帥、ドゥイネン》と、《野性の本能》、土地。ここは、《野性の本能》を選択。その後、毎ターン殴ってくる《光り葉の将帥、ドゥイネン》が1点ずつライフを得てくる。下手なブロックは《溶鉄の渦》の追撃が相討ちを許さない展開。ここからライフレースの様相を呈する。ライフは11-23。ここでプレイした《族霊導きの鹿羚羊》からの選択は、《秘儀術師の掌握》か《閉所恐怖症》の2択だが、ここは《秘儀術師の掌握》を選択。仮に《閉所恐怖症》で《光り葉の将帥、ドゥイネン》を止めようものなら、レジェンド・ルールで容易に入れ替えられてしまう。《高位調停者、アルハマレット》にオーラをつけ、飛行機械トークンのチャンプブロックを許さないのが正解かと考えた。引きが強く、《勇者の守護神》を展開。これは2枚の土地で焼き払われるが、これでライフを直接狙われることはなくなった。最後に《領事の鋳造所》から飛行機械トークンを展開して決着。2-0
バブルマッチをなんとか制し、4勝1敗1分の13ポイントで7位に。やった、ドラフトや!
Gガンナーさんは惜しくも負けてしまい、Y-Magicのメンバーからは、3名が通過。
集合した面子を見たところ、仙台からの遠征組も4名が、岩手から遠征の方が1名通過しており、決勝のドラフト卓に残った地元・酒田勢は、われらのゴリラ1体だけとなりました。
● ドラフト
・1パック目
1手目 : 《衰滅》
2手目 : 《ガイアの復讐者》
3手目 : 《肉袋の匪賊》
4手目 : 《ファリカの信奉者》
5手目 : 《絡み爪のイトグモ》
初手の《衰滅》に喜んで、好きな青黒のプランを考える。しかしそれを崩したのが、流れてきた《ガイアの復讐者》。その後も順調に黒と緑のカードを得て、グッドスタッフを目指す。
・2パック目
《飛行機械の諜報網》、《工匠の天啓》、《野生の本能》
爆弾レアが当たって思わず仰け反る。青黒じゃねーか畜生!次のパックも目ぼしいものがなく、青黒への希望を残しつつドローカードを確保するが、そこから青いカードがなかなか流れてこない。1パック目で《トーパの自由刃》を下家に流したので、隣は白いデッキをやっていると思ったが、これは読み間違えた様子。(あとから聞いたら、下家は青黒、上家は青赤をやっていました。)黒もあまり流れてこず、赤がダダ流れ。黒と緑と青の有力カードをピックして、3パック目に希望を託す。
・3パック目
《ゼンディカーの乱動》、《議事会の自然主義者》、《魂裂き》
初手のレアは《ミジウムの干渉者》だったが、黒緑の勝ち筋を考えて《ゼンディカーの乱動》をピック。そこからは黒緑と心中するつもりでカードを集めるが、優秀なカードが流れてこない。
結果的にデッキはこうなりました。
あまり完成度の高くない黒緑だが、それなりに勝ち筋は作れたから頑張れるかな、とは思う出来だった。点数をつけるなら50点ぐらい。
SE1回戦 白青
すごく昔(15年ぐらい前)から仙台の大会でよく見かけていた、白石市の方との対戦。
1本目 : 先手で、最初に出てきたクリーチャーを《魂裂き》で対処したまでは良かった。そこから、《狩猟者》、《雷鳴のワンヴァーン》や《護輪のフクロウ》などを途切れなく展開される。こちらは《ゼンディカーの乱動》からエレメンタル・トークンを展開するも、どうにも上空が止まらない。血を吐きながらプレイした《狂暴な吸血者》は《分離主義者の虚空魔道士》でバウンスされ万事休す。そうこうしてるうちに、《キテオンの戦術》をプレイされ、あっけなく敗北。0-1
2本目 : 初動5ターン目というゴミのような手札。土地も5枚と豊富で、マリガンを宣言するのが妥当と思われた。しかしサイドから《空への斉射》を2枚とり、デッキには蜘蛛が3枚ある。ここは一か八か、キープして土地を並び始める。そして5ターン目、10枚目の土地を引いたところで投了を宣言した。0-2
10分もしないうちに戻ってくると、決勝ドラフトに進めなかった4人が楽しそうにパックEDHしている。正直こっちのほうが楽しそうである。
結局Y-Magicのメンバーは自分を含め2人が1没し、酒田に住まう大きなゴリラが場に残った。
みんなに期待を託されたゴリラも、その後、暮れゆく夕日と共にその姿を消したという。
● おわりに
海鮮丼を食べたり、寿司を食べたり、朝までリミテッドをやりながら酒を呑んだりと楽しい2日間でした。運転してくれたTAYAさん、家を提供してくれたゴリラさん、同行してくれた皆さんありがとうございました。楽しかったです。
大会のほうは、土地を並べただけで終わるという、やや悔しさの残る終わり方でしたが、しっかり決勝ドラフトに残れたのは練習の成果かな、と思います。またみんなで練習しましょう!
最後に、大会を運営してくださった皆さん、対戦してくださった皆さんに感謝します。
まる五さんには、9月にまたお邪魔すると思いますので、その際はよろしくお願いします。
山形市のいつものメンバー、Y-Magic(山形MTG)からは7名が参加。
皆さん熱心で、楽しくやらせてもらっています。
今回のフォーマットは、マジックオリジンのリミテッド。
参加者36名によるシールド6回戦、ベスト8によるドラフトとなります。
● パックチェック
わいわいパックチェックをやっていると、自分が記入したプールには、
《魂の貯蔵者、コソフェッド》や、《血の儀式の司祭》、《悪魔の契約》、《衰滅》という黒の強力なカードが集中しており、「うおおお、なんでこれを俺が使えないんじゃあああ!」という感じ。
気を取り直して、自分に回ってきたカードプールを確認してみると…?
白 : 《白蘭の騎士》、《悲劇的な過ち》
青 : 《潮流の先駆け》、《変位の波》、《高位調停者、アルハマレット》、《意志を砕く者》
「なんだ、白青の構築済みデッキじゃないか…!」
カードプールを確認し終わって、白青以外に選択肢は無いというカードプールを再確認。
ちょっとダブルシンボルが多くて不安だけど、ご丁寧にも2種類もスイーパーがある。
そして、ルンルン気分で組んだシールドデッキは、以下の通り。
<メインデッキ>
1:白蘭の騎士/Knight of the White Orchid
1:トーパの自由刃/Topan Freeblade
1:潮流の先駆け/Harbinger of the Tides
1:ルーンの苦役者/Runed Servitor
1:確固たるエイヴン/Stalwart Aven
1:祝福された霊魂/Blessed Spirits
1:屑肌のドレイク/Scrapskin Drake
1:ジェスの盗人/Jhessian Thief
1:突進するグリフィン/Charging Griffin
1:塔の霊/Tower Geist
1:雷鳴のワイヴァーン/Thunderclap Wyvern
1:勇者の守護神/Patron of the Valiant
1:族霊導きの鹿羚羊/Totem-Guide Hartebeest
1:重歩兵/Heavy Infantry
1:スカーブの大巨人/Skaab Goliath
1:高位調停者、アルハマレット/Alhammarret, High Arbiter
1:包み込む霧/Enshrouding Mist
1:天界のほとばしり/Celestial Flare
1:力強い跳躍/Mighty Leap
1:秘儀術師の掌握/Grasp of the Hieromancer
1:閉所恐怖症/Claustrophobia
1:悲劇的な傲慢/Tragic Arrogance
1:変位の波/Displacement Wave
7:平地
7:島
2:進化する未開地/Evolving Wilds
1:領事の鋳造所/Foundry of the Consuls
<サイドボード>
1:結束した構築物/Bonded Construct
1:護衛する自動機械/Guardian Automaton
1:飛空士志願者/Aspiring Aeronaut
1:分離主義者の虚空魔道士/Separatist Voidmage
1:意志を砕く者/Willbreaker
1:包み込む霧/Enshrouding Mist
1:錬金術師の薬瓶/Alchemist’s Vial
1:秘儀術師の掌握/Grasp of the Hieromancer
1:層雲歩み/Stratus Walk
1:否認/Negate
1:水撃/Hydrolash
1:眠りへの誘い/Send to Sleep
1:計算された放逐/Calculated Dismissal
その他、45枚
基本的には、白青の良さであるテンポの良いカードを中心としたフライヤービートダウン。
2種類のスイーパーに加えて重いクリーチャーを多く採用しており、もつれた場合はカードパワーで押し切る戦術に。
サイドボードプランは、先手後手や相手の色にあわせて、生物を
《突進するグリフィン》 ⇔ 《飛空士志願者》
《屑肌のドレイク》 ⇔ 《護衛する自動機械》
《重歩兵》 ⇔ 《意志を砕く者》または《結束した構築物》
のように入れ替えたり、《包み込む霧》、《秘儀術師の掌握》をどちらか2枚にしたり、火力対策に《否認》、トークン戦術に《水撃》、到達対策に《眠りへの誘い》に呪文を差し替えたり。
いつになく恵まれたカードパワーを十分に生かしてベスト8入りを狙います!
● スイスドロー6回戦
1回戦 赤緑
1本目 : 幸先よくダイスに勝利し、先手スタート。2ターン目に《ルーンの苦役者》が先陣を切る。その後も後続を並べて淡々とクロックを刻み、相手のライフを20→18→16→14と削っていく。その後も攻め手を絶やさずに殴り切った。1-0
2本目 : 先ほどとは立場が逆転、快調に生物を展開していく相手に対し、ひたすら粘って盤面を整えていく。《悲劇的な傲慢》をプレイし、なんとか場を整えることに成功したが、残り7まで減ったライフを、《極上の炎技》と《残虐無道の猛火》が一気に削っていった。1-1
3本目 : 初動は相手の《森林の群れの狼》。対するこちらは《ジェスの盗人》を展開。ここから、カードアドバンテージを稼ぐこちらと、ライフレースを挑む相手の戦いになる。こちらが残りライフ9まで削られたところで、またも《悲劇的な傲慢》。そして《高位調停者、アルハマレット》で相手の虎の子の《極上の炎技》を封印することに成功し、相手は投了を宣言した。レアパワーの非常に高いデッキであることがよくわかった。2-1
2回戦 白赤 (Gガンナーさん)
順調なスタートを切った身内同士のマッチング。直前にお互いのデッキを見ていただけに、お互いスッと手が伸びた。仲良く握手。残り3勝すればいいだけの話である。ID
3回戦 白赤
1本目 : 相手の《ボガードの粗暴者》が止まらない。なんだかどうにも止まらない。0-1
2本目 : 気を取り直してビートダウンを開始。地上は《族霊導きの鹿羚羊》などで止めつつ、飛行クリーチャーたちで殴り続ける。1-1
3本目 : 相手は《山》1枚のキープから連続で土地を引き込んだようで、出てきた《ボガードの粗暴者》が止まらない。クリーチャーを2体にしても、火力で捌かれ止まらない。いよいよヤツが止まったところで、場に現れたのは《ピア・ナラーとキラン・ナラー》。こちらの残りライフは7まで減っており、これは厳しい展開。一縷の望みをかけて《高位調停者、アルハマレット》をプレイ、相手の手札が公開されると、《タイタンの力》、《極上の炎技》、《アンプリンの戦術家》、他1枚という強烈な4枚。飛行機械トークンを《高位調停者、アルハマレット》でブロックしないとこちらがやられてしまうが、ブロックすると《高位調停者、アルハマレット》がやられて封印が解けてしまうという、最悪の組み合わせの手札であり、期待を込めたワンチャンスはノーチャンスになった。1-2
3回戦終わったところで、1勝1敗1分。早くも崖っぷちである。残り3連勝にかける。
4回戦 白黒
1本目 : こちらの展開する生物を、1枚ずつ遅れながら処理していく相手という構図。しかし結局2点クロックは維持され、相手のライフは20→18→16→14→12→10→8とじわじわ減り続ける。快調にクロックを刻み続けていると、相手のプレイした《悲劇的な傲慢》がこちらの安心感を崩壊させる。こちらも負けじと《高位調停者、アルハマレット》。相手の残りライフを3まで減らす。ここで相手のトップは《不浄な飢え》。魔巧を達成しており、ライフを5まで戻す。お互いクリーチャーを展開させ、拮抗しなおした場に、相手は首をひねりながら、《魂の貯蔵者、コソフェッド》を召喚。しかしこの悪魔は、主人の残り3のライフを持っていくことになった。1-0
2本目 : お互いにクリーチャーを展開しあい、ライフレースがはじまる中、相手の《永遠警備の歩哨》が戦況を一方的なものにする。更には《悲劇的な傲慢》、《魂の貯蔵者、コソフェッド》と連打され、残り8まで削ったライフを詰めることはできなかった。1-1
3本目 : スローな展開からライフを削りあうが、再び《魂の貯蔵者、コソフェッド》が立ちはだかる。これに対して、こちらの《悲劇的な傲慢》。これは相手も予想していなかったようだ。場はリセットされるが、相手もライフを失いながらカードをドローする。再び横に並べる展開となり、長期戦に。こちらは《スカーブの大巨人》、相手は《永遠警備の歩哨》。渋々、《閉所恐怖症》を使うことになる。ギャラリーが集まってくる中、魔巧を達成した《屍術的召喚》から8/8サイズの《魂の貯蔵者、コソフェッド》が再来する。これを魔巧つきの《眠りへの誘い》で寝かせ、飛行クリーチャーで大きく削りにいく。残り時間は1分。《高位調停者、アルハマレット》を召喚し、手札には《変位する波》。次のターンにX=6で勝利できそうな場になるが、ここで相手が投了を宣言した。2-1
5回戦 黒緑 → 黒赤
1本目 : デッキチェックを受けることになり、のんびりと対戦相手と一緒にお手洗いに。談笑しながらダイスで先手後手だけ決めておく。先手が取れて喜ぶなか、「デッキリストの不備でこのダイスロールが無駄になったりしてねw」などと言った俺に、天罰が下る。ジャッジに呼び出され、先手に2枚の《進化する未開地》と1枚の《領事の鋳造所》のチェックし忘れを指摘されたのであった。日頃ジャッジを担当する人間として、大変恥ずかしい初歩的ミスであった。
デッキリストの不備によるゲームの敗北。浮かれる人間には落とし穴が待っている。0-1
2本目 : もう負けられないマッチのゲーム1本目を落として崖っぷち。失意の中、手札は見事なノーランド。先手マリガンからゲーム開始する。2ターン目に展開した《ルーンの苦役者》に、《秘儀術師の掌握》をつけて決死の思いでビートダウンを開始。展開されるブロッカーを避けながら20→17→14と来たところで地上のクロックが止まる。そこからはこちらの飛行クリーチャーが2点ずつ削り、土地が伸びて《族霊導きの鹿羚羊》。《閉所恐怖症》を手札に入れ、次ターン、飛行に対するブロッカーを寝かせる。そのまま順調にクロックを刻んでいき、ライフが11-4まで来たところで、《悲劇的な傲慢》をプレイ。残るライフを何とか削り切ることに成功する。1-1
3本目 : 相手が黒緑から構築しなおしたという黒赤にデッキを変更。後手となった手札には速いクロックがいないが、《進化する未開地》からスタート。2ターン目のドローで運良く《トーパの自由刃》を引き入れ、即展開。3ターン目には高名を達成し、立ち上がりの遅い相手のライフを20→18→15と削っていく。次ターンに、《秘儀術師の掌握》をつけて残り11。相手は《ギラプールの歯車造り》でブロッカーを展開、こちらのクロックを止めながら飛行機械トークンを生贄に、《焦熱の結末》で《トーパの自由刃》をオーラごと除去する。ここで一旦落ち着いた場だが、こちらも負けじと《族霊導きの鹿羚羊》から《閉所恐怖症》を入手。その後引き入れた《勇者の守護神》を展開し、攻撃宣言で相手ライフは9→5。相手の引きが思わしくないうちに、《雷鳴のワイヴァーン》で強化された天使が勝利を掴んだ。《族霊導きの鹿羚羊》が強く感じたマッチだった。2-1
5回戦終了時点で、上位6名の決勝進出が確定。7-8位には2回戦で握手したGガンナーさんと自分の2人が、3勝1敗1分の10ポイント。どちらも勝てばベスト8が確定するバブルマッチとなった。
6回戦 赤緑
1本目 : 相手はマリガンスタートから、《溶鉄の渦》。こちらが展開した《コーパの自由刃》は《森》を捨てることで難なく対処される。しかし、手札の土地を消費する葛藤があるはずなので、こちらは積極的に仕掛けていく。《屑肌のドレイク》から、《雷鳴のワイヴァーン》で3点攻撃。対する相手は《ボガードの粗暴者》から、火力でワイヴァーンを処理し、更に《野性の本能》でこちらの重要なクロックを処理しながら5点攻撃をしてくる。ライフは12-13。ここから、《族霊導きの鹿羚羊》からの《閉所恐怖症》で相手のクロックを封じる。こちらの残ったドレイクが上空を駆ける優位な状況にも、《光り葉の将帥、ドゥイネン》の到達が行く手を阻み、雲行きが怪しい。手札の《悲劇的な傲慢》は出来れば見せたくはなかったカードだが、ここまで来ると雲行きは怪しい。惜しみなくプレイし、決着した。1-0
2本目 : 今度はお互いにマリガンスタート。こちらの手札は土地に溢れているが、《高位調停者、アルハマレット》が異様な存在感を放っている。こいつはやってくれるに違いない。ゲームは、再び《溶鉄の渦》からはじまり、遅れて登場した《ヴァレロンの管理人》がプレッシャーをかける。こちらの初動は《塔の霊》と、出遅れ気味。土地を捨ててあっさりと処理され、《ヴァレロンの管理人》が高名を達成、ドローされる。《塔の霊》で引き込んだ《天界のほとばしり》で対処はできたが、相手も《ギラプールの歯車造り》で増援を図る。こちらも続くターンに《飛空士志願者》でブロッカーを増やすが、6ターン目、相手の場に続けて展開されたクリーチャーは、《光り葉の将帥、ドゥイネン》。こちらは《領事の鋳造所》をセットし、チャンプブロックを2回するだけの余裕はまだある。そしてひたすら土地を並べていた成果、最速の7ターン目に、《高位調停者、アルハマレット》を展開することに成功する。ここで見えた相手の手札は、なんと2体目の《光り葉の将帥、ドゥイネン》と、《野性の本能》、土地。ここは、《野性の本能》を選択。その後、毎ターン殴ってくる《光り葉の将帥、ドゥイネン》が1点ずつライフを得てくる。下手なブロックは《溶鉄の渦》の追撃が相討ちを許さない展開。ここからライフレースの様相を呈する。ライフは11-23。ここでプレイした《族霊導きの鹿羚羊》からの選択は、《秘儀術師の掌握》か《閉所恐怖症》の2択だが、ここは《秘儀術師の掌握》を選択。仮に《閉所恐怖症》で《光り葉の将帥、ドゥイネン》を止めようものなら、レジェンド・ルールで容易に入れ替えられてしまう。《高位調停者、アルハマレット》にオーラをつけ、飛行機械トークンのチャンプブロックを許さないのが正解かと考えた。引きが強く、《勇者の守護神》を展開。これは2枚の土地で焼き払われるが、これでライフを直接狙われることはなくなった。最後に《領事の鋳造所》から飛行機械トークンを展開して決着。2-0
バブルマッチをなんとか制し、4勝1敗1分の13ポイントで7位に。やった、ドラフトや!
Gガンナーさんは惜しくも負けてしまい、Y-Magicのメンバーからは、3名が通過。
集合した面子を見たところ、仙台からの遠征組も4名が、岩手から遠征の方が1名通過しており、決勝のドラフト卓に残った地元・酒田勢は、われらのゴリラ1体だけとなりました。
● ドラフト
・1パック目
1手目 : 《衰滅》
2手目 : 《ガイアの復讐者》
3手目 : 《肉袋の匪賊》
4手目 : 《ファリカの信奉者》
5手目 : 《絡み爪のイトグモ》
初手の《衰滅》に喜んで、好きな青黒のプランを考える。しかしそれを崩したのが、流れてきた《ガイアの復讐者》。その後も順調に黒と緑のカードを得て、グッドスタッフを目指す。
・2パック目
《飛行機械の諜報網》、《工匠の天啓》、《野生の本能》
爆弾レアが当たって思わず仰け反る。青黒じゃねーか畜生!次のパックも目ぼしいものがなく、青黒への希望を残しつつドローカードを確保するが、そこから青いカードがなかなか流れてこない。1パック目で《トーパの自由刃》を下家に流したので、隣は白いデッキをやっていると思ったが、これは読み間違えた様子。(あとから聞いたら、下家は青黒、上家は青赤をやっていました。)黒もあまり流れてこず、赤がダダ流れ。黒と緑と青の有力カードをピックして、3パック目に希望を託す。
・3パック目
《ゼンディカーの乱動》、《議事会の自然主義者》、《魂裂き》
初手のレアは《ミジウムの干渉者》だったが、黒緑の勝ち筋を考えて《ゼンディカーの乱動》をピック。そこからは黒緑と心中するつもりでカードを集めるが、優秀なカードが流れてこない。
結果的にデッキはこうなりました。
<メインデッキ>
2:エルフの幻想家/Elvish Visionary
1:葉光らせ/Leaf Gilder
1:魂の略奪者/Despoiler of Souls
3:絡み爪のイトグモ/Hitchclaw Recluse
2:肉袋の匪賊/Fleshbag Marauder
1:ファリカの信奉者/Pharika’s Disciple
1:議事会の自然主義者/Conclave Naturalists
1:地下墓地のナメクジ/Catacomb Slug
1:狂暴な吸血者/Rabid Bloodsucker
1:巨森を喰らうもの/Vastwood Gorger
1:ガイアの復讐者/Gaea’s Revenge
1:魂裂き/Reave Soul
1:死の円舞曲/Macabre Waltz
1:骨読み/Read the Bones
1:野性の本能/Wild Instincts
1:衰滅/Languish
1:ゼンディカーの乱動/Zendikar’s Roil
1:ニッサの天啓/Nissa’s Revelation
9:沼
9:森
<サイドボード>
2:空への斉射
1:ツキノテブクロの浸潤
1:回収
など
あまり完成度の高くない黒緑だが、それなりに勝ち筋は作れたから頑張れるかな、とは思う出来だった。点数をつけるなら50点ぐらい。
SE1回戦 白青
すごく昔(15年ぐらい前)から仙台の大会でよく見かけていた、白石市の方との対戦。
1本目 : 先手で、最初に出てきたクリーチャーを《魂裂き》で対処したまでは良かった。そこから、《狩猟者》、《雷鳴のワンヴァーン》や《護輪のフクロウ》などを途切れなく展開される。こちらは《ゼンディカーの乱動》からエレメンタル・トークンを展開するも、どうにも上空が止まらない。血を吐きながらプレイした《狂暴な吸血者》は《分離主義者の虚空魔道士》でバウンスされ万事休す。そうこうしてるうちに、《キテオンの戦術》をプレイされ、あっけなく敗北。0-1
2本目 : 初動5ターン目というゴミのような手札。土地も5枚と豊富で、マリガンを宣言するのが妥当と思われた。しかしサイドから《空への斉射》を2枚とり、デッキには蜘蛛が3枚ある。ここは一か八か、キープして土地を並び始める。そして5ターン目、10枚目の土地を引いたところで投了を宣言した。0-2
10分もしないうちに戻ってくると、決勝ドラフトに進めなかった4人が楽しそうにパックEDHしている。正直こっちのほうが楽しそうである。
結局Y-Magicのメンバーは自分を含め2人が1没し、酒田に住まう大きなゴリラが場に残った。
みんなに期待を託されたゴリラも、その後、暮れゆく夕日と共にその姿を消したという。
● おわりに
海鮮丼を食べたり、寿司を食べたり、朝までリミテッドをやりながら酒を呑んだりと楽しい2日間でした。運転してくれたTAYAさん、家を提供してくれたゴリラさん、同行してくれた皆さんありがとうございました。楽しかったです。
大会のほうは、土地を並べただけで終わるという、やや悔しさの残る終わり方でしたが、しっかり決勝ドラフトに残れたのは練習の成果かな、と思います。またみんなで練習しましょう!
最後に、大会を運営してくださった皆さん、対戦してくださった皆さんに感謝します。
まる五さんには、9月にまたお邪魔すると思いますので、その際はよろしくお願いします。
マジックオリジン : リミテッド考察 構築編②
2015年7月25日 Magic: The Gathering前回に引き続き、オリジンリミテッドのアーキタイプについて。
(ただいま移動しながら、編集中です。)
●黒緑 : 強力な生物と除去の強いデッキ。
●赤緑 : 中盤戦の制圧力が高い攻撃的なデッキ。
●赤白 : オリジン環境で最も速く攻撃的なデッキ。
●緑白 : 高名だらけの地上制圧型デッキ。
白と緑のクリーチャーに共通して与えられたキーワードが、「高名」である。
●緑青 : 強力な生物で空から殴るデッキ。
青の呪文でテンポを稼ぎ、緑の生物で殴りきるのが青緑の基本的な戦術。オリジンにおける青緑もこれに準じた動きとなる。アーキタイプといえるだけの要素がないため、グッドスタッフとしての構築になると思われる。
「葉光らせ」や「地底街のトロール」といった、緑の優秀な2マナ生物がどれだけ取れているかで、デッキパワーはずいぶん違うものになる。というのも、青の2マナ枠というのがあまりに貧弱なのだ。
2ターン目に「森林群れの狼」などを場に出し、
3ターン目に「イェヴァの腕力魔道士」や「屑肌のドレイク」、
4ターン目に「分離主義者の虚空魔道士」でバウンスしたり、「野性の本能」で格闘しながらテンポを稼ぎ、
5ターン目以降もクリーチャーの展開を止めない、そういう強さを見せたい。
最終的には層雲歩みのようなカードで大物を飛ばして上から殴るのがおそらく一番わかりやすく強い。呪文は最低限にし、システムやCIPがついたクリーチャーをできるだけたくさんデッキに搭載するのがいいと思われる。最終的にデッキパワーを決めるのはクリーチャーの質だ、というのが最もわかりやすいデッキだ。
呪文は最低限にし、とは言ったが、思いのほか否認がいい仕事をすることを追記。
(ただいま移動しながら、編集中です。)
●黒緑 : 強力な生物と除去の強いデッキ。
●赤緑 : 中盤戦の制圧力が高い攻撃的なデッキ。
●赤白 : オリジン環境で最も速く攻撃的なデッキ。
●緑白 : 高名だらけの地上制圧型デッキ。
白と緑のクリーチャーに共通して与えられたキーワードが、「高名」である。
●緑青 : 強力な生物で空から殴るデッキ。
青の呪文でテンポを稼ぎ、緑の生物で殴りきるのが青緑の基本的な戦術。オリジンにおける青緑もこれに準じた動きとなる。アーキタイプといえるだけの要素がないため、グッドスタッフとしての構築になると思われる。
「葉光らせ」や「地底街のトロール」といった、緑の優秀な2マナ生物がどれだけ取れているかで、デッキパワーはずいぶん違うものになる。というのも、青の2マナ枠というのがあまりに貧弱なのだ。
2ターン目に「森林群れの狼」などを場に出し、
3ターン目に「イェヴァの腕力魔道士」や「屑肌のドレイク」、
4ターン目に「分離主義者の虚空魔道士」でバウンスしたり、「野性の本能」で格闘しながらテンポを稼ぎ、
5ターン目以降もクリーチャーの展開を止めない、そういう強さを見せたい。
最終的には層雲歩みのようなカードで大物を飛ばして上から殴るのがおそらく一番わかりやすく強い。呪文は最低限にし、システムやCIPがついたクリーチャーをできるだけたくさんデッキに搭載するのがいいと思われる。最終的にデッキパワーを決めるのはクリーチャーの質だ、というのが最もわかりやすいデッキだ。
呪文は最低限にし、とは言ったが、思いのほか否認がいい仕事をすることを追記。
マジックオリジン : リミテッド考察 構築編①
2015年7月24日 Magic: The Gathering前回に引き続きまして、オリジンのリミテッドについて書きたいと思います。
今回のテーマは、アーキタイプについて考える、です。
まず、オリジンの各色のキーワードには、大雑把に以下のものがあります。
白 : エンチャント、タップ、高名、警戒、先制攻撃、全体強化、ライフゲイン
青 : アーティファクト、バウンス、ドロー、飛行、瞬速、果敢、占術
黒 : ゾンビ、手札破壊、接死、再生、生け贄、弱体化、ライフルーズ
赤 : ゴブリン、火力、速攻、威迫、果敢、高名、先制攻撃、占術、コントロール
緑 : エルフ、高名、到達、強化、トランプル、土地
(個人的には、オリジンの赤はキーワードの種類が多く、強い気がしてなりません。)
そして、それらを代表するかのように、マルチカラーのアンコモンカードがあるわけです。
それぞれの色の組み合わせのデッキのアーキタイプや狙いを、丁寧に見ていきましょう。
●白青 : 高名というキーワード能力を最も生かしやすいデッキ。
白青といえば、白の優秀な2~3マナ生物と、青の優秀なフライヤーの組み合わせの定番のテンポデッキのイメージがあります。オリジンでもテンポデッキであることには変わりはないのですが、目指すところは、
・高名を上手に達成していくテンポデッキ
・アーティファクトクリーチャーを噛み合わせて全体を強化していくウィニーデッキ
のどちらかになると思います。
前者はバランスの良いデッキ構築が求められ、バウンスやタップなどの妨害手段を上手に使いながら、相手のライフを削っていくのが主な戦術です。カードの質がデッキパワーに直結するので、シールドで優秀なカードが多かった場合は目指すことが多くなるはず。
後者は1ターン目からアグレッシブな動きが求められ、アーティファクトクリーチャーを多めに取るため、「結束した構築物」、「鋳造所の隊長」、「つむじ風のならず者」といったカードの評価点が一段階高くなるかと思います。また、全体強化である「キテオンの戦術」が最も機能するデッキでしょう。ドラフトでつむじ風のならず者が取れた場合には、アーキタイプとして狙っていきたいところです。
主軸となるアンコモン以下のクリーチャーたち
(※赤字は7点以上、太字は8点以上のカード)
ちなみに、2マナ圏に「印章持ちのヒトデ」という非常に優秀な生物がいますが、白青の戦術とかみ合わず、個人的にはあまり取りたくないカードです。
これらのカードを
強化カード : 秘儀術師の掌握、騎士の勇気、包み込む霧、力強い跳躍
妨害カード : 霊気への抑留、分散、眠りへの誘い
除去カード : 抑制する縛め、閉所恐怖症
でサポートしていきます。
バランス良く組むテンポデッキの場合は生物15~16枚、呪文7~8枚ほどが良いかと思いますが、ウィニーデッキの場合は生物17~18枚、呪文6~7枚ほどで、土地を抑えて軽量クリーチャーの数で押す比率にできれば理想でしょう。
●白黒 : 生物と除去のバランスの良いテクニカルなデッキ。
白黒は、白の優秀な2~3マナ生物と、黒の除去の組み合わせで勝利を目指します。非常にオーソドックスですが、オリジンの白黒で特に注目したいのが、エンチャントシナジーです。オーラカードを見てみましょう。
白と黒のオーラカードとエンチャントシナジー
(※赤字は7点以上、太字は8点以上のカード)
シナジーをもつカードは、集まるほど評価が高くなるので、これらのカードが多くみられた場合には狙っていきたいところです。
上で挙げた白の優秀な生物に加えて、
<黒/Black>
2:よろめくグール、悪臭のインプ
3:眼腐りの暗殺者、死橋のシャーマン、肉袋の匪賊
4:蘇りしケンタウルス
5:地下墓地のナメクジ
といった一癖ある生物を加えて、
除去カード : 魂裂き、残酷な蘇生、不浄な飢え
特殊カード : 死の円舞曲、闇の試み
などがサポートしていきます。
ケンタウルスやナメクジを挙げているのは、タフネスの高い生物に「騎士の勇気」をつけると、除去に乏しい環境、非常に対処が難しくなるからです。また、にオーラはつける先がないと腐りやすいので、赤系のデッキが相手の場合は、死の円舞曲は1枚はサイドボードでデッキにとっても良いかもしれません。
だいたいですが、生物15~16枚、オーラ4~5枚、除去2~3枚、ほどのバランスが理想的かと考えます。
●青黒 : 除去やシナジーが弱すぎて不遇な組み合わせのデッキ。
青黒といえばやはり、ドローでアドバンテージを得つつ除去でコントロールしていく低速デッキのイメージがあり、運命再編+タルキール龍紀伝などでは、濫用というキーワードがこの手のデッキを強いものにしていたと思います。しかし、オリジンではよほどしっかりと強いカードが集まらない限りはこの組み合わせに仕上げることはないでしょう。
それでも可能性があるとしたら、以下のカードたちです。
2:印章持ちのヒトデ、魂裂き
3:ジェスの盗人、死橋のシャーマン、骨読み
4:塔の霊、つむじ風のならず者
5:取り憑かれたスカーブ、残酷な蘇生
6:スカーブの大巨人
そしてなにより、強力なレアカードの存在でしょうか。
とりわけ「衰滅」や「飛行機械の諜報網」といったカードは1枚で戦況を一変させるカードですし、アルハマレットやコソフェッドといったファッティなフライヤーは、ゲームエンドカードです。
際立ったシナジーがなく、アーキタイプとしては成立しませんが、上記のようなカードたちが集まれば、コントロール好きな自分は迷わず青黒を選ぶと思います。
●青赤 : アーティファクトシナジーが魅力のメカニカルなデッキ。
ドローの青と火力の赤、というイメージから、カウンターバーンなどといった構築もされる色の組み合わせですが、オリジンでの青赤はずばり「アーティファクト」、とりわけ「飛行機械」がテーマのデッキとなります。アーキタイプのひとつとして成立するでしょう。
青赤で期待したいカードたち
そして数多の火力呪文たちです。
「お前、つむじ風のならず者大好きだな。」とそろそろ言われそうですが、アンコモンながらそれだけのカードパワーをもっていると思います。
とにかく飛行機械を生み出して上から殴っていくデッキですので、相手の到達もちや飛行クリーチャーを焼き落とし、ファッティには閉所恐怖症、もしくは数に任せてチャンプブロックで対抗したいところです。
息切れが負けにつながるデッキですので、火力などの呪文を多めに採用する以上、ドローカードである「工匠の天啓」はできれば2枚取りたいところです。装備品は多くても2枚程度で抑えましょう。
生物14~15枚、火力3~5枚、その他呪文2~3枚、装備品2枚ぐらいが目安でしょうか。
●黒赤 : サクリファイスが強烈な除去満載のデッキ。
黒赤といえば除去が強いのは間違いなく、オリジンでも他の色の組み合わせと比べても突出して除去が強烈です。そしてその地位を揺るぎないものとしているのが、これ。
引用元 M:TG WIKI: http://mtgwiki.com/wiki/%E5%8F%8D%E9%80%86%E3%81%AE%E8%A1%8C%E5%8B%95/Act_of_Treason
オリジンで赤を相手にするときに、もっとも注意が必要なカードはこれです。
「生物が強くて、除去が弱い」という環境のなか、強い生物を奪って攻撃できるだけでなく、オリジンにはこのカードとシナジーのあるカードが黒赤に非常に多いのです。
特に強いのが、ナントゥーコの鞘虫と猛火のヘルハウンド。鞘虫さえ場に出ていれば、反逆の行動がたった3マナの確定除去になるわけですから、弱いわけがありません。個人的にはオリジンの環境下、反逆の行動に7点、ナントゥーコの鞘虫に7.5点、猛火のヘルハウンドに8点をつけています。(点数以上にゲームを決める能力があるのは、反逆の行動だと思っています。ちなみにアンコモン最高点は、永遠警備の歩哨の9点。)
小さな生物は焼き払い、相手のエースを反逆させて大打撃、そしてそのまま除去。
黒赤の動きはシンプルかつ強烈ですので、相手にするときは十分気をつけましょう。
5つの組み合わせの考察を紹介しましたが、残りの5つは次回に。
今回のテーマは、アーキタイプについて考える、です。
まず、オリジンの各色のキーワードには、大雑把に以下のものがあります。
白 : エンチャント、タップ、高名、警戒、先制攻撃、全体強化、ライフゲイン
青 : アーティファクト、バウンス、ドロー、飛行、瞬速、果敢、占術
黒 : ゾンビ、手札破壊、接死、再生、生け贄、弱体化、ライフルーズ
赤 : ゴブリン、火力、速攻、威迫、果敢、高名、先制攻撃、占術、コントロール
緑 : エルフ、高名、到達、強化、トランプル、土地
(個人的には、オリジンの赤はキーワードの種類が多く、強い気がしてなりません。)
そして、それらを代表するかのように、マルチカラーのアンコモンカードがあるわけです。
それぞれの色の組み合わせのデッキのアーキタイプや狙いを、丁寧に見ていきましょう。
●白青 : 高名というキーワード能力を最も生かしやすいデッキ。
白青といえば、白の優秀な2~3マナ生物と、青の優秀なフライヤーの組み合わせの定番のテンポデッキのイメージがあります。オリジンでもテンポデッキであることには変わりはないのですが、目指すところは、
・高名を上手に達成していくテンポデッキ
・アーティファクトクリーチャーを噛み合わせて全体を強化していくウィニーデッキ
のどちらかになると思います。
前者はバランスの良いデッキ構築が求められ、バウンスやタップなどの妨害手段を上手に使いながら、相手のライフを削っていくのが主な戦術です。カードの質がデッキパワーに直結するので、シールドで優秀なカードが多かった場合は目指すことが多くなるはず。
後者は1ターン目からアグレッシブな動きが求められ、アーティファクトクリーチャーを多めに取るため、「結束した構築物」、「鋳造所の隊長」、「つむじ風のならず者」といったカードの評価点が一段階高くなるかと思います。また、全体強化である「キテオンの戦術」が最も機能するデッキでしょう。ドラフトでつむじ風のならず者が取れた場合には、アーキタイプとして狙っていきたいところです。
主軸となるアンコモン以下のクリーチャーたち
(※赤字は7点以上、太字は8点以上のカード)
<白/White>
1:アクロスの看守、勇者の選定師
2:トーパの自由刃、前線の僧侶、領事補佐官
3:確固たるエイヴン、巡礼者の道の騎士
4:突進するグリフィン、アンプリンの戦術家、戦乱の神託者
5:勇者の守護神、重歩兵
6:永遠警備の歩哨
<青/Blue>
3:ジェスの盗人、狩猟者、屑肌のドレイク
4: つむじ風のならず者 、分離主義の虚空魔道士、飛空士志願者
5:護輪のフクロウ
<茶/Artifact>
1:結束した構築物
2:ルーンの苦役者
3:鋳造所の隊長、破衝車、天使の墳墓
<マルチカラー/Multi-color>
4マナ、雷鳴のワイヴァーン
ちなみに、2マナ圏に「印章持ちのヒトデ」という非常に優秀な生物がいますが、白青の戦術とかみ合わず、個人的にはあまり取りたくないカードです。
これらのカードを
強化カード : 秘儀術師の掌握、騎士の勇気、包み込む霧、力強い跳躍
妨害カード : 霊気への抑留、分散、眠りへの誘い
除去カード : 抑制する縛め、閉所恐怖症
でサポートしていきます。
バランス良く組むテンポデッキの場合は生物15~16枚、呪文7~8枚ほどが良いかと思いますが、ウィニーデッキの場合は生物17~18枚、呪文6~7枚ほどで、土地を抑えて軽量クリーチャーの数で押す比率にできれば理想でしょう。
●白黒 : 生物と除去のバランスの良いテクニカルなデッキ。
白黒は、白の優秀な2~3マナ生物と、黒の除去の組み合わせで勝利を目指します。非常にオーソドックスですが、オリジンの白黒で特に注目したいのが、エンチャントシナジーです。オーラカードを見てみましょう。
白と黒のオーラカードとエンチャントシナジー
(※赤字は7点以上、太字は8点以上のカード)
<白/White>
秘儀術師の掌握
殺人の捜査
抑制する縛め
騎士の勇気
<黒/Black>
冥府の傷跡
死の国の重み
血による聖別
これらのオーラカードとシナジーをもつのが以下のカードです。
オーラ術師
祝福された霊魂
血に呪われた騎士
荒廃唱え
空位の玉座の印章
シナジーをもつカードは、集まるほど評価が高くなるので、これらのカードが多くみられた場合には狙っていきたいところです。
上で挙げた白の優秀な生物に加えて、
<黒/Black>
2:よろめくグール、悪臭のインプ
3:眼腐りの暗殺者、死橋のシャーマン、肉袋の匪賊
4:蘇りしケンタウルス
5:地下墓地のナメクジ
といった一癖ある生物を加えて、
除去カード : 魂裂き、残酷な蘇生、不浄な飢え
特殊カード : 死の円舞曲、闇の試み
などがサポートしていきます。
ケンタウルスやナメクジを挙げているのは、タフネスの高い生物に「騎士の勇気」をつけると、除去に乏しい環境、非常に対処が難しくなるからです。また、にオーラはつける先がないと腐りやすいので、赤系のデッキが相手の場合は、死の円舞曲は1枚はサイドボードでデッキにとっても良いかもしれません。
だいたいですが、生物15~16枚、オーラ4~5枚、除去2~3枚、ほどのバランスが理想的かと考えます。
●青黒 : 除去やシナジーが弱すぎて不遇な組み合わせのデッキ。
青黒といえばやはり、ドローでアドバンテージを得つつ除去でコントロールしていく低速デッキのイメージがあり、運命再編+タルキール龍紀伝などでは、濫用というキーワードがこの手のデッキを強いものにしていたと思います。しかし、オリジンではよほどしっかりと強いカードが集まらない限りはこの組み合わせに仕上げることはないでしょう。
それでも可能性があるとしたら、以下のカードたちです。
2:印章持ちのヒトデ、魂裂き
3:ジェスの盗人、死橋のシャーマン、骨読み
4:塔の霊、つむじ風のならず者
5:取り憑かれたスカーブ、残酷な蘇生
6:スカーブの大巨人
そしてなにより、強力なレアカードの存在でしょうか。
とりわけ「衰滅」や「飛行機械の諜報網」といったカードは1枚で戦況を一変させるカードですし、アルハマレットやコソフェッドといったファッティなフライヤーは、ゲームエンドカードです。
際立ったシナジーがなく、アーキタイプとしては成立しませんが、上記のようなカードたちが集まれば、コントロール好きな自分は迷わず青黒を選ぶと思います。
●青赤 : アーティファクトシナジーが魅力のメカニカルなデッキ。
ドローの青と火力の赤、というイメージから、カウンターバーンなどといった構築もされる色の組み合わせですが、オリジンでの青赤はずばり「アーティファクト」、とりわけ「飛行機械」がテーマのデッキとなります。アーキタイプのひとつとして成立するでしょう。
青赤で期待したいカードたち
<青/Blue>
印章持ちのヒトデ
ジェスの盗人
工匠の天啓
つむじ風のならず者
飛空士志願者
護輪のフクロウ
飛行機械の諜報網(レア)
<赤/Red>
ドラゴンの餌
飛行機械技師
ギラプールの歯車造り
ギラプールの霊気格子
ピア・ナラーとキラン・ナラー(レア)
<茶/Artifact>
結束した構築物
ルーンの苦役者
武勇の印章
投げナイフ
戦の角笛
鋳造所の隊長
護衛する自動機械
<マルチカラー/Multi-color>
隠棲した工匠
<土地/Land>
領事の鋳造所
そして数多の火力呪文たちです。
「お前、つむじ風のならず者大好きだな。」とそろそろ言われそうですが、アンコモンながらそれだけのカードパワーをもっていると思います。
とにかく飛行機械を生み出して上から殴っていくデッキですので、相手の到達もちや飛行クリーチャーを焼き落とし、ファッティには閉所恐怖症、もしくは数に任せてチャンプブロックで対抗したいところです。
息切れが負けにつながるデッキですので、火力などの呪文を多めに採用する以上、ドローカードである「工匠の天啓」はできれば2枚取りたいところです。装備品は多くても2枚程度で抑えましょう。
生物14~15枚、火力3~5枚、その他呪文2~3枚、装備品2枚ぐらいが目安でしょうか。
●黒赤 : サクリファイスが強烈な除去満載のデッキ。
黒赤といえば除去が強いのは間違いなく、オリジンでも他の色の組み合わせと比べても突出して除去が強烈です。そしてその地位を揺るぎないものとしているのが、これ。
Act of Treason / 反逆の行動 (2)(赤)
ソーサリー
クリーチャー1体を対象とする。ターン終了時まで、それのコントロールを得る。そのクリーチャーをアンタップする。それはターン終了時まで速攻を得る。
引用元 M:TG WIKI: http://mtgwiki.com/wiki/%E5%8F%8D%E9%80%86%E3%81%AE%E8%A1%8C%E5%8B%95/Act_of_Treason
オリジンで赤を相手にするときに、もっとも注意が必要なカードはこれです。
「生物が強くて、除去が弱い」という環境のなか、強い生物を奪って攻撃できるだけでなく、オリジンにはこのカードとシナジーのあるカードが黒赤に非常に多いのです。
<トークン>
ドラゴンの餌
飛行機械技師
ギラプールの歯車造り
ピア・ナラーとキラン・ナラー
<コントロールゲイン>
反逆の行動
心酔させる勝者
<サクリファイス>
ナントゥーコの鞘虫
猛火のヘルハウンド
血による聖別
焦熱の結末
肉袋の匪賊/Fleshbag Marauder
特に強いのが、ナントゥーコの鞘虫と猛火のヘルハウンド。鞘虫さえ場に出ていれば、反逆の行動がたった3マナの確定除去になるわけですから、弱いわけがありません。個人的にはオリジンの環境下、反逆の行動に7点、ナントゥーコの鞘虫に7.5点、猛火のヘルハウンドに8点をつけています。(点数以上にゲームを決める能力があるのは、反逆の行動だと思っています。ちなみにアンコモン最高点は、永遠警備の歩哨の9点。)
小さな生物は焼き払い、相手のエースを反逆させて大打撃、そしてそのまま除去。
黒赤の動きはシンプルかつ強烈ですので、相手にするときは十分気をつけましょう。
5つの組み合わせの考察を紹介しましたが、残りの5つは次回に。
PPTQ in 酒田はシールドということで、リミテッドのメモ的な記事を書いてみる。
オリジンでは、生物が強くて、単体除去が弱い。
Creature is strong and targeted removal is weak in Origins.
マジック・オリジンに限らず最近のセットではこの傾向が強いですが。
以下のリストをみていただきたい。
●オリジンの除去カードまとめ表
赤字はおそらく頻繁に見ることになる、第一選択の除去カードです。
ご覧のとおり、いままでの基本セットに比べてもなお、除去が弱体化しているのは明らか。
特にコストの高さが気になるところです。黒や赤は小さい生物を処理する手段は豊富だが、肝心のボムがケアしにくい印象。悩ましいところですね。
さて、単体除去が物足りないとなれば、コンバットトリックによりアドバンテージを稼いでいきたいところ。コンバットトリックの読み合いを制する上で、環境にいかなるカードが想定されるかは確実に押さえておきたいです。
●オリジンのインスタントタイミングカードまとめ表
赤字はコンバットトリック上、特に気をつけたいカードたち。構えた相手の手札を読む場合の、第一候補になりうるカード。また、マルチカラーの2枚は、そのカラーリングならほぼ間違いなく入っているカードです。
以上のカードを頭に入れておくと、手痛いディスアドバンテージを防げるかもしれません。
ところで、コンバットトリックに関しては、オリジンは次のような特徴があります。
オリジンでは、プロテクションのカードがない。
No protection cards in Origins.
これはコンバットトリックを予想する上で、大きな変更。
今まではインスタントタイミングのプロテクションによって、コンバットトリックをとられたり、アンブロッカブルにされたり、除去を一方的に防がれたりするのは対処が困難でした。それが一切無いのは、相手の動きを読みやすくなるということです。逆に言えば、(特に)白はまたひとつ柔軟性を失ったことになるわけですが。
ここからは目線を変えて、相手のデッキの色から手札を読む、という内容です。
相手がなぜその色を選んだのか。①わりとある「全体除去」という名のボム
Think why he choiced that color. ① Relatively he has bombs named "sweeper".
「生物が強くて、除去が弱い」という近年のリミテッド環境においては、やはり全体除去が試合をひっくり返す決定打になりやすい。オリジンでは全体除去がわりと多いので、特に以下のカードたちに気をつけたいですね。
●オリジンのレアスイーパーたち
相手がなぜその色を選んだのか。 ② よく見かけるであろう強力アンコモン
Think why he choiced that color. ② Powerful uncommon cardsoften happen to see , I think..
全体除去に気をつけるのはいいとして(限度があるので)、貴重な除去をどの生物にあてるかは勝敗を決める非常に大事な判断になります。
そこで、相手のメイン色に潜む、アンコモンのボム生物を考えてみます。これらは確実に入っているといってもいいレベルです。
●オリジンのボムカードリスト・アンコモン編
ここには書きませんが、各色のレア・レジェンドクリーチャーやレアのファッティ、神話レアは、当然のようにボムであり、デッキに採用されている可能性が高いです。漏れなくチェックしておきたいですね。
相手がなぜその色を選んだのか。 ③ マルチカラーの強力なカードたち
Think why he choiced that color. ③ Powerful multi-colored cards.
オリジンにおけるマルチカラーのアンコモン・カードはいずれも強力なものばかりですので、自然とそれを軸にしたデッキを組む機会が多くなります。特に、先ほども挙げた瞬速もちのカードはコンバットトリックを取れるカードですが、同時に予測しやすいカードでもあります。
まだ見えてない場合、場に出されたときの対抗手段をしっかりと準備しておきたいところ。
●オリジンのマルチカラーのカードたち
とりわけ、イロアスの勇者/Iroas’s Champion、血に呪われた騎士/Blood-Cursed Knight、猛火のヘルハウンド/Blazing Hellhoundの3枚は非常に強力なカードだと思います。
前者2枚はオーラとのシナジーが、後者1枚はコントロールを奪うカードとのシナジーが、ゲームを大きく左右します。
それぞれの戦術について、注意しなければいけないと思いますので、次回は戦術について少し書こうと思います。
はじめから無駄に長い記事となりましたが、いかがでしたでしょうか。
山形勢の上位進出を祈願しまして、少しでも参考になるところがあれば幸いです。
オリジンでは、生物が強くて、単体除去が弱い。
Creature is strong and targeted removal is weak in Origins.
マジック・オリジンに限らず最近のセットではこの傾向が強いですが。
以下のリストをみていただきたい。
●オリジンの除去カードまとめ表
<白>
(3)(W) 抑制する縛め/Suppression Bonds : 白の主力擬似除去。
(W)(W) 天界のほとばしり/Celestial Flare : 色拘束がきつく確実性も低い布告。
(1)(W) 迅速な報い/Swift Reckoning : タップ状態の生物を破壊できるソーサリー。
<青>
(1)(U)(U) 閉所恐怖症/Claustrophobia : 青の主力のの擬似除去。
(2)(U) 霊気への抑留/Anchor to the AEther : 占術1付きの時の引き潮/Time Ebb。
<黒>
・コモン
(B) ツキノテブクロの浸潤/Touch of Moonglove : 接死は大物を討ち取れる。
(1)(B) 魂裂き/Reave Soul : 序盤の主力除去。
(2)(B) 眼腐りの暗殺者/Eyeblight Assassin : CIPで-1/-1修正は小回りがきく。
(3)(B) 死の国の重み/Weight of the Underworld : -3/-2修正。単体では役不足感。
(3)(B)(B) 不浄な飢え/Unholy Hunger : 環境の主力確定除去。
・アンコモン
(4)(B) 残酷な蘇生/Cruel Revival : ゾンビを回収できるほぼ確定除去。
(2)(B) 肉袋の匪賊/Fleshbag Marauder :CIP Edict。 ゾンビシナジーが狙える。
(2)(B)(B) 眼腐りの虐殺/Eyeblight Massacre : エルフ以外に-2/-2修正。使いづらい。
・レア&神話レア
(3)(B)(B) 光り葉の選別者/Gilt-Leaf Winnower : ほぼ確定除去といえるCIP能力つき。
(2)(B)(B) 悪魔の契約/Demonic Pact : 4点火力のモードがある。
<赤>
・コモン
(R) 焦熱の衝動/Fiery Impulse : 2点火力で、魔巧で3点になる軽量インスタント。
(3)(R) 稲妻の投げ槍/Lightning Javelin : 占術1つきの3点火力ソーサリー。
・アンコモン
(1)(R) 焦熱の結末/Fiery Conclusion : 生物を失うが、貴重かつ強力な5点火力。
(X)(R)(R) 残虐無道の猛火/Ravaging Blaze : 魔巧を達成ならゲームを決める性能。
・レア&神話レア
(1)(R)(R) 極上の炎技/Exquisite Firecraft : 環境に貴重な4点火力。
<緑>
(3)(G) 野性の本能/Wild Instincts : +2/+2の後で格闘。緑では疑似除去はこれだけ。
赤字はおそらく頻繁に見ることになる、第一選択の除去カードです。
ご覧のとおり、いままでの基本セットに比べてもなお、除去が弱体化しているのは明らか。
特にコストの高さが気になるところです。黒や赤は小さい生物を処理する手段は豊富だが、肝心のボムがケアしにくい印象。悩ましいところですね。
さて、単体除去が物足りないとなれば、コンバットトリックによりアドバンテージを稼いでいきたいところ。コンバットトリックの読み合いを制する上で、環境にいかなるカードが想定されるかは確実に押さえておきたいです。
●オリジンのインスタントタイミングカードまとめ表
<白/White>
(W) 包み込む霧/Enshrouding Mist
(1)(W) 力強い跳躍/Mighty Leap
(1)(W) 迅速な報い/Swift Reckoning(魔巧)
(W)(W) 天界のほとばしり/Celestial Flare
(3)(W)(W) 牢獄の管理人、ヒクサス/Hixus, Prison Warden
(5)(W)(W) ギデオンの密集軍/Gideon’s Phalanx
<青/Blue>
(1)(U) 分散/Disperse
(1)(U) 蛙変化/Turn to Frog
(1)(U) 眠りへの誘い/Send to Sleep
(2)(U) 水撃/Hydrolash
(2)(U) ミジウムの干渉者/Mizzium Meddler
(3)(U) ニヴィックスの障壁/Nivix Barrier
(2)(U)(U) 潮流の先駆け/Harbinger of the Tides
※打消呪文
(X)(U) 意思の激突/Clash of Wills
(1)(U) 否認/Negate
(1)(U) 精神的反論/Psychic Rebuttal
(2)(U) 計算された放逐/Calculated Dismissal
(2)(U)(U) 骨を灰に/Bone to Ash
<黒/Black>
(B) ツキノテブクロの浸潤/Touch of Moonglove
(2)(B) 闇の試み/Dark Dabbling
(3)(B)(B) 不浄な飢え/Unholy Hunger
(4)(B) 残酷な蘇生/Cruel Revival
<赤/Red>
(R) 焦熱の衝動/Fiery Impulse
(R) タイタンの力/Titan’s Strength
(1)(R) 焦熱の結末/Fiery Conclusion
(4)(R) チャンドラの憤怒/Chandra’s Fury
(X)(R)(R) 残虐無道の猛火/Ravaging Blaze
<緑/Green>
(G) 空への斉射/Aerial Volley
(G) 大群の力/Might of the Masses
(1)(G) 剛力化/Titanic Growth
(2)(G) 蔦の罠/Vine Snare
<マルチ>
(1)(U)(G) 跳ねる混成体/Bounding Krasis
(2)(W)(U) 雷鳴のワイヴァーン/Thunderclap Wyvern
赤字はコンバットトリック上、特に気をつけたいカードたち。構えた相手の手札を読む場合の、第一候補になりうるカード。また、マルチカラーの2枚は、そのカラーリングならほぼ間違いなく入っているカードです。
以上のカードを頭に入れておくと、手痛いディスアドバンテージを防げるかもしれません。
ところで、コンバットトリックに関しては、オリジンは次のような特徴があります。
オリジンでは、プロテクションのカードがない。
No protection cards in Origins.
これはコンバットトリックを予想する上で、大きな変更。
今まではインスタントタイミングのプロテクションによって、コンバットトリックをとられたり、アンブロッカブルにされたり、除去を一方的に防がれたりするのは対処が困難でした。それが一切無いのは、相手の動きを読みやすくなるということです。逆に言えば、(特に)白はまたひとつ柔軟性を失ったことになるわけですが。
ここからは目線を変えて、相手のデッキの色から手札を読む、という内容です。
相手がなぜその色を選んだのか。①わりとある「全体除去」という名のボム
Think why he choiced that color. ① Relatively he has bombs named "sweeper".
「生物が強くて、除去が弱い」という近年のリミテッド環境においては、やはり全体除去が試合をひっくり返す決定打になりやすい。オリジンでは全体除去がわりと多いので、特に以下のカードたちに気をつけたいですね。
●オリジンのレアスイーパーたち
(3)(W)(W) 悲劇的な傲慢/Tragic Arrogance
(X)(U)(U) 変位の波/Displacement Wave
(2)(B)(B) 衰滅/Languish
(3)(R)(R) チャンドラの灯の目覚め/Chandra’s Ignition
相手がなぜその色を選んだのか。 ② よく見かけるであろう強力アンコモン
Think why he choiced that color. ② Powerful uncommon cardsoften happen to see , I think..
全体除去に気をつけるのはいいとして(限度があるので)、貴重な除去をどの生物にあてるかは勝敗を決める非常に大事な判断になります。
そこで、相手のメイン色に潜む、アンコモンのボム生物を考えてみます。これらは確実に入っているといってもいいレベルです。
●オリジンのボムカードリスト・アンコモン編
(3)(W)(W) 勇者の守護神/Patron of the Valiant : 4/4飛行の天使。高名とシナジー。
(5)(W) 永遠警備の歩哨/Sentinel of the Eternal Watch : 最強の4/6警戒。
(2)(U)(U) つむじ風のならず者/Whirler Rogue : 1/1飛行機械を2体展開する2/2生物。
(5)(U) スカーブの大巨人/Skaab Goliath : 対処がかなり難しい、6/9のお化け。
(2)(B)(B) 血による聖別/Consecrated by Blood : +2/+2飛行を付与するオーラ。
(3)(R)(R) 地震の精霊/Seismic Elemental : CIPで地上アンブロッカブル宣言。
(4)(G)(G) 空網蜘蛛/Skysnare Spider : 到達および警戒もちの6/6化物。
ここには書きませんが、各色のレア・レジェンドクリーチャーやレアのファッティ、神話レアは、当然のようにボムであり、デッキに採用されている可能性が高いです。漏れなくチェックしておきたいですね。
相手がなぜその色を選んだのか。 ③ マルチカラーの強力なカードたち
Think why he choiced that color. ③ Powerful multi-colored cards.
オリジンにおけるマルチカラーのアンコモン・カードはいずれも強力なものばかりですので、自然とそれを軸にしたデッキを組む機会が多くなります。特に、先ほども挙げた瞬速もちのカードはコンバットトリックを取れるカードですが、同時に予測しやすいカードでもあります。
まだ見えてない場合、場に出されたときの対抗手段をしっかりと準備しておきたいところ。
●オリジンのマルチカラーのカードたち
白青 雷鳴のワイヴァーン/Thunderclap Wyvern : 瞬速、飛行強化もち2/3フライヤー。
白黒 血に呪われた騎士/Blood-Cursed Knight : エンチャントシナジーで4/3絆魂に。
青黒 取り憑かれたスカーブ/Possessed Skaab : 墓地のカードを回収できる3/2生物。
青赤 隠棲した工匠/Reclusive Artificer : 速攻とCIP火力をもつ、茶シナジーの2/3。
黒赤 猛火のヘルハウンド/Blazing Hellhound : サクリ台としても優秀な4/3生物。
黒緑 群れのシャーマン/Shaman of the Pack : エルフシナジーでライフロスさせる3/2。
赤緑 ゼンディカーの具現/Zendikar Incarnate : 自身の土地数がパワーとなるタフ4。
赤白 イロアスの勇者/Iroas’s Champion : 二段攻撃をもつ、殺意あふれる2/2生物。
緑白 城塞の主/Citadel Castellan : 2/3だが高名2をもつ生物。4/5というサイズに。
緑青 跳ねる混成体/Bounding Krasis : 瞬速とアンタップCIP能力をもつ3/3生物。
とりわけ、イロアスの勇者/Iroas’s Champion、血に呪われた騎士/Blood-Cursed Knight、猛火のヘルハウンド/Blazing Hellhoundの3枚は非常に強力なカードだと思います。
前者2枚はオーラとのシナジーが、後者1枚はコントロールを奪うカードとのシナジーが、ゲームを大きく左右します。
それぞれの戦術について、注意しなければいけないと思いますので、次回は戦術について少し書こうと思います。
はじめから無駄に長い記事となりましたが、いかがでしたでしょうか。
山形勢の上位進出を祈願しまして、少しでも参考になるところがあれば幸いです。
はじめまして、七瀬です。
2015年7月22日 Magic: The Gathering コメント (2)最近、山形市でわりと精力的にMTGの活動をしています、七瀬と申します。
こちらの日記に行き着いてしまったのも何かのご縁。以後、お見知りおきを。
さてはて、はたして需要があるのか、そもそも3日以上続くのか、全くわかりませんが、
「グループLINEにネタ垂れ流すぐらいならDNに書けよ(敬語)」と後輩に言われましたので、
こちらを雑記帳として活用しようかと思いまして、このたび開設しました。
自己紹介がてら、自身のMTG歴について書いておきます。
MTG歴 : 1997 - 2003年 (7年間)、2012 - 2015 (復帰後4年目)
好きな色とカード : 青、対抗呪文
主なフォーマット : スタンダード、リミテッド、モダン(NEW!)
主な使用デッキ歴 (スタンダード):
(1999-2000) 青茶単 / Accelerated Blue
(2000-2001) ミルストーリー / Millstory & ネザーゴー / Nether Go
(2001-2002) カウンターモンガー / Counter-monger & トレンチ / Trench
(2002-2003) サイカトグ / Psychatog & ウェイク / Wake
( -2012) 青白デルバー / UW Delver
(2012-2013) エスパーコントロール / Esper Control & ナヤコントロール / Naya Control
(2013-2014) エスパーコントロール / Esper Control & キブラーグルール / Kibler Gruul
(2014-2015) ジェスカイテンポ / Jeskai Tempo & 青黒コントロール / UB Control
(2015- ) エスパードラゴン / Esper Dragon
構築では青系のコントロールデッキを好みますが、基本的にはデッキパワーの高いものを
自分好みに調整して使っている感じです。特にトップメタとミラーマッチは強く意識します。
どっこい、ハンドパワーの弱さを補うために、基本的に使うデッキは青くなるんですけどね。
スタンダードは、青白と青黒、もしくは白青黒と赤緑系のデッキ2つを組むことが多いです。
デッキが1つしかないときは、資金不足なんだな、と思ってください。飯おごってください。
モダンを先月から始めまして、今はエスパージャンクで調整しています。フェッチの関係で。
経験不足甚だしいので、見かけたら対戦してやってください。喜びます。
リミテッドは、フォーマットとして苦手でした。シールドはまだしも、特にドラフト。しかし、
再開のきっかけが友人とのドラフトで、以降暇さえあればパック剥いてやっていたので、
そのおかげでしょうか、ある程度リミテッドでも戦える腕はついたようです。
最近の戦績 : グランプリ・千葉2015 81位 (モダンマスターズ2015年度版 リミテッド)
( 1日目シールド: 7 - 2 (※2Bye) 、 2日目ドラフト: 3 - 0 、1 - 2 )
最近の拠点 : シーガル桜田店 http://www.seagull-jp.com/shop/sakurada.html
最近の活動:
「Y-Magic (山形MTG) 」という、MTGの個人サークル活動をしております。
山形在住で、大会に積極的に参加されている方が中心に集まり、切磋琢磨しています。
FNMで集まる以外にも、毎週水曜日の夜に、通称「水曜会」を行っておりますので、
デッキ調整に対戦に、もし興味がある方おりましたら、お声掛けください。
ひとまず、こんなところでしょうか。今後、DNを雑記帳として大いに活用したいと思います。
よろしくお願いします!
こちらの日記に行き着いてしまったのも何かのご縁。以後、お見知りおきを。
さてはて、はたして需要があるのか、そもそも3日以上続くのか、全くわかりませんが、
「グループLINEにネタ垂れ流すぐらいならDNに書けよ(敬語)」と後輩に言われましたので、
こちらを雑記帳として活用しようかと思いまして、このたび開設しました。
自己紹介がてら、自身のMTG歴について書いておきます。
MTG歴 : 1997 - 2003年 (7年間)、2012 - 2015 (復帰後4年目)
好きな色とカード : 青、対抗呪文
主なフォーマット : スタンダード、リミテッド、モダン(NEW!)
主な使用デッキ歴 (スタンダード):
(1999-2000) 青茶単 / Accelerated Blue
(2000-2001) ミルストーリー / Millstory & ネザーゴー / Nether Go
(2001-2002) カウンターモンガー / Counter-monger & トレンチ / Trench
(2002-2003) サイカトグ / Psychatog & ウェイク / Wake
( -2012) 青白デルバー / UW Delver
(2012-2013) エスパーコントロール / Esper Control & ナヤコントロール / Naya Control
(2013-2014) エスパーコントロール / Esper Control & キブラーグルール / Kibler Gruul
(2014-2015) ジェスカイテンポ / Jeskai Tempo & 青黒コントロール / UB Control
(2015- ) エスパードラゴン / Esper Dragon
構築では青系のコントロールデッキを好みますが、基本的にはデッキパワーの高いものを
自分好みに調整して使っている感じです。特にトップメタとミラーマッチは強く意識します。
どっこい、ハンドパワーの弱さを補うために、基本的に使うデッキは青くなるんですけどね。
スタンダードは、青白と青黒、もしくは白青黒と赤緑系のデッキ2つを組むことが多いです。
デッキが1つしかないときは、資金不足なんだな、と思ってください。
モダンを先月から始めまして、今はエスパージャンクで調整しています。フェッチの関係で。
経験不足甚だしいので、見かけたら対戦してやってください。喜びます。
リミテッドは、フォーマットとして苦手でした。シールドはまだしも、特にドラフト。しかし、
再開のきっかけが友人とのドラフトで、以降暇さえあればパック剥いてやっていたので、
そのおかげでしょうか、ある程度リミテッドでも戦える腕はついたようです。
最近の戦績 : グランプリ・千葉2015 81位 (モダンマスターズ2015年度版 リミテッド)
( 1日目シールド: 7 - 2 (※2Bye) 、 2日目ドラフト: 3 - 0 、1 - 2 )
最近の拠点 : シーガル桜田店 http://www.seagull-jp.com/shop/sakurada.html
最近の活動:
「Y-Magic (山形MTG) 」という、MTGの個人サークル活動をしております。
山形在住で、大会に積極的に参加されている方が中心に集まり、切磋琢磨しています。
FNMで集まる以外にも、毎週水曜日の夜に、通称「水曜会」を行っておりますので、
デッキ調整に対戦に、もし興味がある方おりましたら、お声掛けください。
ひとまず、こんなところでしょうか。今後、DNを雑記帳として大いに活用したいと思います。
よろしくお願いします!